HOME 戻る
山 名
鷹ノ巣山(922m) 硫黄山(779m)
工程図を見る
広島県東広島市福富町
登山日 2010年12月23日(祝) 晴れ 道の駅から望む
道の駅 「湖畔の里」より望む
参加者 単独
コース 西ノ谷(7時55分)〜(8:25)林道横断(8:30)〜639m三角点(8:45)〜林道鷹ノ巣線横断(9:00)〜国有林専用道横断(9:20)〜(9:40)鷹ノ巣山(9:50)〜鞍部(10:25)〜(11:00車道に下りる(11:05)〜電波塔(11:15)〜硫黄山(11:25)〜(11:35)電波塔(11:45)〜林道に入る(12:25)〜(12:55)西ノ谷
お弁当 硫黄山電波塔前で食べました(もちろん候補は鷹ノ巣山山頂です)
駐車場 取り付き付近の旧道(新しい道が付けられていて旧道は使われていない状態でした)
トイレ 道の駅 「湖畔の里」 早朝にもかかわらず利用できました。
まとめ 12月上旬に風邪をひいたので暫くは山行きなどを自粛していた。徐々に快方に向かっているものの未だ完治していないのだが、あまりにも天気が良さそうなので、比較的近場の比較的楽な山に登ることにしました。日中は比較的暖かかったものの朝晩は相当に冷え込んだと見えて、鷹ノ巣山山頂からは白木、千代田方面に雲海が見えました。

所用があり朝早く起きる羽目になってしまった。ようやく明るくなってきた志和の盆地は霧に包まれていて幻想的だ。峠を越えて福富町に入り道の駅湖畔の里でトイレを済ませてから目的地の西の谷を目指す。福富ダムの造成時に新しく付けられた道を西へと走り、新平渡橋を渡って西ノ谷に向かう。西ノ谷の場所が判らなければ 『水子観音・妙養寺』 の案内に従って進んでいけばよい。


取り付き 取り付き付近には新しく出来た道が東西に走っていて、三日月湖のように取り残されてしまった旧道に駐車する。左の写真は、その駐車地から見た取り付き付近の様子で、左右に立派な道が走っているのが判るでしょ。そそくさと登山支度をして白い手摺りの付いた道を上がっていくと墓所があり、墓所の裏手から尾根に上がる。

尾根は倒木だらけで先行きが思いやられたが暫く進んでいくと歩き易くなった。植生はヒノキがまばらにある普通の雑木林だ。未だ風邪が治りきっていないのか息苦しくてペースが上がらない。取り付きから20分で尾根道が合わさると道が緩やかになってきた。尾根道にはプラスチック製の白い杭が幾つも見られる。境界を示す杭なんだろうか?
西ノ谷集落の取り付き

心持ち下ると林道に出たので林道の状況確認を含め小休止する。林道を横断して尾根に取り付く。左手下方に林道を見ながら尾根道を上がっていくと露岩地帯に出る。アレアレ平たい露岩の上に石祠が…露岩を過ぎると3等三角点が鎮座し、さらに少し登っていくとピークに着く。

ピーク周辺は平坦でコンパスがないと迷ってしまいそうだ。方向を定めて西に向けて松林の中を下っていくと再び林道が見えてきて、林道と並行するように尾根を下っていくと、とうとう鞍部付近で林道に出た。飛び出したところには目印のように水色の紐がぶら下がっていた。ここまでは、下竹仁(しもだけに)と久芳(くば)の町境を歩いたことになる。
露岩
露岩の上に祠がある

林道鷹ノ巣線を横断する 林道に出てから2分で林道鷹ノ巣線(舗装車道)を横断して再び林道へと入る。路面の状態は良く、これなら車で入れるなと思っていたら廃車が放置してあった。

北上を続けると国有林専用道に出合う。ここが新分県登山ガイドの鷹ノ巣山の頁に紹介のある下山口の方で、専用道の両側に案内標識が立っている。再び道路を横断して登山道へと入っていく。
国有林専用道を横断する
林道鷹ノ巣線(車道)を横断する 国有林専用道を横断する

ヒノキ林の中の道 登山道はヒノキ林の中にほぼ一直線に伸びている。トラバースして東尾根に乗ると、平坦地の先に急斜面が待ち構えていた。粘土質の足下は滑りやすいから雨後は大変だろうが、今は乾いているので楽に登れる。

急登を終えると植生が広葉樹林に変わり 「鷹ノ巣山ブナ植物群落保護林」 の案内板が立っている。春先にはカタクリの花が咲く素晴らしいエリアです。広葉樹林を抜けるとコンクリート造りの展望台が見えてきて鷹ノ巣山山頂に着いた。
ヒノキ林の中を登っていく 鷹ノ巣山山頂

鷹ノ巣山山頂からの眺め 鷹ノ巣山山頂からは北側を除き開けていて、東には福富町、西には向原町の町が見えている。時刻は10時前だが未だに芸備線沿線の白木町〜向原にかけてや、八千代町あたりに、霧の海が見られる。

視界が良ければ新雪を抱いた西中国山地の山並みが見える筈なんだが、今日の霞んだ天気では、それは期待できない。展望台の上で暫く過ごしていると寒くなってきたので硫黄山に向けて下山する。今日は風があるね。
鷹ノ巣山から南西方面の眺め(霧の海が消えずに残っている)

急坂を転げ落ちるように下っていくと緩斜面に変わり、しっかりと踏み固められた快適な尾根道が続く。「鷹ノ巣山まであと500m標識」 を過ごすと尾根道が行き止まってしまうように見えるが、登山道は右手の植林に続いている。791m独標を過ぎると、「鷹ノ巣山まであと1km」 標識があった。

鷹ノ巣山は山頂部南斜面にだけ、お情けのように伐採を免れた広葉樹があるが、それ以外は全て植林で西側一帯にも樹齢を重ねたヒノキ林が広がっている。そして 「ご利用の皆様へ。伐採作業中。向原方面への下山はできません。ご協力をお願いします」 の赤い紙が、あちこちのヒノキの幹に貼り付けてあった。774m独標からは鞍部に向かって下っていく。いつの間にか左手は雑木林に変わっている。
踏み固められた登山道
踏み固められた登山道

鞍部 鞍部が近くなると重機の音やチェーンソーの音が聞こえてきた。そして右手には作業道が上がってきている。左の写真の重機があるところが鞍部で、ここから右手に向原町保垣方面への登山道が下っている筈なんだが、どこに道があるのやら?重機の向こう側に案内標識類がまとめて置いてあった。

今日は鞍部から向原側に下りて、796m三角点のある尾根を登り返そうと思っていたが、この様子では無理のようなので諦めて、鞍部から作業の邪魔にならぬよう、雑木林の中を登っていく。しかしイバラが多いと、水気を含んだカヤと下草に悩まされたので、重機が見えなくなったところまで登ったところから、植林帯に逃げ込む。
伐採が進む鞍部付近

植林帯を西に進んでいくと南北に走る稜線に出合う。おやおやヒノキの幹に鷹ノ巣山への方向を示すプレートが掛っているぞ。プレートがあるということは、登山道があるということなんだが一体どこから上がっているルートなんだろうか?上竹仁からの破線の道なのか?

稜線上には土塁が築かれていて土塁に沿って進んでいくが、6〜7分で土塁は右に去ってしまった。
土塁の道
なぜこんなところに標識が? 土塁の道が続く

尾根道を外さずに進んでいくと車道に飛び出した。中国電力のコンクリート電柱番号が、鷹の巣山分72号のところだった。車道を横断して反対側の斜面に取り付き、さらに尾根道を進んでいくと、おむすびの形をした岩があり、上に小石が積んである。よくもまあ、こんなところにケルンが!すぐ先にあるコブを下っていくと再び車道に飛び出した。目の前にはNTTドコモ中国の硫黄無線中継所の建物と電波塔が聳えている。

電波塔付近からは木の間越しに板鍋山が見えるくらいで概して展望はありません。電波塔の右手奥に硫黄山山頂への取り付きがある。案内標識やテープは見当たりませんでした。
電波塔
NTTドコモの電波塔

電波塔からも尾根通しに登っていく。ルートは明瞭なれど倒木が多いのには苦労する。山頂手前に左手が開けているところがあり東南東の方向に山が見えるが一体どこの山なのか?霞んでいるせいもあり同定できない。

ミヤマシキミの群生する斜面を登っていくと3等三角点の鎮座する硫黄山に着いた。山頂周辺はアセビが多く雑木も茂り展望はあまり望めないが、南側が少し開けていて段原山(野路山)が近くに見えている。落ち着く場所もないので電波塔まで引き返し小休止する。
あまり展望のない硫黄山山頂

下りは車道を歩くことにして電波塔からNTTの管理道を歩いていくと4分で車道に出合い、右折して車道を延々と下っていく。最初のうちは正面に鷹ノ巣山が見えていたが、そのうち手前のピークに隠れて見えなくなってしまった。郷谷方面に下る三差路を直進してなおも下っていき、車道が右カーブする谷のところで右折して林道に入る。林道は溜め池を過ぎたところから猛烈に荒れていて、しかも流れに架かる橋は流失していて歩くにも難儀をする。約12分で再び車道に出て、スタート地点に戻る。

さて鷹ノ巣山〜硫黄山へは尾根通しに歩いた訳だが、向原町保垣へ下る鞍部から硫黄山までは茂っていないので労することなく普通に歩けた。誰が付けたのかテープ類はほんの少しだけありました。展望はと言えば…ありませんでした。
林道へ
車道から林道へ

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送