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山 名 |
白旗山(1109m) | 島根県吉賀町 |
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登山日 | 2010年4月17日(土) 晴れ |
築山から望む白旗山
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参加者 | 単独 | |
コース | 右ヶ谷林道起点(8:50)〜カンカケ谷入口(9:00)〜林道終点(9:25)〜大スギ(9:40)〜左の植林帯へ逃げる(10:00)〜(10:10)稜線(10:15)〜(10:25)白旗山(10:35)〜1070m台ピーク(11:00)〜コブ(11:20)〜(11:35)1071m独標点(11:55)〜カンカケ谷(12:30)〜カンカケ谷入口(12:55)〜(13:10)右ヶ谷林道起点 | |
お弁当 | 1071m独標点で食べました(お昼に適したところはありません) | |
駐車場 | 右ヶ谷林道起点(相当広いので10台くらいは停められます) | |
トイレ | 登山口付近にはありません | |
まとめ | 登山者のあまり訪れないヤブ山として名を馳せている白旗山だが、芽吹き前の今の時期なら多少の展望があり見通しも効くだろうと思い登ってみた。踏み跡はないがヤブはそんなに濃くはなかったので思ったよりは楽に歩けました。ただ夏場だとササの勢いが増して苦労すること必定だから、登るなら紅葉(ブナ林)の時期〜芽吹き前の時期が良いと思う。 |
午前6時前に南予地方を震源する地震で慌てて飛び起きた。いくつになっても地震は苦手だ。程なく流れた地震速報では、広島市安佐南区の震度は2と出ていた。お陰さまで朝早く出かけることができた。広島北ICから中国自動車道に乗り六日市ICで下りる。
六日市病院の右手の車道を北へと進んでいくと自然と鹿足河内林道に入れる。最終民家のところで舗装が切れるが、路面はしっかりしているし離合も何とかできるので心配することなく奥へと入っていく。最終民家から4.4kmのところのコンクリート橋手前左側に築山登山口があるが、取り付きの案内標識は見当たらなかった。おそらく朽ちてしまったのだろう。 最終民家から5.5kmで水源かん養保安林の案内板と山火事注意の横断幕、最終民家から6.0kmで鹿足河内峡谷風景林の案内板を見て、さらに奥へと走っていくと最終民家から6.8kmで右ヶ谷林道起点の三差路に着く。その先は一般車両進入禁止の立て札があるので、三差路の邪魔にならないところに駐車して、進入禁止のゲートのところから車道を歩く。 |
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右ヶ谷林道起点に駐車する |
林道を奥へと進んでいく。鹿足河内川の流れは穏やかで、このくらいの水量なら谷に入っても問題なく歩けるだろう。道ばたには春の花が咲いているのが目に入るが、花の観察は帰りにすることにして速足で上がっていく。 左に砂防堰堤を過ごすと、スタートしてから10分でカンカケ谷入口に着いた。今日は周回する予定なので左にUターンして林道をさらに上がっていく。 |
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さらさらと流れる鹿足河内川 | カンカケ谷入口 |
林道からは植林地の向こうに白旗山の山頂付近が見えてきた。そして白旗山と1071m峰の間の稜線も見える。丸裸の樹木が立ち並んでいる様は遠目にも稜線上には広葉樹の森が広がっていることが窺える。後で歩いて判ったことだが、見事なブナの自然林がありました。 クネクネと蛇のようにうねった林道を上っていくと、カンカケ谷入口から20分で林道終点に着く。ここが終点かと思ったが、いざピンクのテープのところから突入してみるとバラスを敷いた道が続いているではないか。右手から沢が寄り添ってきたところが本来の林道終点でした。 |
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ここが真の林道終点 |
林道終点の先にあるキブシの咲く原っぱからホン谷に突入する。地形的に左岸の方が歩き易そうなので、沢を渡りスギ林の中に入ると、ピンクと黄色のテープがありテープに誘導されて登っていくと落葉樹林に変わる。 テープと薄い踏み跡を辿って登っていくと二股に着く。右股を渡り次いで左股を右岸に渡る。テープと踏み跡はここまででした。右岸沿いに登っていくとホン谷のシンボルと言ってもいいような大きなスギがあった。谷はさして苦労するようなところもないので、歩き易いところを探して沢沿いに軽快に登っていく。ワイヤーが捨てられていたが何に使っていたんだろうか? |
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ホン谷(標高950m付近) |
標高1000m付近まで登っていくと倒木などで谷が荒れてきたので、谷沿いに登ることを諦めて左のスギ林に逃げ、スギ林の急斜面を駆け上がり白旗山の西尾根に出る。稜線からは北には安蔵寺山が見え、東にはこんもりした白旗山の山頂が近くに見える。 ブナ林の尾根を東に向かう。南北に走る主稜線はスグそこに見えるのだが、如何せんヤブが少し濃いので遅々として進まない。やっとこさ主稜線(細い樹木の幹に二重巻きの赤テープあり)に乗ると、そこからはササの下に薄い踏み跡があり白旗山まで一気に登る。やはり踏み跡があるとササ漕ぎは格段に楽だ! |
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スギの植林地を駆け上がる |
3等三角点の鎮座する白旗山の山頂は中心部のササが刈り込まれているものの、周囲は背丈ほどのササに覆われている。今の時期は木の間越しに360度の展望がある…のは間違いではない。 北には安蔵寺山、東には小五郎山、南東には羅漢山、南には大将陣、西にはこんもりした青野山が見えている。これらの代表的な山の間に西中国山地の幾多ものヤブ山が顔を覗かせている。近くに目をやると、これから歩く予定の1071m独標点に至る主稜線がはっきりと見てとれます。 |
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三角点の鎮座する白旗山山頂 |
白旗山北尾根から安蔵寺山を望む | 白旗山山頂の少し手前より羅漢山を望む |
白旗山で展望を楽しんだ?後、1071mピークに向けてブナ林の主稜線を南下する。手強いササを掻き分けて平坦な尾根を進んでいくと右手西側にピンクのテープがあった。はて、ホン谷に降りる道だろうか?少し下っていくと今度はカンカケ谷への下り口を示す黄色のテープがあった。これは
「岩国山登物語」 さんが付けられたものに違いない。詳しくは氏の白旗山レポートをどうぞ。 左に振れてヒノキの植林の中を下っていく。薄暗い植林地の林床には疎らにササが生えているだけで、とても楽に歩ける。植林帯を歩くのは好きではないが、こんな山だと一息つけるので有難い。 |
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カンカケ谷へ下る地点 |
植林帯を抜けると再びブナ林に変わり、一登りすると1070m台ピークに着き、右に方向転換して南へと一直線に進んでいく。木の間越しに左手に小五郎山や羅漢山、右手に白旗山から築山に向かう稜線上にある形の良い1015mピークが見え、その後方にうっすらと鈴ノ大谷付近の稜線が重なっている。 この稜線にはテープがところどころに付いているが、テープを追って進んでいける程の間隔ではなく、忘れた頃にテープが見つかるくらいのものだから、当てにしない方が良い。 |
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ブナ林の残る主稜線 |
縦走路からは小五郎山がすっきり見える | 1071m独標点から南西に築山が見える |
1071m独標点の登りにかかったところで振り返ると遠くに白旗山が見える。随分歩いてきたものだ。 ササを掻き分けて登ったところにはブナの大木があった。白旗山から約1時間で一面ササの海の1071m独標点に着く。少し南に移動したところから南西方面の展望があり、築山が見える。その後方には平家ヶ岳あたりの稜線が霞んでいる。 |
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1071m独標点への登り | ブナの大木が目印の1071m独標点 |
1071m独標点西尾根から派生する2つ目の尾根を下ろうと思い西に向かうが、下りにかかったところで灌木に行く手を遮られ進むのが困難になったので、予定を変更して右手の広葉樹林に入りカンカケ谷に向けて下っていく。左側に下る予定だった尾根が見える。広葉樹はすぐに終わり植生はスギの植林地に変わる。 ところが方向取りを誤ってしまい小さな尾根に乗ってしまったばかりに、結果として谷に近いところを歩く羽目になってしまった。軌道修正をするのも面倒くさいので、そのまま下っていく。とても多い倒木を避けながら急斜面をジグザグに下っていくので時間がかかる。 |
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倒木の多い植林地を下る |
カンカケ谷に下りた地点は広く開けていて、対岸には幾枚かのワサビ田(現在では手入れはされていない模様)があった。沢沿いには、コチャルメルソウやニリンソウがたくさん咲いている。広い右岸側を下っていくと踏み跡が現われてきてだんだん明瞭になってきた。森林組合など林業従事者が歩いている道だろう。カンカケ谷止堰堤を右側から乗り越し、広い道を下っていくと予定どおり鹿足河内林道のヘアピンカーブのところに出た。道ばたに咲く花を観察しながらスタート地点に戻る。 白幡山は稜線にまばらにテープがあるだけだが、稜線の形がはっきりしているので地形的には難しくはない。地図とコンパスを必携のうえお出かけ下さい。 |
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カンカケ谷に下りる |
渓流の奥深くにワサビ | 今年初めてのニリンソウ | 可愛らしいヤマルリソウ | 今の時期の定番ミヤマカタバミ |
下山後、光市の実家に向かう。六日市から錦町に出て国道434号線に入る。この道は昨年秋に木谷峡に行ったとき以来だが、平瀬ダムの建設に伴う国道の付け替え工事が進捗中で、以前に比べると走り易くなったのは間違いない。だが事業仕分け?で工事予算が減額されたので、全線付け替えやダムの完成はいつになることやら。須金、菅野ダム、中須、八代と走り実家に立ち寄りヤボ用を済ませる。 夕方に実家を後にして自宅のある広島市に向かう。山陽自動車道を廿日市ICで下りて西広島バイパスに乗ったまでは良かったが、ピタ〜っと動かなくなった。こりゃあ事故に違いないと思ったがUターンができないので仕方なく前の車について走る。速谷〜波出石まで1時間はかかったと思う。石内バイパスに入り、己斐峠を越えて自宅に戻る。疲れました。 |
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西広島バイパスは大渋滞 |
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