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山 名 |
小田山(m) | 広島市安芸区 |
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登山日 | 2014年3月29日(日) 曇り |
安芸区阿戸より望む小田山
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参加者 | 夫婦 Hさん | |
コース | 里山あーと村(9時30分)〜林道出合(9:45)〜山道(9:55)〜630m独標(10:20)〜(10:40)双子岩(10:45)〜林道四差路(10:55)〜小田山(11:10)〜手水鉢岩・展望岩〜(11:40)小田山(12:05)〜林道四差路(12:30)〜630m独標(12:55)〜あーと村下山口(13:30)〜(13:45)里山あーと村 | |
お弁当 | 小田山山頂で食べる(候補は展望岩です) | |
駐車場 | 里山あーと村(明確な駐車場はありませんが問題ありません) | |
トイレ | 里山あーと村(意外や意外に水洗です) | |
まとめ | 2008年2月に広島南アルプスを鈴が峰から武田山に向けて歩いたときに己斐峠からの登りで真っ白な小田山が目に留まった。「きっと小田山北斜面の植林が大規模に伐採されたに違いない。もしかしたら西尾根からの展望が有るかもしれないのでは?」 と思ったものだ。近年広島市安芸区の里山あーと村からの山行記が数件報告されていて展望も良さそうなので、グレイシャーさんに倣って、おしどり登山隊 さんの この記録 を参考に登ってみました。 |
国道2号線を東に向かって走る。安芸区中野あたりから、もうすぐ切替られる道路案内標識が目立つようになる。表面のシールを剥がすと 『東広島バイパス』 が新しく表示される筈だ。そう今日は東広島バイパス中野〜瀬野間が開通される日なのだ。開通イベント会場への案内も目に付く。一貫田交差点で右折して阿戸方面に向かう。長戸路橋からは 『里山あーと村』 の案内に従って進んでいくと、すんなりとあーと村に着いた。
登山口はすぐに判った。登山口の道路を挟んで反対側にある建物の壁面に 『あーと村』 のフィールドマップが貼ってあったので駐車場を確認する。登山支度を済ませ登山口に戻り、『小田山コース・里山あーと村登山口』の標識のところから未舗装林道に入る。 登山口を入ると左手に炭焼き釜があった。あーと村では年間を通じて種々のイベントが開催されるが炭焼き釜も一役買っているんだろう。ヒノキ林の中に付けられた広い道を進んでいくと用水路に行き当たる。あーと村のエリアはここまでで、用水路を跨ぎ雑木林へと入っていく。未だ春遠からじ、落葉樹は木の葉を落としたままで寒々しい姿だ。 |
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登山口(奥が麓・右が駐車場) |
スタートして15分で林道に出た。林道は路盤はわりかししっかりしているが車が入ったような形跡はない。このところ暖かい日が続いていたので、早くもタムシバが白い花を付けている。キブシは長い花序を下垂させているが葉は出ていない。 林道を10分弱歩き道が左カーブするところで右手の山道に入る。林道出合いなどの分岐点には案内標識が立っているので安心して歩けます。 |
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林道に出る | 林道から山道へ |
山道に入るとすぐに尾根地形となり、良く踏まれた雑木林の道を進んでいく。最初の案内標識のところで右に振れると徐々に傾斜が増してロープ場が現れる。 植生はヒノキ林に変わり急斜面を暫く喘ぐと630m独標の東の肩に上がった。きついのはここまでで、これから先は楽だ。程なく鉄塔標識の立つ630m峰に着いた。展望は無い。 |
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ヒノキ林の急斜面 | 630m独標 |
展望のない尾根道に多く見られるカエデ類のフィールド観察・勉強をしながら進んでいくと左手の視界が開けて送電鉄塔に着いた。東広島市方面が見渡されるが、そちら方面の地理に疎いので、山座同定には至らない。 送電鉄塔から3分で双子岩のある656m独標に着く。双子岩の名からして、てっきり展望の良いところだと思っていたが間違いだった。ここから西に鉄塔保守道?が下っている。 |
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送電鉄塔(南西条連絡線) | 656m独標 |
656mからすぐに林道に出た。正面に小田山を見ながら暫く林道を進んでいくと伐採材の集積地と思われる広場があり、作業員の休憩用であろう丸太のイスが車座に並べられていた。 右手に広がる安芸アルプスを眺めながら緩やかに下っていくと四差路になっていて左右に林道が分れる。ここは直進してヒノキ林に入る。ここにも標識があり迷うようなことはない。 |
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林道を歩く(正面は小田山) | 林道四差路交差点 |
【林道集積場からの眺め】 西側に安芸アルプスの山々が連なる。いつもは反対の広島市街地側から眺めているので逆から見ると、何だか馴染みのない山に見えてしまう。絵下山を加えると1日で歩き通すには余程の体力が必要になるルートだ。金ヶ燈篭山の手前の台形の山は土岐城山だ。 |
やはり小田山の北斜面は皆伐されていて丸裸だ。伐採後に植樹された苗木が成長するまでは暫くは見晴らしがいいだろうが、そのうち展望が失われてしまうんだろう。高度が上ると、水ヶ丸山〜曾場ヶ城山の稜線が見えてきて、その背後に白木山〜高鉢山〜安駄山が聳える。 四差路から15分で小田山に着いた。残念ながら展望はない。しかし大きな1等三角点があるぞ!展望地や手水鉢岩を目指して東尾根を下っていくと、枯れ松が登山道に横たわっていた。よく見ると松根油(しょうこんゆ)を採取した跡がある。今から何十年も前の戦時中のこと、枯れて朽ちているが今の姿を見て欲しい。戦争証人の姿です。 |
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小田山山頂の花のお嬢さん |
山頂から東尾根を5分くらい下ると右手に展望台がある。大岩の向こう側に出れば、そこからは熊野盆地が一望でき、5人くらいまでの小人数なら休憩も可能だ。当日は強風が吹き付けていたのでお昼休憩はパスした。 そこから目と鼻の先に手水鉢岩がある。梯子を使って岩の上に乗ることができる。名のとおり手水鉢があった。単に窪みに雨水が溜まっているだけですが。工事中の東広島−呉道路が姿を現してきました。 |
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展望台 | 手水鉢岩 |
山頂に戻りお昼休憩の後、西斜面を下る。尾根道からの眺めは良くて、安芸アルプス〜曾場ヶ城山までの稜線が一望の下だ。ただ日当りが良いので灌木やイバラが繁茂していて多少歩き難い。山頂から10分で左右に走る林道に出合う。この林道は小田山北斜面を伐採するときに造られたものだろう。伐採が終わってからはメンテはされていないようで、あちこち崩落していたり、路面には草木が茂り満足には歩けない。 前述の四差路(4段上の右の写真)に戻り上ってきた道を引き返す。安芸アルプス方面は少し霞んできて何時雨が降り出してもおかしくないような状況だ。 |
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廃林道を歩いて戻る |
林道と別れて山道へと入り下っていく。途中のロープ場でロープの結び方の講習をしたので時間をロスしたと思う。再び林道に出た。タラの木が何本もあったが未だ芽は出ていない。帰りは林道を通して歩いてみることにした。左手から笹ヶ峠の北側から延びている林道が合わさると舗装路に変わる。山裾には黄色い豆ランプのようなダンコウバイの花が多い。溜池の周囲を反時計回りに下っていくとアート村に帰ってきた。 アート村を後にして県道まで下ったところで小雨が降り出した。瀬野付近はバイパスの開通式典などで混雑するかもしれないので志和に回り、志和ICから高速を利用して帰宅する。 |
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林道から山道へ |