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山 名
窓ヶ山(711m)
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広島市佐伯区
登山日 2008年9月6日(土) 概ね晴れ 窓ヶ山
魚切から望む窓ヶ山
参加者 単独
コース 魚切登山口広場(7時15分)〜西コース取り付き(7:20)〜頂上へ1000m標識(7:40)〜(8:00)頂上へ500m標識(8:05)〜頂上へ100m標識(8:20)〜(8:30)窓ヶ山(8:40)〜東峰(8:55)〜魚切分岐(9:05)〜(9:45)水晶谷二股(9:50)〜探索15分ロス〜木橋(10:15)〜東コース取り付き(10:30)〜(10:35)登山口広場 周回所要時間3時間20分
お弁当 午前中登山のためありません
駐車場 魚切登山口広場(15台くらい停められます)
トイレ 上河内運動公園にあると思います
まとめ 先々月に憩いの森から窓ヶ山に登ったときに、縦走路の魚切下山口にあった「通行できません」の案内が見当たらなかったので、山行記に安易に 「魚切東コースは通行できるようになった」 と書きました。その後、某サイトに 「東コースを下山したが水晶谷二股の先で道がなくなったので下ってきた道を引き返した」 との記述がありました。考え過ぎだとは思うが何だか妙に責任を感じてしまい、魚切東コースの現況を確認することにしました。

 午後に所用があるので早朝に自宅を出て、佐伯区八幡から県道に入り湯来方面に向けて上っていきます。進行方向に窓ヶ山が見えているが生憎霞んでいる。今日のような大気の不安定な天気では仕方なしか!トンネルを抜けたら直ぐに右折して魚切の集落へと入っていきます。キレットの形状がはっきりと判るほど窓ヶ山が随分近づいてきた。


案内板 集落の中の道を上がっていくと、左手から上河内運動公園からの道が合流してくる。最終民家の少し先で橋を渡ったところに登山道の案内板がある。男の子の絵入りの案内は、白木山正面コースにある案内板を思わせます。

案内板の手前で左折すると広場があるので駐車させていただく。この広場は以前はなかった。恐らく砂防堰堤を造ったときの臨時の駐車場もしくは工事用資材置場が、そのまま残されて、今では窓ヶ山登山者用駐車場として使われているのではないでしょうか。
橋を渡った先に案内板がある

西コース取り付き 「窓ヶ山登山案内図」の案内板まで戻り、コンクリート舗装された道を上がっていく。右手前方に完成した大きな砂防堰堤が否応でも目に着く。花を観察しながらのんびりと舗装路を上っていくと5分で、「←左折・この先窓ヶ山登山道」の立て看板があるので、そこから登山道へと入っていきます。

登山道は塹壕のように深くえぐれているところが多い。取り付きから10分足らずでベンチがあり、横木の階段の道が延々と続きます。登山道にはシラヤマギクが咲き始めました。ママコナは山頂まで点々と咲いていました。
魚切西コースの取り付き

頂上へ1000m標識を過ぎると、横木の階段は消え歩き易くなる。中腹付近は松の交る常緑樹の鬱蒼とした林で、展望もなく、少しさびしく感じる。平坦で眺めがよいところがあれば休憩しようと思いながら登っていくが、行けども行けども展望のない登りが続く。頂上へ500mの標識が見えたので、ここで一息つきます。

7合目標識を過ぎると傾斜がきつくなってくる。頂上へ100m標識を過ぎると左手に烏帽子岩?があるので立ち寄ってみる。眼下には魚切の集落が見え、窓ヶ山南斜面に大きな岩が竹の子のようにニョキっと出ているのが印象的だ。
あと500m標識
頂上へ500m標識

主稜線出合い 烏帽子岩?から少し登ると主稜線に出る。案内標識によると窓ヶ山まで50mで、ほんの僅かの距離だ。岩の間をすり抜けると窓ヶ山に着きました。

今日は展望は全く期待していないので、岩に腰をおろして休憩する。9月に入り朝晩は幾分かはしのぎ易くなっているのか?そんなことはない!蒸し暑さがぶり返したようだ!未だ日は高くないのに汗びっしょりです。
窓ヶ山
主稜線に出る(手前が窓ヶ山山頂) 窓ヶ山三角点峰(西峰)

窓ヶ山からキレットまで一気に下り東峰に向けて登り返す。鎖場があるが鎖に頼らなくても大丈夫です。今日は視界が悪いので東峰はパスして主稜線を向山方面に下っていきます。多くの樹木には名前入りの木札が掛けられていて、名前を確認しながら下る。しかし名前は聞いたことがあるが、樹皮と葉だけ見ても名前が判らないものが多い。

右手に展望の良い大岩テラスを過ごすと、間もなく魚切分岐だ。案内標識の示す魚切東コースの方向には「通行できません」の案内は今は無い。さてさて、ここからは未知の道だ。
東コース下山口
魚切東コース下山口

魚切東コースは利用する人が少ない(推測)にもかかわらず、しっかりした道が続く。長年に亘って登山に供され踏み固められた道だから、すぐには荒れてこないのだろう。右手に踏み跡が2本あったが、これはロッククライミング用の道だと思う。左手のヒノキ林の中にも薄い踏み跡が伸びていたが、これもロッククライミング用なんだろう。

登山道は、ほぼ尾根沿いに付いていると言える。30分近く下っていくと右手から沢の音が聞こえてきて、水音はだんだんと大きくなる。やがて滝が姿を現した。
滝
右手に落差の大きい滝が見える

渡渉 左右とも切れ落ちた尾根道を下っていくと水晶谷二股の付け根に出て、沢を右岸に渡る。踏み跡はスギ林の中へと続いている。スギ林に入るとすぐに踏み跡が二分し、両方の道ともにテープが付いていて困惑しそうだが、ここでは左の下る道を採る。

なお、直進の心持ち登っていく道は作業用の道で50m先で行き止まりとなる。ヤブの斜面を無理やり急降下すれば木橋(下の写真)の少し上流に出るのだが、引き返した方が無難だろう。
杉林
沢を右岸に渡る 杉林の中のややこしい道

尾根から沢に下りたところから整理してみる。沢を右岸に渡る ⇒ スギ林の中に入り右岸に出る ⇒ 左岸に渡り左岸を下る ⇒ 中洲に渡り岩場を下る ⇒ 再び左岸に出て左岸を下る ⇒ 木橋を渡りハシゴを登りスギ林の中に入る。

距離にして100〜150mくらいだが、テープを見つけて、踏み跡を探して、進んでいけば何とかなるものです。万が一、道が見つからない場合は…沢は何十本もの倒木で寸断されているので、超・超・過激なアスレチックスに挑む羽目になるでしょう。僅かの距離ですから、木橋が見えるまで頑張りましょう。
木橋
木橋を渡りハシゴを登る

ハシゴから先は踏み跡も少しはっきりしてきて難しいところはない。スギ林4分 ⇒ 右岸2分 ⇒ スギ林4分 ⇒ 右岸1分と下り、最後に背丈の高い草の茂る河原を左岸へと渡り、砂防堰堤の左側を下っていくと、新しいコンクリート橋のところに出てきました。橋を渡り車道?を下っていくと1分で、西コースの取り付きに戻ってきました。

さて東コースは、沢に降りた地点〜木橋までが苦労するところですネ。それと取り付き付近は夏草がボーボーです。沢沿いのコースは登山道と呼べるには程遠いと感じました。今回は東コースを下りに使いましたが、初めて利用する場合は登りに使った方が安全・安心でしょう。取り付き場所ですが、橋の北側に立っている「砂防指定地」の白い標柱を目標にしたら良い。
取り付き
東コースの取り付きは橋の向こう側

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