HOME 戻る
山 名
天神嶽(757m)
工程図を見る
広島県東広島市豊栄町
登山日 2009年11月23日(祝) 快晴無風 板鍋山より望む
板鍋山より望む天神嶽(下山後に写す)
参加者 夫婦 Hさん
コース 安宿中村谷の八幡神社(8時20分)〜八幡神社参拝〜イノシシ避けゲート(8:30)〜(8:55)ため池(9:00)〜鞍部(9:35)〜(9:45)東天神嶽(10:05)〜地蔵尊像〜(10:35)中天神嶽(10:40)〜(10:55)西天神嶽(11:50)〜案内板(12:00)〜古道・林道〜天神道合流(12:35)〜(12:45)ため池(12:55)〜(13:20)八幡神社
お弁当 西天神嶽で食べました(お弁当候補は幾つもあります)
駐車場 八幡神社の参拝者用駐車スペース(合わせて20台くらい停められます)
トイレ 八幡神社(水洗です) ため池(仮設トイレ・きれいです) 地蔵尊像上の休憩所(仮設トイレ)
まとめ 三次の霧の海は多くの人に知られているが、三次以外でも広島県内陸部の盆地で雲海が広がるところが幾つかある。雲海が見られる今の時期、天神嶽に登ってみることにしました。

山陽自動車道を西条ICで下りて国道375号線を北上する。今朝の冷え込みは普通ぐらいだと思うが、キリが発生していてライトを点けて走る。清武交差点で右折して国道486号線に入る。キリのため視界が悪く周辺の景色が全く見えないので、どのあたりを走っているのやら全く見当がつかない。学校の少し先の道路右手に天神嶽の案内板があったので、そこを左折すると運よく八幡神社に着いた。


駐車地 八幡神社の西側に隣接して参拝者用の駐車地があったので有り難く駐車させてもらう。駐車地に入るところに天神道の案内(左の写真の○印のところ。天神嶽は写真奥の方です)がありました。朝早いので駐車地付近には人っ子一人見当たりません。写真でも判るように一帯には霧が立ちこめていて、どこに太陽があるのやら。

登山支度をしていると、自転車に乗った中学生くらいの野球少年数名が明るく元気な挨拶をして通り過ぎていった。何と朗らかなんだろうか!八幡神社の向こう側に広いグランドがあったので、そこで野球大会が開催されるんだろう。
八幡神社西側にある駐車地

八幡神社の境内はきれいに掃き清められていて、足跡を付けるのが憚られるが、そうも言ってはおれないので、そろ〜りと歩いていく。参拝を済ませ、裏手から林道に出る。林道の舗装はすぐに終わり土道に変わると、イノシシよけのゲートがあり、ゲートを開けて向こう側に入る。ここからイノシシの領域だ。

ゲートから5分で未舗装車道を横断すると、道が細くなり、昨日の雨と朝露に濡れたササが鬱陶しい。さらに10分弱で再び車道を横断する。道ばたには幾つかの俳句の句碑があったが、達筆で読めず!よしんば読めたとしても句の意味が理解できそうもない。どうもこういうのは苦手です。
八幡神社
八幡神社に参拝する

林道に出る 車道に出ると、目の前がため池だ。車道はここで終わる。ため池(神原池)の畔で小休止。北に西天神嶽〜中天神嶽〜東天神嶽が見えるが、東天神嶽は手前のピークが邪魔をして全容を捉えることはできない。

ため池から鞍部(中天神嶽と東天神嶽の鞍部)までは、幾つもの分岐があるが「天神道」の案内標識に従って進んでいけば良い。鞍部手前に道幅の広い林道のような道が延びてきていたが一体何だろう?
ため池
ため池の手前で林道に出る ため池(神原池)から天神嶽を見上げる

鞍部 傾斜が少し急になってくると鞍部に着く。鞍部は変形十字路になっていて、左が中天神、右が東天神、そして反対側に下る薄い踏み跡がある。「安宿中村谷」の案内標識はあるが、反対側への案内はないので、認知されていない道なのか?

峠で右折し道幅の広い道(バラスが敷いてある)を登っていく。展望が開けてきて遠くの方に雲海が見えてきた。
東天神嶽への登り
変形十字路の鞍部 東天神嶽への登り道

東天神嶽山頂部の東端からは世羅台地の山々が幾重にも見えているが、このあたりの山には殆ど登っていないので山名が判らない。また、みな同じくらいの高さで特徴がないので同定し難い。

山頂には大きな露岩が3つあり、岩の上に立つとそれぞれに絶景が得られる。露岩の上からは南〜西にかけて展望があり、豊栄の町が見える。それを取り囲むように、板鍋山〜段原山〜金明山〜硫黄山〜鷹ノ巣山〜カンノ木山〜雲海の広がる向原の町〜大土山〜西天神嶽が見える。今日は視界が良いので遠くまで見え、板鍋山の左後方に鍋を伏せたような形の野呂山も見えている。
西・中天神嶽
東天神嶽から望む西・中天神嶽

パノラマ
東天神嶽からのパノラマ(南西方向を中心に開けていて、板鍋山〜大土山までが見える)

休憩所とトイレ 登ってきた道を鞍部まで引き返し、今度は中天神嶽に向けて登る。遊歩道は落ち葉の絨毯が敷き詰められ、紅葉の終わりを感じさせるが、未だ頑張って葉を残しているイロハモミジの紅葉を鑑賞しながら、のんびりと登っていくと、大地蔵尊像が迎えてくれる。

北側からは天神沖からの登山道(と言うよりは立派な遊歩道)が上がってきている。休憩所の中には天神嶽の大きな案内板が立てかけてあった。中天神嶽は目の前にあり、先行の男女3人グループが山頂部の大岩に取りついているのが見える。
中天神直下にある休憩所とトイレ

先行者と同じように東側から大岩に取りついて中天神嶽の大岩の上に立つ。ここからの眺めもすこぶる良く、特に北側の展望が良い。写真の大岩の左奥に、もうひとつの大岩があり、そちらの方が少し高い分だけ展望が良さそうだが、容易に登れそうもないと思ったので登るのを諦めました。

山頂には 「忠孝」 の文字が刻まれた岩がある。忠義と孝行…とても大切…な…こと…だ。大岩の南側(登ってきたのとは別の道)から遊歩道に下りて西天神嶽に向かう。
中天神嶽
中天神嶽の大岩の上に立つ

ヒノキ林の中の比較的平坦な尾根道を進んでいくと、三角点の鎮座する西天神嶽に着く。ここからは西方面の展望が良い。東天神嶽から眺めた向原方面は雲海に覆われていたが、西天神嶽から向原方面を見ると、キリはすっかり晴れて青空に変わっている。

山頂にある岩場の上で鷹ノ巣山方面の展望を楽しみながら、お弁当を開く。今日は小春日和、気温はぐんぐん上がっている。しかも無風で、この上ない天気です。
西天神嶽からの眺め
西天神嶽から西側の眺め

下山は別行動。1時間後にため池(神原池)のベンチのところで待ち合わせることにして、連れは登ってきた道をピストン、自分は西天神嶽西側の鞍部から地形図の破線の道を下る。西天神嶽から30m戻り、←西天神・中天神→ の案内標識のところで右折して心細い道に入る。

ジグザグに下っていくこと5分で左に中天神嶽方面の道が分岐する。はてはて?この道を行くとどこに出るんだろうか?ここは右に下る道に入る。あまり歩かれていなくて荒れ放題だ。それにイバラ(イチゴの木)が多くてかなわん。道は西天神嶽の南斜面を巻いて西に下っていく。
下山口
標識のところから下っていく

案内板 西天神嶽から10分で大きな案内板の建つ鞍部に着く。道は右カーブして北に下っていて、「駐車場」の案内標識がある。だが反対の南側に下る道はいくら探しても見つからない!25,000図に記載の破線の道はどこにある?

仕方ないので、方向を定めて、案内板の左手からヤブの雑木林に突っ込む。そのうち古道に出合い歩き易くなった。人の気配を感じた獣が右手の斜面を駆け上がっていった。大きさからしてイノシシだろう。やはり天神嶽はイノシシの棲みかなんだ。
古道を下る
鞍部に建つ大きな案内板 古道を下っていく

古道を下っていくと林道に飛び出した。丁度林道がクランクになっている地点だ。林道を下っていくと西隣の助谷集落に出てしまうんではないかと思い林道を登っていく。少し進むと林道が左カーブして北に向けて登っているので、カーブのところで再び雑木林に突入すると池の畔に出た。ベンチのあるため池の北側のため池だ。さらに下っていくと天神道に合流した。

ため池(神原池)に着いたのは約束の時間の5分前。暫くすると連れが下ってきた。この山は至るところに道が付いてはいるが、案内標識に従って行動すれば良い。今度は反対側から登ってみることにしよう。
池のほとり
美しい池の畔に出る

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送