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山 名 |
曾場ヶ城山(607m) | 広島県東広島市 |
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登山日 | 2012年5月4日(祝) 曇り時々晴れ |
西条龍王山より望む
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参加者 | 夫婦 Hさん | |
コース | 宗吉登山口(9時40分)〜(9:50)大山峠(9:55)〜(10:15)車道終点(10:25)〜(11:05)曾場ヶ城山(11:45)〜本丸(12:00)〜二の丸(12:15)〜三の丸〜七ツ池分岐(12:47)〜戦没者慰霊碑(12:50)〜(13:00)5号横断橋 | |
お弁当 | 曾場ヶ城山山頂で食べました(本丸・二の丸も候補です) | |
駐車場 | 国道2号線バイパスの南側の道(駐車できる場所は何ヶ所もあります) | |
トイレ | 登山口付近にはありませんでした | |
まとめ | 大型連休中の間はどこに行っても人が多いので芸北で静かな山歩きを楽しもうと思っていたが、県北は天気が優れないので、諦めて近場の曾場ヶ城山に登ってみました。バイパス沿いの里道、電波塔周辺、曾場ヶ城山山頂などにワラビがたくさん生えていて、ワラビ採りハイキングとなってしまいました。 |
朝から小雨が降っている。どうもしっくりこない天気だが昼前から青空が広がるとの予報なので心配することはあるまい。国道2号線を走りのんびりと行くことにして広島市内中心部に向かって走る。中野を過ぎると雨はあがり少し青空が覗いて来た。八本松に入り適当なところで右折して狭い道をトロトロと進んでいくと宗吉登山口付近に出たので、すこし東側の邪魔にならないところに駐車する。
高架道路の南側に並行して走る車道を西に向けて歩く。途中の日当たりの良い草地にはワラビがたくさん生えていて、それを採りながら歩いていくのでなかなか前に進まない。 やがて民家が見えてくると大山峠の案内標識の立つ宗吉登山口に着いた。普通に歩けばと駐車地から10分くらいで着くと思う。 |
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高架道路沿いの道 | 宗吉登山口 |
宗吉登山口から西に延びる舗装路を上っていく。里山の広葉樹は一斉に芽吹きが始まって山が萌黄色に染まり歩いていて気持ちがいい。舗装が切れると、かつての宿場である大山駅跡地があった。その先で道が二分するが、案内標識に従って右の道を採る。足元が少しじるくなった。 登山口から10分で大山峠に着いた。東広島市郷土史研究会の「大山峠」の大きな説明板が建っているので残さず読んだ…が今では何が書いてあったか?瀬野側に20mほど下ったところに湧いている筈の大山清水は涸れていた。小休止して、ロープの垂れる急斜面に取り付く。 |
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大山峠(向こうは安芸区) |
登山道わきにはコシアブラの木が多く見られる。もう少し早く来ていれば…少し遅すぎた。傾斜が緩むと車道に飛び出した。そこにはNHKの八本松無線局が建っていた。予め判っていたことだが車道に出くわすと愕然としてしまう。 車道を50mほど下り、KDDI上瀬野無線局のところから再び登山道へと入っていき、二つ目の電波塔を右から巻いていく。 |
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車道終点に建つNHKの電波塔 | KDDI無線局のところから取り付く |
登山道は整備が行き届いていて楽に歩ける。尾根通しの道は時折り展望が開けるところがあるので、周囲の眺望を楽しみながらのんびりと登っていく。 右に振れると大岩が行く手を遮っていた。左から巻くことができるが、正面から突破することにして大岩をよじ登っていくと素晴らしい展望が待っていた。 |
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整備された登山道 | 大岩をよじ登る |
【大岩からの展望】 大岩の上に立つと南西に水ヶ丸山が指呼の間に見える。その右に目をやると呉娑々宇〜長者山〜高鉢山〜高鉢槍〜安駄山〜金明山と稜線が続く。北部は天気の回復が遅れていて金明山にはガスがかかり山頂付近に建つカラー塗装の鉄塔は確認できなかった。 |
展望岩から数分で曾場ヶ城山に着いた。こんもりとした丘のような頭頂部の真ん中に三角点が鎮座する。南面が切り開かれていて、その方向には遠く野呂山や灰ヶ峰が見えているが、四国までは望めなかった。他の方向は立木が眺望を遮っているが何とか山座同定はできる。 野呂山方面の展望を楽しみながら少し早めのお昼を食べていると、東側からご夫婦が登ってこられた。結局今日山中で会ったのはこのご夫婦だけだった。 |
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曾場ヶ城山山頂 |
【本丸跡から西条盆地を見下ろす】 下山は主稜線を東に辿り下っていく。鞍部から登り返すと登山道が左右に分かれるがどちらを採っても本丸跡地に出る。そこからの展望は良く、南東には西条盆地が広がっていて、広島大学西条キャンパスが見える。北西にはガスのとれた白木山が姿を現す。 |
本丸跡地から矢竹のトンネルを抜けると二の丸跡地だ。八本松八十八石仏巡りの記帳台が設置されていて頑丈な青色のケースにノートが置いてあった。平らに整地された跡地には園芸用のツツジやスズランが咲いていたが、自生のものではなさそうなので…咲いているな…くらいだね。 二の丸からは尾根通しに下っていく。八十八石仏巡りの標識に惑わされそうになるが、二の丸跡から8分で三の丸跡を通過する。その先で急斜面を下ると緩やかな歩き易い道に変わる。そろそろ左手に分岐がある筈だがと思いながら進んでいくと東に急降下する。ルートが変わったのか、それとも、地形図の破線道を見落としたのか? |
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二の丸跡(奥側が山頂) |
戦没者供養塔の案内標識のところで左折して下っていくと、自然石に戦没者の名前が刻まれた供養塔があった。その前を通り抜けて下っていくと西条バイパスに架かる5号横断橋の南詰め(5号横断橋登山口)に出た。 ワラビを採りながら軽いアップダウンのあるバイパス側道を駐車地点まで戻る。北麓から登る場合は駐車場所には困りません。 |
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戦没者供養塔 | 5号横断橋 |
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