HOME | 戻る |
山 名 |
高羽ヶ岳(761m) 物見ヶ岳(745m) | 山口県山口市(旧阿東町) |
---|---|---|
登山日 | 2012年6月23日(土) 曇り時々晴れ |
真田ヶ岳から望む(2009/11/07)
|
参加者 | 単独 | |
コース | 道の駅(9時23分)〜林道たたら線(9:30)〜林道終点(9:50)〜小滝連続(10:20)〜(10:55)二俣(11:00)〜林道コース合流(11:13)〜(11:25)高羽ヶ岳(11:35)〜岩倉峠(12:02)〜休憩5分〜物見ヶ岳(12:45)〜道誤りロス10分〜(13:00)天狗岩(13:25)〜623m独標(13:40)〜用水路(14:25)〜車道に出て休憩5分〜相の木踏切(14:40)〜(15:00)道の駅 | |
お弁当 | 天狗岩(お昼は断然ここでしょう。傾斜があるので注意!) | |
駐車場 | 道の駅長門峡(約50台) 道の駅の南側に隣接したチェーン装着場(約50台) | |
トイレ | 道の駅長門峡(水洗です) チェーン装着場(水洗です) | |
まとめ | 山口市南部の山に登ると北に物見ヶ岳と高羽ヶ岳のツインピークスが見える。各種の登山ガイドブックで紹介されている山だからしっかりした道が付いているかなと思っていたが、意外にワイルドな道で結構楽しむことができた。展望の乏しい両山からの眺めを天狗岩のそれが補って余りあるので、物見ヶ岳に登ったら 天狗岩まで足を運ぶ ことをお薦めします。 |
奥さんを光市内の実家に降ろして、国道2号線バイパスから国道489号線に入り徳地町を目指す。そして徳地中心地の交差点で右折して大原湖方面に向かい野谷から山越えの道に入る。この道は市販の道路地図には掲載されているがネットで閲覧できる地図ソフトには何故か載っていないので知っている人は少ないと思う。途中までは離合もままならないような道が続くが直に片側1車線の立派な道に変わり峠を越え阿東に向けて下っていく。近年高羽ヶ岳の主要ルート?になりつつあるという登山口は残念ながら見逃してしまい国道9号線まで下りてしまった。左折すると間もなく道の駅が見えたので隅っこの邪魔にならないところに駐車させてもらう。
道の駅の前の横断歩道を渡り国道9号線を北に向かう。右にJR長門峡駅を過ごし最初の分岐で右折して阿武川踏切を渡る。 踏切から2分で道が分かれる。ここが林道たたら線の起点のようだ。「御堂跡」 と記された標識が立っていたが、このあたりの御堂原という地名と関連があるんだろうか?写真では草に埋もれて判り難いが 「林道たたら線」 の標柱もある。 |
||
国道9号線から右手の道へ | 林道たたら線に入る |
林道はたたら川左岸に沿って川面より少し高いところを南に延びている。日当たりの良いところは夏草ボーボーで歩き難い。一方で植林の中を歩くようなところもあった。左手に石積みが見えてきて林道が沢に寄り添うと終点に着いた。約20分の林道歩きだった。 林道終点の右手谷側にテープがあったが夏草の勢いのある谷は荒れ加減だ。左手前方の 「クマ出没注意」 の看板のある方向がガイドブックに載っているたたら川沿いのルートなので、そちらの方に向かう。左岸の植林の中に薄い踏み跡が続いていて営林署の看板を過ごすと、沢沿いの鬱陶しい道になる。テープは結構付いていた。 |
|
石積みの残る林道終点 |
渡渉を繰り返しながら沢沿いの薄い踏み跡を辿って進んでいく。日当たりが良いところは夏草の勢いが強くて背丈以上に繁っているところもあり進むのに苦労させられる。時には止むを得ず沢床を歩いたところもあった。落葉期〜春先までなら快適に歩けるだろうが…今の時期は仕方なしか。 傾斜が増して落差の小さい滝が連続する地点(官行造林の看板があるところ)で左手のヒノキ林にかわして、右岸を高巻く。暫くはしっかりとした高巻き道が続いていたが、やがて道は沢に寄り添い再び沢沿いの道となる。* |
|
歩き易い高巻き道 |
渡渉を繰り返し右岸を遡っていくと沢の水量もだんだんとと減ってきた。そして傾斜が緩やかになってきて歩き易くなり一気に距離を稼いでいく。やがて二股に出合い、そこでやっと現在位置を確認することができた。たたら川の源流域は何の変哲もない地形で、どのあたりを歩いているか判らなかったので一安心だ。 二股で小休止中に高羽ヶ岳までのルートを確認する。そして右の谷に入り急斜面を登っていくとだんだんと踏み跡がはっきりしてきて稜線が迫ってきた。鞍部に上がと腰くらいまでの高さのササが待ちうけていた。 |
|
二股は右谷に入る |
ササを漕いでピークに上がると左手から大規模林道登山口からのルートが合わさり快適な道になった。雑木林を下り登り返して最後にササを漕ぐと高羽ヶ岳山頂に着く。 地形図上では東側にもうひとつのピークがあるがササが密生しているのでそこまで行くのを断念した。山頂からの展望は良くない。南側が少し開けていたがどの山が見えていたのかは確認していない…確認するのを忘れた。 |
||
大規模林道ルートに出る | 高羽ヶ岳山頂 |
高羽ヶ岳からササの中を南西の方向に下っていくと1分でササが消えて雑木林の歩き易い道になる。ササが煩いのは高羽ヶ岳山頂周辺だけだった。左右に木の葉の間から山並みが覗えるが今の時期はどこの山だか?落葉期だとすっきり見えるかもしれない。 高羽ヶ岳から15分で690m台ピークを通過して下っていく。踏み跡の薄いところもあるがテープを追っていけば問題はない。右手に植林を見てなおも下っていくと林道が見えてきて岩倉峠に下りる。林道をかすめるように夏草の中を歩いて向こう側の斜面に取り付く。 |
|
岩倉峠(林道に超接近する) |
東西に長い尾根に上がると南から涼しい風が吹き上げてくるので小休止する。その少し先に展望地があり過去に登ったことのあるいくつかの徳地の山が見えた。東西尾根西端のコブで南西に振って鞍部に下ると、そこにはマルバフユイチゴの葉が敷きつめられたように広がっていた。 鞍部から登り返しミヤマシキミの群生する尾根を進んでいくと、小コブで右手から篠目からの谷コースが合わさり、そこから4分で2等三角点の鎮座する物見ヶ岳に着いた。山頂からは徳地方面の山が見えるが、展望は天狗岩で楽しむことにして素通りした。 |
|
物見ヶ岳山頂 |
ササの茂る物見ヶ岳の南尾根を下っていくと3分で道が分かれる。ここで思案 「左の道の方が踏まれているが地形図から判断すると尾根ルートは右の道のようだ。それじゃあ左の道は仁保に下る道なのか?」
という訳で右の道をとり尾根通しに下っていくが、行けども行けども天狗岩らしき展望地は現れない。 5分くらい下ったところで再考 「天狗岩は尾根ルート上にあるものとばかり思っていたが違ったようだ。さっきの左の道が天狗岩への道のようだ。」 という訳で分岐点まで引き返してもう一方の道に入り緩やかに下っていくと50m先に絶景の天狗岩が現れた。思い込みは禁物だ!約10分のロス。 |
|
大展望の天狗岩 |
天狗岩からは北東〜西までがぐる〜っと見渡せる。東北東には三角形の形をした端正な高羽ヶ岳が近くに見えるが、その後方の野道山や鈴ノ大谷山などの1000m級の山は判らなかった。南には徳地の狗留孫山、真田ヶ岳、蕎麦ヶ岳、西にはずんぐり形の竜門岳や東西鳳翩山が見える。今日の湿った空気では防府市の山まで見通すのは無理だった。岩の上でのんびりするのは良いが傾斜があるので居心地が良くない。それに下は切れ落ちているので油断はできない。うっかり物を落としても拾いには行けないだろう。 | |
天狗岩から高羽ヶ岳と縦走路を望む |
天狗岩から南〜西方面の素晴らしい眺め(山口県中部の山には詳しくないのが残念だ) |
下りは尾根道を使う予定なので分岐まで戻りササの密生した斜面を下っていく。標高700mくらいまで下ると尾根地形となりササも気にならなくなってきた。右手に植林を見るとまもなく雑木林の623m独標に着いた。尾根道にはテープがたくさん付いているので心配することはないが、比較的易しい地形のうえ灌木も下草も生えていないので地形図とコンパスだけで問題なく歩けると思う。 境界見出標120番の先で右尾根に乗り少し下って左に振れて急降下していく。地形的にはここが一番判り難いところだが、テープのお陰で難なくクリアーだ。下りのルートは自分が思っていたとおりだった。 |
|
ササ床の尾根を下る |
ずんずん下っていくと谷ルートに出た。ピンクのリボンが掛かっているだけで逆方向からだと取り付きが判り難いと思う。そして植林の中の歩き易い道を下っていくと水路のある道に出合った。 ハテ?どちらに進んだら良いのか?直進が正解だったんだがイノシシ避けの電流柵が施してあったので入ってはいけないと思い、左折して水路に沿って進んでいくと1分で農耕地の一番奥に出た。 |
||
谷ルートに出る | 水路のある道 |
さらに用水路沿いに下っていくと舗装路に出て、そこにお堂があったので腰掛けて小休止しながら、一体どこに出たんだろうかと確認するものの、地形図には今自分が居るところの舗装路が載っていないので大体の場所しか判らなかった。 舗装路を北に緩やかに下っていくとJR山口線の線路に行き当たったのでレールを跨いで、ガードレールが切れているところから国道9号線に出る。「3・相の木踏切」 の案内があったが、本当に踏切なんだろうか?国道9号線をトボトボと歩いて道の駅まで戻る。少額ではあるが道の駅施設内で買い物をして駐車のお礼とさせていただきました。ありがとうございました。 |
|
車道(農道)に出る |
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||