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山 名 |
胡谷山(340m) 大槌山(600m) 白木山(889m) | 広島市安佐北区 |
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登山日 | 2012年7月8日(日) 曇りのち晴れ |
安佐南区川内より望む白木山塊
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参加者 | 単独 | |
コース | JR上三田駅(8時5分)〜取り付き(8:20)〜尾根に乗る(8:30)〜297m独標(8:45)〜384m独標(9:15)〜(9:45)胡谷山(9:50)〜(10:10)最初の鉄塔(10:15)〜二つ目の鉄塔(10:28)〜547m独標(10:38)〜575m独標(11:00)〜(11:25)大槌山(11:30)〜711m独標(12:05)〜695m峰巻き道(12:23)〜正面コース出合い(12:58)〜(13:05)白木山(13:30)〜林道出合い(14:10)〜牛尾山電波塔入口(14:45)〜林道終点(14:50)〜鉄塔(15:03)〜桐原分れ(15:10)〜反射板(15:25)〜551m独標(15:47)〜(16:10)スポーツセンター分れ(16:15)〜(16:55)第2東亜ハイツ | |
お弁当 | 白木山山頂で食べました(やはりお昼はここでしょう) | |
駐車場 | 往復とも公共の交通機関を利用しました。 | |
トイレ | JR安芸矢口駅(利用していないので詳細不明) JR上三田駅にはありません! | |
まとめ | 白木山の南北縦走(JR白木山駅正面コース〜白木山〜押手山〜桧山集落)は今から7年前に成し遂げたが、それよりも過酷な東西ルートが未だ残っている。本来ならば気候のいい晩秋〜春先にチャレンジすべきところだろうが、長距離トレーニングと耐湿訓練を兼ねて敢えて梅雨の中休みの今の時期を選んで歩いてみました。 |
JR安芸矢口から三次行きの芸備線に乗る。狩留家駅近くになると進行方向左手に白木山が見えてきたが頭頂部にはガスがかかっていた。白木山駅で数人の登山者が下車した。駅前から山の方に伸びる道には登山者の車がずら〜っと駐車していて線路沿いの道にまで車が溢れていた…早朝からこんなに車が多いのは初めてお目にかかったような気がする。今日の白木山は賑わいそうだね。
JR上三田駅で下車して駅前の細い道を北東に進んでいくと突然に幅員の広い片側一直線の道に変わった。道ばたに 「白木山(栃谷・大槌)」 の案内標識が立っているところで、左折して細い道に入る。この道は大槌川沿いを遡り峠を越えて大林に抜ける道で随分前に一度だけ走ったことがある。 暫く歩いていくと左手に住吉神社があり、さらに道路右手に3軒の立派な民家が並んでいる。取り付きはその民家を過ぎたところにあり、カーブミラーの手前で左に折り返して墓所に通じる坂道を登っていく。すぐに墓所があり、お墓の左手から山に分け入る。 |
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取り付き付近の景色 |
雑木林の緩斜面を登って行く。等間隔にテープが付いているようだが、敢えてテープを追っていかなくても薄い踏み跡を辿って登っていくと取り付きから10分で明るい尾根に乗った。松の木に「住吉神社」の私製のプレートが掛かっていたが、逆方向だとうっかり見過ごしてそのまま尾根道を直進してしまいそうだ。 左折して明瞭な踏み跡の続く尾根道を南西の方向に登っていく。左手に安駄山・金明山・鎌倉寺山の稜線が望めるところがあった。登りが続き汗が噴き出してくる。297m独標から20分で左手に上三田の集落が見えたと思ったら、すぐその先の320m台の鞍部付近で上三田からのルートが合わさる。逆方向だとエスケープに使えそうです。 |
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尾根に乗る |
何の目印もない384m独標付近から、右手の植生がヒノキ林に変わってきた。ヒノキ林は2番目の鉄塔の先まで続いていた。北側から絶えず涼しい風が当たり暑さを感じない。未だ気温も上がっていないので楽に歩ける。 急斜面を喘ぎ右に振れると3等三角点の鎮座する胡谷山に着いた。展望は全くない。 |
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384m独標点 | 展望のない胡谷山 |
胡谷山から快走路に変わる。二つ目のコブの手前で左手から巡視路が合わさり、さらに快適度が増してきた。中国電力サマサマだ。急降下して少し登り返すと送電鉄塔に着く。地形図では大槌からのルートが上がってきているが気に留めていなかったので気付かなかった。 今まで見通しの悪い樹林の中を歩いてきてが、ここで一気に展望が開け、南に安駄山〜高鉢山〜呉娑々宇、北東には角山〜神の倉山〜鷹の巣山が見え暫し展望を楽しむ。そして西に白木山の頭頂部が…ああ…( ̄□ ̄;)!!…気が遠くなるくらい彼方に…見えている。 |
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最初の鉄塔 |
最初の鉄塔から南側の眺め | 最初の鉄塔から北東方面の眺め |
最初の鉄塔からも良い道が続く。鞍部まで下ったところで左前方に鉄塔保守道を分け尾根通しに進んでいくと2番目の鉄塔に着いた。こちらの鉄塔は最初の鉄塔とは別系統で、高さのある鉄塔だ。だから周囲の樹木の伐採の必要がないために、見通しが悪く北西にボコボコの稜線が見えるくらいだ。その稜線の相当高いところまで林道が上がっているのが見て取れる。以前にも見たような景色だが、一体いつだったか思い出せない。 鉄塔の真下を潜り樹林の中に入って西に登っていくと菱形の保安林の標識のある547mに着いた。左手の大槌側に広がっていたヒノキ林はいつの間にか切れて、雑木林へと変わっていた。 |
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2番目の鉄塔 |
保安林の標識のあるコブのひとつ先のピークが575m独標だ。立木に巻き付けた黄テープに 「575m」 と記されていたが、そこまでしなくてもと思う。575m独標から5分で左前方に下っている踏み跡の薄い道(海戸地区に下る道?)を分け、尾根を緩やかに登っていく。 広い尾根だ!どこでも歩けるので適当に歩いているとテープが見当たらなくなった。気にせずに進んでいくとそのうちテープが現れる。鞍部からは掘割道のようなところを登っていく。先日来の雨で掘れたところに溜まっていた落ち葉などがきれいさっぱりと流されて、すっきりとした道になっていた。 |
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575m独標点 |
ようやく3等三角点の鎮座する大槌山に着いた。それまで2時間近くも標高500m台のアップダウンを繰り返してきたので、ようやく標高600mに達してヤレヤレという感じだ。南側だけ展望があり高鉢山が見えている。その右手後方には電波塔の建つ絵下山周辺が見えている。 鞍部からダラダラと登り返すと711独標に着く。赤テープがあるだけのピークだ。そこから3分で突如として、私製の小さいプレートが取り付けられている中三田分岐が現れたのでびっくりした。地形図の破線道より随分と東に寄っているではないか。なお地形図破線道の示す位置には何らの目印がなかった。 |
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大槌山(標高600.7m) |
695m峰の手前に巻き道があった。いつもなら頑固に尾根通しに歩くんだが今日は流石にしんどいので巻き道に入りピークを左から巻いていき次の小コブも巻く。 登りがきつくなってきた。薄い踏み跡の付いた雑木林の斜面をテープを追ってヨタヨタと登っていく。草臥れ果てた頃にようやく正面コースに飛び出した。小休止して息を整える。 |
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巻き道(695m峰を巻く) | 正面コースに飛び出す |
設定タイムより5分遅れで、13時5分にようやく白木山に着いた。今朝の白木山駅の車の多さからだと、山頂は大賑わいだったんだろうが、お昼を下がっていることもあり、単独行や夫婦連れなどで10名程度だ。最近は年配女性の単独行が増えたような気がする。今日も何人か見かけた。少し不謹慎だが芝生の上に大の字になって少しばかり休息する。 東広島方面の山を眺めながらお昼を食べる。今日の展望はまあまあか。安駄山〜高鉢山稜線の向こうに、虚空蔵山、深堂山、曾場ヶ城山、水ヶ丸山などの東広島市の山が見えている。それより遠くの山は山名が判らない。大きな地図を広げて山座同定をしていた人と少しばかり山談義をして下山にかる。 |
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やっと着いた白木山 |
白木山からは南西方向に尾根道を下っていく。この尾根道は道が左右に分れすぐ先で合わさるということが何回か続くので、初めて歩く人は 「一体どちらに進めばいいんだろうか?」 と戸惑ってしまうだろうが、よく踏まれた方を歩けば良い。 椿谷ルートが上がっている先で左手に林道が走っているのが見えた。きっと電波塔の管理道から延ばしているんだろうと思ったが、そのとおりだった。こりゃあ福永コースと狩留家コースを使った場合は必ず林道を横断することになってしまうぞ。林道出合いのところには 「バイク進入禁止」 の札が掛けてあった。 |
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林道(鉄塔管理道)に出合う |
林道に出てから気が付いたんだが、いつの間にか青空が広がっている。左に中尾山電波塔入口を過ごすと頭上の樹木が切れて夏の日差しが容赦なく降り注ぐ。こりゃあ暑い!林道からは堂床山〜可部冠山〜備前坊山などの可部の裏の山の稜線が綺麗に見えた。林道を下っていき鬼ヶ城山分岐で右に大きくUターンして牛尾山の方に進んでいく。 牛尾山(758mピーク)に建つ電波塔に上がる道が分かれる地点で山道に入ることができるが、林道の方が眺めが良さそうなので林道を下っていく。案の定、林道からは広島湾に流れ込む太田川や広島市街地、広島南アルプス、瀬戸内海と瀬戸の島々が箱庭のように見える。反射板のある675mピークは案外近くに見えている。林道終点から尾根道に入る。 |
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牛尾山の林道終点 |
林道終点手前より広島市街地を望む | 送電鉄塔付近より白木山を振り返る |
中電の鉄塔保守道として使われているんだろう、とっても歩き易い尾根道だ。左に県営林の看板を見ると間もなく356号送電鉄塔に着いた。鉄塔本体や送電線が邪魔をしているものの広島市街地方面が良く見える。鉄塔の右側を通過して下っていくと右手が開けて白木山の稜線が見えた。結構歩いたので随分離れたかなと思ったがまだまだ近くに見えている。白木の懐は深いね。 登り返すと常緑樹林の中に入り強い日差しからは免れることができるようになった。すぐに分岐があり、左が文教女子大方面、直進が桐原・農場方面だ。← 詳細な私製のプレートがあった。どちらも良い道のように見えるが、林道終点から見た反射板が気になっていたので左折して反射板の方に下ることにした。 |
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鉄塔標識の立つ桐原分れ |
常緑樹林の中を緩やかに下っていき登り返すと2基の反射板があり、その間に3等三角点が鎮座していた。奥側の反射板からは可部方面の展望がある。手前の反射板の右手に降り口があり
「スポーツセンター・文教女子大付属高校・上原」 の私製のプレートが取り付けられていた。 ヒノキ林の尾根道を下っていき、トラバースして別の尾根に乗り換えて西に進んでいくと551m独標に着く。尾根を下っていき右に振れると分岐があった。地形図から察するに直進の道は傾斜がきつそうなので捨てて、左折して 「スポーツセンター・文教女子大付属高校」 方面に下っていく。 |
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三角点と反射板 |
荒れ気味の尾根道だが、今では障害物は片付けられていて思ったよりは楽に下ることができる。振り返れば先程までいた反射板ピークが高いところに見えている。随分と下ってきたぞ。 右に振れて樹林の中に入りなおも下っていくと、スポーツセンター と文教女子大付属高校とに道が分かれるがどちらへ?女子大の名につられてしまい、自然とそちらの方に足が向いてしまった。あ〜あ情けないね。右の道をとると2分で送電鉄塔に出合い可部の町が近くに見えてきた。 |
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荒れ気味の尾根を下る | 最後の送電鉄塔 |
送電鉄塔から北西に派生する尾根に付いている鉄塔保守道を下っていき右に巡視路を分ける。尾根道は倒木だらけで前進するのに骨が折れる。我慢して下っていき左に巡視路が分かれるところにコンクリート基礎とアンカーボルトが残っていた。反射板の跡か? そこからは雑木林の中の古道を下る。急斜面だが道がジグザグに付けられているので傾斜はそれほど感じないが、このあたりも倒木が多く難渋する。下の方にブルーシートが見えるが何だろう。最後に北方向にトラバースしてヒノキ林の中に入るとブルーシートの正体が判った。建設中の砂防ダムのコンクリート養生に使っていたんだ。* |
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倒木だらけの尾根道 |
ヒノキ林の中を下っていくと沢があったので顔を洗ってすっきり。沢を右岸に渡ると車道に飛び出した。「地下水○○」と記された標識のあるところだ。車道を1分下ると第2東亜ハイツ(可部東3丁目)の南端に出た。 もしかしたらギャルたくさんの付属高校に出るのかなと思っていたが、そんな訳はなかった。団地の人に教えてもらった道を下り、上原発武田学園バス停17:16の広島市内方面行きのバスに乗って帰宅する。すぐにバスが来たぞ!ラッキー! |
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車道に飛び出す | 第2東亜ハイツに出る |
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