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山 名
恐羅漢山(1346m) 広島県安芸太田町
登山日 2013年6月16日(日) 晴れのちガス 牛小屋より
牛小屋より山頂方面を望む
参加者 Sさん(武田山グループ)
コース 牛小屋(7時35分)〜(7:55)立山リスト終点(8:00)〜(8:30)恐羅漢山(8:35)〜(9:05)旧羅漢山(9:25)〜(9:55)恐羅漢山(10:00)〜台所原(10:40)〜(10:45)管理道始点(10:50)〜(11:20)管理道終点(11:25)〜夏焼のキビレ(11:45)〜(12:05)牛小屋
お弁当 午前中登山のためありません
駐車場 牛小屋高原(台数を気にする必要はありません)
トイレ 牛小屋高原の管理棟(もちろん水洗です)
まとめ リビング新聞取材の打ち上げをしたときに、次の山行きはオオヤマレンゲの観賞がよろしいのではということになった。この花が咲く山は限られているが、同じ時期に咲くサラサドウダンにも会いたいということで、無難な恐羅漢山が今回のターゲットとなった。

午後3時から地区の用事があるので早朝6時に広島市内の自宅を出て、広島北ICから高速に乗る。小坂から大規模林道を走り、餅ノ木峠を越えたところで恐羅漢山が見えてきた。今日の広島県北部の降水確率は午前0%午後20%で、予報どおりの良い天気でしかも空気が澄んでいて、スキー場のゲレンデがくっきりと見える。今回は一般的な牛小屋高原からのルートで登ることにした。


立山ゲレンデ 立山ゲレンデ内には何本かのワイヤーが張ってあった。昨今流行りの空中スライダーだと思う。高度差はあまりないが、100mくらいの距離があるので、試してみると気もちがいいだろうね。

レストハウスの裏から登山道に入る。ゲレンデの中にポツンと残された小山のような樹林は日差しを遮り気持ちよく歩ける。だが樹林を抜けて滑降コースに出ると初夏の強い日差しが降り注ぎ、芝生からの照り返しと相まって暑くてかなわん!早朝だから大したことはないだろうと高を括っていたがとんでもない。ゲレンデの右隅に登山用の階段が造られていて、黙々とそこを登っていく。暑い!たまらずリフト終点の日陰で小休止。
立山ゲレンデ

恐羅漢山頂 リフト終点山側の斜面にはササユリが群生するが、今年は1本も見当たらない。もう少ししたら咲き出すと思う。スキー場のエリアから樹林の中に入ると少し楽になった。しかし蒸し暑い!汗が止め処なく流れ出てくる。

稜線に出ると間もなく恐羅漢山頂に着いた。まだ早い時間なので山頂には誰もいない。小休止して旧羅漢山(匹見羅漢)に向かう。下りかけてすぐに鈴なりの花を付けたサラサドウダンに出合った。残念ながらピークを過ぎていたので見栄えがイマイチだ。
サラサドウダン
誰もいない恐羅漢山頂 サラサドウダン(Sさん撮影)

アシウスギ 鞍部付近にはアシウスギの原生林が広がっている。付近は1年を通してじめ〜っとしたところで今の時期はモリアオガエルの卵がたくさん見られます。

ゆっくり歩いて恐羅漢山から30分で旧羅漢に着いた。裏の岩場に回ってみるとオオヤマレンゲが数輪花を付けていた。サラサドウダンはたくさん咲いているので、白とピンクの花のコラボが見事だ!オオヤマレンゲは蕾がたくさんあるので暫くは楽しめるだろう。
旧羅漢山
アシウスギの原生林(Sさん撮影) 旧羅漢山頂(Sさん撮影)

【旧羅漢山からの眺め】 旧羅漢山頂裏側の岩場から県境尾根〜島根県側の山を見ることが出来る。御境の向こうに大神ヶ岳や島根県内最高峰の安蔵寺山、手前の広見谷を挟んで広見山や春日山など。今日は雨上がりで透明度の高い空が広がって申し分のない眺めです。 旧羅漢からの眺め

ブナ林 恐羅漢山まで引き返して時計を見ると時刻は10時。時間はたっぷりある。足の状態はどうか?些細なことで左足にメスを入れ先週抜糸したところで、医者からは山行きのお許しは出たが「ボチボチ始めなさい」とくぎを刺されている。どうやら問題なさそうなので台所原に下ることにした。無論Sさんに異存はない。

最初は急斜面で何回も滑りながら下っていくと傾斜が緩み歩き易くなってきた。ブナが主体の素晴らしい広葉樹林で下の方にはサワグルミの大木があった。右手が谷地形に変わると間もなく台所原に下った。歩いて良かった。グリーンシャワーをいっぱい浴びて命の洗濯ができました。
台所原に向けて下る(Sさん撮影)

管理道へ 台所原のミズナラの巨木の建つ交差点で右折して平坦な道を下っていくと中ノ甲林道に出た。林道を1分ほど下ったところの広場から車進入防止用の鎖を跨いで管理道に入る。管理道は最近車が入ったようでタイヤの跡が鮮明に残っていた。…どうでも良いことだが。

管理道歩きは辛いかなと思っていたが、青空がいつの間にか曇り空に変わっていて楽だった。30分歩くと終点に達し、右手の山道へと入っていく。
管理道終点
台所原の広場から管理道へ 管理道終点から山道へ

早手のキビレ、夏焼のキビレと辿り牛小屋高原に戻ってきた。高原はガスに覆われてガス特有の細かい霧雨が降っている。自分たちはラッキーにも条件の良いときに山に身を置いていたが、今から登る人もいるようで、立山ゲレンデを2組のハイカーが歩いている。

登山道入口に「安芸太田町・森林セラピー基地」の新しい案内板があった。広島県では安芸太田町と神石高原町が認定されている。安芸太田町のセラピーロードは、龍頭峡、三段峡、深入山、恐羅漢山の4ヶ所あるようだ。町の取り組みに注目していきたい。
森林セラピー
森林セラピー基地の案内板

サラサドウダン(稜線) タンナサワフタギ(稜線) オオヤマレンゲ(旧羅漢) ツルアジサイ(旧羅漢) コケイラン(稜線)
ヤマボウシ(台所原) ヤブデマリ(管理道) コアジサイ(管理道) オオバアサガラ(管理道) ササユリ(牛小屋)

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