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山 名
指谷山(967m) 奥指谷山(1047m) 草ノ城山(976m) 島根県飯南町
登山日 2010年9月18日(土) 晴れ 琴引分れより望む
琴引分れ付近より望む縦走路
参加者 夫婦 Hさん
コース 島根県民の森研修館(8時25分)〜立ち話10分ロス〜五差路(9:00)〜(9:35)木地屋谷展望台(9:40)〜指谷山(9:55)〜杉ヶ谷ルート分岐(10:35)〜(11:00)指谷奥(11:15)〜屈曲点(11:35)〜(12:00)明眼寺谷ルート分岐(12:05)〜1105m独標(12:35)〜(12:55)和恵展望台(13:35)〜(14:10)草ノ城山(14:15)〜祖父釜谷ルート分岐(14:25)〜休憩5分〜(15:20)920m独標(15:25)〜(15:45)琴引分れ(16:00)〜林道(16:30)〜(17:00)島根県民の森研修館
お弁当 和恵展望台で食べました
駐車場 県民の森(30台くらい停められます) 満車ならキャンプ場の方もあるので心配は無用です。
トイレ 県民の森研修館(只今改装工事中で使用不可) キャンプ場(水洗です)
まとめ 標記のメンバーで来月に地方遠征を計画しているので、そのトレーニングの一環として県民の森を1周することにした。とてもハードな工程でトレーニングとしての目的は達成できたが、途中から設定タイムに対して遅れがちになったので、もう少し持久力を養わなければならないと痛感した。季節が変わりやや冷んやりとした乾いた空気に包まれた山を気持ちよく歩けた。

午前6時に自宅を出る。早朝にもかかわらず国道54号線はトラックがやけに多いので広島北ICから三次ICまで高速を利用した。赤名峠のドライブインで朝食休憩をとって県民の森に8時10分に着き研修館の駐車場に駐車する。


林道を歩く 上ってきた道を50mほど戻り、島根県民の森の石碑のところから左手の木地屋谷林道に入る。林道は未舗装だが荒れてはなく普通に歩けます。歩き始めて5分くらいで仕事前の森林組合の人たちと出合った。今日はスギを伐採するので帰りは気をつけて欲しいとのことだった。しかし森林組合の人たちが皆さん若いのには驚きだ。高齢者ばかりだと思っていたが考えを改めなきゃならん。

森林組合の人たちと別れて林道を登っていくと林道が分かれる。左の古い道に行きかけたがA−Bルートのバイパス道ではないかと思い、右の新しい道(植林切り出しのために新しく造られた道)に入る。
林道木地屋谷線の起点

伐採地 伐採されたスギの木が放置してある道を歩き、左手の遊歩道に入り植林の中をジグザグに登っていく。こちらのAルートは森林組合の作業が入り登山道が判り難くなっているので暫くは使わない方が良いだろう。

案内標識が見えてくると変形五差路に出る。左右に走っている林道を横断して尾根に取り付く。なお反対側(右の写真の手前側)は土打展望台への道です。
変形五差路
伐採地の中を登っていく 変形五差路で林道を横断する

育成天然林 尾根道を登っていくとブナが見られるようになってきた。道ばたには 「県民の森整備事業育成天然林施業地」 の看板が立っていたので、この付近が育成天然林のようだ。さらに登っていくとベンチがあり、その周辺には立派なブナ林が広がっていた。

五差路から15分でBコースの巻き道と出合い、さらに10分でBコースの944m独標点近くを通って尾根を下ってくる道が左手から合わさる。ここから先は一本道で迷いようがないが、これまでは分岐がいくつもあり、おまけに幾つもの林道があるので少しばかり悩んでしまった。
育成天然林施業地のブナ林

木地屋谷展望台 尾根道を快適に登っていくと木地屋谷展望台に着いた。広島県側が開けていて、蛇行する神之瀬川が眼下に小さく見えている。さらに進んでいくと行く手遠くに指谷奥が見えてきた。左手には木の間越しに和恵縦走路の向こうに三瓶山が見えるぞ。

木地屋谷展望台から10分余りで4等三角点の鎮座する指谷山に着く。展望はあまり得られないが、北東に大万木山〜指谷奥が望める。霞んではいるが比婆山系も見えている。
指谷山
木地屋谷展望台 僅かの展望の指谷山

指谷山からロープ場の斜面を急降下し次のコブまで登り返す。ここから指谷奥までは快適な道が続きます。概して見通しは良くないが、時折り右手の広島県側が開けて幾重にも重なった比和・高野町の山並みが見えるが馴染みのない山域なのでどこがどの山だか…

のんびり進んでいると前方から10数名の団体とすれ違った。県民の森を7時半にバスで発って8時過ぎに草峠から登り始めたそうだ。時刻は10時半だから草峠から既に2時間はゆうに経過している。と言うことは自分らが和恵展望台に着くまでには同じように2時間はかかるということだ。
プロムナード
ブナ林の中のプロムナード

指谷奥 左に杉ヶ谷ルートを過ごすと指谷奥に向けてジワリジワリと登っていく。縦走路にはモミジやカエデの木が多く見られるので紅葉の時期に歩くと楽しめるだろう。山頂が近くなると日差しを浴びるところが多く、気温の上昇とも相まって少し暑く感じるようになってきた。やがて本日の最高地点である指谷奥に着く。3等三角点の鎮座する山頂は展望はありませんでした。

指谷奥からは尾根道を北上する。たまに展望が開けるところがあって、左手には琴引山〜和恵縦走路・三瓶山が、右手には猿政山・吾妻山・比婆山系の山が垣間見え、軽いアップダウンの単調な尾根歩きながら退屈することはない。
縦走路最高地点の指谷奥

琴引山 比婆山系
縦走路からの琴引山(これから手前に見える稜線を歩く) 縦走路から東側の眺め(比婆山系は霞んで見える)

急下り 990m台屈曲点で西に振って尾根道を急下っていく。ところどころ左右の展望が開け、草ノ城山や大万木山が見え隠れする。道ばたにはイワカガミの大きな葉や咲き残りの花があり、初夏に歩くと花が楽しめると思う。

ずんずんと鞍部まで下っていくと、左手に明眼寺谷ルートが分岐する。ここで小休止をとる。
明眼寺谷ルート分岐
屈曲点から急下っていく 鞍部の明眼寺谷ルート分岐

鞍部から次の独標までは標高差にして150m余りだが地形図を見る限りでは等高線が詰んでいるのでしわそうだ。登ってみると登山道周辺には胴回り3m前後のブナの大木があり少しばかり気が紛れるが、掴むものがない直登が続くので疲労が蓄積されてくる。ここの登りは3段スロープになっていて、2番目の登りが終わりかけた頃、もう山頂だろうと思っていたが、さらに先に次の登りがあったので愕然とした。

這う這うの体で辿りついた独標点が今日のルートの中間点です。右は草峠を経て大万木山方面です。ここは左折して正面に草ノ城山を見ながら明るいヒノキとブナの混じる林の中を下っていく。こちら側は急傾斜が故に横木の階段が設けられていました。
1005m独標
展望のない1005m独標

和恵展望台 急降下していくと林道小田線の向こうに県民の森の大きな案内板と和恵展望台が見えてきた。出発して実に4時間半、やっと着きました!林道を横断して屋根付きの涼しい展望台のベンチに腰をおろしてお昼にする。地形的には展望台とは言えないようなところにあるんだが、ちゃんと展望はあります。沖の郷山が良く見えました。展望台の裏には大きなブナの木があるのも印象的です。

林道はお昼を食べている間に車が1台上がっていっただけで、交通量が少ないようです。それもその筈、この道は標高の高い山間部を貫いていることもあり、しょっちゅう通行止めになっているからです。
何故か林道に隣接する和恵展望台

さてお昼を済ませ、後半の部に入ることにする。展望台の右手から道幅の広い良く手入れされた尾根道を上がっていきます。登山道にはバラスが敷きつめてあるが、このバラスはどうやって運んだんだろうか?やがて傾斜が急になってきてジグザグ道に変わる。登山道が崩壊しているためかルートが変わっているところがあった。

振り返ると苦労して登り下りした1005m独標が見える。その左から稜線が大万木山へと続いている。大万木山もこの角度からだと違った山に見えてくる。右手には下の方に頓原の町が箱庭のようです。
縦走路
バラスを敷いた縦走路

1005独標 指谷稜線
草ノ城山北斜面より1005m独標を振り返って見る 草ノ城山山頂から午前中に歩いた稜線を望む

草ノ城山 草ノ城山手前で右の山頂に向かう道(左は巻き道)をとるとすぐに三角点の鎮座する草ノ城山に着く。多少は立ち木が邪魔をするが、南側に午前中に歩いた指谷山〜指谷奥〜1005独標までの稜線が見える。

草ノ城山から10分ほど下ると祖父釜谷ルートが下っている。ここが最後となるエスケープルートだが、予定どおり歩き通すことにして主稜線を下っていきます。
祖父釜谷ルート分岐
少しだけ展望のある草ノ城山 祖父釜谷ルート分岐(直進が祖父釜谷)

明るいブナ林の中を下っていき、872m独標を左から巻いて下り登り返して主稜線に復帰する。これじゃあ忠実に尾根を辿るのと変わらんじゃん。だんだん足が重くなってきたので、次の880m台ピークで小休止する。細かなアップダウンが続く稜線を西へと向かう。振り返れば木立の間から草ノ城山が見える。標石のある920m独標でも小休止する。疲労が溜まってきました。

さらに稜線を西に向かう。左手が開けたところがあり眼下に県民の森研修館が見える。1005m独標で折り返して随分帰ってきたぞ。本日最後の登りをこなすと、ようやく琴引分れに着いた。少し長めの休憩をとり、付近の展望のよいところで歩いてきた山を眺めて感慨に浸る。
琴引分れ
やっと琴引分れに着いた

林道出合い 琴引分れからは、細かなジグザグを繰り返し徐々に高度を下げていくと才谷林道に出た。このまま林道を下って車道に出るのが簡単だが、如何せん大周りになるので、林道を少し下ったところから右手のきのこ園に入り、スギ林の中を下っていく。ところどころ「天然きのこ園」の標識がありアカマツもあるので、もしや天然きのことはマツタケのことなのか?と思ってしまう。

きのこ園を抜け小田川に架かる橋を渡るとキャンプ場の前に出てきた。左折して車道を300mほど上ると研修館に戻ってきた。県民の森のスタッフにきのこ園について尋ねると、標高が高いが故にマツタケは生えないとのことでした。
才谷林道に出る

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