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山 名 |
吾妻山(1239m) | 広島県庄原市(旧比和町) |
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登山日 | 2010年8月29日(日) 晴れ |
比和町森脇より望む吾妻山
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参加者 | 夫婦 Hさん | |
コース | 登り:国民休暇村(9時5分)〜草原終端(10:35)〜(11:00)吾妻山 所要時間55分 下り:吾妻山(11:10)〜南の原(11:30)〜(12:00)国民休暇村 所要時間50分 |
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お弁当 | 下山してからカサベルデで食べました。(吾妻山にはお昼候補はたくさんあります) | |
駐車場 | 国民休暇村駐車場(満車の場合は手前の路肩に駐車可) | |
トイレ | 国民休暇村(もちろん水洗です) | |
まとめ | 連日の猛暑日・熱帯夜と過去に例を見ない暑い夏が続く。こんなときは県北の涼しい高原に避暑に出かけるに限ります。そろそろ秋を告げるマツムシソウが咲き始める時期だと思いマツムシソウ狙いで手軽な吾妻山に!たくさん咲いていました。 |
国道432号線を北上し、比和町森脇から県道に入る。暫くは片側1車線の快走路が続くが、ドルフィンバレースキー場を過ぎると狭い山道に変わる。早朝にもかかわらず下ってくる車が多い。他県ナンバーの立派な車が!おそらく遠くから避暑にやってきて休暇村で宿泊しての帰りなんだろう。しかし狭隘区間で鉢合わせすると離合するのに苦労するねぇ。
国民休暇村の建物の左手から池の原に入ると、目の前には緑を纏った芝広場が広がっている。原池には、カキツバタ、スイレンが咲いているが他には花は見られない。 池のほとりから左手の小高い丘(小坊主)に向けて緩やかな斜面を登っていくと、目的のマツムシソウが出迎えてくれる。少し早いかなと思っていたが、ちゃんと待っていてくれた。備北の高原では早くも秋の花が草原の主役に躍り出しています。 |
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小坊主に向かう | 小坊主からの眺め(原池と国民休暇村) |
草原にはお目当てのマツムシソウの他に、オトギリソウ、カワラナデシコ、キセルアザミ、ゲンノショウコ、サラシナショウマ、タムラソウ、ツリガネニンジンが咲く。 草原の標高は千メートルを越えているので漂う雲が意外と近くに見える。もう秋の雲だ。吹く風も涼しく山に訪れる秋を肌で感じることができる。猛暑が続く広島市内には帰りたくないね。 |
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草原一面に咲くマツムシソウ |
草原を抜けカエデ林に入ると木陰となり爽快な気分だ。しかしそれも束の間のことで樹林を抜け小弥山に立つと再び日差しを浴びる。いくら高原と言っても日差しをまともに受けると暑いのだ! 登山道わきには、アカバナ、アケボノソウ、イヨフウロ、ウツボグサ、キバラカワラマツバ、キュウシュウコゴメグサ、ツリガネニンジン、ノダケ、ヒヨドリバナ、ホツツジ、ママコナ、ヤマハギ、ヤマハッカ、ワレモコウなどの色とりどりの花が咲いていて歩みが遅くなる。 |
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小弥山から西方面の山を望む |
横木の階段をゆっくり登っていくと360度大展望の吾妻山山頂に着く。今日は遠望が効くのできっと大山が見えるだろうと思っていたが、残念ながら雲を被っていた。爽やかで清々しい山頂ではあったが、実は次のような厭なこともあった。 【破廉恥グループ】 山頂で年配の男女4人の破廉恥グループを見かけた。まず喫煙…山での喫煙は謹んで欲しい。次に食べかすを投げ捨てる…遠目だがおそらくぶどうの皮のような気がした。最後に方位盤を物置きに使う…方位盤に書かれている山名が読めない。たまりかねて注意をしたが、こんな人たちには山に来て欲しくないね。他の皆さんは見て見ぬふりをしているが、気が付けば注意すべきだと思う。 |
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大展望の吾妻山山頂 |
吾妻山山頂から東側の眺め(肉眼では船通山の後方に雲を被った大山が見えましたが写真でははっきりしません) |
下山は、南の原からキャンプ場を抜けてスタート地点に戻るコースを選択する。山頂から南尾根を下っていき、大膳原へ下る道を左に分ける。こちら側にはホソバノヤマハハコがたくさん咲いている。ススキの穂が風に吹かれている様は、秋の訪れが近いことを物語っています。 |
南の原で右折すると、吾妻山のもうひとつの顔の広葉樹林に入る。咲く花の植生も変わり、オオカニコウモリ、ツルニンジン、ヌスビトハギ、フシグロセンノウ、ミズヒキ、モミジガサなどの湿った暗いところを好む花が見られる。大池の畔を抜けて国民休暇村に戻る。 下山したのが正午きっかり、山越えをして昼食予定のカサベルデに向かう。木本館長さんに挨拶をして隣のレストランで豪華?な定食をいただく。この日は学校の宿泊研修が入っていて賑わっていた。 |
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南の原からブナ林へ |
比和町三河内(みつがいち)地区のにヒゴタイを見に行きました。 | ||
カサベルデから車で約5分のところにヒゴタイの保護地があるので見に行く。目的の場所は三河内小学校(少し前に廃校になってしまった)の少し先の慶雲寺。参道を上がっていくと左手の休耕田にヒゴタイの花が背を伸ばして咲いていた。慶雲寺の奥さんに断って保護地に入らせていただく。花はちょうど見頃でした。いつもの年より遅くまで咲いている。 | ||
ヒゴタイかれんに 比和でみごろ (2010年9月3日 中国新聞朝刊) 環境省が絶滅危惧種に指定しているヒゴタイの花が、庄原市比和町三河内で見ごろを迎えている。今月中旬まで楽しめそう。(中略)高さ約1mの茎の先に、直径2〜4cmの球場の青い花をつけている。地域住民でつくる「ヒゴタイの会」が自生種から種を取り、慶雲寺前の休耕田10アールに約100株育てている。
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