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山 名 |
先峠山(402m) 三ツ丸子山(367m) 大江山(273m) | 広島県廿日市市宮島町 |
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登山日 | 2010年11月14日(日) 曇のち晴 |
須屋浦から望む(10/04/29写す)
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参加者 | 夫婦 Hさん | |
コース | 宮島桟橋(8時)〜大元ルート登山口(8:30)〜(9:15)前峠(9:20)〜(9:40)多々良林道(9:45)〜(10:00)先峠(10:10)〜先峠山(10:30)〜鞍部(10:50)〜(11:10)三ツ丸子山西側ピーク(12:00)〜330m台ピーク(12:10)〜(12:20)鞍部(12:30)〜(13:00)室浜砲台分岐(13:15)〜多々良潟(13:40)〜大元公園(14:15)〜以下省略します | |
ガイド | 低山名山 さんの 大江山〜三ツ丸子山〜先峠山 を参考にしました。 | |
お弁当 | 三ツ丸子山の一番西側のピークで食べました(ここが一番展望がある) | |
駐車場 | 宮島口連絡船乗り場付近の有料駐車場(どこも1000円/日です) | |
トイレ | 登りで一番最後のトイレは大元公園です(もちろん水洗です) | |
まとめ | 今年の春に時計回りに宮島を一周したときに、宮島最西端の平根を回り込むと前方にボコボコした稜線(トップの写真)が見えてきた。一瞬、弥山付近の山かなと思ったがどうも違うようだ。後で調べると大江山〜三ツ丸子山の稜線だと判った。それ以来機会があれば登ってみようと思い、ネットで少ない情報を拾い集めて、紅葉の今の時期に紅葉狩りを兼ねて登ってみることにしました。 |
午前7時45分のフェリーで宮島に渡る。数年前に大聖院コースの上の方で発生した土石流の痕跡が黄砂で霞む弥山の中腹にぼんやりと浮かびあがっている。程なく宮島桟橋に着いたが朝早い便なので、紅葉のシーズンにもかかわらず下船する乗客はまばらだった。
一昨日から黄砂が飛来して日本列島をすっぽりと包み、視界が極端に悪くなっている。陽は登っているのだが、どこにお日さまがあるのか?天空を見まわして明るくなっているところを探さなければならないような状況です。 干潮だったので干潟を通り抜けて時間短縮を図る。朱の大鳥居の後方には対岸の大野町がシルエット状態だ。 |
大元公園は春のサクラの時期は見ごたえがあるが、紅葉はイマイチだ。弥山登山道の大きな案内板のあるところが大元ルートの登山口です。登山口を入ると2分ほどで道が二分する。左手の橋を渡る道が大元ルートだが、ここでは右手の道に入り、鳥獣保護区の看板のところから谷道を上がっていきます。 谷道は道幅が広く快適に歩けるが、倒木が多くルートが変わっているところがある。左手に駒ヶ林の懸崖を見ながらのんびりと上がっていくと登山口から15分で幅広の道から道幅の細いシダ道に変わる。いつも苦労して通り抜けていた倒木地帯は、以前の難渋していた面影はどこにいったのかと思うくらい、すっきりきれいに片付けられていた。有難いですね。 |
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大元ルートから谷道へ |
前峠で右折して照葉樹林の中を暫く下っていくと、樹林が切れて宮島特有の粘っこいシダに覆われた明るい道に変わり、前方に502mピーク〜先峠山〜三ツ丸子山が見えてきた。三ツ丸子山自体は低い山なので周囲の山に圧倒されて存在感は薄いものの、ポコポコポコと三つのピークが均等に並ぶ稜線は、何となく愛嬌があり魅せられてしまいます。 やがて眼下に多々良林道が見えてきた。せっかく登ったのに下るのはもったいないが致し方ない。赤や黄色に染まっている山肌を見ながらシダ道を下っていきます。 |
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前峠の少し先より望む三ツ丸子山 |
沢を渡って斜面を上がると多々良林道に出ると、正面に岩船岳の登山口がある。案内標識には岩船岳の案内はなく、「高安ヶ原を経て青海苔浦」 とある。なお、登山口のところに立つ中電のコンクリート電柱の番号は、「ミセンブンキ38」 です。 ここでルートの選択をする。目の前の登山道に入り先峠に上がるか、または、多々良林道を奥の院まで上がり502mピークを経て先峠に出るかだ。多数決により前者となった。← なんとなくそうなるような予感がしていた。皆さん地形図を見ながら 「きつそうな登りだね」 と言うので少しは地図が読めるようになったようだ。さて、指導標の右手から樹林に入り早速急斜面に取り付く。 |
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岩船岳登山口 |
急斜面を15分ほど喘ぐと先峠に着いたので小休止する。峠は三差路になっていて、東は502mピークを経て奥の院へ、南は高安が原・青海苔浦・岩船への道だ。 先峠山の取り付きは過ぎてしまったので、登ってきた道をほんの10mほど戻り、テープのあるところから斜面に取り付く。ここから先峠山までは踏み跡が不明瞭なのでテープを見つけて登っていく。テープを見失ったらあらぬ方向に進んでいると思って差し支えない。 |
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先峠(手前が多々良林道) | 先峠山取り付き(蒲鉾板プレートあり) |
先峠から先峠山までは2つのピークを乗り越えていく。ところどころ視界が開けて弥山や岩船岳が見えるところがあった。先峠山からは御情けのように502mピークが見えるだけで、樹木に覆われて概して展望はありません。長居は無用の山頂だった。 先峠山から南西に伸びる尾根道を下る。下っていく方向に三ツ丸子山の三連コブが見えてきた。その後方には大野の経小屋山が霞んでいる。暫く下っていくと大きく右に振れたので、あれっと思ったがテープがあるのでそのまま下っていった。灌木帯に入ると左手には351mピークの真後ろに岩船岳が重なっていて頭頂部だけが覗いている。 |
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三ツ丸子山が近づいてきた |
灌木帯から照葉樹林に入ると鞍部に下りる。左手後方140度の方向から岩船登山道からの巻き道が合わさると、その5m先で、今度は右手から多々良林道から登ってくる谷道が合わさる。先峠から鞍部まで40分かかったが、先峠山に登らずに岩船登山道を下って先峠山南斜面の巻き道を使えば半分くらいの時間で到達できると思う。 鞍部から10分で三ツ丸子山の東側ピークに着き、さらに4分で中央ピーク、さらに6分で西側ピークに着く。展望の面から比較すると、東側ピークは全くダメ、中央ピークは弥山や岩船岳方面の一部の展望があるだけ、一番良いのは西側ピークです。 |
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変形四差路の鞍部 |
西側ピークには先着の男性がいた。高陽高校の先生だそうで、近く開かれる中国地区高校登山大会のコースの下見に来たとのことでした。おおまかなルートは決まっているようだが、情報を漏らしたらいけないので内緒にしときます。学校では理科と情報を教えているとのこと。熊のような顔をした先生だが、顔に似合わず優しそうな感じで、こんな先生に教えてもらう生徒は幸せだろうなあと思った。 山頂からは、弥山・駒ヶ林・前峠山・先峠山・岩船岳など宮島の主だった山を見ることができる。対岸の大野町の山は霞んでいるが、空気が澄んでいれば遠くまで見通せることだろう。でもいつもとは違った角度で弥山を眺めることができ、足を延ばした甲斐があったというものだ。 |
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三ツ丸子山の花のお嬢さん |
弥山方面(駒ヶ林と焼山は重なる) | 岩船岳(ずいぶん遠いですね) | 下山に使う稜線(対岸は大野町) |
三ツ丸子山西側の斜面を急下って登り返すと330m台ピークがある。踏み跡が自然と右カーブして北尾根に乗るように付いているので油断しないように!ここでは南東の方向に派生する尾根を下っていきます。明るいシダ道を下っていくと第一貝塚分岐があり、そこから4分で鞍部に下る。何故か意味不明のヤカンが掛けてあった。 大江山はすぐそこなので自分だけ空身でピストンする。大江山山頂は展望がないが10m西側に展望岩があり、その上に立つと岩船岳を見ることができる。岩船岳の展望台だ!岩の上は比較的平らなのでお昼の候補として考えられます。少しだけ速足で往復約10分でした。 |
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大江山西側の展望岩 |
鞍部から擂り鉢状の急斜面を底に向けて下っていく。この斜面にもテープがあるのでテープを追って下っていけば良い。テープが無くなったら有ったところまで戻るべし! 麓近くまで下っていくと日当たりのよいところが続き、宮島特有?の粘っこい羊歯をかき分けて進む。でも下りだから随分楽で、このルートを上りに使うとしんどいだろう。 |
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ヤカンのある鞍部(奥側が大江山) | うるさいシダの道 |
やっと標識のあるところに出た。右折して枯れ沢を渡ると突き当たるので左折して海岸の方に下っていくと、広大植物実験所の案内があるところに出た。 同行人を先に行かせて、植物実験所や室浜砲台付近を探索してみた。その方が買い物の時間がとれて良いだろうと思ったからだ。樹木ウォッチングをしながらアップダウンの多い車道を桟橋目指してひた歩く。もみじ饅頭の岩村に立ち寄ってみると案の定ウロウロしているお嬢さん方を見つけた。 |
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やっと標識のあるところに出た | 概略図(緑色ヶ所に案内標識あり) |
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