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山 名
大平山(631m) 山口県防府市
登山日 2008年11月29日(土) 曇り一時暴風雨 大平山(防府市牟礼より)
防府市牟礼より望む大平山
参加者 夫婦
コース 阿弥陀寺(10時35分)〜念仏堂(10:50)〜明るい谷(11:25)〜砂防堰堤(11:35)〜車道出合(11:45)〜上の溜池(11:55)〜(12:15)大平山(12:20)〜(12:30)ロープウェイ待合室(13:20)〜387m峰手前(13:45)〜(14:10)正面コース登山口(14:15)〜(14:55)阿弥陀寺
お弁当 ロープウェイ待合室で食べました(天気が良ければ山頂部はどこでもOK)
駐車場 阿弥陀寺駐車場(150台停められます。公称ですが…)
トイレ 阿弥陀寺(水洗です) ロープウェイ山頂駅(水洗です)
まとめ 直前になって山口県中部の天気予報があやしくなった。ところによってはお昼前後に雨が降るとのことだが、条件が悪くなれば車道を下ればよいと考えて予定どおり決行しました。結果は…山頂で散々な目に遭いました。雨どころではなく、暴風雨でした。

早朝の広島市内は快晴に近いような青空が広がっているが、山陽自動車道を西進し周南市に入るとフロントガラスを小雨がたたく。高速を徳山西ICで降りて国道2号線を防府市に向けて走り、農業大学交差点を右折すると正面に大平山が見える。いつの間にか青空が戻っているではないか、今日は変な天気だ。農業大学付近で駐車場所を探したが、適当なところがないので諦めて阿弥陀寺に駐車する。


阿弥陀寺入口 阿弥陀寺の駐車場から大平山山頂の電波塔群が見えている。先ほどまでの抜けるような青空は瞬く間に曇り空に変わっていった。

駐車場のスグ先に阿弥陀寺の入口がある。入山料(名目は何だったか覚えていない)200円を料金箱に入れて境内に入る。右手の道は車道で農村広場や憩の家方面に通じている。仁王門の前にあるモミジの紅葉はこれからで、もう少しの間紅葉が楽しめそうです。
仁王門
阿弥陀寺入口付近の様子 まだ紅葉が楽しめる仁王門付近

念仏堂 本堂へと続く石段を登っていき、途中で「大平山ハイキングコース」の案内標識に従って、念仏堂へと続く右手の苔むした石段を進んでいく。途中で境内を散策したり、掃除中のおばさんと話していたりしたので結構時間がかかってしまった。通常だと5分もかからないだろう。

登山口は念仏堂奥の右手にあり、「登山口」の案内標識も設置されているので、奥の方に進んでいけばスグに判る。登山道にはいると、いきなり林道に出るので、左折して進んでいくと1分で、林道と別れて右手の登山道へと入っていく。ここには防府山の会の案内標識が設置してあった。竹の侵食しつつある照葉樹の林の中を進んでいくと、案内標識から5分で一つ目の丸木橋がある。ぶっそうな橋なので注意して渡る。さらに10分で二つ目の丸木橋を渡る。
念仏堂の右手が登山口

小滝の連続する沢を右下に見ながら斜面を登っていく。沢の方に向かって踏み跡が何ヵ所も付いているが、沢歩きをする人が付けたのか?やがて沢が近づいてきて明るいところに出る。麓の方を見ると急峻な谷の間に多々良山が見え、その右後方に楞厳寺山が霞んでいる。

登山口では小雨が降っていたが、いつの間にか雨は止んで薄曇りに変わった。しかし天候も視界もよろしくない。さらに谷道を登っていくと古い砂防堰堤があり、左手から乗り越す。どこからか車の音が聞こえてきた。すぐ近くに車道が走っているようです。
多々良山
明るい谷からは西に多々良山が見える

車道に出る 登山道が緩やかになってくると右手に車道が見えてきた。右手を注意していると沢の向こうに白いガードレールが見え、緑色の案内標識が架かっているのが判る。沢を渡りガードレールを跨いで車道に出る。

飛び出した地点はちょうどカーブミラーのところで、「下山口」の案内標識があり、ガードレールの端っこにも「下山口」の案内標識が架かっていました。
カーブミラー
緑色の案内標識のところから車道へ カーブミラーの所から出る(手前が山頂)

遊歩道へ 車道を上がっていくと左手に連続して二つの溜池があるので、二つ目の溜池の堰堤を過ぎたところある「大平山登山道入り口⇒山頂まで15分」の緑色の案内標識のところから遊歩道に入り、溜池の周囲をぐるりと廻っていく。

ほぼ反対側まで廻ったところで、舗装路が下ってきているので、遊歩道と別れ舗装路を登っていきます。
溜池と電波塔群
緑色の案内標識の所から遊歩道へ 溜池の上に山頂の電波塔群が見える

登山道へ 舗装路が突き当たったところに切り開きがあり、高圧配電線が山頂に向かって一直線に上がっています。登山道は、この配電線の巡視路と共用している。道端にある案内標識のところから配電線路の真下の道を登っていき、途中で左斜面にかわして斜面をジグザグに登っていきます。山頂直下で再び配電線路と合流すると電波塔の林立する山頂の一角に飛び出しました。

下りに阿弥陀寺コースを使うときは、配電線路を探せば簡単だ。一等三角点のある山頂標識の北側から配電線路の真下に入っていけば良い。なお、下りを示す指導標は見当たりませんでした。
再び登山道へと入っていく

大平山山頂 山頂に着いたときは麓の防府市街が見えていたが山頂で写真を撮っている僅かの間に、雲が出てきて視界が急激に悪くなってきました。すぐ下にある展望台すら見えにくくなりつつある。風が強くなり、それとともに横なぐりの雨が降ってきた。寒冷前線が近づいてきたのだ!

大急ぎで管理道を下って、大平山ロープウェイの待合室に駆け込む。有難や…ストーブが燃えているぞ。
山頂からの展望
電波塔が立ち並ぶ大平山山頂 山頂から展望台を見下ろす

ロープウェイの山頂駅に駆け込んだのが12時半前で、時刻表を見ると12:30発がもうじき出る。このときは真剣にロープウェイを利用して下山しようと思い、係員に尋ねると 「只今、強風のためロープウェイの運行を見合わせています。風が収まり次第、運転を再開しますが、この様子では当分難しいでしょう」 とのこと。仕方ないので、ロープウェイの山頂駅を使わせていただくことにして、そこでお昼にしました。外は風速20メートル近い風が吹き荒れているが、ストーブの燃える待合室は暖かい。濡れた衣類を乾かしながら、ラーメンを作って胃袋に入れる。暖か〜い。生き返るような思いです。

かれこれ1時間くらい待合室で粘っていたが、係員の方から「ロープウェイは当分運転できそうもありません」との連絡があったのを機に、諦めて自分の足で下山することにしました。
防府市街
防府市街を見下ろす(下山直前)

芝広場 外に出ると雨は殆ど上がっており、風も幾分かは弱まったようです。この山は子供が小さい頃にロープウェイで登ったことがある。その当時はアスレチックス広場があったような気がするが定かではない。当時の記憶が蘇ってこないのが悔しいね。

展望台方面に向かい、そのまま直進して擬木の階段の道を下っていく。案内標識も随所にあるので混乱するようなことはありません。
歩道を下る
山頂公園(芝広場)には誰もいない 展望台の先から下っていく

快適な尾根道 大平山不動明王への道を右に分け尾根伝いに南下していきます。当初の目論みでは 「防府市街や遠く国東半島を眺めながら、のんびりと下っていく」 つもりでしたが、意に反して展望はなく、樹林の中をひたすら下っていくことになりました。と言ってもウリハダカエデなどの落葉広葉樹が多く見られ、フワフワの落ち葉の絨毯の道は満更でもありません。

387mピークの手前で稜線と別れ斜面を下っていく。地形図では急斜面に見えるが、実際に歩いてみるとそれほどでもない。右手には大平山の山頂部が見える。ロープウェイは未だ動いていない。それとも今日のような天気ではお客が居ないのか?麓が近くなってくると風化した花崗岩のまさ土の道に変わる。雨水によって浸食され登山道が大きくえぐれているところもありました。
のんびりと尾根道を下っていく

正面コース登山口 やがて車道が見えてきて「大平山登山道」の案内標識のある正面コース登山口に降りる。駐車スペースの鳥居のところからロープウェイ乗り場に下れるとのことであったが、あまり踏まれていないようだったので無理をせず、車道を下っていくことにしました。

ロープウェイ乗り場への道を右に過ごし車道を下っていくと左手に大きな池がある。ここはゴルフ練習場(打ちっ放し場)の跡地のようです。今の時期だから車道歩きは、そんなに苦にはなりません。
正面コース登山口付近の様子

墓地を抜けて(すみません通させていただきました)住宅地の奥に出る。農業大学の構内を通るショートカット道があることを期待していたが、見つからないので正規の道を辿ることにしました。大平山に架かる大きな虹を見ながら、スタート地点の阿弥陀寺まで戻る。

今回は雨にたたられた山行きでしたが、実際に雨に当たったのは、ほんの僅かの時間だったので助かりました。もちろん近い将来リベンジの予定です。
阿弥陀寺へ戻る

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