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山 名 |
臥龍山(1223m) | 広島県北広島町 |
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登山日 | 2009年9月13日(日) 晴れときどき曇り |
長者原から望む臥龍山
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参加者 | 夫婦 Hさん | |
コース | 登り:高原の自然館(10時)〜湿原散策〜千町原登山口(10:35)〜休憩5分〜(11:45)菅原林道終点(11:50)〜(12:00)臥龍山 下り:臥龍山(12:40)〜三角点ピーク(13:12)〜(13:30)猿木峠(13:35)〜植林帯に入る(13:45)〜植林帯を抜ける(14:05)〜八幡原の一本松(14:15)〜湿原散策〜(14:30)高原の自然館 |
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お弁当 | 臥龍山山頂で食べました。(他に候補はありません) | |
駐車場 | 高原の自然館(30台くらい) 登山口の北側に駐車場があります。他にもいくつかある。 | |
トイレ | 高原の自然館の駐車場に併設されています(水洗です) | |
まとめ | 花のある山に登りたいとの要望を受け、八幡高原の散策+臥龍山のセットで組んでみた。久し振りに訪れた八幡高原はカキツバタが2度目の花を咲かせ、湿原周辺には多くの山野草が競い合うように咲いていた。時節柄登山者も多いが、それ以上に花を目当てに来訪した人や高原を散策しに来た人の数が勝っていたような気がします。 |
中国自動車道を戸河内ICで降りて、いつもの弁当屋さん(昭ちゃん)でお昼の弁当を調達する。最近は揚げ物をサービスしてくれるのが有り難い。このサービスはお馴染みさんだけなのか?それとも全員になのか?それとも気分次第なのか?はたまた余っているときだけなのか?
高原の自然館に駐車して、自然館西側から草原に入り高原の遊歩道を歩く。これなら単調な車道歩きをしなくて済むからだ。高原には数えきれないほど多くの花が広範囲に咲き、さながら花の楽園だ。この時期は夏の花と秋の花が同居していて、威勢のいいのがトリカブトとミヤコアザミだ。 花の名前を挙げてみると、アキノキリンソウ、アキノタムラソウ、アケボノソウ、オトギリソウ、赤く熟したカンボクの果実、キセルアザミ、キンミズヒキ、コオニユリ、サラシナショウマ、シロネ、ツリフネソウ、トリカブト、ビッチュウフウロ、場違いなヒレハリソウ、マツムシソウ、ミゾソバ、ミソハギ、ミヤコアザミ、ヤマハギ、ヨメナのような菊など・など…です。 |
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高原に咲くコオニユリとススキ |
遊歩道から一旦車道に出て、車道を300mくらい歩くと千町原登山口に着く。登山口からススキのなびく草原に入り山の方に向かって歩いていく。 臥龍山登山口の案内標識の示す方向に進んでいけば良いのだが、この標識の後ろに明瞭な踏み跡があるので、うっかりそちらの方に入り込まないように! |
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千町原登山口付近の景色 | 登山口からは山の方に向かう |
正面に臥龍山を見ながら、ススキの穂がなびく草原に延びる登山道を進んでいく。最初のうちは平坦な道が続くのでハイキングといった感じ。ここ八幡高原の日差しは柔らかく、吹く風も爽やかで本当に気持ちがいい。草原が切れ、流れの少ない沢を連続して渡ると樹林に入る。 林床のササは刈り込んであり歩き易い。地元の青年団の方たちが整備してくれたのではないかと思う。アキチョウジが切れることなく咲き、アケボノソウも見られる。赤い果実をつけているツリバナも多いな。 |
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ススキのなびく草原を行く |
明るいミズナラ林の中を登っていくと、ドングリがたくさん落ちているのが目につく。トチの実だ。見上げるとトチの大木! あまりおいしくないトチだけど、これだけあれば森の動物たちも困らないだろう。クリの木もあるぞ。こりゃあ臥龍山を棲みかにしている動物は恵まれていますね〜え。 |
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ウマゴヤ谷にはトチの木も多い | トチの実がたくさん落ちている |
高度が上がってくるにつれ、ブナが多くなってくる。ブナの大木の間をすり抜けるように登っていくと、車の音が聞こえてきて林道が近いことを伺わせる。のんびり歩いて登山口から1時間と少しで菅原林道の終点に出る。昨日の雨のせいもあるかと思うが、雪霊水が勢いよく迸り出ている。 大岩のところに 「ここはトイレではありません」 の立て看板がある。雪霊水を汲みにきた人のトイレスポットなんだろうか?自分もほんの少しだけ反省せねば…いけない…と思う。林道終点に車を停めて、そこから登る人も多いですね。山頂手前で出合った家族づれなんかもそうだろう。林道終点からは標高差100mくらいだから手軽に登ることができます。 |
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ブナ林の中を登っていく |
菅原林道終点から直登10分で一等三角点の鎮座する臥龍山山頂に立つ。生憎周囲の樹木が茂り展望は良くないが、山頂標識のところにある大岩の上に立てば、八幡高原のほんの一部が見えるが、さしたる展望はない。 お昼の準備をしていると、2つのグループが相次いで登頂され、狭い山頂があっという間に一杯になってしまった。汗をかいたうえに、ビール(最近はノンアルコールにしています)を飲んだので、体が冷えてきて寒くなった。まだ9月だが、西中国山地の高山では、ウィンドブレーカーが必要になってきた。 |
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臥龍山山頂の花のお嬢さん |
お昼を済ませ猿木峠に向けてブナ林の稜線を下っていくと、山頂から15分で左手から菅原林道終点からの巻き道を合わさる。サワフタギの青い実やフウリンウメモドキやコマユミの赤い実が生り、山は実りの時期に入っている。少し薄暗いところにはアケボノシュスランがひっそりと咲いている。 木の間越しに遠くに掛頭山の電波塔が見えているが、展望は全くありません。稜線歩きといえば聞こえがいいが、樹林の中をひたすら下っていくだけです。日当たりの良いところを過ぎると、登山道が広くなっている猿木峠に着く。樹木の幹に 「ここは猿木峠」 の私製のプレートが掛かっている。ここで左折してミズナラ林の中を下る。ササが出てきたが、腰くらいまでの高さしかないので全く気にならない。 |
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猿木峠で左折して下っていく |
猿木峠から10分でヒノキ・スギの植林帯に突入する。植林地の中は管理用の道があったり、倒木でルートが微妙に変わっていたりで、少々ややこしいが、テープを確認しつつ、踏み跡を辿って下っていけば良い。流れの少ない沢を渡ると間伐された明るいところ(右の写真)に出る。 林床には、アキチョウジ、ツクバネソウの実、ツルニンジン、ツルリンドウ、ヤマハッカの花が咲く。沢を左岸に渡ると植林帯から抜け、植生は自然林に変わる。沢沿いの道には湿気を好む花がたくさん咲いています。 |
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間伐されたスギ林を下る |
ススキが目立ってくると八幡原の湿原遊歩道に飛び出す。ここにはテープがあるだけで指導標の類はないので登りに使う場合は判り難いだろう。右に行けば30m先が車道だが、今回は左折して遊歩道を奥の方へと進んでいく。 程なく湿原があり、遊歩道は木道に変わります。花は多く、コオニユリ、ノコンギク、ヒヨドリバナ、マツムシソウ、熟す前のマユミ、ミゾソバなどの花を観察しながら遊歩道をブラブラ歩いて高原の自然館まで帰る。花良し、天気良しの充実した1日を初秋の八幡高原で過ごすことができて満足、満足! |
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八幡原の遊歩道に出る |
ウマゴヤ谷に多いツリバナ | あちこちにフウリンウメモドキ | 稜線に瑠璃色のサワフタギ | これも多いね!コマユミ |
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