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山 名 |
玉峰山(820m) | 島根県奥出雲町(旧仁多町) |
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登山日 | 2009年10月31日(土) 快晴 |
亀嵩・湯野神社付近より望む玉峰山
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参加者 | 夫婦 Hさん | |
コース | 登り:雄滝側登山口(10時5分)〜水場(10:30)〜登山道合流地点(10:45)〜(11:05)肩の展望地(11:10)〜(11:20)玉峰山 所要時間1時間15分 下り:玉峰山(12:05)〜登山道合流地点(12:35)〜(13:05)窓岩分岐(13:20)〜尾根ルート合流(13:35)〜(14:00)雌滝(14:05)〜(14:20)雌滝側登山口 所要時間2時間15分 |
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お弁当 | 玉峰山山頂で食べました(お昼は断然山頂でしょう。眺望抜群です。) | |
駐車場 | 車道終点手前300mのところにある駐車場に停めました(10台くらい停められます) | |
トイレ | キャンプ場(車道終点右手にある)にあります。有難いことに水洗でした。それに保温便座でした。 | |
まとめ | 2〜3年前、玉峰山森林公園のモミジが真っ赤に紅葉しているのを何かで見て、それ以来紅葉の時期に一度訪れたいと思っていました。今回やっと念願かなって遠く亀嵩まで足を運んだが、紅葉には少し早すぎたようでした。それでも、滝あり・奇岩・巨岩ありの見どころ満載の山に、充実した晩秋の一日を過ごすことができました。 |
中国自動車道を庄原ICで降りて、国道183号線・314号線と走り、三井野原のおろちループ橋を下って横田に入る。ここからJR亀嵩(かめだけ)駅前の道を走っていると、「ここはかめだけうさぎはいない」 の洒落た標語が掲げてあるのが目についた。成る程ね!駅舎でウサギを飼えば面白いかも?国道432号線に出て小学校の先で 「玉峰山登山口」 の案内に従って右折して細い道を山の方に登っていく。
間もなくでっかい石碑と 「玉峰山森林公園」 の案内板の建つ芝生の駐車場に着く。朝露が乾いた芝の上に座り込んで登山支度をして出発する。 スグに前方左手に巨岩が露出した双子のピークが姿を現した。幾つもの巨岩が山肌にへばりついているような感じで、いつ剥がれ落ちても不思議がないように見える。見えているのは山頂から西に張り出した尾根の先端だ。急角度で切れ落ちているのでピークだと錯覚しそうです。 |
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駐車場をスタートする | 双子の山(下山後に写す) |
予定では紅葉したモミジのトンネルの下を歩くつもりだったんだが、残念ながらモミジの葉は緑一色でした。車道終点右手にあるキャンプ場に立ち寄ってみると季節を勘違いしたシャクナゲがピンクの花を付けていた。 車道終点まで戻り案内板のところから登山道へと入っていく。登り口は2ヵ所あるが、どちらから登ってもスグに合流する。 |
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紅葉はマダですね!緑のトンネル | 車道終点にある雄滝側の登山口 |
登山口から3分で雄滝分岐を右に採ると雄滝が見えてきた。雄と名が付くんだから、さぞや豪快な滝だろうと思っていたが案外そうでもない。このところ少雨の傾向が続いているので水量が少なくなったんだろうか?観瀑台から見る滝はご覧のとおりです。雄滝から階段道を上がっていくと登山道に合流する。 ヒノキ林の中を谷に沿って登っていく。あれあれミツマタが蕾をつけているぞ。ミツマタと言えば春の花なんだが、気の早いミツマタは早くも今どき蕾を付けているんですね。 |
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豪快に流れ落ちない雄滝 |
登山口から25分で水場に着く。山の斜面から流れ出る水はおいしい。味は判らないが気分的においしいのだ。さらに5分で右手に「上バクチ岩」を過ごし、スギが植林された左谷へと入っていく。暫くは平坦に近い歩き易い道が続きます。 左に大きくUターンして谷から離れていくと、間もなく雌滝からの登山道が合わさる。合流地点にはベンチがあり一休みできます。ただし展望は皆無に近い。案内標識には 「山頂30分・雄滝入口30分・玉峰山荘1時間30分」 の表示がありました。 |
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登山道合流地点(写真手前が山頂) |
合流地点から後述の肩までは急峻な尾根道が続く。それ故に登山道がジグザグに付けられて、横木の階段が随所に設置されている。この山でも前回の三瓶山姫逃コースと同様にショートカット道が出来ていた。残念でならない。ハイカーが歩き易いようにと登山道が整備されているにもかかわらず…だ。整備して下さった人たちの行為と努力を何故に踏みにじるのか? 小窓岩の間を抜けると一気に展望が開ける。高度感が増してきました。南西の方向には猿政山が見えている。霞む大万木山との位置関係から最初は鯛の巣山と思っていたが、鯛の巣山は大万木山と重なっている。 |
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小窓岩は岩の間の隙間を通る |
右手に屏風岩を見ながら登っていくとベンチのある肩に着く。ここで小休止。眼下には松本清張の小説 『砂の器』 の舞台となった亀嵩(かめだけ)の町が広がっている。松本清張の小説に限らず、若い頃むさぼるように本を読んだものだが、今では、それらの作品のあらすじを殆ど忘れてしまっている。 右手に風岩を過ごし尾根道を一登りすると平坦な道に変わる。山頂近くは紅葉が進んでいて、ハウチワカエデが真っ赤に色づいているのが目についた。 |
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肩から亀嵩の町を俯瞰する |
玉峰山の山頂に着くと、まず目に飛び込むのが三角点で、その先に山頂標識がある。その奥には山名が刻まれた方位盤があるが、かなり大雑把な造りなので山座同定にはあまり役立たないだろう。東には大山がうっすらと見え、南東に船通山、南には比婆山連山〜吾妻山〜猿政山〜大万木山と続く。さすがに三瓶山は遠すぎて見えなかった。 ベンチに腰かけてお昼を食べていると年配の夫婦づれが上がってこられ、開口一番 「今日は誰にも会えないんではないかと思った」 だと。自分も中国百名山に名を連ねる玉峰山にしては、ハイカーが少ないと思っていたので、その気持ち頷けます。 |
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玉峰山山頂の花のお嬢さん |
玉峰山山頂から南東の眺め(船通山が近くに見える) | 玉峰山山頂から南側の眺め(県境の名山が並ぶ) |
下りはトラバース道から雌滝の方に下る。まずは登ってきた道を合流地点まで戻り、右折してトラバース道に入ります。迂闊にもコウモリ岩は通り過ぎてしまったが、合流地点から13分で岩の表面に縞模様のある「しま岩」、さらに6分で「かざし岩」を見る。かざし岩は右の写真では単なる巨岩にしか見えないが、案内標識のところから奥の方を覗くとかざし岩の由来が判ります。 かざし岩から4分で谷に架かる木橋を渡り、高度を上げて尾根を乗り越す。トラバース道に入ってからは登りはないだろうと思っていたが、そうは問屋が卸さなかった。その後も小さいアップダウンが何回かありました。 |
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おおきな「かざし岩」 |
尾根を乗り越して4分で鉄製の階段を上がると窓岩分岐があったのでチョット寄り道。右手の斜面を2分くらい登ると窓岩がある。窓岩の手前にある岩と窓岩の間が落ち込んでいるので窓岩の方に渡るのがやや難しい。自分は難なく渡ることができたが…手足の短い女性では無理のようだ。窓岩の上からは眼下に亀嵩の町が広がるが、景色に見とれてうっかり足を滑らすと大変なことになるぞ。 窓岩分岐まで戻り、横木の階段を急下ると、三本松の標識とベンチがある。ハテ三本松はどこに?立ち枯れて白骨化してしまったのが2本、大きな切り株が1本と都合3本見つけたが、健全な松は皆無でした。 |
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立ち枯れてしまった三本松とベンチ |
三本松からさらに下り向きを東に変える。下りでは進行方向が目まぐるしく変わるので方向感覚が狂ってきそうだ。急斜面が故に道を付けることが出来ない区間は木橋が架けられているぞ。長い木橋を渡り終えると、「弘床の滝」がある。山の斜面全体が大きな一枚岩のような感じで、滝のイメージとは程遠い。 三本松から7分で谷を渡って左にUターンすると糸滝の案内がある。糸滝はどこだ?周囲を見渡すと、ヒノキの幹の隙間の向こうに、細い一条の糸のように山肌を垂直に流れ落ちる滝が見えた。 |
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急斜面に架かる木橋 |
山頂からの尾根道が合わさると、やっとトラバースが終わる。ここまで山頂から1時間30分もかかってしまった。尾根道だと30分くらいで下れるのに…。その分いくつもの巨岩・奇岩に会えた。 そこからは明瞭な尾根道の下りとなる。山の紅葉はちょうど見頃で色づいた紅葉を楽しみながら、のんびりと下っていく。左手に見える大きな岩は、先ほどまで居た窓岩だと思う。 |
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山頂からの尾根道が合わさる | 尾根道から大きな窓岩が見える |
「雌滝10分・山頂2時間・山荘30分」の案内標識の立つ玉峰山荘分れまで下る。直進の玉峰山荘方面の道はあまり歩かれていないようだ。ここで左にUターンして斜面を下り、谷に架かる木橋を渡り、スギ林を抜けると雌滝入口がある。雌滝は大きな岩に挟まれた隙間に水が流れているような感じで、こじんまりとしている。 雌滝入口まで戻り、鉄製の階段を下っていく。上から見下ろすと地の底まで落ちていくようだ。皆さん手摺りに手を添えて慎重に歩いているようで、手摺りはピッカピカだった。 |
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鉄製の階段を下っていく |
雌滝の下流には、子滝や孫滝がある。スケールの小さい滝なので、無理やり名前を付けたような感は否めない。沢を何度も渡り返し、スギ林を抜けると車道に出る。左折して150mほど車道を上っていくとスタート地点の駐車場に戻ってきた。 下山後は玉峰山荘に立ち寄って、玉峰山を眺めてみる。やはり岩の多い山だ!どこから見ても岩が見える。広島への帰りは、出雲三成まで出て阿井から大貫峠を越えて高野町に出る。そしてフルーツロードに入ったところにあるY農園で、おいしい高野りんごを買い求めて帰広する。 |
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車道に出る |
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