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山 名 |
湯野観音岳(408m) | 山口県周南市 |
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登山日 | 2015年月4日11(土) 晴れ |
湯野温泉口より望む湯野観音岳
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参加者 | 夫婦 | |
コース | 楞厳寺(10時15分)〜(10:35)展望地(10:40)〜お休み広場(10:55)〜延命水(11:05)〜(11:30)湯野観音岳(12:20)〜お休み広場(12:40)〜256m峰(12:55)〜(13:20)楞厳寺 | |
お弁当 | 湯野観音岳で食べました(やはりお昼は山頂でしょう) | |
駐車場 | 楞厳寺(駐車場には10台くらい停められます) | |
トイレ | 楞厳寺(手洗い水出ます) お休み広場(未確認) 湯野観音岳山頂(扉破損中) | |
まとめ | 実家の畑仕事に帰ることにしたので毎度の如く山口県の山に登ろうと思った。不覚にも4月に入った途端に性質の悪い風邪をひいてしまいようやく治りかけたところだ。病み上がりの身体で無理をしたくないので楽そうな湯野温泉の裏山に登ってみることにした。 |
湯野温泉だと山陽自動車道を徳山西ICで降りれば直なんだが、それだと余りにも早く現地に着いてしまうので二つ手前の熊毛ICで降りて国道2号線を西に向けて走る。新しく出来た道の駅を過ぎたところで右折して湯野温泉に入ると正面に湯野観音岳の稜線が見えてきた。中心街を過ぎて、『湯野観音岳ハイキングコース』の案内に従って進んでいくと登山口の楞厳寺(りょうごんじ)に着いた。
楞厳寺の駐車場は登山者にも開放されているのが有難い。きれいなトイレ、大きな登山道案内図、自動販売機もあり至れり尽くせりだ。それに駐車場の隅には 『観音岳登山道入口は楞厳寺本堂左にあります』 の丁寧な案内も…登山者に対する配慮が感じられるねえ。 石段を上がり楞厳寺の境内に入ると本堂の前にたくさんの靴が揃えてある…中では法要か何かがが営まれているようなので静かに歩く。実は駐車場に多くの車が停まっていたので今日の山は賑やかになりそうだと思っていたが、どうやら早合点をしていたようです。『観音岳登山道入口』 と記された立派な門を潜って山へと分け入ります。 |
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本堂の左手が登山口 |
すぐにイノシシ避けの低い柵があり跨いで向こう側に入る。最近はどこの山・里でもイノシシ、シカ、サルなどの害獣対策に苦慮されているようです。登山道(参拝路)は擬木階段を使って整備されているので楽に歩ける。 汗を掻いてきて一休みしたいなあと思った頃に展望所があった。21番石仏のところだ。そこからはこじんまりとした湯野の街が眼下に見える。稜線の向こうに瀬戸内海も見えている。 |
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イノシシ柵 | 展望所から望む湯野温泉街 |
展望所の先に 『土佐←→阿波』 の妙な標識があった。最初は一体これはなんなのか?と思ったが、そのうちに石仏の番号と四国八十八ヶ所お遍路のそれとを対応させれば良いんだということが判った。 心持ち下って登り返すと右手から下山路が合わさり、その先のコブがお休み広場だ。振り返ると湯野の街の向こうに国東半島の山並みがうっすらと見えている。 |
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国境を示す標識 | お休み広場 |
314m峰まで登ると正面に湯野観音岳と山頂に建つ櫓が見えてきた。心持ち下ったところで湯野観音岳に直登する尾根道を探して見たが、見当たらないので諦めて右斜面をトラバースする道に入り谷まで緩やかに下っていくと延命水がある。 プラスチック製の竹の樋を通して大きな瓶に溜められた清水が勢いよくほとばしり出ている。延命の効能は当てにしないでゴックン。やはり山で飲む沢の水はおいしい! |
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アセビの紅葉 | 瓶からほとばしり出る延命水 |
ツバキの花の咲く尾根を登っていくき山頂直下の分岐で右の子安観音への道を採り、迂回して枝尾根に上がると子安観音の安産岩が迎えてくれた。わしが安産岩を潜っても何らの御利益がないのでパスした。 その先にある子安観音の祠のところまで登って○○祈願をする。振り返ると四熊ヶ岳が近くに見えた。 |
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子安観音の安産岩 | 子安観音の祠 |
子安観音から直に湯野観音岳山頂に着いた。まず目に飛び込んできたのは、中腹からは櫓のように見えた手造りの展望台だ。 三角点こそ無いが、手造り展望台の他には展望パネル、山の説明板、ハイキングの記念石柱、消火器が備え付けてある物置小屋、5組のベンチがあり賑やかだ。少し離れたところに扉の壊れたトイレ…女性が使用するには覚悟が要りそう! |
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湯野観音岳山頂の展望台 | 湯野観音岳山頂の物置小屋 |
展望台からの眺めは良くて北〜南にかけて東側半分の180度がぐるっ〜と見渡される。傍らに展望パネルが設置してあるので詳しくは同定していないが、石ヶ岳・千石岳・金峰山・四熊ヶ岳などの周南市の名だたる山が一望の下だ。柳井市の琴石山や上関半島までははっきりくっきりと見えている。麓には棚田が多いですね。ベンチで休憩中の高齢の方が
「盛田ヶ岳の位置が違っている」 とおっしゃっていたが、確かに違っていてその位置にあるのはずんぐり無名峰だ。 お昼は今春最後となるはずのラーメンを作り、具には麓で摘んだ若芽を少々!少し苦味があってとっても美味しい。山頂にもあったが背丈が延び過ぎて収穫はできない。 |
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湯野観音岳山頂の説明板 |
さて下るとしよう。お休み広場の先の30番石仏のところで東に分かれている下山道に入るとすぐに土佐から伊予に入る。山頂で会ったご老体は 『ツツジの咲き具合を見に来たが少し早いようだ』
と言ってたが、確かにツツジはこれからが本番だろう。落葉樹はツツジ系、リョウブ、ヤシャブシの若葉が目立つ程度で出揃うのにはもうすこし待たなければいけない。 鞍部から登り返すと256m三角点峰だが、三角点の位置がピークから少し下がったところにあるためか見落としてしまった。諦めてヒノキ林の中を下っていくと、伊予から最後の国の讃岐に入る。 |
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下山路分岐(30番石仏のところ) |
尾根道から少し外れたところに、74番甲山寺の磨崖仏があった。左の写真は光が当たって幽霊のような感じになってしまったのが残念だ。 尾根道に復帰して尾根通しに下っていったが、目まぐるしく進行方向が変わりそのうち現在地が判らなくなってしまったので今回はルートmapは作成できない。 |
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74番甲山寺の磨崖仏 | ヒノキ林の中を下る |
右手に81番磨崖仏を見ると間もなく林道に飛び出した。忠実に石仏巡りをするなら直進だろうが、ここでは右折して墓所の方に向かい舗装路を下っていくとスタート地点の楞厳寺に戻ってきた。低山なれど登山道は整備が行き届いているうえに、石仏あり、展望ありでいい山だった。 湯野温泉街を後にして新しくできた道の駅に立ち寄って晩ごはんを調達する。そこから湯野の山並みが見えたのでよもやと思ったが、残念ながら湯野観音岳ではなかった。主の居なくなった実家の畑はキュウリグサ、サギゴケ、ナズナ、ハコベ、ホトケノザ、ミミナグサなどありとあらゆる雑草に埋もれていたので、これらをやっつけるのが大変だった。お陰でビールは進んだが。 |
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楞厳寺に戻ってきた |
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