HOME 戻る
山 名
岩山(420m)
工程図を見る
広島県呉市
登山日 2009年2月11日(祝) 晴のち曇 岩山(新林渡橋より)
新林渡橋より見上げる岩山
参加者 夫婦
コース 登り:シメノ松(10時25分)〜胡神社(10:33)〜上の登山口(10:45)〜林道岩山線横断(10:50)〜薬師堂(11:00)〜(11:20)岩山 所要時間55分
下り:岩山(12:05)〜道探索5分ロス〜薬師堂(12:30)〜林道に出る(12:35)〜(12:55)シメノ松 所要時間45分(ロス時間を除く)
お弁当 山頂南側の展望台(北方向を除き270度のパノラマです)
駐車場 登山口付近にはありません
トイレ 登山口付近にはありません
まとめ 呉市の中央公園で「呉水産祭り」が開催されるのに合わせて、呉方面の山に登ることにしました。「火の用心」の山と言えば岩山、岩山と言えば「火の用心」ですね。時節柄空気が乾燥しているので気をつけたいものです。

熊野町から大峠を越えて黒瀬町に入る。2週間前は積雪のため越えることができなかったが、2月の声を聞くと随分暖かくなり雪の心配は無用だ。国道375線の西側の県道を走り目的地に向かう。登山口周辺は駐車スペースが見当たらないので、来た道を少し戻り、シメノ松バス停付近の路肩が膨らんだところに駐車する。位置的には、黒瀬町と呉市の境になります。


胡神社前 シメノ松から県道336号津江郷原線を南下して、胡神社の前で細い道に入っていく。そして最初の分岐でコンクリート電柱に取りつけてある 「呉市指定・名勝岩山登山口」 の案内標識に従って右折して坂道を登っていきます。

民家を過ごすと周囲の景色は畑地に変わり前方に岩山のゴツゴツした岩だらけの頭頂部が見えてきた。
下の登山口
胡神社の前から細い道に入る 下の登山口(案内標識のところで右折)

上の登山口 時計回りに進んでいくと案内板の立つ上の登山口に着く。写真では判り難いが入口付近のコンクリート壁面に岩山登山口の手書き文字が何ヵ所もあるので、すぐに判る。

【呉市指定文化財第45号岩山】 岩山は黒瀬川が運んできた土砂でできた平地に接し、270mの高さにそそり立つ花崗岩の岩山で、頂上からの展望は非常に優れています。戦国時代に東西条を支配していた大名大内氏の南部防衛の拠点となる城がこの山にありました。当時、勢力を伸ばしてきた毛利元就が、1554年に総攻撃を加え岩山城は落城しました。本丸のあった山頂から黒くなったコメや麦、ソバなどが出土したと言います。しかし第二次世界大戦のとき砲台を山頂に設置したため今は石垣や井戸を残すのみとなりました。(呉市教育委員会の案内板より抜粋)
上の登山口(案内板がある)

上の登山口を入ると5分で未舗装林道を横断する。車が1台停まっていたが、車種からして登山者のものではなくて林道工事業者の車のようだ。登山道は緩やかに北北西に伸びていて、岩の上を歩いていくようなところもある。枯れた水場を過ごすと薬師堂に着く。

左手にある岩の上に上がると郷原の町が見え、背後には「火の用心」の文字がくっきりと浮かぶ山頂部の大岩が間近に見える。ここからはシダの道となるがシダはすぐに消え歩き易い道が続く。登山道は山腹をトラバースするように付いていて岩山の北側へと回り込んでいきます。
薬師堂
大きな岩の下に佇む薬師堂

右手を見ると眼下に黒瀬川が流れている。ぐんぐん高度を上げていくと展望が徐々に広がってきた。やがて稜線に出ると、岩山北峰の向こうに黒瀬の秀峰小田山が見える。ここから左に鋭角に折り返し、少しササが煩い道を南下していくと、僅か2分で3等三角点の鎮座する岩山に着きました。残念ながら山頂部は雑木が茂り展望は殆んどありませんでした。

帰りは津江に下りようと思っていたので、津江方面からの登山道が合流する地点を確認したかったのだが、判りませんでした。このときは見落としてしまったんだろうと思っていました。
岩山山頂
呉市指定文化財 「岩山」 山頂

展望岩 山頂から南に100mほど進んだところにある展望岩でお昼にする。先客があり、お孫さんと一緒に登ったという地元の年配の女性が食事中だ。その後も、親子連れが登ってきた。この山は地元の人たちの憩いの場でもあるようです。

展望岩からの眺めは良い。盆地のような郷原の町の背後には野呂山が聳えている。眼下には黒瀬川が流れ、南に見える瀬戸内海に注ぎ、その右手には呉の名峰灰ヶ峰が高い。さらに右手には郷原カントリークラブが広がっていて、その向こうに遠く絵下山が霞んでいる。
展望岩(黒瀬川が見える)

展望岩からの眺め
展望岩からの眺め(気圧の谷に入ったために先ほどまで覗いていた青空は雲に隠れてしまいました。)

お昼を済ませ下山にかかる。下りは津江方面に出る予定。主稜線のササが茂る道のそばにマーカーがあったので勇躍踏み込んでみるものの直にヤブに阻まれる。それではと折り返し地点まで下ったところから、そのまま稜線沿いに下ってみるものの踏み跡は全く見当たらない。仕方なしに登ってきた道を引き返すことにしました。

古いガイドブックには 「北の津江からの登山道と稜線上で合流し、約5分で3等三角点の岩山に着く」 との記述があるが、津江からの道は見当たらなかったので消失してしまったに違いない。展望岩でお会いした地元の年配の女性は 「津江からの道はあるよ。自分は何回か津江から登ったことがある」 と言われていたが、失礼だけど昔のことなんだろう。
小田山
稜線から望む北峰と小田山

軽快に下っていくと左手に踏み跡がある。何だろう?登っていくときには気付かなかったが!寄り道をして踏み跡を辿っていくと、展望台のような岩があった。岩の上に上がり振り返ると、お〜ぉ、岩に書かれた 「火の用心」 の文字が浮かび上がっているように見える。どのようにして書いたのか?命がけのような気がするんだが。

林道を横断する地点からは、林道を下っていく。その方が近道だから・・・。時節柄空気が乾燥した日が続いていてTVでは連日火災のニュースを放映している。火の元には気をつけたいものです。
火の用心
岩に書かれた「火の用心」の文字

呉水産祭り 【呉水産祭り・呉市中央公園】

二級峡を下って阿賀から呉市中心地に入る。中央公園西の県立体育館の駐車場は満車状態なので、呉市役所の有料駐車場に止めて会場に向かう。長〜い行列ができているのは何だろう?無料の殻付き焼き牡蠣と、これまた、無料の牡蠣の土手鍋の試食コーナーでした。会場は磯の香りに包まれて、どこからともなく美味しそうな匂いも漂ってくる。夕食のおかずにと、牡蠣のネギ炒めを買い求めて、賑わいの会場を後にする。

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送