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山 名
丸山(457m) 広島市安佐南区
登山日 2008年12月7日(日) 曇り 丸山(自宅より)
自宅から望む丸山
参加者 ハイキング同好会
コース 登り:[やん谷道コース] 御鉢山墓苑〜湯つぼ跡〜上観音〜岩観音見学〜丸山
下り:[大塚谷コース] 丸山〜大塚峠〜三谷川三面石組堰堤見学〜春日野団地
お弁当 下山してから自治会の冬祭りに参加して、そこでお昼を食べました。
駐車場 最初から最後まで自分たちの足で歩きました。もちろん登山口まで徒歩です。
トイレ 登山口付近にはありません。
まとめ 年末恒例の広島南アルプス忘年会ハイキングです。今年は旧跡を巡る工程を組んでみました。所要時間やコースmapは、ガイド集の「丸山取り付き案内」をご覧下さい。

自宅マンションを午前8時頃に出発して、やん谷道コースの登山口のある西山本の山本林道(武田山林道)まで歩く。昨日から中国地方を寒波が覆っているので念入りな防寒対策をして出発する。空気は冷たいものの風が無いので歩いているうちに寒さを感じなくなってきました。


やん谷道コース取り付き 山本6丁目の宅地を抜けて山本林道に入ったところに、やん谷道コースの取り付きがある。ここまでスタートしてから45分。取り付きには「やん谷自然道」の大きな標柱が建っているので簡単に判ります。

取り付きを入ると石のゴロゴロした道に変わるが道幅は広く歩き易い。取り付きから20分で左右に茶店跡と牛馬用の湯つぼ跡がある。昔、温泉が湧いていた時代に人々が牛馬を曳いてやってきたとか…今では源泉は枯れてしまっているので、往時の賑わいが戻ってくることはないと思います。
やん谷道コース取り付き付近の様子

茶店跡から10分で「湯つぼ」跡に着きました。先ずはひとつ南側の谷にある「湯ヶ谷名水」に行ってみる。今の時期は水がチョロチョロでした。湯つぼまで引き返して湯つぼを見学する。つい先日の10月5日に地元のボランティアグループ主催の丸山登山会が開催された直後なだけに、湯つぼは掃除が行き届いていました。油断していると落ち葉に埋まってしまいそうですが・・・。

湯つぼの中にはお尻を下ろす石もあり、つい腰かけてひと風呂浴びたくなってしまいます。さてここから尾根に上がると見晴らしがよくなります。振り返ると宗箇山が大きく見えます。
湯つぼ跡
湯つぼ跡(写真奥の方から登ってくる)

湯つぼ跡から5分で上観音に着く。建物手前の広場からは東方面が切り開かれていて見晴らしが良く、自宅マンションの建物が見えます。すぐ上にある送電鉄塔からの見晴らしも良く、こちらは南方向まで見えて、台形の形をした宗箇山の稜線の真後ろに江田島の古鷹山が覗いている。さらには似島の安芸の小富士や能美島、宮島の東側までが望めます。今日は曇っているので墨絵を見ているような感じがします。

少し寄り道をして岩観音に行ってみる。背後に数個の大きな岩を抱えた観音様が佇んでいます。これらの岩は「落ちそうで落ちないので受験生のお守りになっている」ことを以前どこかで聞いたような記憶があるのだが…違っているかも。登山道に戻り稜線を目指して急峻な斜面を登っていくと眺めの良い展望岩があるのでチョッと一休み。
上観音
中腹に建つ上観音(西念寺)

展望岩からのパノラマ(市街地の背後を白木山系〜呉娑々宇〜鉾取山系が取り囲んでいます)

丸山山頂 展望岩からも急な登りが続くが、ほんの少しの時間だから苦にはならない。稜線近くまで高度を上げると左手前方に丸山山頂の反射板が見えてきた。そして稜線に出ると雪を抱いた真っ白な山並みが飛び込んできた。お隣の安佐北区の山や湯来・佐伯の山だ。それ以上遠くの山は判らない。

稜線に出て5分でJRの反射板の建つ丸山山頂に着く。山頂からは南側の展望があるが、他の方向は立木が邪魔をしている。この山は反射板が山頂の一等地を占めているので、お弁当を広げるスペースがないのが玉に瑕。今回の参加者はSさん、Kさん、H嬢、我が家夫婦の5名でした。左の写真の○印のところだが、雲が垂れているような形をしている…漏斗雲にしては太くて短いような…雲ではなくて何かの現象なんだろうか?
丸山山頂(後方は能美島方面)

大峰山 東郷山
稜線から望む大峰山(東側からだと三角錐の秀麗な山に見えます) 稜線から望む東郷山(送電鉄塔がはっきり見えます)

下山は登ってきた道を引き返して、大塚峠まで下っていく。大塚峠は十字路になっていて左右に下っていく道があるが左手の大塚方面(広島市立大学方面)への道は少しヤブ加減です。一方、右手の春日野団地に下る道は今年に入って、地元の畑組の有志により尾根道・谷道ともに整備されて大変身を遂げ歩き易い道になりました。

峠から5分下ると道が分岐し、少し先で再び合流する。この合流地点のところから谷に下りる道が付いており、1分も下らないうちに長さ120mの三面石組堰堤が見えてきた。ずいぶん昔の話になるが、この谷に土石流が発生して多数の犠牲者が出たので、その後再発防止のために、このような石組の堰堤が造られたのである。
三面石組堰堤
三面石組堰堤(上から見る)

大塚谷コース 石組堰堤から谷を下ってもよいが、雪が降った後で足もとが悪いので、合流地点まで戻って尾根道を下ることにしました。尾根道は快適であっと言う間に大塚谷コースの取り付きまで下ってきました。ここから春日野下バス停まで、ものの5分ですが、バスが出たところ(休日の昼間は便が少ないんです)なので、歩いて帰ることにしました。

曇りがちな日で晴れ間は殆ど見られなかったが、風がないので気温の低さを感じさせませんでした。よかった!よかった!今年の同好会山行きはこれで終わりです。来年も皆で楽しい山歩きができます様に。
大塚谷コースの取り付き

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