HOME 戻る
山 名
滝山(m)
工程図を見る
広島市安佐北区
登山日 2012年4月1日(日) 曇り 黒瀬集落奥から望む
黒瀬集落奥から望む滝山
参加者 単独
コース 小河内黒瀬口バス停(7時45分)〜平黒瀬集会所(8:10)〜(8:30)登山口(8:35)〜稜線(8:40)〜谷に下りる(8:50)〜変形十字尾根(9:10)〜(9:25)滝山(9:30)〜尾根分岐(9:40)〜(10:00)林道終点(10:05)〜送電鉄塔(10:25)〜(10:40)下山口
お弁当 午前中登山のためありません(候補は西コブまたは滝山山頂です)
駐車場 道路と田んぼの間のスペースに停めた(駐車できる場所はそんなにはありません)
トイレ 登山口付近にはありません
まとめ このところ暖かい日が続きようやく春めいてきた。ということで今回は宇賀峡に花を観察しに行こうと思い宇賀峡近くの山を選定したが、訳あって午前中登山になってしまい花巡りもできなかった。5月まではこのようなパターンが続きそうだ。

自宅を出るときには少し時雨れていた。今日の降水確率は午前10%午後0%で絶好の山日和だと思っていたのに何たることだ。国道191号線を走り小浜で右折して小河内を目指して県道を上っていく。中国自動車道を潜った先で正面の山裾に白いガードレールが見えた。これから歩く黒瀬に通じる道だ。黒瀬口バス停を確認した後、付近に駐車可能な場所はないか探しながら進んでいくものの県道周辺には適当なところがないので枝道に入り下山予定地点の少し手前のスペースに停めることにした。


駐車地 先ほどまで降っていた細かい雨はようやく上がったが鉛色の空でパッとしない。登山支度をして県道に出て南下していく。

駐車地から8分で、高いコンクリート擁壁が設けられたところに 「小河内黒瀬口」 バス停があり、バス停の50m先で黒瀬集落に通じる道に入り坂を上がっていく。この道は細いので黒瀬集落に車を乗り入れる場合は平バス停から入った方が良いだろう。
坂道へ
下山予定地付近に駐車 黒瀬口バス停のところから坂道へ

比較的フラットな道を上がっていくと左手に久地冠山が見える。中腹に立つカラー塗装の鉄塔も見えるので久地冠山に登る機会があれば滝山を確認してみよう。草に埋もれた廃屋も数軒あり、周囲の棚田跡地には梅の花が咲いている。東風吹かば匂いをこせよ梅の花・・・を思い出します。

平黒瀬集会所を過ごすと少し傾斜が増してきた。東には牛頭山〜本串山の稜線が逆光に映えている。そして尾根を回り込んだところで前方に滝山(トップの写真)が姿を現した。黒瀬集落に入るところでも見えていたが、ここからの方が小河内富士っぽく見える。最奥民家を右に過ごしなおも舗装路を上がっていきます。
最奥民家
黒瀬集落の最奥民家

登山口 民家の裏手に出ると舗装が切れて土道に変わり、その30m先に登山口があり案内標識が立っていた。左の写真にも一部が写っているんだが山奥に船が…何だか変だ!今日は林道を終点まで歩いて谷を詰めていく予定だったが、この標識は一体?植林地をトラバースして谷に入っていくのか?よく判らんが変ついでに、ともかく歩いてみることにした。

登山口を入ると左に折り返して支尾根に乗る。よく手入れされたヒノキとスギの植林の中に歩き易い道が続き、登山口から6分で稜線に出た。目の前がパッと開け山並みが飛び込んできた。後で調べたところ笹ヶ丸三角点峰と笹ヶ丸山だった。その後方にもいくつかのピークが見えるが霞んで同定はできそうもない。
矢が谷コース登山口

棚田跡地 稜線に出て尾根道を北に向かって登っていく。新しい尾根ルートが出来たのかと思ったが違っていた。道は左斜面をトラバースしてとうとう谷に下りてしまった。谷には棚田跡がたくさん見られる。そして今では跡地にはスギが植林されている。耕作をおこなっていた時分はどこから入ってきていたんだろうか?

ピンクのリボンを追って沢の右岸側を上っていくと谷が分かれる。ここでやっと現在地が確認できた。リボンの付いている右谷に入る。リボンを追っていくと滝山から離れていってしまうので、つい右手の尾根に上がりたくなるが、今回はリボンを追って谷を詰めてみることにした。地形と地図の対比は良く、判り易い谷だ。
矢が谷?の棚田跡地

変形十字尾根 このまま進んでいくと変形十字尾根付近に出るんだろうなと思っていたが、前方に稜線が見えてきて少し左に振れて十字尾根の接合部より僅かに東側に上がった。その地点には杉の幹にピンクのビニールテープが巻きつけてあった。

右折して尾根道を東へと進んでいき急登を喘ぐと西コブに立つ。立木の間から龍頭山が見えるが展望は乏しい。鞍部まで下ると、黄色のスプレーが立木に吹き付けられている。谷道が上がってきていることを示すものなのか?しかし谷道はどこから上がってきているのか判らなかったので最近はあまり使われていないのかもしれない。
変形十字尾根付近に出る

鞍部からは1分で三角点の鎮座する滝山山頂に着いた。あさきた里山マスターズと記された白いプレートが立木に掛かっている。北側は落葉広葉樹林なので落葉期の今は少しだけ展望があり、豊平町の牛ヶ首山、椎谷山、龍頭山が見える。立つ位置を変えれば海見山方面も見えなくはないが、ちと苦しい。

山頂から南に派生する尾根の方向にテープがあった。成る程、地形図を見てもヤブが煩くなければ歩き易いと思う。今日は傾斜の緩い東尾根を下ろうと思っていたので、そちらはどんな状況なんだろうかと思って覗うと、びっくり仰天!立派な踏み跡が下っているではないか。
滝山
滝山山頂

滝山山頂より 滝山手前より
滝山山頂からの眺め 滝山山頂手前の鞍部付近からの眺め

ササの東尾根 滝山山頂から東尾根を下る。最初はハイウェイのような道が続くが、山頂から10分ほどで良い道は北に派生する支尾根へと急降下していき、そこからは疎らにササの生えた道へと変わる。ササはせいぜい股下までで灌木も少なく歩き易い道だ。

やがて尾根の突端に出る。ここが要注意ポイントだ!少し右に振れて赤い標識杭のところで左折して急降下していくと尾根地形となり、タコクヌギの木のところで左に振れて尾根通しに下っていく。全体的に左手が雑木林で右手が植林です。どこからともなく10時のサイレンが聞こえてきた頃に林道が見えてきた。
ササの東尾根を下る

林道終点 とりあえず林道に下りてみた。しかし林道を下り鉄塔保守道に入ると大回りになるので尾根通しに下ることにして山道に復帰する。ヒノキ林を登るとすぐに489m独標に着いた。

独標からは荒れた雑木林が続き少し難渋した。標高400mくらいまで下ると古道が上がってきていたが、殆ど廃道に近いような状況でした。ヒノキ林の左側を下っていくと鉄塔が見えてきた。日当たりがよいので鉄塔周辺はササが密生している。
送電鉄塔
林道終点 送電鉄塔

下山口 送電鉄塔からは中電の鉄塔保守道を利用して、プラスチック階段道を谷へと下る。谷間の耕作放棄地の跡地にはスギが植林されていた。小さな流れを渡り、軽いアップダウンが終わると墓所の前に出て、そこから少し下ると舗装路に出た。舗装路を100mほど下ると駐車したところに戻ってきた。農作業をしている人がいたので空き地に無断で駐車した旨を告げると、快く了承してもらった。その方と暫し立ち話をして帰途に着く。

この山は殆ど名が知られていないが、地元の小河内地区の皆さんが登山道を整備したり、登山会を開催したりしていることを地元発行誌 「小河内便り」 で知った。お陰さまで労せず登ることができました。
下山口

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送