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山 名 |
クマン岳(400m) 古鷹山(394m) | 広島県江田島市 |
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登山日 | 2014年1月12日(日) 曇り時々晴れ |
フェリーより望む古鷹山
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参加者 | 夫婦 | |
コース | 切串港(9時15分)〜林道終点登山口(9:35)〜稜線に乗る(10:00)〜(10:40)クマン岳(10:45)〜帆立岩(10:55)〜切串林道横断(11:10)〜P631独標(11:25)〜古鷹山(11:40)〜東峰三角点(12:00)〜(12:05)展望地(12:35)〜切串林道に出る(12:55)〜古鷹山石柱(13:25)〜(13:50)切串港 | |
お弁当 | 東峰三角点から少し下ったところの展望岩場 | |
駐車場 | 広島港駐車場(1日1000円です) | |
トイレ | 今回歩いたルートにはありません。港で済ませておくことです。 | |
まとめ | 今年の初登りはどこの山にするか?いろんな候補があったんだが、吉島に住んでいる長女のところに行かなければならない用があったものだから、江田島のクマン岳を歩いてみることにした。下山後は、お金で時間を買って、広島高速3号線出島ランプから吉島ランプまで僅か1分…あっという間だった。 |
広島港から切串港行きのフェリーに乗る。乗船客はまばらで、自分たちと同じ山行きのグループ、熟年のツーリンググループなど合わせて30人くらいか?休日だからこんなもんだろう。船は元宇品の原生林を左に見ながら港を出ていく。峠島の真後ろに古鷹山が見えている。
下船して駐車場の西側を進み県道を横断して、「クマン岳」の案内プレートのところから集落の中へと入っていく。道なりに歩いていくと道標のある三差路(左の写真)に行き当たるので案内に従って右の道に入る。左の道き山裾を縫って走るミカン?林道だ。 墓所を過ぎると左右に果樹園が広がってきた。左手はイチヂク畑で右手はミカン畑だ。果樹園の周囲にはイノシシ避けの電流柵が施してある。自分の古里もそうなんだが、農家はイノシシ、シカ、サルなどの獣害対策に頭を痛めているのが現実で、ここでも農家の苦悩が見て取れます。 |
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果樹園手前の三差路 |
果樹園の奥から延びている荒廃した林道を上っていくと登山口に着いた。雑木林へと続く登山道は踏み跡は明瞭で間違えようががない。地形図からは急斜面であることが窺えるが実際に歩いてみると、そんなにきつくはなかった。 登山道にはカシのドングリがたくさん落ちていた。高度が上ってくると背後の展望が開け、眺望を楽しみながら、のんびりと稜線を目指し歩いていく。 |
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クマン岳の登山口 | よく踏まれた羊歯の道 |
登山口から25分で稜線に出た。稜線上にはハイウェイのような道があり多くのハイカーが訪れている人気のコースであることが窺える。最初の320m台のコブに上がると行く手にクマン岳が見えてきた。その奥には古鷹山も見える。 道ばたには何やら白いものが残っている。先日金曜日の早朝に降った雪だ!稜線には何ヶ所か展望の良いところがあり、左右に広がる多島美を楽しみながら徐々に高度を上げていく。 |
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稜線に乗る | 320m台ピークから望むクマン岳 |
稜線に乗ったところから二つのピークを越えるとクマン岳に着いた。山頂は広場のようになっていてサクラが植樹されている。展望が良いので花見の時期はここでランチにしたら贅沢ができる。進行方向には古鷹山の特徴のある山容が間近に迫ってきた。 【クマン岳の由来】切串の住民がクマン岳に見張り所を設け、海賊などから住民の安全を守っていた。山を、強くて恐ろしいとされる熊に似せるために木や羊歯を利用して熊の形を作った。遠くから眺めると熊そっくりになり、切串の人はひどく喜び、守り神と仰ぎ礼拝した。やがて「熊ヶ岳」と呼ばれるようになり、これがなまって「クマン岳」へと変わったらしい。(山頂の案内板より抜粋しました) |
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クマン岳とサクラの幼木 |
クマン岳から明るい登山道を下っていくと帆立岩がある。岩の形が帆船のように見えないことはないが少し無理があるかな。ここからの展望はすこぶる良くて、早瀬の瀬戸〜大黒髪島〜能美島が広がり、遠くにうっすらと宮島が見えている。 帆立岩から先はセメントで固められたスロープと石段に変わったので、帆立岩を見に来る人たちのために整備したのかなと思ったが考え過ぎだろう。単に傾斜がきついのでセメントで固めたようです。 |
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帆立に見えるか?帆立岩 | 帆立岩からの展望 |
鞍部からは横木の階段が続く小コブを越えると間もなく切串林道に飛び出した。林道を横断して古鷹山に続く登山道に取り付く。361mピークまでは比較的緩やかな道なので楽に歩ける。今の時期は山野草が全く見られないのが残念だ。 361m独標の少し先で25,000図に記載の破線径が左手から上ってきている。切串林道からもずっと横木の階段道が続いていた。 |
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切串林道を横断する | 361m独標点 |
古鷹山の頭頂部は、こんもりと盛り上がっているので西側はセメント階段が造られている。その急な段々を登っていくと山頂に着いたので、「さあ昼飯にしよう」と思ったのも束の間で、山頂は多勢の団体さんが休憩中で、ゆっくりくつろげるところが無さそうなので諦めて先に進むことにした。 東側の下りも急峻でずっと鎖場が続く。鞍部まで下ると、ここでも団体さんが休憩中だ。こんなに大勢の人が押し寄せている山に登ったのは一体何年ぶりだろうか?2等三角点の鎮座する展望が無いので、東峰から切串林道の方に5分ほど下った展望地でお昼を摂る。 |
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古鷹山山頂 |
【展望地からの眺め】 偶然見つけた展望地だった。普通に歩いていたら気付かなかっただろう。大岩の展望地は少し傾斜があり下方は断崖絶壁!誤って何かを落としてしまったら回収は不可能だ!それだけに展望は良い。目の前にはソロプチミストの森、霞んではいるが呉方面の山が見える。 |
展望地から北尾根を下っていき左手の尾根に乗り替えるところに分岐があった。古鷹山北斜面に付いている遊歩道はかなり入り組んでいます。それにしても整備は行き届いていますね! ヒノキ林の中に続く横木の階段を下っていくと「古鷹山生活環境保全林」の大きな案内板が立つ切串林道に出た。車道を下っても味気ないので右折して車道を370mほど登っていきガイドブックに記載の登山道に入る。 |
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ヒノキ林の中を下る | 切串林道に出る |
山裾には真っ赤な実をたわわに付けたタマミズキ(モチノキ科)の高木が何本も見られた。今の時期は殆どの樹木が果実を落としているので、貴重な存在だ!右手に廃屋を過ごすと廃車道?に出て、車道を下っていくと程なく「古鷹山」と刻まれた石柱の立つところまで下る。そこで左手の民家のワンちゃんが「お帰りなさい」と迎えてくれた。 切串港からの帰りのフェリーでは、都道府県対抗女子駅伝のTV中継を見ていた。6位で襷を受けた岡山県アンカーの重友選手が頑張って4位まで順位を上げたところで下船したので結末が気になった…結果は3位表彰台だ。ようやったぞ!やはり地元中国勢が活躍してくれないとね。 |
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古鷹山の石柱のあるところ |
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