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山 名
八尾山(345m) 亀ヶ岳(539m)
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広島県府中市
登山日 2010年3月14日(日) 晴のち曇 府中市土生町より望む亀ヶ岳
府中市土生町より望む亀ヶ岳
参加者 夫婦 Hさん
コース 府中公園(9時50分)〜府中八幡神社〜取り付き(10:10)〜(10:20)林道出合い(10:25)〜(10:35)妙見社(10:45)〜八尾山(10:50)〜鞍部(11:02)〜休憩5分〜車道出合い(11:25)〜(11:40)旗立岩(11:45)〜(12:05)龍王山展望台(12:45)〜亀ヶ岳(13:20)〜(13:35)五番池休憩所(13:45)〜十字路峠(14:00)〜青目寺下の車道(14:30)〜日吉神社(14:45)〜諏訪神社(14:55)〜(15:20)府中公園
お弁当 龍王山展望台で食べました。七ツ池公園内に候補はいくらでもあります。
駐車場 府中公園の市営駐車場(無料です。50台くらい停められます。)
トイレ 府中公園(水洗) 八幡神社 八ツ尾城跡 七ツ池公園五番池休憩所(水洗)
まとめ 季節は3月に入り幾分かは暖かくなったように感じられる。久し振りに備北に花巡りに出かけようと計画していましたが、先週降った雪が残っていそうなので、温暖な県東部の山に行き先を変更しました。

山陽自動車道を三原ICで降りて国道486号線を御調町に向けて走り、道の駅「クロスロード御調」に立ち寄り買い物をする。クロスロードは奥さんのお気に入りの場所なもんで、付近まで来たときは必ず寄ることにしている。自分は毎度のごとく屋外の揚げ物屋をひやかすくらいのものだが、主婦にとっては無くてはならない道の駅のようです。


サクラ並木 旧御調町から府中市内に入り「首無地蔵1.0km」の案内標識のある剣先橋の交差点を左折して府中市街地中心部を北上し、首無地蔵の案内に従って左に折り返すように曲がって府中公園内の道路に入り、庄之池西側にある府中公園の市営駐車場に駐車する。

当日はグランドで少年野球の試合が行われていて、その関係で駐車場は半分くらい埋まっていた。園内の道路沿いにはサクラの樹があり、花見の時期はごった返すことが予想されます。登山支度をして出発する。駐車場のところから山の方に上がる道が付いていたのが気になったが、何らの案内もないので予定どおり車道を進んでいく。
サクラ並木が続く府中公園

右手に立派な忠霊塔(戦没者の慰霊碑)を過ごすと行く手に変電所が見えてきた。その先には府中市の新名所「首無地蔵」がある。変電所の方には行かず、手前の十字路を右折して府中八幡神社へと通じる坂道をのんびりと上がっていく。

やがて参道が見えてきたので、車道と別れ参道へと移る。あれあれ?下の方から参道が上がってきているではないか。どこかに入口があったんだろう。25,000図には参道が記載されていなかったので無難な車道を上がっていった。下山中に、ガイドブック「ひろしま百山」に記載の参道が庄之池北側の広場の片隅から上がっているのを見つけた。もう少し下調べをしておくべきだった…と反省している。
参道へ
車道から府中八幡神社の参道へ

府中八幡神社 長〜い参道を上がっていく。左手に駐車場とトイレを過ごすと、立派な杉の巨木が迎えてくれる。八幡神社に参拝後、社殿の右手の大きな 「八幡神社再建寄付者芳名碑」 の手前の石段を上がり、金盛稲荷神社と天満宮の建つ一角に出る。

ここで稲荷神社の朱の鳥居を潜り、八ツ尾山もみじの会の石碑のところから山道に入った。←正しくは天満宮の右手から小道を上がっていれば、ガイドブック「ひろしま百山」に記載の妙見社参道に合流できる。(下山後に確認した)
ここで間違えた
府中八幡神社の社殿 金盛稲荷神社(左奥)と天満宮(正面)

手造り階段の道 手造り階段の道を登り、砂防堰堤の左手から乗り越して尾根に乗る。行く手には送電鉄塔と、その向こうに妙見社(このときは休憩所みたいに思えた)が見える。山道に入って8分で林道に出た。

さてどちらに進むべきか?先ずは左に進んでみたが一向に登山道が現れないので諦めて引き返す。反対方向にほんの10mほど進むと巡視路が上がっているではないか!取り付きには赤スプレーを吹き付けたリボンが下がっている。深く考えずに巡視路に入る。
巡視路に入る
手造り階段の道 林道から巡視路に入る

ヒノキが植林された尾根道を登る。巡視路はとても明瞭な道で歩き易いが如何せん急だ!周辺はヒノキの植林地だがヒノキは未だ幼木で背丈が低く、春の日差しを直接受けると暖かさを通り越して暑く感じる。巡視路に取り付いて5分で、出口支線34号送電鉄塔の真下を通過を通過する。さらに続く急斜面を喘ぎながら登っていくと妙見社に飛び出した。

妙見社では2組のグループが休憩中だったが、いきなり南斜面から出てきた自分たちにびっくりした様子で、驚かして申し訳なかった。登ってくる最中に、この道は参道である筈はないと思っていたが、案の定、北東の方向から立派な階段道が上がってきていた。ここまでに正規の参道に入る機会が何回があったが、それをことごとく逸してしまいました。
妙見社
妙見社(八ツ尾城跡)

妙見社からの眺め 妙見社からの眺めは良い。ベンチに座って眼下に広がる府中の街並みをのんびりと眺めるのも良いだろう。大きく蛇行する芦田川の向こうの稜線に電波塔が林立しているところがある。大谷山だと思う。西の御調方面は平地部分が無く芦田川から両側に山がせり上がっている。展望が開けるのは南面だけで反対側は八尾山が邪魔をする。

妙見社の左手の「旗立山・七ツ池・林道」の案内標識のあるところから登っていくと、八尾山山頂に着く。残念ながら雑木が茂り展望はないが、今の時期は立ち木の間から微かな展望を得ることが出来る。北方向には、旗立山と亀ヶ岳のツインピークスが望め、亀ヶ岳の斜面に溶け込みそうな龍王山の展望台も見えている。

八尾山から少し下り、出口支線32号送電鉄塔の真下を通過を通り抜け、なおも下っていくと十字路鞍部に着く。左手のヒノキ林には植林の手入れ道が、右手の雑木林にはササが被るヤブ道が下っている。鞍部からは落ち葉のクッションの効いた道をのんびりと上がっていく。判っていたことだが、車道が見えてきたのにはガックリだ。大岩の手前に展望のよいところがあったので先ほど登った八尾山を眺めながら小休止する。
八尾山山頂
展望のない八尾山山頂

大岩を右から回り込むと車道に出る。出たところには「妙見山・八幡神社」の案内標識があった。付近にはダンコウバイが黄色の花を咲かせ、里山に春がそこまで来ていることを感じさせる。

車道を上がっていき、七ツ池自然公園の大きな案内板のある展望所(ベンチが2組設置されていて、駐車スペースもある)のところから再び登山道へと入る。右写真の○印のところに旗立岩の案内がある。
尾根道へ
車道に出る 旗立岩へ向かう尾根道へ

旗立岩 岩の多い尾根道を登っていくと旗立山城跡に着く。八ツ尾城跡と同じく南側の展望があり、府中市街地が広がっている。1996年国体のときの「炬火採火の地」の記念碑がありました。

【幡(旗)立山城跡】 亀ヶ岳の西標高約490m山頂に築造された中世山城である。1郭は約30mの長さで、その南に郭が展開する。1郭西寄りには幡を立てて通信連絡をしたと伝えられる大岩がある。幡立山城の南下方には杉原氏の居城と伝わる八尾山城が存在。最高所の主郭から八方に延びる尾根に小郭を配し北側の尾根は堀切で遮断している。(七ツ池自然公園の案内板より抜粋)
旗立岩(穴はそんなに深くはない)

二番池 旗立山から北に下り、次いで車道を横断して二番池の堰堤を渡る。堰堤の上からは釣り人が糸を垂れていたが何が釣れるんだろうか?

とても良く整備されている案内標識のお陰で難なく龍王山展望台に着いた。東屋に上がると眼下に府中市街地が広がり一級品の眺めだ!だが冷たい風が吹き付けるので少し下ったところの風の当たらないところでお昼にする。
龍王山展望台
二番池(堰堤よりの眺め) 大展望の龍王山展望台

龍王山展望台から東方面の眺め 龍王山展望台から東方面の眺め
龍王山展望台から東方面の眺め 龍王山展望台から西方面の眺め(岳山は隠れて見えない)

亀ヶ岳取り付き 来た道を戻り、七ツ池の東側に設けられた遊歩道を歩き、五番池の堰堤のところで「亀ヶ岳・東御堂⇒」の案内標識に従って右手の階段を上がる。「亀ヶ岳」の案内標識のところから右手にある山道に入る。

倒木の多い少し荒れた尾根道を南下していくと3等三角点の鎮座する亀ヶ岳に着く。残念ながら展望は全くない。薄い踏み跡がさらに南へと続いているので龍王山方面に下ることができるのではないだろうか。
亀ヶ岳
亀ヶ岳取り付き(50m先が十字路峠) 展望のない亀ヶ岳

亀ヶ岳 登ってきた道を戻り、五番池の休憩所(東屋とトイレと駐車場あり)で小休止。下りは五番池と七番池の間の車道を渡り、次いで五番池と六番池の間に架かる木橋を通りショートカットして、十字路峠(仮称)に向かう。

十字路峠で左に登っていく道は東御堂、右後方の道は亀ヶ岳・五番池方面です。峠から南へと林道谷山線を下っていく車道は手入れがされてなく荒れていて、物好きや仕事関係の車が通行するくらいのものだろう。
十字路峠
五番池の休憩所付近から望む亀ヶ岳 十字路峠(手前から向こうに下る)

車道に出る 林道を下っていくこと、十字路峠から30分で青目寺の少し下の車道に出る。ヘアピンカーブのところだ。前方には青目寺(しょうもくじ)の建物も見える。車道を下っていくと梅林があり白梅がふくよかな香りを放っていました。梅林の先から右手の未舗装道に入りショートカットをすると、日吉神社上の車道に飛び出した。

そこから延々と車道(1ヶ所だけ田んぼの間の細い道を通らせていただく)を下っていきスタート地点に戻る。庄之池のほとりにはコブシの花が咲いていた。春は近いぞ!せっかく府中市まで足を延ばしたのだから、府中公園の隣にある首無地蔵にお参りをして府中を後にする。
青目寺の少し下の車道に出る

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