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山 名 |
比婆山(1264m) 吾妻山(1238m) | 広島県庄原市 |
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登山日 | 2011年8月28日(日) 晴れのち曇り |
南西側より望む(左端が烏帽子山)
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参加者 | 夫婦 | |
コース | 比婆山古道入口(8時55分)〜広葉樹林へ(9:15)〜休憩5分〜飛越岩(9:45)〜緊急電話ロス5分〜御陵(10:05)〜立ち話5分ロス〜鞍部(10:30)〜(11:00)横田分れ(11:05)〜(11:15)大膳原野営場(11:25)〜(12:00)吾妻山(12:25)〜(13:00)国民休暇村 | |
お弁当 | 吾妻山山頂で食べました(他の候補としては大膳原野営場) | |
駐車場 | 国民休暇村(20〜30台くらい停められます。満車の場合は路肩へ) | |
トイレ | 国民休暇村(もちろん水洗です) 大膳原野営場(水洗です) 比婆山古道の稜線近くにあるトイレ(使えそうもありません) | |
まとめ | 今年6月の中国新聞朝刊に、比婆山古道が60年ぶりに復元されたとの記事が掲載された。なかなか登り応えのあるコースのようなので暑い夏場を避けて登ってみたが、延々と続く登りにはいささか草臥れた。当日は「山フェス比婆山2011」が開催されていたので、流行りの山ガールがぞろぞろ?と思ってたが全くそのようなことはなかった。時間帯が違ったんだろう。 |
日が高くならないうちに登りたいと思ったので早朝6時半に広島市内の自宅を出る。中国自動車道を庄原ICで降りて国道432号線を比和方面に向けて走り、いつもの吾妻路に立ち寄って御当地野菜を仕入れる。そして今では閉鎖されているドルフィンバレイスキー場を過ごすと間もなく細い道に変わり、そこから少し上っていくと比婆山古道の入口があった。計測するとドルフィンバレイスキー場入口から1.9km地点だった。
今回は国民休暇村に駐車して、そこから比婆山古道までの約3.5kmを自転車で下った。比婆山古道入口付近に駐車する場合は、古道入口から少し上がったところに離合するための退避スペースがあるので、離合の妨げににならないようにすれば4台くらいまでは駐車できると思う。 【登山道60年ぶり復元】 庄原市比和町三河内から比婆山の山頂へ抜ける登山道を、市と地元住民が約60年ぶりに復元した。「比婆山古道」と名付け下草を刈ったり登山口を示す看板を設置したりした。スキー場から約1キロ北へ向かった道沿いに登山口があり、山頂の比婆山神社奥の院に抜ける。約2キロの登山道は60年前まで木材を運ぶ道だった。以下、略 (中国新聞2011年6月23日朝刊) |
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案内標識の立つ比婆山古道入口 |
「比婆山古道」の案内標識のところから植林地に入り谷沿いに進んでいき、左に振れてジグザグに登ると尾根に乗る。ここまで古道入口から約10分。 草花は殆ど見られず、ヌスビトハギやユキザサが果実を付けているくらいだ。植林の尾根道を登っていくと植林が切れてブナ主体の広葉樹林に変わってきた。ここまで古道入口から約20分。 |
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登り始めはスギの植林地 | ブナが主体の広葉樹林 |
広葉樹林に入っても登りが延々と続くのにはまいってしまう。そんなに急斜面ではないが、湿度が高いので汗が引かず蒸し暑く感じる。左に直角に振れ伏流水の流れる小谷を渡ると右手に、伊邪那美命が飛び越えたとされる「飛越岩」が見えてきた。未だ案内板は設置されていないが間違いないだろう。 そこから少し登ると右手にトイレがあった。建てられて相応の年月を経過しているが未だに健在だ。ただし扉がないので女性の方が使用するには勇気がいるだろう。太鼓岩・産子の岩戸への道を左に分けると主稜線に飛び出した。 |
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古事記ゆかりの「飛越岩」 |
主稜線に出て左折すると1分くらいで御陵に着いた。さすがに人気の比婆山で、実に多くのハイカーと出合う。御陵の少し先で弾独行の中年男性に道を尋ねられた。「まっすぐ行くとどの山に着くの」、「どのくらいで着くの」、「吾妻山はどっち」、「吾妻山までどのくらいかかるの」…と言った具合だ。どうやら地図を持っていないようだ。忘れたのか?落としたのか?それとも地図なんぞ必要ない山だと思ったのか?比婆山なら地図がなくとも何とかなるが…気になるところです。 グリーンシャワーを浴びながら緩やかに下っていくと変形十字路鞍部だ。烏帽子山はパスすることにして、左折して大膳原目指して下っていく。道ばたにはアキチョウジ、オオカニコウモリ、ツルニンジン、ツルリンドウ、トウバナ、ノダケ、ヤマジノホトトギスの花が咲いていた。 |
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十字路鞍部で左折する |
小石のゴロゴロした歩き難い道を下っていくとベンチのある横田分れに着いた。越原方面は夏草に覆われていてあまり歩かれていない模様だ。今回のように比婆山古道を歩く場合は、ここで左折(越原方面)して車道に出れば、車道歩きの少ない周回が出来ると思う。 横田分れから緩やかに登っていき樹林を抜けると大膳原、ワォ〜正面に端正な山容の吾妻山が控える。絵になる景色です。 |
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横田分れ(大膳原東端の鞍部) | 大膳原から吾妻山を望む |
大膳原には早くも秋が忍び寄っていてススキが咲き始めている。そのススキの原の中に色とりどりの山野草が咲き乱れていて花の楽園だ。横田分れから南の原分れまでの間にはアカバナ、アキノタムラソウ、イブキトラノオ、イヨフウロ、オトギリソウ、カワラナデシコ、キンミズヒキ、ゲンノショウコ、コウゾリナ、ゴマナ、シュロソウ、タニソバ、タムラソウ、ツリガネニンジン、ツリフネソウ、ノギラン、ヒヨドリバナ、ホツツジ、ホソバノヤマハハコ、ミズヒキ、ミゾソバ、ワレモコウの花が咲いていた。 キャンプ場を過ぎると間もなくササ原の登りが始まり紅葉樹林の中に入っていく。前方からは32人のグループが下ってきてすれ違うのに結構待たされた。皆さん高齢なれど元気ですね。案内標識の立つ南の原分岐で右折して吾妻山山頂を目指して登っていく。 |
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南の原分れで右折する |
稜線に出て右折してイチイの木を過ぎると吾妻山に着いた。麓は良く見えるが先ほどまで居た比婆山はガスがかかり始めている。猿政山も少し霞んで見難くなってきた。せっかく山頂でゆっくりくつろごうと思っていたのに、マナーを持ち合わせていない一部の人たち(7〜8人の高校生と引率と思しき先生)の所為で台無しになってしまった。 【情けない引率とだらしない生徒たち】 前述の人たちは方位盤の上にザックを置いて皆さん山頂標識の周囲に座っていたので、「山座同定ができないよ。記念写真が撮れないよ。」と引率に注意をした。最初は注意に従ってくれたが、暫くしてから女生徒が再び方位盤に腰をおろした。こんな人たちは山に来て欲しくない。他のハイカーもマナーの悪い人に対しては注意してやって欲しい。 |
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吾妻山山頂 |
吾妻山からは池の原に下る。時刻はお昼を少し過ぎたところだが登ってくる人が後を絶たない。小さな子どもたちも登ってくる。頑張れ!池の原にはマツムシソウがたくさん咲いていた。この花を見ると「秋が来たんだなあ」と思う。今年の夏は暑かったり涼しかったりで変な夏だった。 広い草原では皆さん散策を楽しんでいて、ロープで囲まれたお花畑(右の写真。ロープは立入禁止ということではなく、入ったら危ないので張ってあるんだと思う)にはタムラソウ、サラシナショウマ、コオニユリが咲き乱れている。大池にはスイレンが可憐に咲き、それを観賞する人たちが池の畔を囲んでいた。国民休暇村に下り、比婆山古道登山口に停めていた自転車を回収して帰広する。 |
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池の原のお花畑 |
ツルニンジン | ノダケ | ツルリンドウ | ミゾソバ | キンミズヒキ |
ツリガネニンジン | アカバナ | タムラソウ | オトギリソウ | カワラナデシコ |
イブキトラノオ | イヨフウロ | サラシナショウマ | アケボノソウ | マツムシソウ |
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