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山 名
本串山(572m)
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広島市安佐北区
登山日 2011年1月22日(土) 晴れ 大川橋南詰より望む本串山
大川橋南詰より望む本串山
参加者 単独
コース 旧JR可部線布駅(8時)〜(8:20)77号鉄塔(8:25)〜(8:40)76号鉄塔(8:45)〜75号鉄塔(9:00)〜525m独標(9:25)〜巡視路出合(9:45)〜(9:50)本串山・73号鉄塔(10:00)〜72号鉄塔(10:05)〜十字路鞍部(10:20)〜(10:50)右平花園の里(11:00)〜車道に出る(11:05)〜国道に出る(11:35)〜太田川右岸の道〜(12:15)旧JR可部線布駅
お弁当 下山してから食べました
駐車場 旧JR布駅の北側広場(邪魔にならないところは何ヶ所かある)
トイレ 登山口付近にはありません
まとめ 今日は牛頭山まで縦走する予定で早めに登り始めた。しかし本串山山頂部には予想を越える積雪があり、さらに条件が厳しくなるのは必定なので、予定のスケジュールをこなすのは体力的に難しいと判断して本串山北側の鞍部から右平に下山した。←大いに考えが甘かった。縦走は次回以降に持ち越しとします。

可部から国道191号線を走り、幕の内峠(幕の内トンネル)を越えて飯室に入ると、小説「雪国」の書き出しを彷彿とさせるように、道ばたの雪が目立ってきた。自宅からほんの数kmしか北上していないというのに、この違いは…いったい何なんだろうか。同じ広島市内なのに!目の前に広がる本串山〜牛頭山の稜線を見ながら進んでいき、布の交差点を少し過ぎたところで右折して旧JR可部線布駅の北側広場の邪魔にならないところに駐車する。


ホーム西端からの景色 布駅には上下線の各ホームと線路の一部が残されていたが、駅舎や退避線を含む線路の殆どは撤去されていた。駅の山側は広場になっていて重機や大型トラックが停めてあったので地元の土木会社の敷地なんだろう。ホームの西側の片隅に廃車が放置されたままになっていたので、その近くの邪魔にならないところに停めさせてもらった。

駐車したところからJR線路跡地を西に50mほど歩き、右手の5段くらいの石段を上がりコンクリート打ちされた細いを路地を山の方に進んでいく。
旧可部線布駅のホーム西端からの景色

取り付き 路地を抜けると目の前に中電の鉄塔標識と黄色い巡視札が目に留まった。もう少し道が入り組んでいるかと思ったが案外簡単だった。

竹林を抜けてトラバース気味に西に進んでいくと取り付きから3分で道が二分するので直進する。ここで躊躇う人が多いのか、竹の幹に ←山 と書かれていた。なお、右に登っていく道は本串山南斜面の中腹を東西に走る別の送電線の巡視路です。
保守道分岐
鉄塔標識のあるところから取り付く 鉄塔保守道分岐では直進する

久地冠山 保守道分岐から少しの間急登が続く。落ち葉で滑りそうなのを何とか堪えながら高度を上げていく。途中で小枝で杖をこしらえたので少しは楽になった。保守道分岐から5分くらいで崩落地に出合った。崩落は広範囲に亘っていて下の国道では土砂流入防止のための大きな土のうが並べてあった。うっかり足を滑らせてしまうと大変なことになってしまうので要注意です。

やがて77号鉄塔に着いたので小休止。南には太田川を挟んで送電線の向こうに久地冠山が、北西〜北にかけて加計の五輪山や滝山が見える。標高が低いので西中国山地は見えてない。風が吹き付けて寒いので眺望を楽しむのもそこそこにしてスタートする。
77号鉄塔から太田川対岸の久地冠山を望む

77号鉄塔からは尾根道を登っていくが、雪が少しづつ増えていき、急斜面であることや落ち葉が堆積していることと相まって、滑って滑ってなかなか前に進まない。やがて西側の展望がある76号鉄塔に着いたが、鉄塔が邪魔をして素晴らしい景観が損なわれている。ここからは鉄塔の後方に津浪の猿彦山や加計の五輪山を見ることができる。

76号鉄塔からはスギの植林の中に付けられた横木の階段道を下り登り返すと、雑木林に変わり前方に前衛峰である525m独標が見えてきた。少し登ると75号鉄塔に着く。
スギ林
スギ林の中の登り道

525独標 75号鉄塔からほんの20mほど下ったところの鞍部から保守道が右に下っているが、巡視路を忠実に辿って大回りするよりは、正面の525m独標の南斜面に取り付いた方が効率が良いのではないかと思い、尾根通しに進むことにして雑木林と植林の境を登っていく。少し登ったところで傾斜が増してきたので左に振れトラバース気味に登っていく。ところどころに赤テープがあったので尾根通しに登る人もいるんだな。

525m独標からは60度の方向に明瞭な尾根道が続く。ずっと植林が続くので下草や灌木は少なく比較的歩き易いが、倒木が多いので時間がかかってしまう。積雪は20cmくらいなので歩くのに支障はなく気にはならない。鞍部から倒木の多い斜面を登り返し右に振れると鉄塔保守道に出た。
525m独標(南側は雑木林)

本串山山頂 鉄塔保守道に出て5分で本串山山頂に着くが、周囲は植林で展望はない。そのまま10m進んでいくと73号鉄塔に出て、上空がパッ〜と開けて青空が覗く。周囲の植林に阻まれて展望は乏しいものの、東側だけは立ち木の上に稜線が見えている。同定していないので山名は判らない。

73号鉄塔の真下を通って鉄塔保守道を進んでいくと72号鉄塔の手前で展望が開け、牛頭山への縦走路、堂床山、阿武山、後山権現山などを見ることができる。
73号鉄塔
展望のない本串山山頂 赤白カラー塗装の73号鉄塔

堂床山 阿武山
72号鉄塔から堂床山方面を望む 72号鉄塔から阿武山方面を望む

十字路鞍部 72号鉄塔から鞍部までは土塁のようなところもあり歩き易い道が続く。尾根道を下っていくと72号鉄塔から15分で十字路鞍部に下りる。鞍部には鉄塔標識があり、縦走路両方向の杉の幹に、それぞれ 「牛頭山頂」、「本串山頂」 と記されたプレートが取り付けてあった。しかし左右両方に下る道の案内はありませんでした。

今日は牛頭山まで縦走し、帰りは牛頭の双耳峰の鞍部から谷を下って右平に出る予定にしていたが、北に向かうにつれ積雪が多くなってくるだろうから、このあたりで撤退することにして、鞍部で左折して植林谷を下っていく。
十字路鞍部で左折する

谷道は右平と飯室を繋ぐ生活道路だったんだろうか、倒木があるものの意外としっかりした道が続く。谷の右斜面に付けられた道を下っていくと鞍部から15分で木橋を渡り、さらに5分で二本の巨杉の間に佇む祠を過ごす。やがて前方に朱塗りの鉄骨造りの建物が見えてきて、用水路沿いに下っていくと、その建物のところに出た。

飛び出したところは 「右平花園の里」 の最奥部で、朱塗りの建物は 「山小屋」 と名付けられた休憩所でした。山小屋の庭にはモミの巨木があり、裏には 「神仙水」 と銘打った地下水が竹樋の先からチョロチョロと流れ出してていた。また山小屋の前には数多くのシャクナゲが植えられている。
「山小屋」の建物のところに出た

車道に出る 右平花園の里は、4月6日に開園し入園料は300円。園内には2万本のシャクナゲの他に桜の木がある。山小屋では飲み物・軽食がある。遊歩道を辿れば城跡へ。お手洗いあり。 … といったところです。

園内の広い道を下っていき閉ざされたままの門扉のところから車道に出て右平川沿いに下る。車道はアイスバーン状態のところが続き、そろ〜りと用心しながら歩いたので国道に出るまで相当時間がかかった。やっと国道に出ると、アレアレ歩道がない!仕方ないので、橋を渡り太田川の右岸に出て野間平発電所の前を通ってスタート地点に戻った。
右平花園の里から車道に出る

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