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山 名
向山(666m)
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広島市安佐南区
登山日 2011年12月4日(日) 曇り時々晴れ マクドナルドより望む向山
西風新都のマクドナルドより望む向山
参加者 単独
コース 神原のシダレ桜(12時40分)〜(12:55)林道終点(13:00)〜大谷の滝(13:15)〜反射板の上(13:25)〜主稜線に乗る(13:50)〜向山(14:10)〜(14::15)展望岩場(14:20)〜固目ヶ岳往復〜一休みの壇〜笹利分岐(14:55)〜(15:10)送電鉄塔(15:15)〜神原笹利連絡道(15:25)〜(15:45)神原のシダレ桜 所要時間3時間5分
お弁当 お昼を済ませてから登りました
駐車場 今回は徒歩+公共の交通機関です(車の場合は神原移転用地内の路肩を利用すればよい)
トイレ 登山口付近にはありません
まとめ 恒例の冬の風物詩である区の駅伝大会が西風新都の広域公園で開催された。朝早くから出掛けた分終わるのも早く、お昼頃にはお役御免となり、その足で裏山の向山に登った。今回の登山口とした神原のシダレ桜は佐伯区に位置するが、歩き始めたのが広域公園内なので場所は 「広島市安佐南区」 としました。

正午頃に広域公園ビッグアーチから歩き始める。庭球場のそばを通り抜け西風新都セントラルシティのメイン通りに出て坂道を上っていくと正面に向山の稜線が見えてきた。麓が造成されているので、低い山のように見えるが、どっこい見かけとは裏腹にしごかれる山です。


取り付き セブンイレブンで行動食を調達して広い道を西に向かい、携帯無線塔が建っている南西の隅っこから神原に通じる細い車道に入り下っていく 「神原のシダレ桜」 が見えてきた。春には見事に花を咲かせるだろうが、もちろん今の時期は訪れる人はいない。

傍らの橋の袂で登山靴に履き替えて登山支度をしている僅かの間に、多くの車が行き交う。この抜け道は案外約に立っているようです。登山支度を終え、川の右岸に付いている林道を上がり雑木林の中に入っていく。
取り付きは「神原のシダレ桜」のところ

林道を登っていくと4分で舗装路に出合うので、舗装路を少しだけ歩いて、目の前にある梶毛川砂防堰堤の左手から谷沿いに延びる未舗装林道に入っていく。少し歩いていくとガードレールや中国電力の 「火の用心」 札があった。この廃道は今は鉄塔保守道として使われているんだ。

【参考】 国土地理院の25,000図では、林道は神原集会所のところから延びているように図示されているが、実は河川改修工事によって寸断されてしまっています。林道の入口はここで紹介している 「神原のシダレ桜」 のところしかありませんので利用に当たっては注意して下さい。
林道を奥の方に向かう
林道を奥の方に向かう

林道が右にUターンするところから鉄塔保守道があった。今日は歩くルートを決めていなかったのでどちらを採ろうか迷ったが結局は無難な林道を上がっていくことにした。右に二つ目の梶毛川砂防堰堤を過ごすと間もなく林道終点に達した。ここまで15分。

林道終点から右に折り返して沢を渡る細い道は東側の支尾根に建つ鉄塔方面への保守道だ。ここでは薄い踏み跡の谷道に入る。テープは見当たらなかったが、ともかくこの谷を詰めてみることにした。
林道終点
林道終点から谷に入る

足下が不安定な谷 右岸に付いている薄い踏み跡を辿って沢沿いに上る。午前中に降った小雨が乾いてなくて足下が滑り易くなっているのでスリップに注意しながら進んでいく。マーカーのところで左岸に渡った。

沢が合流している付近はヒノキの植林が広がり、歩き易い植林の手入れ道に変わった。そして左手に大谷の滝が見えた。落差はあるが少し迫力に欠ける。
大谷の滝
足下が不安定な谷を上っていく 落差20mくらいの大谷の滝

小谷を上る 大谷の滝の先で、水流の少ない小谷に入り北に向かい、谷の途中(左の写真の明るくなっている付近)で右の斜面を上がり支尾根に乗ると間もなく、こころからの区界ルートに合流した。位置的には反射板の少し上のコブです。

前述の林道終点から大谷の滝を経て区界に至るルートは薄い踏み跡はあるものの、テープの類は極端に少ない(無いと言っても過言ではないほど)ので注意して下さい。
区界ルートに出合う
水流の少ない小谷を上る こころからの区界ルートに出合う

主稜線 区界に付いている古道を登っていく。右手が開けていて眼下に西風新都が広がり、その後ろに広島南アルプスの稜線が見える。約10分で古道が切れて、植林の混じる雑木林の急登道に変わる。道ばたには「広島市」や「五日市町」の標石がある。懐かしい名の五日市町は1985年に広島市と合併し、広島市で8番目の区となる佐伯区が誕生した。

主稜線に出て左折して登っていくと直に陸軍省の標石の建つコブに着く。稜線上はずっと植林が続き、展望はなく薄暗い樹林の中を歩いていく。一人だと心細いですね。
主稜線に乗り左折する

向山山頂 植生が植林から雑木林に変わると間もなく向山に着いた。周囲は雑木が茂り展望がないので素通りして、尾根道を下っていくと、突然視界が開け目の前に瀬戸の美しい景色が現れた。絶景の展望地 「奥原の岩場」 だ。

今日は遠望が効き、遠く四国の山が霞んで見えている。西には形の良い三角錐の山…羅漢かと思ったが大峯山だった。
展望岩場
展望のない向山山頂 大展望の「奥原の岩場」

「奥原の岩場」からの眺め 固目ヶ丘からの眺め
「奥原の岩場」からの眺め 固目ヶ丘からの眺め

固目ヶ丘 今日は以前から気になっていた 「固目ヶ丘」 に行ってみることにして、奥原の岩場から向山山頂の方に10mほど戻り、小さな案内プレートのところから南斜面をトラバースしながら下っていく。それから小尾根に乗ると間もなく 「固目ヶ丘」 の案内があったので下山ルートから外れ寄り道をする。

案内のところから僅か2分ほど下ると固目ヶ丘に着いた。奥原の岩場と同じく展望が良いが見える範囲が違い、ここからは北〜南西の方角が見える。久地の岳山の後方に本串山と牛頭山が、だんご3兄弟のように前後に並んでいる。本串山の斜面に2本の赤白カラー塗装鉄塔が陽を受けてくっきりと見えていた。
展望の良い固目ヶ丘

下山ルートまで戻り尾根通しに下っていくと 「一休みの檀」 と名付けられた休憩地があった。展望はあまりよろしくなく立木の間から西風新都が透けて見えるくらいだ。前方は崖になっているので、うっかり足を滑らせると、一休みが永久休みになってしまうぞ。

目まぐるしく方向が変わるヒノキ林の中を下っていくと、笹利分岐があった。神原の方に下っていくとどこに出るのか知りたかったが、笹利方面の道はハイウェイのように明瞭な道が下っている。一体この良い道は何なんだ?行ってみよう!と言うことで、右に折り返した。
笹利分岐
笹利分岐で右に折り返す

送電鉄塔 植林地をトラバース気味に下っていくと中電の黄色い巡視札があった。やはり鉄塔保守道だったか。左手下方に送電鉄塔が見えている。沢の音が聞こえてくると間もなく沢を渡り西隣の尾根に乗った。尾根道を下っていくと道が二分する。左は尾根道、右の巡視札の掛かっている道は谷に下っている。ここは左の尾根道を採ることにした。

尾根道をさらに下っていくと送電鉄塔に出る。南側に1本、北側に2本の送電鉄塔が見えるが、区界にある送電鉄塔は見えない。ここにきてようやく、どこに出るのかが判ってきた。
送電鉄塔の建つ尾根道

神原−笹利連絡道 送電鉄塔から適度に荒れた急斜面を下っていくと神原笹利連絡道(兼・鉄塔保守道)に出た。左折して5分で池の傍を抜けて車道終点に出る。遠くに白木山が見える。階段を下り神原移転用地を抜けると、スタート地点のシダレ桜まで戻ってきた。

こころまで戻り、セントラルシティ中央バス停から、バスセンター行きのバスに乗って帰る。広島高速4号線を通る分の高速料金が運賃に転嫁されているのでは?運賃が少し高いような気がした。
神原移転用地の南側
神原−笹利連絡道に出て左折する 神原移転用地の南側

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