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山 名 |
鬼ヶ城山(1031m) | 広島県廿日市市(旧佐伯町) |
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登山日 | 2008年9月28日(日) 曇り |
飯山地区から望む鬼ヶ城山
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参加者 | 夫婦 Hさん | |
コース | 登り:飯山河内神社(10時)〜林道分岐(10:20)〜林道終点(10:35)〜(10:45)鞍部(10:50)〜(11:15)鬼ヶ城山 所要時間1時間15分 下り:鬼ヶ城山(12:00)〜912m点(12:25)〜(12:35)稗原峠(12:40)〜林道合流点(13:05)〜(13:20)飯山河内神社 所要時間1時間20分 |
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お弁当 | 鬼ヶ城山山頂で食べました(他には適した場所がありません) | |
駐車場 | 飯山河内神社前の路肩の膨らんだところ(5台くらい停められます) | |
トイレ | 登山口付近にはありません(佐伯町側からだと、道の駅「スパ羅漢」で) | |
まとめ | Hさん復帰山行き2座目なので、初回に引き続き、比較的軽い山を選びました。計画時点では「山頂で涼しい風に吹かれて」との思惑がありましたが、いざ登ってみると涼しいを通り越して涼し過ぎる…でした。季節は晩夏から秋本番へと一足飛びです。 |
廿日市市宮内から佐伯に入り、津田のふれあい市場(野菜直販所)で新鮮で安全な野菜を仕入れる。国道186号線に乗り小瀬川沿いの道を吉和方面に向けて北上すると、最初にある集落が飯山地区だ。左折して飯山地区の手前にある河内神社前の路肩に駐車する。
河内神社の前の道を集落の方に150mほど進むと飯山集会所バス停(右の写真ではコンクリート電柱と重なっているのでわかり難い)があるので、その手前を左折する。コンクリート電柱に ←鬼ヶ城方面左 の案内板が巻きつけてあるのでスグに判ります。 付近の畑にはミゾソバやアキノウナギツカミが一面に咲き、畑はピンク色一色に埋まっているぞ。 |
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スタート地点とした飯山河内神社 | 飯山集会所バス停のところを左折 |
飯山集会所や数軒の民家を過ごすと間もなく未舗装となり、鬱蒼とした林道へと入っていく。左はヒノキ林で右は自然林だ。スタートしてから18分で右手に林道が分岐する。こちらに入ると稗原峠へ出ることが出来る。目線の高さの木の枝に
鬼ヶ城山は左の道へ の木札がぶら下がっているので、案内に従って左側の直進する道をとる。 ここまでに見た花は、アキチョウジ、アケボノソウ、イヌタデ、キンミズヒキ、ゲンノショウコ、シラネセンキュウ、シラヤマギク、ツリフネソウ、ツルニンジン、ノコンギク、ミヤマタニソバ、モミジガサ、ヨメナ?、そう果を付けたノブキでした。 |
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鬱蒼とした林道を行く |
殆ど勾配を感じさせないくらいの上りが続く林道を進んでいく。峠の手前で左前方に作業道が分かれる。そして峠を過ぎたところで、二つ目の作業道が左前方に分かれる。こちらは地形図にある破線の道だと思う。峠と言っても、なだらかなので気をつけていないと判らないかもしれない。 やがて林道終点に着く。秋の花を見ながらのんびりと上がってきたので随分時間が掛ったと思う。ここまで轍の跡がある。林道終点の10メートル先で小さな流れを渡ると、左手に平岩がある。その先で道が二分するが、西に登っていく道をとり植林地へと入っていきます。南に延びる水平な道は作業道に続くのか? |
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平岩の右手から植林地に入る |
植林地の中のツルリンドウ、イナカギクの花が咲く緩やかな道を登る。道端はフタリシズカの葉が多いので初夏に登るとフタリシズカの乱れ咲きが見られるだろう。 林道終点から10分で鞍部に着く。そこには北九州歩け歩け協会登山部が設置した標識(右の写真の○印)がありました。小休止ののち左折して急斜面に挑んでいく。 |
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植林地の中を登っていく | 鞍部で左折する |
スギの植林地は急斜面のうえに、滑りやすい土質なので慎重に登っていく。5分も登ると明るい広葉樹の森に変わり、落ち葉の堆積した歩き易い斜面に変わる。ミズナラが主の森にはブナ、カエデ類も混じる。そしてシロモジが多い。まるでシロモジの山みたいだ。林床にはコアジサイが目立つ。 大きなツガの木が見られるようになるとササが出てきたが大したことはない。そして右手には寂地山系が見えてきたが今の時期は木の葉が邪魔をして同定には至らない。右にトラバースして主稜線に乗ると山頂は目の前だ。鬼ヶ城山の由来となった大岩は今回も見逃してしまった。 |
三等三角点が鎮座する山頂は、周囲が樹木に覆われ展望がない。羅漢山方面が開けていて山頂の雨量観測ドームが目に入る。その他には東側の展望が少しだけあり、送電線鉄の建つ青笹山?も見えている。南側に踏み跡があるので少し下ってみたが大峰山が望める程度だった。全体的に樹木が茂り展望が失われつつあるように見受けました。ただ冬場はスケスケになるので見通しは良いだろう。 山頂にもシロモジの木が多い。前回登ったときは4月で、花は咲けど葉が付いていなかったので、山頂の花は何色のモジだろうかと思ったものだが、答はシロだった。 |
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鬼ヶ城山山頂の花のお嬢さん |
下山は主稜線を北に進み、稗原峠から飯山に下る。登ってきた道を30mほど引き返すと登山道が二分するので左の道をとる。以前は靴の底にササの切り株を感じ、まるで切り株の上を歩いているような感じだったが、切り株はすっかり無くなって歩き易くなっている。ササ床の自然林の中を下り大岩の間をすり抜けてなおもくだっていく。そして傾斜が緩くなってくるとヒノキの植林地に変わる。 植生は自然林あり植林地ありで、ルートも軽いアップダウンが数回あり、左に右にと微妙に曲がっていて変化に富んでいる割には現在位置が特定し難い地形だ。左手には樹木の間に寂地山系が見えているが残念ながら開けているところはない。ヒノキ林の中の912m点を通過すると稗原峠までは近い。 |
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下山は稗原峠方面に下る |
稗原峠には案内標識こそないが登山道が行き当たるので、それと判るだろう。峠のど真ん中に立つ樹木に森林開発公団の丸い標識が掛けてある(右写真の○印のところ)のだが、鬼ヶ城山から下山するときには角度の関係で見えません。ここで右折して植林地へと入っていきます。 ところで、ガイドブック「ひろしま百山」には踏み跡が十字に交差するとの記述があるが、今では北方向冠高原側の踏み跡は消えており、十字ではなくてT字の表現の方が適切だろう。範囲を広げて北方向へのルートを探してみたが明確な踏み跡は見つかりませんでした。稗原峠−冠高原の走破を目論んでいる人はササ漕ぎ覚悟で臨んでくださいネ。 |
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稗原峠で右折して下っていく |
稗原峠から110度の方向に下っていくと、左手は雑木林で右手はヒノキの植林地だ。やがてどこを見てもスギの木しかない植林地の中に入り、植林用の道を下っていく。林床にはアキチョウジ、オオカニコウモリ、ツリフネソウ、モミジガサの花が咲いている。 周囲は谷地形で谷の左側に付いている道を下っていくと稗原峠から20分で林道に出る。これが林道かと疑いたくなるような草に覆われた荒れた道だ。夏草の茂る今時分だと登りに使った場合は取り付きが判り難いかもしれない。右の写真の○印のところにあるテープを見逃さないように! |
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枝林道に出てくる |
雨水の流れ道になっているのであろう林道は小石がゴロゴロしていて歩き難い。右手の沢向こうには石積みが残っている。5分ほど下っていくと林道二股のところに戻ってきました。後は午前中に登ってきた林道を下っていきスタート地点の飯山河内神社に帰着する。 今日は、広島カープの地元最終戦で、TV中継が2時〜3時30分まである。自宅に戻ったのは3時前で、何とか間に合い、栗原選手のホームランをライブで見ることができた。今年のカープは久し振りにシーズン終盤まで頑張ってくれているので今の勢いを継続して、是非ともクライマックスシリーズに出場して欲しいものだ。 |
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林道二股に戻ってくる |