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山 名 |
西大峯山(1009m) 大峯山(1050m) | 広島県廿日市市佐伯 |
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登山日 | 2014年11月24日(振替休日) 晴れ |
南麓の下川上より望む大峯山
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参加者 | 夫婦 | |
コース | 大峯山登山口(9時30分)〜西登山口(9:50)〜七人墓(10:10)〜休憩5分〜細く長い滝(10:40)〜主稜線出合(11:00)〜(11:10)西大峯山(11:25)〜西のた鞍部(11:40)〜963m峰(11:57)〜(12:20)大峯山(13:30)〜ベンチ(14:00)〜別荘地最奥の貯水タンク(14:25)〜(14:40)大峯山登山口 | |
お弁当 | 大峯山山頂近くで食べる(山頂はコーラスグループで占拠されていたため) | |
駐車場 | 大峯山駐車場(20台くらい停められます) | |
トイレ | 大峯山駐車場(きれいです。手洗い水あります) | |
まとめ | 大峯山は大峯ランド別荘地からの正面コースのピストンが一般的だが、階段の多い正面コースを登り下りするのは足に辛いものがあるので、未だ歩いていない 『滝のコース』 から登り、ついでに今まで足が向かなかった廻り縁にアタックすることにした。やはり恐怖の廻り縁は自分にとっては『廻られん縁』でした。再びチャレンジすることは絶対にないでしょう。 |
広島市内の自宅を8時過ぎに出て、戸山経由で旧湯来町に入り、川角交差点手前のポプラで大盛りご飯のお昼を調達する。杉並台団地を過ごし白砂に入ると右手に三角錐の大峯山がちらっと見えた。大峯ランド下の登山者用駐車場に入ると先行車が6〜7台、やはり人気の山です。
駐車場から県道に出て県道を西に向かって歩いていくと、片側一車線の広い道になり、スタートして10分弱で玖島川上バス停に着いた。ここは三差路になっていて中国自然歩道の案内標識が立っている。今まで歩いてきた道は中国自然歩道の極楽寺−羅漢山ルートで、ここで中国自然歩道と別れて右の川沿いの細い道の方に入る。 正面に山全体が紅葉しているオオネンドウ(だと思う)を見ながら家屋が点在する上川上の集落の中を歩いていき、右手に最奥民家を見送ると、登山道の案内標識があったので案内に従って右折して、用水路と田んぼの間の舗装された作業道を上っていきます。 |
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西大峯山入口(マウスONで標識) |
スギ林に入る手前で丸太で組んだ橋の架かる用水路を渡って用水路の向こう側からスギ林へと入っていく。標識が設置してあるが、うっかりしていると見落としてしまうので注意! 秋も深まってくると林床には山野草は全く見当たらなくなった。コアジサイの黄葉、それにこの山に多いシロモジの黄葉が目立ちます。石積みの残るスギ林の中を登っていくと登山道わきに七人墓の標識と石仏がありました。 |
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西登山口 | 七人墓 |
沢に寄り添い沢を渡らずに沢床を歩く。やがて沢床は中尾根へと変わっていった。斜面全体に群生するシロモジが鮮やかに黄葉していて見事だ!左斜面を歩き再び尾根に上がったところで小休止する。 右手に細くて長い滝を見ながら広葉樹林の尾根道を登っていくと標高850mあたりからササが目立つようになってきた。ササの背丈は低いので歩くのに全く支障はない。 |
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シロモジの黄葉 | 細くて長い滝 |
右手に保安林標識を見ると再びスギ林へと入っていく。目まぐるしく方向が変わるがテープと踏み跡を追っていけば問題はない。スギ林を抜けると主稜線に上がった。そこには『細くて長い滝のそばを通り林道へ』と記された親切なプレートが掛っていた。 左折して落ち葉をサクサクと踏みしめながら、木の葉を落とした広葉樹林の尾根道を西へと登っていく。登りに使った道は地形図と現地との対応がとても良く安心できるコースだ! |
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主稜線出合い | 冬枯れの尾根道 |
稜線を緩やかに登っていくと西大峯山に着いた。展望のなかった山頂だが、今では北西方面が切り開かれていて、吉和冠山〜十方山までを望むことができる。周辺の植生はミズナラが主体でカエデやシロモジが混じる広葉樹林だ。今の時期は立木の間から大峯山が透けて見える。 【無骨なプレート】 山頂にはいくつかの無骨なプレートが見受けられた。○○と女の名が記されたプレートはこの山にも有った。自己満足もいい加減にしてもらいたいもんじゃ。マナーの無さをPRしているもんじゃのう。自然に還るものはその辺に放り捨てて残りは持ち帰ってゴミの日に処分する予定。『山と○○を愛する会』の美化啓発プレートもあるぞ。実はそれ自体がゴミなんだが…情けないのう…判らんのかのう? |
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西大峯山山頂(4等三角点) |
登って来た道を引き返し西のた鞍部に下る。ここはテープを追って慎重に通過する。相変わらず倒木が多ねえ。テープが見当たらなくなったらルートを外しているということだ。 鞍部からスギ林の中を登り返したところのコブに『笠岩50m』の案内があったが、よく判らないので今回はパス。大峯山がだいぶん近づいてきたぞ。 |
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西のた鞍部(振り返って写す) | 大峯山が近づいてきた |
尾根道のササは刈ってあって(と言うより多くの人が歩くようになったので踏み跡が維持されている)楽に歩ける。最後の登りが始まるところにすっかり落葉した峯太郎ブナが待ってくれていた。 大峯山三角点のところで正面ルートに合流した。ところが目の前の山頂では、多勢のグループが唱歌 『里の秋』 を合唱していて、とてもじゃないけど近寄りがたい雰囲気です。 |
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峯太郎ブナ | 大峯山2等三角点 |
山頂の岩の上でお昼をと考えていたんだが、お昼は後回しにすることにして先に廻り縁に行ってみることにした。賑わう山頂は避けて北側から回り込んで山頂の東側にある休憩所の建物のところに出て、尾根伝いに下っていくとどん詰まりが断崖絶壁で、そこに廻り縁がある。手書きの案内板に『下におりて右から左に回る』とあるので、案内どおりにチャレンジしてみたが、ガクガク((((
;゚Д゚))))ブルブル、半分くらい廻ったところで引き返しました。 【疑問に思うこと】 新・分県登山ガイド広島県の山(2003年11月発行)の廻り縁の写真には、人が立って廻れるほどのスペースが写っているが、そんなところはなかったぞ!崩落してしまったんだと思うが…真相の程は? |
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廻り縁(マウスONで恐怖画像) |
廻り縁から引き返して大峯山山頂の東隣の屹立した大岩の上でお昼にする。結び目がいっぱい付いた太いロープが垂れているので容易に登ることができる。大岩の上は少し狭いが少人数なら問題はない。目の前ののうが高原や遠くにぼんやりと見える宮島を見ながらゆっくり過ごした。 お昼を済ませ隣の大峯山の山頂岩場に乗り移った。東側は自身の樹木に遮られているが、他の方向は文句なしの一級品の眺めだ。今日は空気が比較的澄んでいるので遠くの山までくっきりと見える。西中国山地の山並みや歩いてきた西大峯山などの景色を眺めながらボーとしているといつの間にか誰も居なくなったので、それを機に自分たちも下山にかかることにする。 |
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大峯山山頂(左後方に湯来冠山) |
大峯山三角点のところまで戻り、そこから下山道に入り階段道を下っていく。7合目の案内付近から植林帯に入っていくが階段道はなおも続く。登山道のそばには 情けない人たちによって付けられたずる道 が出来ている。仕方ないのかなあ?いやいやそんなことはない。 植林帯より高いところはナラの樹が目立ったが、植林帯を抜けると植生がクヌギ・アベマキに変わってきた。 |
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延々と続く階段道 | ずる道が…(振り返って写す) |
中間点のベンチで小休止する。このあたりもシロモジの黄葉が鮮やかで、大峯山は麓から山頂までシロモジが広範囲に生えているシロモジの山だ。CATVのアンテナを過ごすと間もなく別荘地最奥部の貯水槽のところに出て、そこから別荘地の中の道を下っていく。バブルの頃はたいそう賑やかだったんだろうが今では閑散としていて人気もない。足湯のところからショートカットして駐車場に帰ってきた。 大峯1050グループの皆さんが滝のコースの登山道を拓いて下さったお陰でピストンを避け周回することができた。西大峯山〜大峯山の間の稜線上の道は昔のヤブ道の面影は無くなり快適な縦走路に変身していた。大峯1050グループの皆さん、ありがとうございました。最近はHPの更新が滞っているようですが頑張って活動して下さいね。 |
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貯水槽のところに出る |