HOME 戻る
山 名
一峰寺山(449m)
工程図を見る
広島県呉市豊町
登山日 2009年1月25日(日) 晴れ 一峰寺山(豊島の小野浦より)
豊島の小野浦から望む一峰寺山
参加者 夫婦 上の娘
コース 登り:久比港(11時5分)〜ループ橋(11:15)〜遊歩道(12:28)〜(12:35)一峰寺山
お弁当 下の展望台で食べました(瀬戸内海を隔てて四国が見えます)
駐車場 事前に山頂部駐車地まで車を回しておきました(駐車場所に困ることはありません)
トイレ 久比港待合室内トイレ(水洗です) 山頂一峰寺公園(水洗です)
まとめ 昨年2008年11月に豊島大橋が完成し、川尻町から安芸灘大橋〜蒲刈大橋〜豊島大橋〜豊浜大橋と渡り継ぐことにより大崎下島が本州と陸続きになりました。大崎下島にある豊町は以前CATVの取材で訪れたことがある思い出の島なので是非とも再訪したいと思っていましたが、やっと念願かないました。

熊野町から黒瀬に入り国道375号線を走る予定でしたが、熊野町の瀬野分れを過ぎたあたりから道路の凍結が見られ、ノーマルタイヤでは大峠(熊野町と黒瀬町の町境の峠)を越えることはできないと思い引き返す。南の方は雪は残っていないだろうと油断していました。止む無く呉の町中を抜けて海沿いに走り川尻町から、いよいよ安芸灘とびしま海道を走ります。


久比港 島に渡ると道路端に有人無人のミカン売り場があるが、午前中はその数はあまり多くないようだ。豊島に入り海沿いの道を時計回りに進んでいくと、前方に一峰寺山が見えてきた。山頂部に3基の電波塔が並んで建っている山ですが、手持ちの1/25,000図には電波塔の地図記号がなかったので、そのときには「おそらくあの辺の山だが…」というくらいで、はっきりとは認識できませんでした。

最後の四つ目の豊浜大橋を渡り、またまた海岸線沿いに時計回りに走っていくと久比港に着きました。今日はここを起点にすることにしました。
久比港付近の景色

「一峰寺公園」の案内標識に従って、JAのガソリンスタンドの左手の道を入る。付近の民家の庭先にはミカンの木が…と思いきや、実はレモンの木だった。両方ともミカン科だから遠目には見分けがつきにくいですネ。

すぐにループ状になった道路を上がっていくと、今度こそはミカン畑が広がっている。山の急斜面が段々畑状に切り開かれていて、平らなところにミカンの木がたくさん植えられている。ミカンにとって乾燥は敵なのか、散水設備も整っている。老木が伐採され若木が植えられている。車道を上っていきながらミカン畑の様子を仔細に観察していると、ミカン農家の苦労が伝わってきます。
ミカン
たわわに実る黄色のミカンと作業小屋

案内標識 進行方向には一峰寺山の山頂部に建つ3基の電波塔が見える。右手には久比の集落と反対側の山の斜面に走るミカン道路が、そして本土の方にはおおきな野呂山が横たわっている。道路が分岐しているところには必ず案内標識があるので、地図なしでも登れないことはない。最初の分岐のところから道幅が狭くなり、急な坂も出てきたぞ。

出発して45分でキハダ展示林の看板を過ぎる。ここまで全体の工程の約半分。まだ先は長い。尾根を乗り越して南側に回り込むと、眼下に沖友の集落が見えてきた。白い建物の向こうに広場が見える。何だろう?
案内標識が整備されている

遊歩道へ 向きが北に変わると右手前方に東屋(後でトイレだと判明)のようなものが見えてきた。そのあたりが山頂だろう。さらに進んでいくと電波塔が見えてきた。ようやく山頂部に辿り着いたようです。谷を隔てて山頂が見えてきました。

右手に「大長多目的保安林」の大きな案内板がある。車の場合はその付近に駐車して山頂まで散策したらよいと思う。案内板の後ろからも遊歩道が上がっているが、それはパスして、さらに100mほど車道を歩いて、左手の遊歩道を上がっていく。
車道から遊歩道へと入っていく

尾根道 樹木の幹には名前入りの札が掛っている。名前を確認しながら(今では何の木があったか思い出せない)尾根道を進んでいくと前方に一峰寺水分神社(何と読むんだろう。まさかみくまりではないと思うが…)が見えてきた。傍らには大きな一等三角点が鎮座する。

山頂には展望広場が設けられているが、樹木が葉を落とした冬場でも多くの展望は望めません。案内板にあった枝道もあまり踏まれていませんでした。
水分神社
落葉した樹が目立つ尾根道 山頂の一峰寺水分神社

石段を下り鳥居を潜って、そこから遊歩道を下っていくと、山頂から僅か2分で舗装路に出る。道路の終点には展望台が設けられていて、そこからの眺望はまさに絶佳と呼ぶにふさわしい。

眼下には大長の町並みが見え、安芸灘オレンジライン(大崎下島と愛媛県の岡村島の間を三つの橋で結んでいる)が走り、さらには大崎上島、竹原市と続く。その他にもたくさんの島が見えるが、それらが複雑に入り組んでいて同定が難しい。右に目を移せば来島海峡大橋〜愛媛県今治市も近くに見える。残念ながら、石鎚山系の姿を捉えることはできない。
展望台
舗装路終点にある展望台

舗装路終点の展望台より眺める瀬戸の島々。これぞまさしく瀬戸の多島美です!

展望台にはテーブルがないので、舗装路を少し下ったところにある休憩所でお昼にしました。ここには望遠鏡が設置してあるのだが、生憎ピント合わせが出来ず(故障ではないと思う。単に持て余しているだけだろう)役に立たなかったのは残念だ。

南側だから風がないだろうと思っていたが、とんでもない。今が寒さの底の時期ゆえに「南の島・南斜面は暖かい」の考えは通用しませんでした。熱々のラーメンで暖まって、そそくさと下山する。
休憩所
テーブルのある休憩所でランチ

下山後、御手洗方面に向かう。最初に立ち寄った小長港にはタイミングよく山陽商船のフェリー(大崎上島の明石←→小長港)が接岸していた。ターミナルに隣接して、「ゆたか海の駅」があるが、あまり賑わっていませんでした。観光客はここまで足を延ばさないのかな。

大長で袋いっぱいのミカンを買い求めて御手洗に向かうものの、散策する時間がなくなってしまったので、今回は散策はパスして後ろ髪を引かれる思いで素通りしました。島の野菜は安い!キャベツや白菜などの野菜を市価の半額以下で買うことができました。もちろん大長ミカンは安くておいしい。農産物は現地で買い求めるに限ります。
小長港と安芸灘オレンジライン

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送