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山 名
十種ヶ峰(988m) 山口県山口市阿東町
登山日 2013年5月6日(祝) 晴れ 阿東町徳佐より望む
阿東町徳佐より望む十種ヶ峰
参加者 夫婦
コース 神角八幡宮(9時15分)〜堰堤(9:30)〜林道終点(9:45)〜ヤマシャクヤク自生地〜稜線(10:30)〜(10:50)十種ヶ峰(10:55)〜(11:10)熊野権現社大鳥居(11:15)〜林道横断(11:25)〜沢を渡る(11:40)〜神角ルート登山口(11:45)〜(11:50)神角八幡宮
お弁当 下山してから食べました
駐車場 八幡宮の駐車場(20台くらい) 八幡宮に隣接した登山者用駐車場(30台くらい)
トイレ 神角八幡宮(手洗い水出ます)
まとめ 今から4年前に地元のY・Kさんから「十種ヶ峰交流登山」のお誘いを受けたが、仕事の方が落ち着かなくて断った経緯がある。その時分はヤマシャクヤクのことは一般的に知られていなく、登った人は場所を非公開にしてブログで紹介されていたが、昨年あたりから自生地が一般公開され、展望の山は花の山としても人気の高い山になってしまった。今年は遅いかなと思いながらも大型連休最後の日に光市の実家に帰ったその足で阿東まで足を延ばした。見頃は少し過ぎてはいたが谷間の斜面いっぱいに咲く花は見事だった。

光市内の実家を午前7時30分に出て八代から須々万に出る。最近道路の付け替えが行われたようで須々万の町を通ることなく国道315号線に出た。実は須々万の「ピクルス」でお弁当を調達しようと思っていたが、諦めてコンビニ弁当にした。鹿野を過ぎ河内峠を越えて下っていくと前方に秀麗な山容の十種ヶ峰が見えてきた。国道9号線を横断し登山口のある神角に入る。


神角八幡宮 八幡宮に入る細い道の入口に「十種ヶ峰ヤマシャクヤク観賞登山案内図」と記された大きな案内板が設置されていた。成る程、公に公開しているんですね。谷は険阻なので登りに使って反時計回りで周回するように案内している。

八幡宮境内の駐車場は満車状態なので、右側の裸地に駐車した。ヤマシャクヤク観賞登山用に新しく造られた駐車スペースなんだ。地元や関係者の方の好意に感謝です。登山支度をしている間にも車がどんどん増えていき、登山者が慌ただしく出発していく。
神角八幡宮(クリックで案内図を表示)

林道 八幡宮の裏手から山の方に延びる林道を上っていく。前方左手には十種ヶ峰の頭頂部が見えている。道ばたには、ウマノアシガタ、オオイヌノフグリ、カキドオシ、シャク、セントウソウ、タネツケバナ、ヒメオドリコソウ、ラショウモンカズラなどのポピュラーな春の山野草が咲いている。

お地蔵さまの先にイノシシ避けの柵があり閂を外して中に入る。左右に堰堤を過ごすとスギ林となる。一体この林道はどこまで続いているんだろうかと思うくらい長く歩かされる。
イノシシ避け
林道を上っていく イノシシ避けの柵

スギ林を抜けると間もなく林道終点に着いた。車が転回できるような広場があり数人のハイカーが休憩をとっていた。左手には大きな砂防堰堤がある。林道はこの堰堤を造るために必要だったんだろう。

林道終点からは山道となりジグザグに登った後に谷へと入っていく。ガレ谷ではあるが今年の大型連休は天気の良い日が続いたこともあって谷には水の流れが全く認められず、有難いことに登り易い。左側の斜面に薄い踏み跡が見られたが、水量の多いときの巻き道なんだろう。谷にはハクサンハタザオ、ラショウモンカズラが競い合うようにたくさん咲いていた。右に古い堰堤を過ごすとロープ場があり、その先に「ヤマシャクヤク自生地」の看板が立っていた。
谷を遡る
険阻なガレ谷を遡る

ヤマシャクヤク 最初はちらほらだったが少し登ると谷一面にヤマシャクヤクが咲いている。ヤマシャクヤクがこんなに広範囲に咲いているのを初めて目にした。花の盛りを少し過ぎているようだが、見頃で蕾もあった。

ヤマシャクヤク自生地には保護ロープが付けられている。仕方のないことでしょうね。稜線が近くなると傾斜が増していて階段道が造られていた。これもオーバーユースを防ぐためには仕方のないこと。
保護ロープ
ヤマシャクヤクが一面に 保護ロープと手造り階段

稜線に出る 稜線に出ると福谷池からのルートが合わさる。登山道わきには、イカリソウやミツバツツジが見られるようになってきた。良く確認しなかったが色の濃いスミレはタチツボスミレか?ハクサンハタザオは絶え間なく咲いてくれている。

すぐに山頂に着くかと思っていたが、意外に手強い。稜線を列をなして登っているハイカーが米粒のように見えている。
山頂はまだまだ先
稜線に出る(手前が山頂) 山頂はまだまだ先

山頂 登山口から予定どおり約1時間半で1等三角点の鎮座する山頂に着いた。周囲には遮るものは何もなく360度の展望が楽しめる。津和野の青野山はお椀を伏せたような特徴のある山なのですぐ判る。その右には高岳山〜三ヶ峰〜野道山〜飯ヶ岳と続く稜線が見え、麓の徳佐盆地には水が張られた幾枚もの水田が、巨大なチョコレートブロックのように見える。南には神角の集落が箱庭のようだ。

お昼には少し早いが、広い山頂では幾組ものハイカーがお弁当を食べながらくつろいでいる。だがお腹が空いていないので下山してから食べることにして、下山にかかる。
大展望の十種ヶ峰山頂

山頂を後に熊野権現社方面に向けて横木の階段道を下っていく。残念なことに階段道と並行してズル道が出来ていて、殆どのハイカーはそちらの方を歩いていた。「そこを歩いちゃいけないんじゃあないですか?」と思うが注意するのも大人げないので…それは止めている。

奥さんの足の調子が思わしくないので、自分だけ神角に下り、奥さんには「直進すると車道に出るので、右折して車道を道なりに下ってオートキャンプ場の管理棟のところで待っているように」と告げて、大鳥居の先の神角分れのところから別行動をとる。
大鳥居
熊野権現社の大鳥居のところから別行動

一本道 神角分れから暫くは緩やかな歩き易い道が続く。美しいササの道。正面に大蔵ヶ岳を見ながら大急ぎで下っていく。本来ならゆっくりと景色を楽しみながら歩きたいところではあるが…

やがて右下に林道が見えてきて林道に寄り添う。そして林道を横断して案内標識のところからヒノキ林へと入っていく。
林道横断
ササ原の中の一本道 林道を横断する

ヒノキ林 ヒノキ林を抜けると雑木林の急斜面が待っているが、道はジクザグに切られているので苦にはならない。沢を右岸に渡りイノシシ避けの柵を開けて向こう側に出ると間もなく民家が見えてきた。ふるさと林道に出てスタート地点の神角八幡宮に戻る。

大急ぎで靴を履き替えて、車でオートキャンプ場まで上り、管理棟のテラスでお昼にした。スキー場ゲレンデでは子どもたちが元気にMTBを楽しんでいる。帰りは津和野〜柿木〜六日市と走り六日市から高速に乗って帰広した。
戻ってきた
ヒノキ林の中を下る 神角集落に戻ってきた

タニギキョウ ハクサンハタザオ ワショウモンカズラ サワハコベ ヤマシャクヤク
タニギキョウ ハクサンハタザオ ラショウモンカズラ サワハコベ ヤマシャクヤク

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