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山 名 |
弟見山(1085m) | 山口県山口市(旧徳地町) |
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登山日 | 2008年7月27日(日) 曇のち晴 |
三ツヶ峰南尾根より望む弟見山
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参加者 | 夫婦 | |
コース | 登り:仏峠(10時)〜(11:05)兄見山(11:10)〜(11:35)弟見山 所要時間1時間35分 下り:弟見山(12:40)〜兄見山(11:25)〜(13:55)仏峠 所要時間1時間15分 |
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お弁当 | 弟見山山頂の木陰で食べました。他には弟見山から南に5分のところの展望地があり。 | |
駐車場 | 仏峠(5台くらいまで停められます) | |
トイレ | 登山口付近にはありません(六日市町側からだと抜月のポケットパーク) | |
まとめ | 今年7月の西日本地方はうだるような暑さが続く。広島県の最高気温は33…34…35度とじわじわ上昇していき、遂には猛暑日を記録するまでになった。連日の暑さにいささか草臥れ気味!こんなときは芸北あたりに避暑に出かけようと思っていたが、山口県の実家に帰らなければならない用ができたので、避暑の山を弟見山に変更する。 |
中国自動車道を六日市ICで下りて、国道187号線津和野街道を走り、道の駅「かきのきむら」の手前で椛谷方面に左折して福川川沿いの県道を遡っていく。今朝方、西中国山地の山間部に降った局地的な豪雨が濁流となって福川川を下っている。こりゃあ、今日の山は大丈夫だろうか?と不安を抱きながら進んでいく。
椛谷渓谷の手前で、「阿東12km」の案内標識に従って右折して県道123号柿木山口線に入ります。すぐに細い道になるが離合する余裕は充分にあるので心配することはありません。暫く登っていくと右手に廃屋があり、さらにを登っていくと仏峠手前の弟見山登山口に着く。登山口は県境から島根県側に40mほど下がった位置にあるが、弟見山〜莇ヶ岳が一般的に山口県の山として知られているので、本山行記でも山口県の山として取り上げたいと思います。 早速支度をして、車道から南に延びる林道に入り、ほんの10m先で右手の斜面に取り付き、国有林の案内版のところからヒノキの植林地の中に入っていきます。 |
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弟見山登山口 |
登山道は、いきなりのヒノキ林の中の急登から始まるが、ものの10分もしないうちに急登は終わり、平坦な尾根道に変わってくる。ササの高さはヒザくらいで今のところ楽に歩ける。 このルートは島根県と山口県の県境に沿って拓かれており、登山口〜弟見山山頂まで、ずっと県境の尾根歩きになります。途中に5ヶ所くらい屈曲点がありますが、1本道なので、踏み跡を辿っていけば難なく弟見山まで行けます。植生は左側がヒノキ林で右側がマツの多い雑木林だ。このような植生の違いが見られるのも境界歩きの特徴でしょう。 |
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ヒノキ林の中の急登道 |
尾根に出てからは、気にはならないようなアップダウンがあるが、概して緩やかな登りが続き比較的楽に歩ける。登山口から40分くらいで左手前方に弟見山が木の間越しに見えるようになってきた。まだまだ遠い!そして登山口から50分で登山道脇にブナの大木がある。今日は蒸し暑いので注意力が散漫になっており、知らない間に広葉樹の森へと入ってきていることに気がついた。 道ばたにはイワカガミの葉が多い。登山道沿いにずっと続いている。初夏に登ると可憐なイワカガミが咲き乱れるんだろう。弟見山のイワカガミロード、機会があればイワカガミの咲く時期に訪れてみたい。周南市在住の知人に言わせると、弟見山のカタクリとイワカガミは人気があるとのことでした。 |
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ブナの大木(標高900m付近) |
さらに登っていくと「周南市最北端の地。北緯○○度、東経○○度」の標識があるピークに着く。そこから4分で標高981mの兄見山だ。兄見山からは東の方向に木の間越しに兄が見える。その兄の山名は「弟見山」で、実は弟は兄見山ではなくて「莇ヶ岳」なんです。ガイドブックにはそのように書いてありました。ややこしいですね。 兄見山からは北方面の展望があり、高岳山も見ることができる。ここから弟見山に向けて最終アプローチに入り先ずは鞍部まで下る。鞍部の少し手前で右手に莇ヶ岳の頂きがピョコンと飛び出しているのが見える。そして鞍部から少し登り返すとブナ林の向こうに十種ヶ峰が姿を現してきた。 |
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通過点の兄見山山頂 |
十種ヶ峰(手前は野道〜三ツヶ峰の縦走路) | 高岳山(兄見山山頂より) | 莇ヶ岳の頂頭部がピョコンと飛び出す |
今までは膝〜腰の高さだったササが勢いを増し、腰〜胸くらいの高さになってきた。ササの下には明瞭な踏み跡が付いているので登山道を外すようなことはないが、今朝方降った雨でササにかなりの水滴が付着していて、ササの飛沫を浴びることになる。 スパッツを着用しただけなので、すぐに下半身がずぶ濡れになってしまった。今の時期は雨具を付けると蒸れるので、濡れた方がまだマシか! |
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鞍部付近から見上げる弟見山山頂部 |
辛抱してササを漕いで登っていくと山頂部に出て、道なりに右折すると僅か2分で三等三角点の鎮座する弟見山の山頂に着きました。山頂は展望がないので、写真を撮っただけで素通りして、山頂から南に5分ほど下ったところにある展望地に向かう。 展望地からは北側を除き270度の展望が得られ、暫し眺望を楽しむ。正面には莇ヶ岳に続く縦走路が手に取るようにわかる。天候の関係で東側は少々霞んでいるのが残念。西に見える形のよい山は大蔵ヶ岳か?ランチにはもってこいの場所だが日差しが強いので、弟見山まで戻って木陰でお昼にする。 |
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展望のない弟見山山頂 |
展望地からの眺め(金峰は肉眼で何とか判別できた。しかし名前のわからない山が殆どです。) |
下山はピストンです。登りのときあれほど難儀をしたササ漕ぎも、ササが乾いてきたので苦にはなりません。ただし足下にいるかもしれない長いヤツにだけはご用心!兄見山からの長〜い下りでは、正面に野道山〜三ツヶ峰の稜線が木の間越しに見えているが、特徴がないのではっきりしない。下りは早い。あっという間に仏峠に帰着する。 帰路は柚木で出て国道315号線を走る。前にのんびり軽トラがいなければルンルンの快走路なんだが…。光市の実家に着いたのは午後3時過ぎ。実家風呂で汗を流し、晩ごはんをいただいて帰広する。 |
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胸まであるササを漕ぐ |
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