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山 名
大黒山(323m) 竜ヶ岳(365m) 大梅山(276m) 山口県岩国市周東町
登山日 2012年1月8日(日) 快晴無風 山陽自動車道玖珂IC付近より望む
山陽自動車道玖珂IC付近より望む
参加者 夫婦 Hさん
コース 文化の里第1駐車場(9時30分)〜大黒山登山口(9:40)〜休憩5分〜大黒山(10:20)〜林道分岐(10:45)〜(10:55)展望岩(11:00)〜東尾根に乗る(11:30)〜(11:45)竜ヶ岳(12:35)〜東尾根降下地点(12:50)〜(13:20)展望岩(13:25)〜林道分岐(13:30)〜大梅山(13:45)〜羅漢岩(14:10)〜休憩5分〜林道に出る(14:35)〜(14:45)文化の里第1駐車場
お弁当 竜ヶ岳で食べました(断然ここでしょう。但し、頭頂部は狭いので早い者勝ちです)
駐車場 周東町文化の里(施設内に何ヶ所もあります)
トイレ 周東町文化の里(パストラルホール。もちろん水洗です。開館時間は8:30〜17:00。多目的グランド、用田グランドにもあります)
まとめ 広島から光市内の実家に帰るときに眺める竜ヶ岳、山容に特徴があるので遠くからでも直に目に留まります。今年は辰年、登り竜にあやかって早速登ることにした。快晴の空に尖峰を突き上げた山が 「登っておいで」 と呼んでいる。

山陽自動車道を玖珂ICで降りる。いつもならICを出たところの県道を左折するんだが、少し遠回りをして 「違った角度から竜ヶ岳を見てみよう」 と思ったのが裏目に出て、地元のマラソン大会の集合場所に入り込んで身動きがとれなくなってしまった。少しロスしたが軌道修正して周東町文化の里に向かい、パストラルホールでトイレを済ませ第1駐車場に滑り込む。


用田グランド 第1駐車場は消防隊の出初式の出発地になっており、何十台もの消防車が出発に備えて整然と待機している様は荘厳な感じがします。消防隊員の邪魔にならないように隅っこの方でそそくさと登山支度をして出発する。

多目的グランドのテニスコートでソフトテニスの練習をしている生徒さんたちを見ながら車道を奥の方に進んでいくと用田グランドがある。ここでも早朝から皆さん野球の練習をしている。その用田グランドの前の道を山の方に向かって進んでいく。広島市内の自宅を出るときは曇りがちだったが、山口県東部の瀬戸内海寄りの温暖な地域では雲ひとつ見当たらず、文句の付けようの無い天気だ!
用田グランドの前の道を進んでいく

大黒山登山口 用田グランドの先に 「大黒山登山口」 と記された最初の案内標柱があり、さらに5分で2つ目の標柱がある。そこから右手の斜面に取り付く。

登山道はシダが出るものの良く踏まれていて歩くのに支障はない。高度が上がってくると眼下に玖珂盆地や、それを取り巻く周囲の山が見えるようになってきた。登山口から15分で烏帽子岳分かれに着いたので衣類調節のため小休止する。
まさ土の道
2本目の標柱が大黒山登山口 ロープの張られたまさ土の道

烏帽子岳分かれからの眺め 烏帽子岳分かれからの眺め
烏帽子岳分かれからの眺め(手前の岩峰が烏帽子岳) 烏帽子岳分かれからの眺め(手前の稜線は下山ルート)

烏帽子分かれから大黒山までは緩やかな尾根道が続く。少し羊歯が煩いが歩くのに支障はない。烏帽子分かれから20分で3等三角点の鎮座する大黒山に着いた。大黒山よりは西隣の大黒岩の方が展望があるので、そこで展望を楽しむ。

ここにきてようやく竜ヶ岳が姿を現した。そして今立っている場所から竜ヶ岳に至る登路がはっきりと確認できる。竜ヶ岳の左後方には天登山が見える。その向こう側は光市だ。大黒岩の裏側に回り込むと、存在感のある烏帽子岳(こちらは熊毛烏帽子岳)がで〜んと構えています。
大黒山
3等三角点の大黒山

大黒岩からの眺め 大黒岩からの眺め
大黒岩からの眺め(やっと竜ヶ岳が姿を現した) 大黒岩からの眺め(黒い影の部分が大黒岩)

鞍部 大黒山からは、正面に枡形山、右手に竜ヶ岳を見ながら羊歯の尾根道を下っていく。ルート上には 「下山路」 と記された小さな私製のプレートが掲げられていて安心して歩ける。そろそろ反射板がある筈だと思っていたら、いつの間にか反射板を通り過ぎていた。

鞍部まで下ると左手から登山道が上がってきている。竜ヶ岳だけを対象にするなら林道終点まで歩き、そのまま登山道に入ればこの鞍部に出るので楽ちんです。鞍部からは、正面から穏やかな日差しを浴びながらロープの付いている急斜面を登っていく。
鞍部(左に下ると林道)

稜線に乗ると山の様相が一変していてびっくりした!大規模の山火事が発生したんだ。下草や灌木は全て焼き尽くされ、背丈の高い樹木のみが裸同然の哀れな姿をさらけ出している。火事が発生したのは記録によると2010年9月で、今から1年ちょっと前だが、依然として焼け跡からの新たな息吹きはあまり認められない。山が元の姿を取り戻すには多大の年月を要するんだろうね。

焼け跡を尾根沿いに進んでいくと展望の良い岩場(右の写真の展望岩)があったので小休止する。行く手には竜ヶ岳が、振り返ると大梅山が近くに見える。下の方には林道が走ってして足下近くまで延びていた。この林道はどこから来ているのか?
山火事跡
山火事の跡が痛々しい

ロープ場 焼け跡が続く。焼け焦げた立木に掴まりながら真砂土の斜面を下っていくと軍手が真っ黒になってしまった。緩やかなアップタウンが終わると竜ヶ岳東尾根に向けての急斜面が始まる。ロープがあるので有難い。

東尾根に乗ると 「標高310米」 のプレートがあった。踏み跡がはっきりしているので問題はないと思うが下りに使うときは、うっかり直進しないように!
東尾根に乗る
急斜面のロープ場 竜ヶ岳東尾根に乗る

竜ヶ岳山頂 左手から黒岩峡・相ノ見峠方面からのルートが合わさると竜ヶ岳はもうすぐ。岩の間をすり抜けて登っていくと4等三角点の鎮座する竜ヶ岳に着いた。山頂では幾組ものハイカーがくつろいでいて、この山が人気の山であることをうかがわせる。干支の山であることも一因だろう。

低山ながら山頂からは360度の展望が得られ、山口県東部瀬戸内海沿岸の山が一望のもとに見渡すことができる。今日は空気が澄んでいるので四国の山や、姫島・国東半島をうっすらと望むことができたが、さすがに石鎚山・鶴見岳・由布岳までは確認できなかった。北北東には雪を抱いた大峯山も見えた。
竜ヶ岳山頂の花のお嬢さん

上関半島 虎ヶ岳
竜ヶ岳から上関半島方面の眺め(手前左手は枡形山) 竜ヶ岳から南西方面の眺め(光市西部〜下松市)

260m台ピークへの登り 下山は登ってきた道を大黒山分かれまで引き返す。大黒山分かれは重要な分岐点なので、そこに案内プレートがある筈なんだが見つからなかった。恐らく山火事で消失してしまったんだろう。大黒山分かれを直進し次のコブに登ると、山火事で焼けただれたプレートがあった。この辺りは火の勢いが強かったのか、立木は殆どが焼き尽くされていた。(左の写真を参照)

260m台ピークから先は山火事の災難から免れ、常緑樹の自然林が広がっている。ダラダラ登りの先にある大梅山は周囲が樹木に囲まれて展望がないのでノンストップで通過し、左右にロープが渡された北側の急斜面を下っていく。
260m台ピークへの登り

左手にヒノキ林を見て下っていくとフラットな道に変わり、右に直角に曲がったところに林道分岐があった。行く手には稜線が飛び出したような形の羅漢岩が見える。その羅漢岩に立ち寄ってみたが岩の上に登れるような足がかりは見当たらない。朽ちた梯子はあったが…使えそうもない。

羅漢岩から先は行き止まりのようなので進むのを諦めて引き返していたら、夫婦連れのご婦人の方から 「HPを出している方ですか?もしかしたら○○のお嬢さん?」 と声を掛けられた。近年は顔は判らない程度に公開しているんだが、年中同じ格好をしているので服装でバレてしまうんだろうね。
羅漢岩
行く手に羅漢岩のピーク

大規模崩落地 稜線に戻り下っていくと大規模な崩落地があった。ここから右の斜面を少し下っていくと遊歩道に出た。遊歩道に出るルートは確認できただけでも3ヶ所あった。

遊歩道を右に行くと車道終点あたりに出そうな気がする。どちらに行ってもいいんだが、ここでは左折して尾根伝いに下っていく近道を選択した。
遊歩道に出る
大規模な崩落地 遊歩道に出て左折する

遊歩道を下っていくと東屋の案内があったので立ち寄ってみた。東屋は見晴らしの良いところに建てられていて、遠くに竜ヶ岳が聳え、左右両翼の位置に大梅山と大黒山が控えていて、絶好のアングルだったが、逆光で良い写真とはならなかった。

支尾根上に付けられた遊歩道を東に下っていくと間もなく車道に出た。車道を7分ほど下っていくと 「いこいの森」 の案内板のところに戻り、周回を終えた。今回のルートは距離は長いが、駐車場やトイレが整備されているので有難い。玖珂町の中心地まで戻り 「アンジェリック」 でおいしいケーキを買って帰る。
遊歩道から車道に出る
遊歩道から車道に出る

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