HOME 戻る
山 名
源明山(625m) 嘉納山(691m) 文珠山(663m) 山口県周防大島町
登山日 2013年2月7日(木) 曇り時々晴れ オレンジロードより望む文珠山
オレンジロードより望む文珠山
参加者 夫婦 Hさん
コース 笛吹峠(10時25分)〜(10:45)源明峠(10:50)〜(11:10)源明山(11:15)〜(11:40)展望台(11:45)〜林道終点(12:10)〜(12:20)嘉納山(13:05)〜嘉納山三角点〜車道横断(13:40)〜(13:45)文珠山(14:00)〜水場(14:15)〜(14:25)文珠堂
お弁当 嘉納山で食べました(源明山、嘉納山、文珠山の何れもお昼候補)
駐車場 文珠堂の下の駐車場(10台くらい停められます) 笛吹峠の路肩には5台程度
トイレ 文珠堂(手洗い水出ます) 文珠山山頂に簡易トイレあり(手洗い水出ます)
まとめ 以前から大島アルプスを縦走してみたいと思っていた。嵩山まで含めると効率が悪いので今回は文珠堂〜笛吹峠の間を歩くことにして、両登山口間の移動手段には、アップダウンのある車道に付き自転車が使えそうもないので止むなくタクシーを利用した。

山陽自動車道を玖珂ICで降りて国道437線を南下する。この道沿いには広島カープの由宇練習場があるんだが、二軍用なのであまり知られていないと思う。大島大橋の本土側にある大畠観光センターでトイレを済ませ、大島に渡ってオレンジロードに入る。途中で大島観光タクシーに 「文珠堂まで迎えに来て欲しい」 旨の電話をして、文珠堂の下の駐車場で登山支度をしていると間もなく迎えのタクシーが上がってきた。


笛吹峠 自分たちと同じような考えをする人は少なからず居て、登山者がタクシー会社の売上にささやかな貢献をしているようだ。文珠堂から笛吹峠までは思った以上に距離があり料金は3千円くらいだった。こりゃあ、ささやかではなくて大いに貢献だ!笛吹峠から文珠山が見えている。直線距離では僅かなんだがね。

峠に大きな観光案内図が設置されているので確認するとオレンジロードは東麓の安下庄(あげのしょう)まで開通していた。峠から旧道を登っていく。
オレンジロードが通じる笛吹峠

標高330mの笛吹峠から離合もままならないような狭い旧道を登っていく。周辺はコナラ林で道にはドングリがたくさん落ちていた。一般の登山道を思わせるような傾斜のきつい道をゆっくりと登っていくと標高500mの源明峠に着いた。車道だけで比高170mを稼いだことになる。

峠の手前に1台の乗用車が停まっていた。よくぞここまで上がってきたものだと感心するが、オレンジロードが全通した今では、滅多に車が入り込むことはないんだろう。それに源明峠から先は通行止め(理由はわからない)になっていたので入り込むのは登山者くらいのものか?「源明山1km」 と記された案内標識の左手から山道に入っていく。
源明峠
標高500mの源明峠

明るい登山道 今日の縦走コース一帯は瀬戸内海国立公園に指定されていて、登山道はとっても歩き易い。明るい常緑樹林の中をジグザグに登っていき、590m台ピークの手前で右にUターンして尾根に乗る。青い果実を付けたアオキが多い…と言うよりアオキだらけだ。

尾根道を5分ほど登ると源明山山頂に着いた。この山の山頂広場の中央には「四境の役大島口戦跡碑」が建っている。
源明山
明るい登山道 源明山山頂と戦跡碑

源明山からのパノラマ 【源明山からのパノラマ】
源明山には山名入りのパネルが設置されているので山座同定をするのには役に立つ。山頂からは上関半島〜柳井方面〜これから歩く縦走路〜嵩山〜周防大島の東端方面が見えている。が…じっとしていると寒いので展望を楽しむのはそこそこにして先に進むことにする。

手摺階段 源明山から擬木階段道を鞍部まで急下っていくと、配電線が登山道を横断している。こんな標高の高いところに一体どんな需要があるんだろうか?

擬木階段道を登り返したピークの少し先に観音様への道が分岐していたが、道が悪いようなのでパス。少し進むと「内海多島海景観」と記された案内板のある展望地に着いた。安下庄の集落が眼下に見えている。今日歩くコースは山頂以外は展望が得られないので、こんなところがあると嬉しいね。
内海多島景観
急斜面に設けられた手摺階段 「内海多島海景観」の案内板

展望地から5分で標高630m台のジャンクションピークに着いた。ここにはベンチが設置されていたが、残念ながら展望は無い。距離的には源明山と嘉納山の中間地点だから一服しなさいということなんだろう。ピークからヒノキ林の中を進んでいくと20分で林道が上がっているところに着いた。この林道は北麓の久賀方面から伸びてきているもので電波塔建設用&植林用に造られたものだろう。

うっかりしていると右手の林道に入り込んでしまいそうだが、ここは左手の山道に入る。すぐに横木の階段が連続する登りが始まる。途中に「岩屋観音200m」の案内があったが、訳あってこれもパスした。
林道終点
林道が伸びてきている

嘉納山最高点 延々と続く階段道を登っていくと、海上保安庁の電波塔の左手に出た。突き当たりが文珠山〜嵩山の縦走路で、左折して緩い坂道を50mほど登ると嘉納山の最高点に着いた。ここには高射砲の基礎部分(左の写真)が今でも残っている。

今日は午後から冬型が強まってくるとの予報が出ていたが、風を殆ど感じないので、吹きさらしの高射砲円形台座のところでお昼にする。視界が良ければ広島の宮島や呉市の島々を望むことができるが、生憎霞んでいるのでぼや〜っとしか見えないのが残念だ。人気のある縦走路だが、本日は一人占めかな?お昼を済ませ文珠山へと向かう。
嘉納山最高点

スギ林 嘉納山最高点から3分で嘉納山三角点があるが、道ばたにひっそりと佇んでいるような感じだった。三角点からすぐにスギ林の中に入っていく。

アップダウンを繰り返し650m台ピークを右から巻いて進んでいくと車道に飛び出した。車道を横断しなければならないことは判ってはいたが…目の当たりにすると落ち込んでしまう。
車道を横断する
スギ林の中を進む 車道を横断する

車が充分通れるほどの広い道を登っていくと文珠山に着いた。こんもりとした芝生の丘の中央に三角点と石柱がある。そして建て替えられたコンクリート造りの立派な展望所は1階部分が避難所になっていて、今日のような空気が冷たい日は中に入ると暖かい。以前の展望所は吹きさらしだった。

展望所の屋上からは360度の展望が広がる。北側の一部は自身に遮られているが、他の方向は文句なしの眺めだ!四方に山名入りのパネルが設置されているので見える景色と対比させれば簡単に同定できる。ただ源明山の位置が???かな。山頂には簡易トイレがあり水道もある。一体この水はどこから引いているのだろうか?
文珠山
文珠山の花のお嬢さん

ヒノキ林 サザンカの咲く道からヒノキ林へと入っていき、手摺の付いた急な階段道をズンズンと下っていくと直に文珠堂に着いた。右の写真のとおり二とおりのコースがある。文珠堂にお参りした後、下の駐車場まで石段の参道を下り本日の行程を終える。

帰路、大畠観光センターで、閉店間際で値下げされた瀬戸の小魚をたくさん仕入れ、とどめで玖珂町のアンジェリックでおいしいケーキを買い求め、土産?物を両手に抱えて帰広する。
文珠堂
ヒノキ林の中を急下っていく 終点の文珠堂

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送