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山 名 |
金明山(735m) | 広島県東広島市 |
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登山日 | 2014年10月19日(水) 晴れ |
志和西より望む金明山
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参加者 | 単独 | |
コース | 県道取り付き(11時25分)〜(12:15)17号鉄塔(12:20)〜(13:00)16号鉄塔(13:05)〜(13:25)赤白鉄塔(13:35)〜傍原谷林道終点〜金明山(13:45)〜(14:00)金明山城跡(14:15)〜展望地(14:30)〜鉄塔保守道出合(15:15)〜(15:35)県道取り付き | |
お弁当 | 赤白鉄塔で行動食を摂る(お昼は断然ここでしょう。大勢でもOK) | |
駐車場 | 県道取り付き付近の路肩の膨らんだところ(5台くらい停められます) | |
トイレ | 登山口付近にはありません | |
まとめ | 久し振りに西中国山地のヤブ山を歩こうと思いヤブ漕ぎ日和の日を選び休暇をとって島根県まで出かけた。現地の某スポーツセンターに駐車して登山支度をし始めたが…あれっ?登山靴がない!しまった忘れた!…里山ならジョギングシューズで登られるが今日の山はそうもいかないのでスゴスゴと帰宅する。気を取り直して、謎の道がいくつかある金明山に出かけ謎解きをすることにした。 |
時間を節約したいので広島IC〜志和ICまで高速道を利用した。高速を降りて志和西に差し掛かると前方に金明山が見えてきた。今日は降水確率が0%の滅多にないピーカン天気で、金明山の山容がくっきりすっきりだ!
取り付きは志和堀の交差点から志和口の方に進み民家が切れた地点で、無人の野菜販売所があったところ。と言うのも、ここの無人販売所は『キノ子生産者販売』の看板を下ろしているが、長い間営業していない模様で相当寂れている。少し先には『ヒロタニ』の工場がある。 取り付きの少し北側の路肩が膨らんだところに駐車して、無人販売所の対面から中電の鉄塔保守道に入っていく。取り付きには黄色の鉄塔巡視札が掛っていた。保守道に入ると砕けた瓦が散乱しているのが目に付いた。そこには廃屋があったんだろうか? |
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取り付き付近の景色(向こうが志和堀) |
取り付きから5分で道が分れる。右前方に延びる良い道が鉄塔保守道だが、直進の山道も良く踏まれた立派な道だ。ここは直進して山道に入る。 山道を歩くこと10分弱で再び鉄塔保守道に出合った。直角三角形の斜辺を歩いた訳だが、そんなに時間が短縮できたとは思えない。鉄塔保守道を歩くよりかえって時間がかかっているかも?何れにせよ謎の一つが解明できた。 |
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分岐は直進(右の道は鉄塔保守道) | 鉄塔保守道に出る |
鉄塔保守道に出て50mほどで最初の尾根を乗り越し、さらに7分で二つ目の尾根を乗り越す。右手の斜面を窺うとテープがたくさん付いているのが目に留まる。金明山城跡を通って下山するルートで、上手くいけば帰りはここに降りてくる予定だ。 さらに9分で三つ目の尾根に差し掛かる。ここは前回歩いたときに『上の鉄塔』と書かれたテープがあり、気になっていたヶ所だ。躊躇なく尾根道に入りコシダの煩い斜面を登っていく。暫くすると左手に古道が分れているが無視してさらに登っていったが、このままだと17号鉄塔のさらに上の方に出てしまうので、引き返して古道に入ると間もなく鉄塔保守道に合流した。←二つ目の謎が解明できたが、全く参考にならない。忘れないよう書き残しておく。 |
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三つ目の尾根で山道に入る |
尾根を少し登り左隣の尾根上に建つ17号鉄塔に向けて、ヒノキ林の斜面をトラバースする。付近には大きなアカマツが多い。今年は○○茸が豊作だったが、もう○○狩りの時期は過ぎてしまったので生えていないだろうと思いながらも、もしや…と気にしながら進んでいく。 やがて展望の良い17号鉄塔に出た。鉄塔の向こうに白木山から上三田方面に派生する北西尾根が流れる。その後方遥かに可部の奥に佇むいわゆる『可部連山』が途切れ途切れに見える。少し右に目を移すと、一番奥に井原荒谷山のハングライダーフライト広場が見える。そこは裸地になっているので遠くからでも良く判る。そして目の前にはゴツゴツ稜線の鎌倉寺山も。暫し眺望を楽しんだ後、次の16号鉄塔に向けてヒノキ林の中へと続く保守道に入っていく。 |
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17号鉄塔からヒノキ林へと入っていく |
17号鉄塔から北西の眺め(風呂ヶ谷山の左後方が備前坊山) | 17号鉄塔から北側の眺め(中央手前の岩山は南峰) |
次の鉄塔までは大きな谷を二つ渡らなければならない。鉄塔保守道だからと安心していたが、最初の谷は大小様々の岩でルートは途切れがちなので、径を外さないよう慎重に進んで行く。トラバース道を見失うと痛い目に逢うのは必定!焦らず慌てずです。 二つ目の大谷(チョロチョロ水場あり)を渡り、稲妻形に切り返して一気に高度を上げていくと、前方の青空がだんだん広がってきて、尾根上に立つ16号鉄塔が見えてきた。 |
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ヒノキ林の中のトラバース道 | 黄葉が始まっている山腹 |
16号鉄塔からの眺望を期待していたが、西側が開けていて白木山方面の山並みが見えるのみで、他の方向はヒノキが成長しているなどで視界が遮られる。次に向かう予定の15号赤白鉄塔も確認できる。 鉄塔からは高速道路のような道が山頂方面に上っている。その道を歩くとすぐに分岐があった。ここで尾根から外れ、左前方のヒノキ林の中に入っていく。ところで尾根道はどこに続くのか?金明山の西側鞍部に出るような気がする。 |
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16号鉄塔から白木山を望む | 高速道路のような尾根道 |
ヒノキ林の中の明瞭な道を心持ち左斜めに進んでいき最後に左に振れると林道が見えてきた。黄色の巡視札(左の写真の○印)の掛っているところから林道に上がり、目の前に見える赤白鉄塔に向けて斜面を登っていく。 平たい台地に建つ15号赤白鉄塔からの眺めは良い。眼下には福富町の町並みが広がり電波塔の林立する板鍋山がくっきりと見える。 |
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林道に出る(手前が赤白鉄塔) | 赤白鉄塔から段原山を望む |
赤白鉄塔から金明山山頂まではショートカット道があるが、今回は真面目?に林道まで戻り、さらに傍原谷林道終点まで下り、右にUターンして金明山山頂を目指した。 相変わらず展望の無い金明山山頂だが、『あさきた里山マスターズ』のプレートが無くなっていた。マスターズ制度を廃止したのか?それとも単に落ちてどこかに行ってしまったのか? |
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傍原谷林道終点 | 展望の無い金明山山頂 |
金明山山頂から南に下る道に入る。こちらは雑木が茂り日当たりのよいところもあってルートが判り難くなっている。鞍部まで下るとヒノキ林が迫ってきている。溝を飛び越えて尾根に取り付き、最後に矢竹の生える急斜面をよじ登ると金明山城跡に着いた。今では雑木だらけで城跡の面影はない。道標が整備されていないので訪れる人も極めて少ないと思われる。 ここで間違えた。半年前に歩いた道なので、ろくに地形図も確認せず、主郭跡から西斜面を下っていく。やけに立木の多い荒れた道だなあと思いながらも下っていくと、あれっ?北西に下っているぞ。それに左に尾根が見える。こりゃあ違う尾根を下っているぞ。ここで地形図を取り出して確認したが後の祭り!主郭跡まで登り、城跡の最下段から正しい尾根道に入る。なめちゃあいけん、初心に帰らんとのう! |
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金明山城跡 |
鞍部まで下り岩尾根を登り返すと652mピークに立つ。そこから少し下ると絶景の展望地がある。目の前には刈り取りの終わった田圃だらけの志和盆地が広がっているが、お昼をかなり下っていて逆光で見え難い。 さらに下っていくと右手後方に謎の道が!鉄塔保守道なのか?だとしたら16号鉄塔に通じているのか?確認は次回に持ち越すことにする。 |
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大岩の目立つ尾根道 | 志和盆地を見下ろす展望地 |
倒木の多い平坦な道を西に進んで行くと尾根が二手に分かれる。右は17号鉄塔に下る北尾根だが少々判り難い。左がこれから下る南西尾根でテープが続いている。 暫くは歩き易い道が続き、楽をさせてもらったが標高500mくらいから予想通り状況は一変して、まさに丸尾根の急斜面をずり落ちるような感じになってきた。方向だけ確認しながら下っていく。時折りテープを見かけるのでルートを外してはいないようだ。 |
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分岐のテープで南西尾根へ | 暫くは良い道が続く |
ようやく尾根地形となり踏み跡も判るようになってきたと思ったら、前方に黄色の巡視札が見えてきて鉄塔保守道に飛び出した。左折して登ってきた道を逆に下っていく。 途中に山道(登りで歩いた道)があったが、保守道を歩いていき、鉄塔標識杭の立つところで右に折れて下っていき周回終了。西側のルートは送電鉄塔や稜線からの眺めが良い。眺望を楽しみたい人は地図とコンパスを携えてチャレンジしてみて下さい。 |
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鉄塔保守道に出る | 鉄塔標識のところで右に下る |
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