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山 名
琴引山(1013m) 島根県飯南町
登山日 2015年8月8日(土) 晴れのち曇り 飯南町来島より望む琴引山
飯南町来島より望む琴引山
参加者 夫婦
コース 琴引ビレッジ山荘前(8時35分)〜敷波登山口(9:05)〜(9:55)沢を渡る(10:00)〜穴神琴弾岩(10:10)〜スキー場ルート合流(10:40)〜(10:50)琴引山(11:00)〜スキー場ルートに入る(11:10)〜大神岩(11:25)〜弦の清水(11:35)〜十畳岩(11:55)〜ゲレンデに出る(12:10)〜(12:30)琴引ビレッジ山荘前
お弁当 下山してから 『一福』 で食べました
駐車場 琴引ビレッジ山荘前の空き地(10台くらい停められます)
トイレ 琴引ビレッジキャンプ場(水洗です) 琴弾山神社と芝生広場の間(仮設トイレです)
まとめ グレイシャーさん琴引山レポートを見てから何時かは訪れようと思っていたギンバイソウの咲く琴引山。今年こそはとの思いで準備していたが週末に2週続けて花火大会を観に出かけたのでとうとう8月に入ってしまった。目的の花はたくさん咲いていたけれどやはり見頃を過ぎていて出遅れだった。琴引の神様の 『しおれ花で残念じゃったのう。また機会を捉えて登ってきんさい』 のつぶやきが聞こえてくるようだ。

8月に入ると最高気温が35度前後の日が続き、山登りをするのにも相応の覚悟が必要になってくる。幸いにも今回は千m級の山なので少しは楽だが、昼までに下山したいので逆算して午前6時に広島市内の自宅を出る。本郷PAで朝食休憩をして中国道高田ICで降り広域農道を走って作木に出た。(道を間違えたので10分程度ロスあり) 作木から国道54号線に出て赤名峠を越えて島根県に入る。


琴引ビレッジ山荘前の駐車地 国道からスキー場の取り付け道路を登っていき最初の分岐を右折したところに空き地があったので駐車させてもらう。登山支度をして車道を下っていくと直に左手にキャンプ場があったが利用者は見当たらない。

今日は立秋で季節はこれから秋に向かっていくんだろうが、しかし暑い!早う舗装路歩きを終えて登山口から山に入らんと日干しになりそうじゃ!谷地形のところでは堰堤の向こうに琴引山の頂が見えている。
車道から琴引山
琴引ビレッジ山荘前の駐車地 車道から琴引山を仰ぎ見る

敷波登山口 植物観察をしながら30分ほど歩くとようやく鳥居の建つ敷波登山口に着いた。鳥居のところに丈夫そうな杖が置いてあったので有難く使わせて頂く。なお、この杖はスキー場登山口に返しておいた。

登山口付近のササや夏草は刈られていてマムシ避けのスパッツは必要なさそうだ。暫く登っていくと平坦になり広葉樹林とヒノキ林の界を歩いていく。これじゃあいつまで経っても山頂には着かないぞ!林床にはウリノキが多く見られました。
緩やかな道が続く
敷波登山口 緩やかな道が続く

沢を渡る 明確な尾根地形になると左手が開けて沖の郷山が見えてきた。ジグザグに登り高度を稼ぎ次いでスギ林の中をトラバース気味に進んでいき、ロープの渡された一枚岩の上を慎重に歩いて渡ると沢に出合った。登りでは唯一の水場だ。ここまで登山口から50分。

沢を渡ると傾斜がきつくなるが、登山道は直登を避けるように優しく付けられているので地形図ほどの傾斜を感じない。高度が上りブナが見られるようになると穴神琴弾岩に通じる階段があった。
岩
沢を渡る この岩に名はあるのか?

石段 琴引スキー場からのルートが合わさると間もなく琴弾山神社の案内があった。案内板の左手の階段を上っていくと大きな岩の間に鎮座する琴弾山神社に着いた。

【琴弾山神社と由来】 出雲国風土記所載の古社なり…御神祭は女夫岩の奥に鎮座…山頂付近には古くは42坊の寺院があって修験場とされていたが今は礎石が名残をとどめている。(案内板より抜粋)
琴弾山神社
琴弾山神社へ通じる石段 琴弾山神社

神社の裏手から登山道に出ると広い草原がある。ここは登山道が合わさるところで、東側からは県民の森からのルート、南側からは琴麓・野萱からのルートが上ってきている。草原から案内標識に従って山頂への道に入ると直に三角点の鎮座する琴引山山頂に着いた。設定タイムを20分もオーバーしてしまったが、やはり蒸し暑さくてペースが上らなかった所為だろう。日差しは強いが北側から気持ちの良い風が吹き上げてくるのがうれしいね。

山頂からは四方が開けていて、西麓には琴引フォレストパークスキー場が箱庭のように見え、視界が良ければその後方に三瓶山がくっきりと…の筈だったんだが今日は空気が湿っていて宜しくない。東には県民の森を取り巻く稜線が連なっていて最も遠いところに存在感のある大万木山がで〜んと控えている。南には反射板が…琴麓ルート上にあると思う。
琴引山山頂
琴引山山頂

スキー場分れ三差路 下山はスキー場の方に下るので琴弾山神社下の三差路で左の下る道に入る。大神岩を見てギンバイソウを探しながらスギ林の中を下っていく。クサアジサイや花後のヤマアジサイが斜面一面に咲いているのでまぎらわしくてかなわんが弦の清水の手前で最初のギンバイソウにお目にかかる。

弦の清水のところにも咲いている(右の写真の目線の先あたり)が花はかなり草臥れていて残念ながら出遅れだった。
弦の清水
スキー場分れ三差路 弦の清水

スギ林 咲いているのは弦の清水付近だけかなと思っていたが、十畳岩あたりまで登山道沿いにギンバイソウが途切れることなく見られた。アジサイ科のギンバイソウは見映えのしない花なのであまり着目されいてないようだが、この山の谷の斜面一面に咲く花を一度は見て欲しいものだ。

十畳岩を過ぎると緩やかになりやがて左手に立木の間からスキー場のゲレンデが見えるようになってきた。
スギ林(十畳岩の手前) ゲレンデ沿いの道

ゲレンデに出る 道なりに下っていくとスキー場のゲレンデに出た。左手に灰色の大きな建物を見ながら第一リフトの降り場まで下ると 「琴引山登山道入口これより100m」 の案内標識があった。これならスキー場から登る場合でも安心だ。

地形図に記載のルートを歩く心算でゲレンデ内に付けられた道を下っていったが、遠くから聞こえていた雷鳴が大きくなってきたのでショートカットしてゲレンデの中央あたりを下っていった。
ゲレンデを下る
ゲレンデに出る ゲレンデを下る

雨雲 レストハウスまで下ると一安心だ。ここまで高圧配電線が延びてきているので万が一付近に落雷しても避雷用ワイヤーがガードしてくれるからだ。振り返ると琴引山の上には怪しげな雨雲が広がってきている。道ばたに咲いているワレモコウやオミナエシを見つけると、夏本番の今の時期だが、中山間地域では秋が忍び寄ってきているのを実感する。

駐車地まで戻り大急ぎで帰り支度をして車に乗り込む。発車すると間もなく雨が降り出してきて、瞬く間に琴引山は雨に包まれた。今日は午前中登山の予定で早めに行動したのが結果として吉と出たようです。お昼は『一福』だ。頓原には何回か訪れているがこの店に立ち寄るのは初めてです。店の雰囲気はとても良くて肝心の蕎麦は腰があり美味い。わしは蕎麦よりうどんの方が好きなんだが、この店の蕎麦はGoodだ!
振り返ると雨雲が・・・

ヤマジノホトトギス(車道) ハナイカダ(敷波ルート) ユズリハの果実(敷波ルート) マツカゼソウ(敷波ルート) ウリノキの果実(敷波ルート)
ヤマゼリ(琴弾山神社) オオバギボウシ(山頂草原) オオカメノキ(山頂草原) ギンバイソウ(十畳岩付近) オミナエシ(琴引スキー場)

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