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山 名 |
蛇円山(546m) | 広島県新市町 |
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登山日 | 2013年2月16日(土) 晴れ時々曇り |
送電鉄塔より望む蛇円山
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参加者 | 夫婦 Hさん | |
コース | 大滝神社(10時25分)〜登山口(10:45)〜(11:10)送電鉄塔(11:20)〜車道に出る(11:40)〜腹切坂〜石鳥居〜蛇円山(12:00)〜(12:10)展望広場(13:05)〜くぐり岩〜びょうぶ岩〜車道から鉄塔保守道へ(13:35)〜登山口(14:10)〜(14:25)大滝神社 | |
お弁当 | 山頂東側の展望広場で食べました(眺望抜群です) | |
駐車場 | 大滝神社の駐車場(10台くらい停められます) | |
トイレ | 大滝神社(手洗い水出ます) 蛇円山の展望広場(きれいです。水道は引いてあるが水は出ませんでした。故障中?) | |
まとめ | 巳年はこの山からと思っていたが、諸事情によりとうとう2月の中旬になってしまった。蛇円山は山頂直下まで車道が上がっているので登山意欲が涌かないものだが、いざ登ってみると思っていた以上に展望が良く満足のいく山行きとなりました。 |
山陽自動車道を三原ICで降りて、クロスロード御調で寄り道をして府中に向かう。宮内交差点まではすんなりと行けたが、その先で曲がるところを間違ってしまいウロウロしてしまった。仕方なく地元の人に道を尋ねると、「そちらの方に戻るところだから後ろを着いておいで」 ということになり、神社の200mくらい手前まで先導してもらった。ありがとうございました。
大滝神社にはラドンを含んだ名水が湧出していて、神社より名水の方が有名になっているようだ。神社に着くまで 「大滝神社」 ではなくて 「名水」 の案内に従って進んで行ったからだ。神社に入ると突き当たりに名水汲み取り場があり、左手奥が駐車場右手に神社がある。 名水は20リットル100円で販売されているが、この日も何人かが水を汲みに上がってきていた。人気の名水なんでしょうね。今では使われていない公衆電話ボックスとトイレの間の道(林道大竹線)を上がっていく。 |
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スタート地点の大滝神社(右端がトイレ) |
陽の差し込まない谷道はひんやりと感じるのを通り越して肌が痛いくらいだ。そのうちにコンクリート舗装が切れて土道に変わる。路盤が相当荒れていたのでどこまで舗装されていたのかは判らなかった。右手にため池を過ごすと林道が左に大きくカーブするので、そこで直進して林道よりは少し細い道に入る。股のところに道標が立っているが、枯れたカヤに隠れているので見落とさないように! 直進の道に入ると左右からメダケが迫ってくる。以前は車両が通行していたと思われるが、雨水などで路面が抉れてしまっていて補修しない限りは車は入り込めそうにない。 |
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林道が左カーブするところで直進する |
最初の左ヘアピンカーブを曲がり次の右ヘアピンカーブで下っていく道と別れて、左前方に延びていく山道に入る。ここが大滝神社からの登山口のようだ。新市山岳会の私製の道標があるが、林道から山道に少し入ったところにあるので判り難いかもしれない。 登山道は竹が刈られていて問題なく歩けたが、手入れを怠ると竹がはびこり歩き難くなってくると思う。夏場は手入れの有無如何にかかわらず、どうしても繁ってくるので条件は厳しくなるでしょうね。 |
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蛇円山登山口 | 問題なく歩ける道だが… |
暫く進んでいくと左手前方に送電鉄塔の立つ支尾根が見えてきた。左手に細長い谷が見えるところに谷に下る道(地形図の破線径)があったので下山時に踏み込んでみたが直にメダケとイバラに遮られてしまった。少し登ると中電の鉄塔標識があり、先ほど見えていた20号送電鉄塔方面への保守道が尾根上に延びている。 そこから2分ほど緩やかに登っていくとまたまた鉄塔標識があり、左手の丘に上がってみると19号送電鉄塔が建っていて、傍らに三角点が鎮座していた。眺望はすこぶる良くて北には今から登る蛇円山、南には沼隈半島の沼南アルプス、西には亀ヶ岳から北に延びる稜線が見える。なお、この送電鉄塔から東西に延びる送電線は以前の国土地理院の地形図には載っていない。* |
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送電鉄塔の建つ丘 |
送電鉄塔から南側の眺め | 送電鉄塔から西側の眺め |
登山道に復帰して北上していくと広場のようなところに出る。ガイドブック 「ひろしま百山」 でいう林道終点だと思う。広場からは左手西側の尾根道に鉄塔保守道が下っていた。ここから広い林道を北上していく。少し進むと左手谷側の植生がヒノキ林に変わってきた。 予備知識がなかったら、この道はヒノキを植林するために切り開いたかと思うが、実は歴史的に由緒ある野呂往還道なんだ。しかし道幅が広すぎてどうもしっくりこないね。386m独標点の手前から谷に下る道は消失してしまったのであろうか?確認することはできなかった。 |
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道幅の広い良い道に変わる |
前方にガードレールが見えてきたと思ったら、ガードレール風の車両進入防止柵だった。そこから、新市町上安井から延びている車道に出る。 傾斜のある車道を上がっていくと、右手から駅家町方面からの車道が合わさってきた。その20m先のお地蔵様が祀られている祠のところで車道と別れて山道に入る。暫く登っていくと右手に腹切坂の碑と説明板があった。* |
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車道に出る | 祠の左手から山道に入る |
腹切坂からすぐに車道終点に飛び出した。そこから数段の石段を登り石鳥居を潜って長い参道を登っていくと蛇円山に着いた。山頂からは南側の展望があるが灌木が少しだけ邪魔をする。 山頂には雨の神様である高おかみ神社(おかみは雨かんむりで下が龍の字です)が祀ってある。神社周辺には最近降った雪が融けずに残っていた。温暖な備南エリアだから雪はないだろうと思っていたが、そんなことななかった。 |
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高おかみ神社の石鳥居 | 蛇円山山頂の高おかみ神社 |
山頂から横木の階段道を下っていく。道の両側にはツツジが植えられているので、ツツジの咲く5月頃に訪れたら花が楽しめると思う。 写真では判り難いが階段の左側に半円形の溝がある。下りながら「ここでソーメン流しをすれば楽しめるだろうな」と思った。階段は300段くらいあったと思うが段差が少ないので比較的歩き易い。展望広場に下って、ここでお昼にする。 |
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横木の階段道を下る | 展望広場に下りる |
展望広場は相当広く、無線中継所、休憩所(以前は売店だった?)、トイレが並ぶ。車道がここまで通じていて、この日は2台の車が停まっていた。少し肌寒いので休憩所の中で風を避けてお昼にする。時折り小雪が舞っている。成る程寒い筈だ! すぐ目の前がハングライダーの飛び出し場で、その向こうには府中市街地が広がり、左手遠くに福山の工場群を微かに望むことができる。幾つもの山が見えているが「ひろしま百山」に取り上げられているものは何とか判るが、それ以外の山は判らない。 |
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展望広場(正面に府中市街が広がっている) |
下山にかかり、車道を下っていくと「くぐり岩・100m先」の案内があったので寄り道をする。この岩は幾つかの巨岩のの間に隙間があり、通り抜けられるようになっていた。少し下っていくと左手に広場があり、広場の手前に「てんぐ岩」と「びょうぶ岩」の案内があったので、これにも立ち寄ってみる。足場の悪い道を下っていくとびょうぶ岩があった。説明板に写真が載っていたのですぐに判った。 祠のところからは登ってきた道を下っていく。大滝神社に帰着すると、名水を汲みに来た人の車が何台か停まっていた。今回の山歩きでは 「中年の山歩き」 さんの山行記を参考にしました。ありがとうございました。 |
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のり面の上部にあるくぐり岩 |
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