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山 名 |
三平山(1010m) | 岡山県真庭市 |
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登山日 | 2008年11月1日(土) 晴れ |
米子道蒜山SAより望む三平山
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参加者 | 夫婦 Hさん | |
コース | 林道川上2号線駐車場(10:05)〜林道歩き〜穴ヶ乢分岐(10:28)〜穴ヶ乢(10:35)〜(11:00)肩(11:05)〜(11:30)三平山(12:30)〜土塁案内板(12:50)〜(13:15)駐車場 | |
お弁当 | 三平山山頂で食べました(お昼は絶対ここです。他の候補は考えられません) | |
駐車場 | 林道川上2号線駐車場(登山専用駐車地で10台くらい。満杯のときは路肩駐車可) | |
トイレ | 駐車場の南側100mの地点(水道故障中のため使用できませんでした) | |
まとめ | 紅葉は高山からだんだんと下がってきて標高千メートルくらいが見頃になってきました。今年最後(だと思う)の地方遠征は、天気良し・視界良し・紅葉良しと三拍子揃った山行きとなりました。 |
中国自動車道を庄原ICで降りて、国道183号線を根雨に向けて走る。この道は大山方面の最短コースなので効率がよいのだが、如何せん一般道なのでイライラすることもある。今回は比較的スムースに走ることができ、武庫から俣野に入る。進行方向には三平山〜朝鍋鷲ヶ山が見えてきて、標高が上がると左手に大山〜烏ヶ山の雄姿も拝めます。峠から林道川上2号線に入り、駐車場へと滑り込む。
今日は反時計回りに周回する予定だったが、逆のコースに変更する。その方が三平山の山頂に登ったときに正面に大山が姿を現わすので感激ひとしおと思ったからです。そそくさと登山支度をして林道を奥へと進んでいき、50m先にある登山口を通り過ぎて、さらに50m先のトイレに向かう。しかし故障中でトイレは使用できず。 左手には皆ヶ山や蒜山三座がきれいに見えている。そして紅葉の朝鍋鷲ヶ山も…。写真を撮るのは山頂に登ってからにしよう。今日は雨上がりで空気が澄んでいるので山頂からの眺めが楽しみだ。林道は、ほぼ平坦です。 |
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駐車場の先に登山口とトイレ |
林道からの取り付きには案内標識が無い。こちら側から登る人は少ないんだろうか?テープと踏み跡があったので「おそらくここだろうな」と思ったが、念のためカーブのところまで行ってみたが道がないので、引き返して最初に見つけたところから取り付く。 登山道は杉林の中に付いている明瞭な道だ。だらだらと登っていくと案内プレートのある穴ヶ乢に着く。 |
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取り付きは谷の手前にある | 穴ヶ乢(手前から登り右折する) |
穴ヶ乢からは鳥取県と岡山県の県境を登っていく。右手岡山県側は杉林だが、ものの2分くらいで植林が切れ、植生は落葉広葉樹の森へと変わる。こちら側は急斜面だ!急斜面の登りを嫌う人が多いが、自分はその逆で、急斜面の下りが厭なので、できるだけ登りに使うようにしている。今回のように…。 カシワの群生する肩まで登ると背後には、朝鍋鷲ヶ山〜金ヶ谷山〜毛無山までの稜線が見えるようになってきた。アキノキリンソウ、オミナエシ、ツリガネニンジン、トウヒレン、ホツツジ、名残りのマツムシソウ、リュウノウギク、リンドウ、ワレモコウなどが咲いていましたが、紅葉の季節に入り、花の数はめっきり少なくなってしまいました。 |
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カシワの群生する肩に上がる |
カシワの多い灌木帯を抜けると目の前に三平山の山頂部が見えてきた。登山者の姿も小さく見えています。左手には広大な蒜山高原が広がり、蒜山三座が美しい。 リンドウの咲き乱れるカヤトの原を進んでいくうちに、いつの間にか土塁の上を歩いている。一体いつから?左手から深山口からの登山道が合わさると2分で大展望の三平山に着きました。逆コースのときは、うっかり深山口方面に直進しそうだから注意すべきポイントです。 |
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カヤトの原の三平山山頂部 | 山頂手前で登山道が合流する |
三平山山頂部から南西方面の眺め(いつかは歩いてみたいと思っている縦走路です) |
さすがに大山の展望台だけに、山頂に立つと目の前に伯耆大山の南壁が立ちはだかるように見える。だが山頂部が雲を被っているのが残念だ。右に目を転じると烏ヶ山〜皆ヶ山〜蒜山三座の中国地方を代表する山が連なっている。北には日本海と弓ヶ浜、南には毛無山に続く縦走路、西は山が幾重にも重なり同定不能なり。眼下には蒜山高原が広がる。何というスケールの大きさだ! お昼は蒜山三座を眺めながら、ラーメンをすする。米子自動車道を走る車がミニカーのように見える。蒜山SAも確認できました。南東の方向遥かに泉山が見えているが、それがはたして泉山かどうか?岡山県の山は殆ど判りません。 |
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三平山山頂の花のお嬢さん |
三平山山頂からの眺め(大山山頂が雲を被っているのが残念だが、文句は言えまい) |
下山は北東に向けて、大山や蒜山を見ながら県境尾根の土塁の道を下っていきます。おやおや足下には季節を間違えたヤマツツジが咲いているぞ。下山中にも、ひっきりなしにハイカーが登ってきて、道幅の狭い土塁の上だからすれ違うのが少し難点です。気をつけないと落ちてしまう。土塁の案内板のところからUターンして東斜面に付けられた登山道に入る。なお直進すれば林道に下れるがヤブ漕ぎ必至です。 【土塁】この土塁は1898年蒜山の原野2300haが陸軍の軍馬育成場として接収されたときに放牧された軍馬が外に出ないように建設されたもので、実に総延長56kmに及ぶ大工事であった。現在残存している46kmの土塁には往時をしのばせる幾多の史実が秘められている。(案内板より抜粋) |
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土塁の道を下っていく |
県境尾根から別れ、三平山の東斜面を下っていきます。登山道は見事なほどに整備されていて、快適に歩けます。東斜面は一面カヤトの原で今の時期はススキの花穂が陽光にキラめいて、それは見事です。 やがて、黄葉の始まったカラマツ林の中へと入っていく。北原白秋の 「からまつの林を過ぎて、 からまつをしみじみと見き。 からまつはさびしかりけり。 たびゆくはさびしかりけり。」 の詩を思い出します。若い頃に覚えた詩はいつになっても忘れないものですネ。 |
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ススキの銀穂が揺れる東斜面 | 遊歩道に近い登山道 |
登山口近くまで下ってくると、ジグザグ道がある。稲妻形に付けられている道を忠実に歩いていく。幾本もの近道が出来ているのは、どうしようもないことなのか?その近道を登ってくるグループがいたので、「登山道を歩きましょう」と注意すると逆に開き直られてしまった。山を歩かせてもらっている以上は、正規の登山道を歩いて欲しいものです。登山口に下り立つと左手に駐車場が見えている。 下山後は皆さんの要望に応えて、道の駅「蒜山高原」に立ち寄る。持ちきれないほどの地元名産の大根…その他諸々を買って蒜山高原を後にしました。 |
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ジグザグの道(悲しいかな、幾つもの近道が!) |
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