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山 名 |
三石山(449m) 観音山(428m) 狐ヶ城(442m) | 広島県熊野町 |
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登山日 | 2013年3月2日(土) 曇り時々晴れ |
町民グランドより見上げる三石山
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参加者 | 夫婦 Hさん | |
コース | 冒険公園登山口(9時10分)〜パノラマデッキ(9:20)〜送電鉄塔(9:40)〜(9:50)三石山(9:55)〜(10:25)観音山(10:20)〜石鎚大権現〜(10:45)狐ヶ城(10:50)〜狐ヶ城大岩〜観音山(11:10)〜(11:30)三石山(12:00)〜送電鉄塔(12:05)〜(12:20)冒険公園登山口 | |
お弁当 | 三石山のパノラマデッキで食べました (お昼の候補は何ヶ所もあります) | |
駐車場 | 熊野町民グランド駐車場(かなりのスペースがあります。満車なら路肩へ) | |
トイレ | 熊野町民グランド屋外トイレ(水洗です) | |
まとめ | 今から3年前の中国新聞朝刊に、熊野町のボランティアグループが三石山の登山道を整備したとの記事が掲載されていた。あの暴れ谷がどう変わっていったのかの確認の意味を兼ねて、整備されたルートを歩いてみることにしました。 |
安佐南区の自宅から呉方面に向かうときは大洲を抜けることが多いが、土曜日だとマツダ付近が混み合っていそうなので舟入から国道2号線を走ることにした。これが功を奏し思いのほか信号にかかることがなくて、あっと言う間に国道31号線に入り、何と自宅から40分で矢野峠を越えて熊野町に入った。熊野団地を抜けて「町民グランド・熊野高校」の案内標識に従って進んでいくと、あっけなく町民グランドに着いた。
町民グランドの駐車場に停めて、そそくさと登山支度をしてスタートする。グランド周辺からは南に三石山が見えている。三石山の標高は450mくらいだが、町民グランドの標高が既に250m弱もあるので比高で200mくらいしかなく、そんなに高くは見えません。 グランド内に「三石山」の道標があり、それに従って進んでいくと、冒険公園の中へと入っていく。公園入口には熊野筆を形どった門柱が建っている。園内には桜が植樹されていて、左手にはバーベキュー広場、正面右手には休憩所があり、桜の咲く時期にはさぞかし賑わうことだろう。 |
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冒険公園の入口 |
登山口には立派な遊歩道案内板が設置されているので歩くルートを確認したらよいだろう。今日は皇帝コースで登り中央コースで下ることにする。 左手に熊野町民グランドを見ながら道幅の広い遊歩道を歩いていき、携帯電話の無線中継所のところから山道に入っていく。コース上には随所に「みついわ」の案内があるので、それに従って進んでいけば良い。 |
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登山口の案内板(クリックで拡大) | 携帯電話中継塔のところから山道へ |
登山道は皇帝ハイツのそばをかすめるように付いている。暫く登るとパノラマデッキがあり、熊野東中学校美術部製作の展望図パネルが置かれていた。そこからは鉾取山系の山々が連なっているのが見える。 間もなく明瞭な尾根地形となり前方に送電鉄塔を見ながら尾根道を登っていきと、左手から姫白観音からの登山道が合わさると直に送電鉄塔に着いた。 |
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東パノラマデッキ | 送電鉄塔の下を通過する |
整備された横木の階段道を登っていくと、パノラマデッキがあり、ここにも展望図パネルが置かれていた。こちらの方は熊野高校の美術部が製作したもので、下にあった中学生が製作したものより上手に描かれている。あたりまえ…ですが。 ハノラマデッキを従えるように三つの大岩がある。これらの岩が三石山の由来のようだ。最も大きくて高い岩には梯子が立て掛けられ岩の上に登られるようになっている。周囲には高い山が無いので大岩からは360度の眺めだ。東はお隣の石岳山が眺望を遮っているが、南には灰が峰、西には能美島や絵下山、北には鉾取山系と素晴らしい眺めだ。登山口の町民グランドも良く見える。 |
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三石山由来?の大岩テラス |
三石山の大岩から南に向かうと三石山三角点があった。ここは展望がなくただの通過点となっている。稜線には多くの巨岩があり、それぞれにユニークな名前が付けられていた。 巨岩巡りを楽しみながら進んでいくと展望の良い観音山に着いた。大きな岩盤の上が山頂で、岩の間をすり抜けて心持ち下ると、大きな岩の隙間に、くぬき観音様が祀られている。 |
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眺めの良い観音山 | 大岩の間に 「くぬき観音」 |
観音山からすぐのところに、石鎚大権現が祀られている大岩があり、上の方から鎖が垂らされている。本場石鎚山のそれと比べると月とスッポンだが、試しに登ってみると大岩の上からは絶景が広がる。この稜線には展望地がたくさんあるね。 さらに南下していくと4等三角点の鎮座する狐ヶ城に着いた。残念ながら展望は無い。今日はここで引き返すことにする。登山道わきに 「狐ヶ城大岩」 がある。この岩からの眺めも良い。梯子が立て掛けられているが、岩の間を飛び移っても一番高いところには行ける。だが危ないので梯子を使った方が良いだろう。 |
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狐ヶ城 (ここで折り返す) |
狐ヶ城山から三石山まで引き返し、三石山の南パノラマデッキでお昼にする。こちら側からは電波塔が立ち並ぶ野呂山や灰ヶ峰が見え、そして背後の大岩が北風を遮ってくれるので今日のような風の冷たい日は絶好のロケーションだ。 のんびりとお昼を食べていると、急にあたりが真っ白けになってきたので、大急ぎで食べて下山の支度をする。右の写真では判らないかもしれないが、横なぐりに近いような霰状の雪が降っている。 |
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三石山の大岩と南パノラマデッキ |
下りは中央コース。道標に従って大岩と西パノラマデッキの間に付いている道に入ると僅か2分で十字路に出合うので直進する。なお、左は大原コースで右は鉄塔保守道です。 十字路から50mで送電鉄塔があった。右手の谷には土石流の痕跡が残っている。遠目だが今でも小規模な崩落が起きているようにも見える。 |
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西パノラマデッキのところから下る | 十字路は直進(左が大原コース) |
ぶっといロープの渡された斜面を下っていくと谷に下りた。9年前に歩いたときは砂防堰堤が造られた直後?で、草木も生えていなかったが、今ではすっかり様変わりして落ち着いてきたような感じがした。 正面に見える煙突を目指して下っていくと登山口に戻ってきた。のんびり歩いても所要時間は3時間くらいで手軽に里山ハイクを楽しめる山でした。 |
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整備された谷を下る | 煙突のところが登山口 |
【2010年4月1日 中国新聞】 三石山登山道 新名所に |
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熊野町のボランティアグループ「プロジェクトみついわ」が整備していた三石山(449m)の登山道が、このほど完成した。呉市との境にある山頂からは町内が一望でき、メンバーは「新しい名所になってほしい」と願っている。登山道は同町川角のくまのファミリー公園から山の東と西側、中央を通る3コース。約0.7km〜1.3kmあり、30分〜1時間で登れる。登山口や山頂に、町の全体地図を載せた90センチ四方の案内板、江戸時代に「熊野七郷」と呼ばれた三石山周辺の熊野・川角・平谷・押込・苗代・栃原・焼山の7村を紹介する看板など計約30枚を設置した。・・・(以下略) |
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