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山 名
深堂山(598m)
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広島県東広島市
登山日 2012年2月12日(日) 快晴 八本松町飯田より望む深堂山
八本松町飯田より望む深堂山
参加者 単独
コース 駐車地(10時10分)〜行き過ぎ10分ロス〜取り付き(10:40)〜立ち話他で10分ロス〜南条林道横断(11:00)〜2番目の鉄塔(11:15)〜3番目の鉄塔(11:40)〜4番目の鉄塔(11:55)〜(12:00)630m台ピーク(12:35)〜谷道合流(12:55)〜(13:15)深堂山(13:20)〜(13:50)鉄塔の手前でUターン(13:55)〜車道(14:15)〜(14:45)駐車地 所要時間4時間25分
お弁当 630m台ピークで食べました(他の候補は深堂山)
駐車場 山陽自動車道側道のデッドスペース(10台くらい停められます)
トイレ 登山口付近にはありませんでした
まとめ ネットの情報が少ないので、地形図をコピーしただけで、あまり下調べをせずに縦走に臨んだが、ヤブ漕ぎするようなところはなく気合いが空回り!単独行のときは滅多に登山者に会わないが、630m台ピークで休憩していると地元の方が登ってこられた。あ〜ぁびっくりした。

広島市内に所用があったので中区大手町から国道2号線を走る。海田まで進むと 「東広島バイパス」 の案内があった。工事は進捗しているんだろうか?バイパスに入っても直に降ろされるんだから、そのまま2号線を走ることにした。JR八本松駅の先の磯松交差点で左折して工業団地のそばを抜けて目的地に向かう。


駐車地 山陽自動車道の側道を走り駐車できる場所を探していると、道路の付け替え工事で遮断された行き止まりの道があったので駐車する。側道沿いには路肩の膨らんだところが幾つかあるが駐車するのは憚られるようなところばかりだ。

走って来た道を戻り生活道を北に進んでいく。左手には里山が見えているが、角度的に深堂山や630m台ピークは見えていない。正面には昨秋に登った、端正な三角形の形をした虚空蔵山が鎮座する。今日は抜けるような青空でたっぷりの日差しがあるが、北風が強いので寒く感じる。
こんなところに停めた

今回は登りで鉄塔保守道を利用するので、送電線が近づいてきたら鉄塔標識を見落とさないように進んでいく。ところが送電線の真下を通過し暫く行っても保守道が見当たらないので引き返して適当なところで山の方に向かう。

付近の民家のお婆さんに挨拶をすると「どこに行くのか」と尋ねられた。「この裏のヤブ山に登る」と答えると、「何をしに登るのか」と…こんな訳で少し話しこんでしまった。ついでだから林道の方に出る道を教えてもらい、民家の裏手から田んぼの中の作業道を上っていくと左手から踏み跡が合わさる。そうか!保守道はもっと南側にあったんだ。
山の方に向かう
行き過ぎたので引き返して山の方へ

鉄塔保守道へ 谷道を登っていき導水パイプのあるところで左に振れると間もなく南条林道に飛び出した。NTTドコモの携帯電話中継局の建物のところだ。ここまで来るのに結構苦労したぞ。これなら直接、南条林道を上がってきた方がはるかに判り易いと思う。

林道からの鉄塔保守道は、そのNTTドコモの建物から北に30mのところにあった。そして保守道の入口には黄色の巡視札が掛かっていた。中電の電柱番号で オクサコ支4左3右14 のところです。鉄塔保守道に入ると、いきなり雑木林の中の急登が続く。尾根に乗ったところに一つ目の57号鉄塔が建っていた。
南条林道から鉄塔保守道へ

一つ目の鉄塔から谷に下ると砂防用の石積みがあった。そこから反対側の斜面をジグザグに登ると、尾根上に立つ二つ目の56号鉄塔に着いた。尾根を乗り越してヒノキ林の中を下り反対側の谷に下りる。この谷は沢が合わさっているところなので少しややこしいぞ。

沢の中を20mばかり下って鉄塔標識のところから左手に登り返す。鉄塔保守道は頑固なまでに送電線の真下に付いているので、送電線から離れないように進んでいけば良い。二つ目の鉄塔から20分で三つ目の55号鉄塔に着いた。眺めはあまり良くないが虚空蔵山が顔を覗かせている。
三番目の鉄塔
三つ目の鉄塔と虚空蔵山

三つ目の鉄塔から先は雪が僅かに残っていたが歩くのに全く支障はない。またまた谷を横切ってジグザグに登る。数え切れないほどの折り返しの末に、ようやく四つ目の54号鉄塔に着いた。あまり展望は良くなくて、お情けのように金明山が見えるくらいでした。

ここから630m台ピークに向けて尾根道を南下する。鉄塔保守道は54号鉄塔の20m先で右手の谷へと去ってしまったので、当然ながら道が悪くなることを覚悟したが、意外にも明瞭な踏み跡が続いていて黄色や赤色のテープも付いている。こりゃあ楽ちんだ。雑木林の中をスイスイ登っていく。
鉄塔保守道は右谷に去る
鉄塔保守道は右の谷に去る

630m台ピーク 630m台ピークは雑木が茂り展望はない。もちろんただのピークだから山頂標識の類はなく 「火の用心」 のプレートが掛かっているだけの寂しい山頂です。昼までにもっと先まで進む予定だったが、あまりにも日当たりが良いので暖かそうなところを選んでお昼にすることにした。

お湯を沸かしていると、南東尾根から単独行のハイカーが登ってこられた。まさかこんなところで人に会うとは思っていなかったのでびっくりしたが相手もそうだ。地元の方で 「南条林道の4連堰堤のところから登ってきた。この630m台ピークは3度目だが深堂山までは行ったことがないので今から行ってみる。」 とのことでした。急いで昼飯を食べて後を追ったが姿を見ることはなかった。
展望のない630m台ピーク

630m台ピークの西斜面は急だ!時折り立木に掴まりながら転げ落ちるように下っていく。地形図に記載のある谷へ下りる破線道には気が付かなかったので消失したのかも?鞍部からは570m台ピークに向けて緩やかな登りが始まる。尾根通しに明瞭な踏み跡があり、これが深堂山まで続いていた。

630m台ピークから10分で 「火の用心」 のプレートの掛かる550m台ピークに着いた。北側から薄い踏み跡が上がってきているようにも見えるが、はっきりとはしない。けもの道かも?
570m台ピークへの登り道
570m台ピークへの登り道

谷道が合わさる 尾根通しに西に進んでいくと、やたらとテープの目立つところがあった。南麓から上がってきている谷道が合わさる地点だ。そこから50mほど登っていくと屈曲点。間違って直進しないように!

屈曲点で大きく左に振れて、正面に深堂山手前のコブを見ながら下っていく。踏み跡があるので楽に歩けるが、ヤブだと複雑な地形に手こずっていただろうな。
屈曲点
左手から谷道が合わさる 屈曲点(写真奥側がピーク)

深堂山 550m台のコブまで来るとようやく深堂山が見えてきた。縦走路からの見晴らしだが、落葉期の今の時期でさえ立木に遮られて展望は得にくいが、それでも木の間越しに高鉢山〜金明山が見え隠れしている。深堂山の手前は常緑樹の急斜面で結構きついぞ。

やっと辿り着いた2等三角点の鎮座する深堂山は山頂部は広いもののが周囲は雑木が茂り展望は良いとは言えない。高鉢槍の手前に見えるゴルフ場は東広島CCのようだ。山頂には中世の清滝城跡があったそうだが、城に詳しくない自分には、どこにどのような痕跡が残っているのか皆目見当がつかない。
立木に囲まれた深堂山

深堂山から今坂峠方面に向けて西尾根を下る。こちら側は歩く人が少ないのか倒木が多かったような気がする。平坦なコブを過ごし下っていくとアンテナ設備があった。何故こんなところに?明瞭な尾根地形なので迷うようなところもなく、深堂山から30分で鉄塔保守道に出た。右に鉄塔が見えたので立ち寄ってみると、案外眺めが良くて、安駄山〜金明山までがきれいに見えた。

そのまま鉄塔保守道を進んでいけば今坂トンネルの近辺で車道に出ると思うが、車道歩きは厭なので、引き返して保守道を東に進んでいく。山裾を縫う道なので楽だろうと思ったが、そうは問屋が卸さない。八本松の町を見下ろしながら、何回かのアップダウンを繰り返したのちに尾根上に立つ次の鉄塔に着いた。
鉄塔保守道へ
尾根道から鉄塔保守道へ

車道に出る 鉄塔保守道を歩き続けるのは面倒臭くなったので、尾根を下っていくと5分で車道に出た。中電の電柱番号で ノウジョウブン48 ノウジョウブン47 の間でした。ここから駐車地まで延々と車道を歩き周回を終える。

今回の山行きでは、南条林道の4連堰堤のところに取り付きがあるという貴重な情報を得たので、少し間を置いて登ってみようと思っている。ヤブ漕ぎと地図読みトレーニングの心算で臨んだが、歩く人は少なからず居るようで、稜線上はしっかりとした踏み跡がありました。展望はそんなには期待できませんが、静かな山歩きが味わえます。
車道に出る

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