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山 名
寒山(870m)
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広島市佐伯区湯来
登山日 2013年5月18日(土) 快晴 伏郷より望む寒山
地元の伏郷より望む寒山
参加者 単独
コース 大森神社(6時35分)〜最奥民家(6:55)〜(7:20)林道取り付き(7:25)〜(8:00)稜線に出る(8:05)〜698mピーク(8:10)〜(8:40)寒山(8:45)〜810m台のコブ(9:15)〜西尾根に乗る(9:30)〜谷に下りる(9:50)〜林道に出る(10:10)〜林道入口(10:20)〜(10:30)大森神社
お弁当 午前中登山のためありません (お昼に適した場所はありませんでした)
駐車場 大森神社(10台くらい停められます)
トイレ 大森神社(水洗です。トイレットペーパーはありません)
まとめ 山頂付近にイワカガミが群生するという寒山だがネットの情報は以外に少ない。そのなかで参考にしたのが山びこ山好きさんの山行記。mapには実際に歩いたルートと正しいルートの両方が載せられているので留意ポイントが判るのが有難い。自分は「山びこ山好き」さんとは逆コースで歩いてみたが、やはり油断ができない山だと思った。ところで目的のイワカガミは殆ど終わっていたのが残ね〜んだった。

午後から所用があるので、早朝に自宅を出発して戸山経由で湯来町に入る。奥畑付近の道が飛躍的に良くなったこともあり自宅を出てから40分足らずで目的地の大森神社に着いた。一番乗りだ!登山支度をしてトイレを済ませ出発する。


最奥民家 国道433号線を川角交差点の方に向けて歩き、西光寺の掲示板の立っているところで左折して大畑集落に入っていく。正面にはこれから登る寒山が見えているが、ちょうど太陽が頭頂部の少し上に在り写真を撮る状況ではない。振り返ると阿弥陀山と大峯山が見える。

クリーム色の家の手前で右折すると直に最奥民家のところまで進んできた。最奥民家の左手から山の方に延びている大畑林道へと入っていきます。舗装はすぐに切れて土道となるが路盤は以外としっかりしているので夏場でなければ車での進入は可能だ。ただし離合は難しいしUターンする適当なころも見当たらないので相応の覚悟が必要でしょう。
最奥民家の左手の道を進む

谷道の取り付き 標高470mくらいから林道沿いにずっとビニールテープが張ってある。この山は秋には登ってはいけない山なんだ。皆さん気をつけましょう。林道が谷を渡るところに派手な赤テープがあった。

余りにもはっきりとした目印なので突っ込みたい衝動に駆られたが我慢して林道を奥へと詰めていくと山側に赤テープを見つけた。位置的にも「山びこ山好き」さんの言う「正しいルート」に符合するので、ここから取り付くことにした。
正規の取り付き
谷道の取り付き(テープ有り) 正規の取り付き?(テープ有り)

植林 テープのところから入るとすぐに広い植林谷に出た。気ままに谷を奥の方に進んでいくと踏み跡を見失ってしまった。このまま谷を詰めると南に寄りすぎてしまうので、心持ち左へと進んでいくと支尾根に乗った。

尾根上にはコアジサイなどの灌木が密生していて煩わしそうなので、ひとつ北側の尾根に乗り換えると明瞭な踏み跡に出合った。踏み跡は谷底から一直線に上っていてテープも多数見受けられる。予定どおりではないが、この踏み跡を辿って露岩の多い急な尾根道を登っていくことにした。
尾根道
だだっ広い植林地 尾根を登っていく

ようやく稜線に出た。そこは698mピークから南西に下ったところの肩付近で、想定していたところよりは少し南側だった。露岩が多く付近の立木にやたらとテープが付いている。稜線の南側にもテープが続いているが、そちらに下っていくと大畑林道のもっと奥の方に出るのか?それとも日浦畑に出てしまうのか?

稜線を北に進んでいくと5分ほどで698mピークに着いた。ここには広島市の地籍図根三角点の杭が立っていた。頭の部分に逆三角形黄色の札が付いているのですぐに目に留まった。このピークは展望は乏しくただの通過点だ。ノンストップで鞍部に向けて下っていく。
698ピーク
展望の無い698mピーク

鞍部 鞍部まで下っていく。左の谷の方にテープが見られたが、谷に下りるルートがあるのかは判らなかった。歩く人が少なくて踏み跡が形成されるまでには至っていないようだ。

稜線の旧湯来町側は植林で、沼田町側は雑木林。尾根を挟んで左右の植生が異なるのは珍しくない。鞍部から登り返し山頂が近くなるとイワカガミが見られるようになってきたが、花は殆ど終わっていた。
尾根道を登っていく
鞍部付近の景色 尾根道を登っていく

寒山 三角点の鎮座する寒山山頂は展望に乏しく、立木の間から南西の方向に杉並台団地やのうが高原が望める程度だ。

山頂から西の方に向かう稜線はイワカガミロードだ。特に鞍部付近〜次の860m台ピークまでは稜線にびっしりとイワカガミの葉が敷かれている。しかし花が盛りを過ぎているのが残念だった。他にはツクバネウツギ、コバノガマズミ、アオダモが咲いていた。
イワカガミ
展望に乏しい寒山山頂 見納めのイワカガミ

展望岩からの眺め 860m台ピークから先もイワカガミロードが続く。暫く下っていくと左手に展望の良い岩があり、岩の上に立つとキレットを持つ窓ヶ山や極楽寺山が見える。今まで展望の無いところを歩いてきたので、ようやくありつけた眺めに満足。

展望地の先の尾根上に行く手を妨げる屹立した岩があった。正面突破できそうもないので右手から巻いて向こう側に出る。
展望岩からの眺め(この日の唯一の展望だった)

屹立岩から程なく810m台のコブに着いた。問題はここからで、最初のポイントは北に派生する尾根に乗れるか、さらには北尾根から西尾根に乗り換えられるかだ。この如何にも難しそうなルートに挑戦したくて反時計回りで臨んだ訳だ。コブから方向を定めて露岩の多い急斜面を下っていく。実際の傾斜より急に思えたのは岩が多い所為か?踏み跡を辿っていくと難なく北尾根に乗ることができた。

尾根が少し右に振れるところに大岩があり右から巻いて通過する。そろそろこの辺りに西尾根が派生している筈だと思い始めると、目の前に西尾根が見えてきた。立木が密生していなくて見通しがよいのではっきりと判る。ここでも難なく西尾根に乗り換えることができた。テープは当てにしていないが、実際に歩いてみるとテープがなかったら不安になりそうなところだった。
急斜面を下る
急斜面を下る(下から写す)

古道 西尾根を下っていくと古道が現れた。こりゃあ楽勝だ!どんどん下っていくと597m独標の手前で道が二分する。ハテ?どちらに?分岐点に『左下に下る』と記された道標があったので、迷うことなくそれに従った。

分岐から僅か2分で荒れた谷に下りた。谷の真ん中にお情けのようにのマーカーがあった…が…逆方向からだと、まず見つけることのできる確率は相当低いだろう。
荒れた谷
古道を下っていく 谷に下りた(下から写す)

谷を下る スギの植林谷には間伐された丸太が放置され、それが積み重なっているところもあり、さながら行く手を阻むバリケードといったところか。このような状況では一番低いところを歩くと碌なことはないので、最初は左の斜面にかわして下っていった。そして水の流れが認められるようになった頃から沢沿いに下っていった。

暫く我慢して下っていくと右岸に踏み跡があった。だがこの道も人が入っていない模様で荒れ放題!等間隔に倒木が倒れ込んでいて障害物競争だ。踏み跡は沢を高巻くように付いていた。やがて林道に飛び出した。そこにはテープとの絵符があった。
バリケードの谷を下る

蛇行する林道をを下っていくと放牧地の奥に出た。数頭の牛たちが寝転がって草を食んでいる。のんびりとした光景だ!背後には阿弥陀山と大峯山。阿弥陀山の頭頂部に鉢巻のように左右に走っている林道が痛々しく見えるね。

さて下りのルートだが荒れた谷は二度と歩きたくないので、597mピークの西尾根を使った方が良いかも?サイトにも紹介されていたので、登る機会があれば、次は時計回りで597ピーク経由で歩いてみよう。
牧草地

林道入口 放牧地を抜けると、木製の柱の立つ林道入口に下ってきた。柱に「NATURAL MIND」の看板が取り付けられていた。左手に防火水槽を見て、舗装路を道なりに下っていく。振り返れば山裾を左右に広げている寒山が見える。

伏郷バス停のところで国道に出て右折すれば、スタート地点の大森神社は目と鼻の先だった。いろいろ苦労はしたが、結果として余裕の周回だったように思える。
伏郷バス停
ここが林道入口だと思う 伏郷バス停

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