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山 名
阿武山(586m)
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広島市安佐南区
登山日 2012年3月10日(土) 曇り 緑井八丁目より望む阿武山
緑井八丁目より望む阿武山
参加者 単独
コース JR七軒茶屋駅(7時35分)〜緑井登山口(7:55)〜(8:20)鳥越峠(8:25)〜梅林分岐(8:55)〜(9:05)阿武山(9:10)〜別所団地分岐(9:35)〜上八木分岐〜(9:50)534m三角点峰(9:55)〜上八木分岐(10:00)〜標識(10:25)〜(10:50)国道54号線に出る
お弁当 午前中ハイキングのためありません(候補は阿武山山頂だけです)
駐車場 往復ともバスを利用しました。(遠方からだとJRの方が便利だと思います)
トイレ JR七軒茶屋駅の構外トイレ(利用していないので詳細は不明です) 登山口付近にはありませんでした。
まとめ 先日祇園のモンベルで買った軽トレッキングシューズの履き慣らしをしようと思い近場の阿武山に出かけた。普通の上り下りは全く問題ないが下りの急斜面では少し辛いところがあった。ころげ落ちるような急斜面だから仕方ないか。

自宅近くのバス停から可部方面行きのバスに乗り七軒茶屋バス停で下車する。バス停からJR七軒茶屋駅は目と鼻の先。駅の北側(山側)は更地になっていたが一体何が出来るんだろうか?踏切を渡って片側一車線の広い道に出て右折して、常に前方に阿武山を見ながら歩いていく。


四差路 右手に上組町の掲示板を過ごすと四差路に出合うので直進して狭い道に入る。ここまでJR七軒茶屋駅から10分。

宅地の中の細い道を上っていき、右手に緑井第3老人運動広場があり、その少し先の舗装路が切れたところが緑井からの登山口だ。「阿武山太田川ハイキングコース・鳥越峠まで0.8km」 と記された案内標識が立っている。
登山口
緑井八丁目の四差路を直進する 登り詰めたところが登山口

石積み 緑井からの登山道は雑木林の谷道だ。クヌギが多くドングリの殻が道にたくさん落ちていた。比較的緩やかな道が続く。以前はこのあたりには田畑があったんだろうが、田畑跡地にはスギや幹の太い雑木が茂り、耕作を止めてかなりの年数が経っていることが窺える。

傾斜が急になりガラガラ石の谷道を登っていくと、ウグイスの啼き声が聞こえてきた。まだ啼き方が下手で 「ホーホケ」 と聞こえてくるぞ。そのうち上手くなるだろう。樹林を抜けると鳥越峠に付いたので衣類調節を兼ねて小休止する。反対側の筒瀬方面には下れるんだろうか?踏み跡があるように見える。
谷の奥まで石積みがあった

峠からは快適な道に変わる。阿武山を訪れるハイカーが楽に登られるようにとウッドチップを敷き詰めたジグザグ道の遊歩道が整備されたのは10年くらい前だろうか。当時は自宅からも稲妻型の新しい道が確認できたが、今ではすっかり周囲の景色に同化してしまってしまって判らなくなってしまった。ところどころ剥がれたりめくれたりしているものの足に易しい遊歩道はチップ健在だ。

鳥越峠から5分くらいで西回り遊歩道との分岐点に着く。話に夢中になったりしていると、うっかり直進してしまいそうだ。それだけ西回り遊歩道が踏まれてきたということです。直角に右折するとすぐに登山道と遊歩道に分かれるので登山道の方に入る。
西回り登山道分岐
西回り登山道分岐

横木の階段 昔からある登山道は尾根沿いに付いていて、対する新しい遊歩道は急峻な尾根道を避けるように尾根近くの斜面をジグザグに登っていくように付けられている。双方の道は交わったり分かれたりを繰り返しながら最終的には山頂直下で合わさります。

遊歩道は展望が良くて周囲の景色を存分に楽しみながらのんびりと歩けます。遊歩道では物足りない人は登山道を使えばよいが、左の写真のとおり段差のある横木の階段の直登が果てしなく続きます。登山道では必ず階段道を登りましょう。決して真横にかわすなどのズルをしてはいけません。なお梅林小学校へ下る道は遊歩道から分れていますので注意して下さい。
段差の大きい横木の階段道

呉娑々宇 広島南アルプス
遊歩道からの眺め(湯坂峠〜呉娑々宇に至る稜線が望める) 遊歩道からの眺め(南には広島南アルプスの峰が並ぶ)

傾斜が緩むと貴船神社の祠があり、次いで休憩所を過ごすと2等三角点阿武山山頂に着いた。左手からは西回り登山道が上がってきている。山頂からは東側の展望が良くて、白木山〜高鉢山〜呉娑々宇がきれいに見える。他の方向も切り開かれていて展望はあるが立木が少し邪魔をする。

山頂に 「捨てればゴミ持ち帰れば自然保護」 と記されたプレートが掛かっていた。思えばこのプレート自体がゴミなんだが、それは許容できるとして、登頂の度に山頂の立木などに記念プーレトを取り付けて、自分はここに登ったぞと自己主張されるのは如何なものか?記念プレートは正真正銘のゴミ!情けないことに判っていない人が多ですね。
阿武山山頂
阿武山山頂

別所団地分岐 山頂からは下山予定地の上八木に向けて稜線を東に進んでいく。まずは北東に534m三角点峰を見ながら急斜面を滑りながら下る。スギ林の鞍部からはクヌギの混じる常緑樹林を登り返すと一つ目のコブに着く。ここまで阿武山から15分。

次の鞍部から少し登り返すと、やたらとテープが付いているところがあった。支尾根に少し踏み込んでみると「別所調整所」と記されているテープがあった。そんなには踏まれていないように見える。地形図を見る限りでは、別所団地の裏手に調整池(未確認)があり、そこから尾根道を登るルートのように思われる。ダラダラと登っていくと二つ目のコブに着く。ここまで阿武山から35分。
テープの目立つ別所団地分岐

二つ目のコブから1分で上八木分岐に着く。設定タイムは10時だったが時間的に余裕があるので少し先の三角点峰まで往復することにして尾根道を直進する。緩やかに登っていくと4等三角点の鎮座する534m峰に着く。「北阿武山」と記されたプレートが掛かっていた。成る程、阿武山の北に位置するから北阿武山か。シンプルで判り易くていいね。

周囲は雑木が茂り展望はないが木の間越しに阿武山が見えている。少し北に下ってみた。踏み跡が急に薄くなったような感じだ。40度の方向に可部の町が見えた。登ってきた道を戻り、案内標識のところから上八木に下る。
上八木分岐
JR上八木駅方面分岐

常緑樹林の中を下る 常緑樹林の中に付けられた一直線の道を国道54号線を目指して下っていく。予想どおりの急斜面だ!標高350mくらいで視界が開け、少しの間だけ前方に呉娑々宇を望むことができた。

植生は左手が常緑樹林で右手がヒノキ林だ。標高300m付近でヒノキ林は切れて、再び常緑樹林の中に入っていく。地形は丸尾根となり右に振れて東に折り返すと大岩があり、その下に案内標識が立っていた。
案内標識
常緑樹林の中を下る 案内標識(標高250mくらい)

案内標識のことろから斜面をトラバースして右手の尾根に乗り、樹林の中を緩やかに下っていくと、突然伐採地に出て街並みが飛び込んできた。伐採地はそのままになっておりササが密生して生えている。

丁度太田川の鉄橋の上をJR可部線の黄色の電車が走っているが音は聞こえない。太田川の向こうには高陽の街、その背後には木ノ宗山〜二ヶ城山の稜線が美しい。右手に伐採地を見ながら下っていくと再び樹林の中に入っていく。
伐採地
伐採地から麓を望む

車道に出る 鉄塔標識を過ごすと国道54号線の法面の上に出た。右折して下っていくと右手に反射板があった。そこから手摺りの付いた階段を下っていくと国道54号線の歩道に出た。八木から可部方面に向けて走る都度、登山口はどこにあるんだろうか?と思っていたものだが、登山口が判ってやっとすっきりした。しかしここに指導標が無いのは不自然だ!中間地点や稜線上にはあるのにね。

左の写真のところからJRの方に抜けるトンネルがあるんだが、現在ではあまり使われていなく荒廃しているので利用は避けたいところだ。歩道を南へ150mほど進んでいくと右手に諏訪神社があり、そこからトンネルを潜ってJR側に出る。(下の段左の写真)
国道54号線の車道に出る

トンネルを潜る トンネル入口には高さ制限の交通標識があるが、車が入り込むようなことは無い。そのまま進んでいくと県道に突き当たる。隅っこに 「県道270八木緑井線・八木8丁目」 の道路標識が立っていた。

右折すると200m先にJR上八木駅がある。途中のセブンイレブンのところに中八木バス停がある。このルートを登りに使う場合はJRからだと県道を可部方面に向かい最初の交差点を左折すればよい。
旧国道に出る
トンネルを潜ってJR側に出る 県道に突き当たり右折する

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