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山 名 |
大掛山(818m) | 広島県北広島町千代田 |
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登山日 | 2009年3月20日(祝) 曇り |
伊勢坊谷より望む大掛山
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参加者 | 単独 | |
コース | 水汲み場(9:20)〜(10:05)可部峠(10:10)〜展望岩〜(10:40)中倉峠分岐(10:45)〜鞍部(11:15)〜(11:30)大掛山(12:05)〜鞍部(12:15)〜沢合流地点(12:35)〜石州街道に出る(12:53)〜(13:00)水汲み場 所要時間3時間40分 | |
お弁当 | 大掛山山頂で食べました。他に候補はありません。 | |
駐車場 | 水汲み場(水汲みの邪魔にならないところに停めればよい。スペースは十分あります) | |
トイレ | 水汲み場(水汲みに来た人のためのトイレです。寄付金を忘れずに!) | |
まとめ | 汲み置きの水が切れたので、いつもの千代田まで水を汲みに行く足で、付近にある大掛山に登りました。この山の情報は至って少なく可部峠からのルートについては皆無なので、地形図だけが頼りでしたが、登山道は途中まで整備されているうえに、マーカーもたくさんあったので、覚悟して臨んだ割には少し拍子抜けの感じでした。 |
国道261号線を北上し、峠を越えて北広島町千代田町に入る。上本地で 「可部峠の御神水」 の幟に従って右折して、中国自動車道の下を潜ると伊勢坊谷だ。細い道を少し上がっていき 「可部峠の御神水」 の水汲み場の広場に駐車する。千代田町では 「よみがえりの水」 がよく知られているが、こちらの御神水も軟水のおいしい地下水で人気があるんですヨ。自分はいつも、ここに水を汲みにきています。
集落の背後に横たわる大掛山を眺めながら、水汲み場裏手の舗装道路を山の方へと登っていきます。いきなり 「熊に注意」 の看板を見る。未だ鉢合わせしたことはないが、単独で山に入るときは、見えない熊の影に不安を抱えているのも事実です。左手に集落への取り付け道を過ごすと、舗装が切れ俄然道が荒れてきます。道が大きく陥没しているところがある。全く手つかず状態のようだ。 付近はヒノキの植林地が広がっている。スギ花粉の飛散がピークを越え、代わってヒノキの花粉が飛び出し始めているとのことだが、幼い頃から野山を駆け回っていた自分は花粉症とは無縁だから、全く気にはならない。 |
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「可部峠の御神水」の水汲み場 |
スタートしてから25分で営林署の「姫ヶ原官有地」案内板を過ごす頃から、ようやく平坦な道になり、さらに10分で右手から丸押コースが合流してくると、長助茶屋跡が見えてきた。周囲をヒノキ林で囲まれた中にポツンと
「石州街道と可部峠」 の案内板が建っている。 この道は旧石州街道で千代田町本地から可部に出る重要な道だったんですが、今ではすっかり荒廃して歩く人といえば林業関係者かハイカーくらいのものだろう。 |
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長助茶屋跡と案内板 |
茶屋跡からは道幅が少し狭くなり、ヒノキ林を抜けていくと可部峠に出る。旧石州街道をそのまま真っ直ぐ下っていけば可部の南原に出る。 道の真ん中にケルンがあり、一里塚や分水嶺の案内板、登山口の案内標識などがあり賑やかだ。可部山岳会の案内標識に従って、左折してササの刈られた斜面を登っていきます。 |
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ヒノキ林の中に続く道 | 可部峠(奥側が伊勢坊谷) |
可部峠から10分くらい登ったところに展望岩があり、付近で可部山岳会(おそらく)の数名の方が登山道を整備されていた。5年くらいかけてこのルートを整備しているそうで、その間に中倉峠からの道を切り開いたとの事でした。展望岩の上に立つと可部冠山の尖峰が間近に見え、その左後方に阿武山もきれいに見える。木の間越しにではあるが、堂床山、備前坊山、白木山も見えている。 女性の方も数人いて 「私たちは何も手伝えんのよ」 と話されていたが、参加するだけで十分です!自分は 「クマ対策におしゃべり部隊は必要なんです」 と冗談を言ったつもりなんですが、もしかして気に障った方がいたらごめんなさいね。 |
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展望岩から望む可部冠山 |
展望岩から10分くらいで750m台ピークに上がると、正面に中倉峠方面に派生する尾根が見えてきた。 ここからは比較的平坦な道が続く。さらに10分で小コブに立つと、南東に切り開かれた道が下っている。これが先ほど聞いた中倉峠への道だろう。マーカーしか見当たらないが、たぶんそうだと思う。 |
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快適な道(750m台ピーク付近) | 中倉峠分れのあるピーク |
刈り込みがあるのは中倉峠分れまでで、そこからは道が悪くなる。と言っても普通の山道で、尾根に沿って踏み跡があり、テープも付いている。しかし少しヤブ加減であることに変わりはなく、灌木の小枝が顔に当たるのがかなわない。でも蜘蛛の巣がないだけでも良しとするか。右手には八千代の町や鷹ノ巣山〜硫黄山の稜線が見える。 中倉峠分れから20分で下りが始まり、小コブを乗り越えて下っていくと鞍部に着く。ここには地形図の破線の道が伸びてきている筈だが見当たらない。さらに進んでいくと次の鞍部があり、こちら側に谷道が上がっきていた。 |
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ずっと福富の鷹ノ巣山が見える |
鞍部から急斜面をジグザグに登っていくと尾根地形に変わり尾根道を登ること5分で、平坦な山頂部だ。北上を続けると3等三角点の鎮座する大掛山に着く。 山頂は雑木が茂っているものの、今の時期だから比較的展望がある。北西の方向に猿喰山が見えるが、それより遠くの山は視界不良で同定不能!予想に反して天候の回復が遅れているようです。千代田の中心地も見え中国自動車道が大きな弧を描いて走っている。反対の南東方向には東広島市の山が幾重にも重なって見える。今日は日差しがなく寒く感じるので12時のお昼のサイレンが聞こえてきたのを潮に引き上げる。 |
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雑木に囲まれた大掛山山頂 |
大掛山山頂から東広島市方面(南東方向)の眺め |
鞍部まで一気に下り、右折してヒノキ林の谷を下る。こんなところにもテープがあるのには驚きだ。お陰で安心して下ることができるが、読図トレーニングが出来ないのが残念だ。 ゴーロ帯を下っていき、次いで谷の右側に付いている杣道を下り、左岸に渡ると間もなく沢が合流する地点に出合う。ここまで鞍部から20分。 |
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鞍部で右折して谷に入る | ゴーロ帯を下っていく |
平坦地まで下ってくると道幅が広くなるが、あまりにも平坦すぎて、どこが道なのか判り難いところがあり油断はできない。それにしても倒木が多い。 最後に沢を渡り、土手に出るとスグに石州街道に飛び出した。営林署の「姫ヶ原造林地」の看板のあるところです。後は登ってきた道を下る。 |
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道幅は広いが倒木が多い | 石州街道に戻ってくる |
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