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山 名
行者山(313m) 傘山(650m)
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広島県大竹市
登山日 2012年1月21日(土) 曇り 行者山から望む傘山
行者山から望む傘山
参加者 夫婦 Hさん
コース 錦竜公園駐車場(9時15分)〜(9:25)錦竜の滝分岐(9:30)〜キャンプ広場手前分岐(9:45)〜行者山分岐(9:55)〜コブ(10:05)〜(10:10)行者山(10:15)〜玖波槍(10:30)〜(11:00)林道(11:05)〜2番目の鉄塔左側(11:25)〜休憩5分〜526mピーク(11:50)〜反射板(12:05)〜傘山三角点峰(12:20)〜(12:25)傘山西峰(13:10)〜谷・尾根分岐(13:25)〜車道に出る(13:50)〜車道から谷道へ(14:00)〜(14:25)キャンプ広場(14:30)〜休憩5分〜(14:55)錦竜公園駐車場
お弁当 傘山西峰で食べました(お昼は断然ここでしょう)
駐車場 錦竜公園駐車場(多くて10台くらい。夏場を除けば利用する人はハイカーが殆どだと思う)
トイレ 錦竜公園駐車場(きれいです) 錦竜公園内(2ヶ所あります。きれいです)
まとめ 広島県南部は 「気圧の谷の影響で雲が広がるものの雨の心配はないでしょう」 との予報なので、行者山〜傘山のロングコースを設定してみた。生憎日差しはなかったが、風も殆ど吹かなかったので、寒さを感じることなく歩き通すことができました。

西広島バイパスを下りて、大野町から山陽自動車道の側道を走り大竹市に抜ける。なおも裏道を走り、大きな広告用缶ビールを掲げている酒屋のある信号機のところで右折して錦竜公園の取り付け道に入る。この道は狭隘区間が続くのでどうにかならないものか?まあ離合の確率は限りなくゼロに近いので心配することはないのですが。


右の道へ 錦竜公園の駐車場はと言えば、ただの裸地で、簡易トイレが設置されいてる。駐車場のすぐ先で道が二手に分かれるので右の道に入る。なお、左の道は谷和や三石の奥に通じている。すぐに錦竜公園の案内板(ロードマップ)があり、その先で赤い鉄橋を渡って左岸に移る。

上流側には、大膳川砂防堰堤が築かれていて、ちょっとしたプールのようなところがある。浅くもなく深くもなく水遊びに適しているのだが、そこに辿り着くまでが大変だと思う。
右の道へ入る

錦竜の滝 砂防堰堤を右側から乗り越して、手入れの行き届いた遊歩道を登っていくと、スタートしてから10分で錦竜の滝分岐に着いた。せっかくだから寄り道をしよう。遊歩道から錦竜の滝が見えるところまでは僅か1分だ。先日久し振りにお湿りがあったので、そこそこの水量はある。

遊歩道まで戻り、階段道を上がっていく。階段道が終わりフラットな道に変わると、左前方に玖波冠山の頂きが見えてきた。マイナーな山だが、南東側(錦竜公園や行者山など)から見ると、なるほどと納得してしまう。
錦竜の滝 左手前方に玖波冠山

展望台分岐 錦竜公園に入る手前に展望台分岐がある。右折してジグザグ道を急登すれば展望台経由で行者山に行けるんだが、今回はパスして錦竜公園内に入る。

公園内の遊歩道は落ち葉が片付けられて気持ちがいい。一体どなたが掃除をしているのか?トイレは2ヶ所にあったぞ!園内を素通りして、年配の数名の方がグラウンドゴルフを楽しんでいるキャンプ広場(仮称)の手前で右折して峠道に入る。
展望台分岐 キャンプ広場手前分岐

行者山へ取り付く グラウンドゴルフに興じていた人たちは一体どこから来たんだろうか?錦竜公園駐車場付近にはバイクが1台停まっていただけなので、多人数が入り込んだようなことはない。まさか?メイプルヒル病院の方からなのか?などと考えながらダラダラと登っていくと峠に着き、右手からは展望台からの尾根道が合わさる。

峠からは右手に谷を見ながら緩やかに下っていくと4分で行者山への取り付きがあった。左折して羊歯に覆われた尾根道を登っていくと、行者山と玖波槍の中間にあるコブに着いた。
峠道から行者山へ取り付く

コブから数分で4等三角点の鎮座する行者山に着いた。この山は標高は低いが展望は良く、南側には大竹コンビナートが広がっている。波静かで穏やかな瀬戸内海には阿多田島が浮かんでいる。その他にも大小の島々が見えるが他の島の名はあまり判らない。

西には山口県東部の高照寺山や塔ヶ森が見えている。大野町〜大竹市あたりの山陽道を走っているときは高照寺山の稜線の一番北側にずんぐりした塔ヶ森が見えるが、ここからだと三角錐の形をした独立峰だということが判る。
行者山山頂の花のお嬢さん

羊歯道 コブまで引き返し、そのまま尾根伝いに進んでいくと「玖波槍」と呼ばれる300m台ピークに着いた。山頂の大岩に上がると、視界を遮るものは何もなく360度の展望が広がる。ただ山頂が狭いのが難点だ。

玖波槍から先は、とたんに羊歯が濃くなるが、羊歯の下には踏み跡があるので苦にはならない。途中で小雨がパラついたが、ひどくなるようなことはなく雨具を着用せずに進んでいく。振り返ると行者山〜玖波槍の稜線が見え、あの300m台ピークが玖波槍と呼ばれていることに納得する。356m独標手前の鞍部では、右手から谷道が上がってきている。地形図にある破線道は健在なんだろうか?
玖波槍から先は羊歯道が続く

合流地点 鞍部からフラットな道を等高線を追いかけるようにして進んでいくと、左手から錦竜公園からの道が合わさり、その10m先でに車道(谷和林道)に飛び出した。

車道を50mほど谷和の方に登ったところに駐車スペースと傘山登山口があり、のり面に付けられた階段を登っていく。ここからが登りの後半戦!気合いを入れて登っていこう。遠い道のりだが前に進んでいけばいつかは山頂に着く筈だ。
傘山登山口
車道手前の合流地点 傘山登山口

車道から直に最初の送電鉄塔に着いた。鉄塔の下は概して見晴らしが良く、振り返ると今まで辿ってきた稜線が見えている。最初の鉄塔から15分で2番目の鉄塔に着いた。鉄塔は登山道から少し離れたところに建っている。高速道路のような鉄塔保守道を横断して尾根伝いになおも登っていく。

2番目の鉄塔からはツツジ類の灌木が登山道に迫り出してきて煩わしい。今の時期だから苦にはならないが夏場だと少々しんどいだろうね。小雨はいつの間にか上がり心持ち空が明るくなってきたようだ。高度が上がり左手には大鉢山の稜線の後ろ側に、忠四郎山〜NTT茅野原鉄塔〜剣上山〜高鉢山が顔を覗かせる。
歩いてきた稜線
最初の鉄塔から歩いてきた稜線を望む

岩尾根 526mピークの岩尾根まで登ると左右の展望が今まで以上に開け、左手には羅漢山、右手には経小屋山や弥山がきれいに見える。526mピークで東に振れて下っていき登り返すと展望ピーク(仮称)に着いた。

大岩の上からは正面に瀬戸内海が広がり見事な眺めだ。時計回りルートだとお昼の候補だが、反時計回りだとそうもいかない。
展望ピーク
岩尾根を登る 展望ピークの大岩テラス

展望ピークから心持ち下り樹林の中を登っていくと反射板の建つピークに着いた。大峯山〜大野権現山〜のうが公園などが見える。反射板からは薄暗い常緑広葉樹の中の急斜面を喘ぐと三角点の鎮座する傘山に着く。大竹山の会の赤い山頂標識があった。

山頂からは北に雪を抱いた寂地山系や十方山が見える。羅漢山の右の稜線の後ろ側にも真っ白い山が…最初は安蔵寺山だと思っていたが、後ほどの調べで小五郎山だと判明した。傘山三角点峰は山頂が狭いので、隣接する目と鼻の先の西峰に向かう。
傘山山頂
傘山山頂の花のお嬢さん

傘山西峰 傘山三角点峰(東峰)から西峰までは、駆け下りた勢いで登ればいいので、ものの5分とかからない。西峰からは傘山三角点峰の方角を除き、ほぼ360度見渡すことができる。素晴らしい展望だ。今日は空気が澄んでいるが、先ほど降った雨でさらに大気の透明度が増したような感じで、西に山口県の鹿野付近の山が見える。錦町の平家ヶ岳付近の山、大将陣、寂地山系、十方山は厚い雪を抱いている。

風を避けてアンテナの建っている付近で休憩しようかと思ったが、意外にも南斜面から風が吹き上げてくるので、西中国山地が見える北側の岩陰でお昼にする。
アンテナの建つ傘山西峰

傘山西峰からのパノラマ(山口県周南市鹿野町の山〜岩国市錦町の山〜廿日市市吉和の山〜広島市佐伯区の山と続きます)

下山は西峰のアンテナ設備のところから急斜面の南尾根を下る。下りはじめは大竹の山の稜線越しに、山口県東部の銭壺山〜高照寺山〜氷室岳〜塔ヶ森〜蓮華山〜物見ヶ岳が見えていたが、下っていくにつれ姿が消えてしまった。三角錐の山容の塔ヶ森は、何だか違う山のように思えた。

まさ土の斜面を下っていくと山頂から15分で、谷道と尾根道の分岐に着いた。尾根道は幾度かのアップダウンがあり道程も長いので、左折して谷道を選択する。暫くは灌木の煩い尾根通しに下っていくが、途中から右の谷へと降りていく。
谷道・尾根道分岐
谷道・尾根道分岐

谷和林道に飛び出す 松が植林されている斜面を下って谷に降りると水の流れが認められた。流れというよりは停滞しているような感じで半ば湿地化してしまっている。流れに沿って下っていくと手入れのなされていないヒノキの植林や雑木林となり車道(谷和林道)に出た。付近には 「草木の採取禁止」 の看板があった。

車道を下っていくと不法投棄された大型粗大ゴミが目に入る。この道は車の往来が少ないので不法投棄し易いんだろうね。麓に近い方の傘山登山口(7段上の写真)まで戻り、錦竜公園へ通じる道に入る。
谷和林道に飛び出す

錦竜公園に通じる道 沢沿いの谷道を下っていく。付近に送電線が走っていて鉄塔保守道が分岐するが、ずっと左岸を下っていくとキャンプ広場の奥の方に出た。グランドゴルフを楽しんでいた人たちは帰ったみたいで、山中の広場はし〜んと静まり返っている。

錦竜公園憩の森を抜けて駐車場に戻る。ロングコースだったが今の季節だからのんびりと歩けました。
キャンプ広場
錦竜公園に通じる道 キャンプ広場に戻ってきた

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