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山 名
深入山(1153m) 広島県安芸太田町(旧戸河内町)
登山日 2009年9月27日(日) 曇り 南登山口から見上げる深入山
参加者 夫婦 Hさん
コース 登り:[南登山道] 南登山口(9時50分)〜東登山道合流(10:50)〜(11:00)深入山
下り:[林間コース] 深入山(11:40)〜下の東屋(12:35)〜横手道(13:00)〜(13:10)南登山口
お弁当 深入山の山頂で食べました。山頂以外にも展望のよいところはたくさんあります。
駐車場 グリーンシャワー駐車場(100台くらい停められます。)
トイレ グリーンシャワー管理棟(水洗です。)
まとめ もう少し秋が深まったら深入山にムラサキセンブリを見に行こうと思っていましたが、既に咲いているという情報を得たので、登ってみることにした。このところ最高気温が真夏日の基準となる30℃近くまでに達する日が続いている所為か、グリーンシャワーは朝から多くの観光客などで賑わっている。今日は花を観察しながらの山歩きなので所要時間は少し多めとなっています。

中国自動車道戸河内ICを降りて、いつもの弁当屋さんでお昼を調達し、一路深入山へ。南登山口のあるグリーンシャワーは人…人…人だ!今日はグラウンドゴルフの大会が開催されるんだ。どうりで人が多いわけです。しかし登山者も多いぞ!


南登山口 マルバハギの咲く南登山口から入山する。深入山にはハギが多いが咲いているのは麓の方だけで、それより上の方は終わっていた。今の時期き季節の変化が早いのだ。以前、南登山口の右手にウメバチソウのお花畑があったが、今では保護ロープもなくなっていて、そこにお花畑があったとは思えないような変わりようだ。しかしウメバチソウは元気に咲いている。

登山道を多くの人が登っている。ススキの原を行けるところまで登って、きりのいいところ(疲れた頃)で引き返す軽装の人たちも結構居ます。
大きな標柱の立つ南登山口

秋口に見られるシラヤマギクはどこに行っても見ることができる。もちろん深入山全体に咲いています。道ばたにはセンブリの花が咲く。小さい花なので気付かずに通り過ぎてしまう人が多いかもしれないが、慣れてくると簡単に見つかる筈。キキョウサワヒヨドリツリガネニンジンママコナは終わりかけだが頑張ってくれている。その一方で咲き始めのリンドウが紫色をアピールしている。

背の高いボクチはハバヤマボクチだ。オオバギボウシにとって替わって草原の中で目立っていますネ。足下には、アキノキリンソウウメバチソウヤマラッキョウワレモコウが競って咲いている。
グリーンシャワー
グリーンシャワーを見下ろす

合流地点 中腹まで登るとムラサキセンブリに出合う。茎や葉が黒っぽいのでセンブリとは見分けが付く。訪れた時期が早いので数が少ない。これから増えていくだろう。オケラもたくさんある。背丈の低い地味な花なので、気付かずに通り過ぎてしまいそうだ。

いこいの村からの東登山道が合わさると山頂は近い。このあたりには、アキノキリンソウウツボグサオミナエシカワラボウフウ(今までミヤマセンキュウだと思っていたが訂正する)、カワラナデシココウゾリナセンブリノギランノダケハバヤマボクチ、ヒヨドリバナ、ホクチアザミマツムシソウヤマハッカヤマラッキョウなどの色とりどりの多くの花が咲く。
東登山道との合流地点

山野草を鑑賞しながら登ったので1時間以上もかかってしまった。それでも1時間程度で山頂に立てるんだから手頃な山です。天気が下り坂で夕方には雨が降り出すとの予報なので、視界はよろしくないが、それでも周りからは、「あればどこの山…」といった声が聞こえてくる。市販の折りたたみ式の山岳地図を広げて山座同定にいそしんでいるグループもいるぞ。

山頂は日当たりが良いので、キンミズヒキゲンノショウコの花がいつまでも咲いている。ススキの原の中にはピンクのカワラナデシコの花がたくさん隠れていました。
深入山山頂
展望の良い深入山山頂

下山はもちろん林間コース。なぜかと言うと山頂から上の東屋の間に山野草が乱れ咲きしているからです。夏にはユウスゲやコオニユリが咲いていただろう斜面は一面ススキがなびく。そのススキの原に隠れるようにキキョウカワラナデシコが咲く。

登山道沿いには、アキノキリンソウウメバチソウオトギリソウキュウシュウコゴメグサセンブリツリガネニンジンニガナノコンギクマツムシソウヤマジノホトトギスリュウノウギクワレモコウなどの花が競って咲いています。秋だね〜え。いいね〜え。
臥龍山
臥龍山を見ながら林間コースを下る

自分たちと前後して下山していた年配の夫婦(だと思う)から、花の名前を尋ねられる。幸いにも名前を知っている花ばかりだったので、助けになったと思う。自分も山歩きを再開した頃は花の名前なんて、さっぱり判らなかった。人にも聞いた。教えて貰った。そんなときもあったんだな。

林間コースには広葉樹林の下、日の当たらないようなところもあるので山野草の植生も少し異なる。アキチョウジキバナアキギリが代表格だ。下の東屋の先でコナラ林に入り樹林を抜けると、スタート地点に戻る。
下の東屋より山頂を望む
下の東屋より山頂部を見上げる

マルバハギ ウメバチソウ シラヤマギク ツリガネニンジン
麓にはまだ咲くマルバハギ ほんわか白玉ウメバチソウ この時期定番のシラヤマギク ピントOK!ツリガネニンジン
ホクチアザミ オケラ ムラサキセンブリ カワラナデシコ
今の時期は多いホクチアザミ 地味な花だね!オケラ 目当てのムラサキセンブリ ひっそりと咲くカワラナデシコ
マツムシソウ キュウシュウコゴメグサ オトギリソウ ノコンギク
いい色マツムシソウ 小さなキュウシュウコゴメグサ ポピュラーなオトギリソウ 見分けが難しいノコンギク

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