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山 名
三倉岳(702m) 瓦小屋山(664m) 広島県大竹市
登山日 2008年4月19日(土) 曇り 瓦小屋山(大栗林より)
大栗林から望む瓦小屋山〜三本槍
参加者 夫婦
コース Aコース登山口(9時40分)〜四合目小屋(10:05)〜Bコースに出る(10:15)〜鞍部(10:50)〜(10:55)中岳(11:00)〜(11:10)夕陽岳(11:20)〜三倉岳(11:30)〜(11:50)灯籠岩(12:05)〜(12:40)瓦小屋山(13:15)〜630mピーク(13:28)〜下山路へ(13:30)〜巡視路出合い(14:10)〜(14:25)瓦小屋山登山口 所要時間4時間45分
お弁当 瓦小屋山山頂で食べました(平らな岩場が何ヶ所かあるので、お弁当を広げやすいです。)
駐車場 神ヶ原駐車場(20台くらい停められます)
トイレ 神ヶ原駐車場(汲み置きの手洗い水あり) 玖島川親水公園(水洗できれいです。栗林三叉路・三倉岳自然公園入口にあります)
まとめ 昨年の年頭から予定していた三倉岳〜瓦小屋山の縦走がようやく実現しました。このところ不安定な天気が続き、当日も当初の晴れの予報から曇りに変わりました。春に三日の晴れなしですね。

西広島バイパスを下りて佐伯町に向かい河津原から大竹に入ります。河津原の交差点には「マロンの里○○km」の案内が出ているが、マロンの里とは一体何?という人が多いのではないだろうか。河津原から南下して谷和口を過ぎると栗林は近い。そして栗林に入ると視界の右手に三本槍が飛び込んでくる。その瞬間が何時もながらたまらない。


神ヶ原駐車場 栗林に入り、県立自然公園「三倉岳」の道路標識に従って右折して取り付け道路を上っていき神ヶ原駐車場に駐車する。ここはAコースを利用するための駐車場となっているが、殆どの人は奥にある三倉岳休憩所を利用するので、駐車場はガラ空きだ。

登山支度をして車道を上がっていくと2分くらいで大きな登山道案内板があり、その先がAコース登山口です。
Aコース入口
周回起点の神ヶ原駐車場 大きな案内板の先にAコース登山口

登山道は最初こそコンクリート舗装されているものの、一合目標識の先で舗装が切れて、それとともに道が細くなってきました。登山口から10分で二合目標識を過ごすころから横木の階段となる。左右はネズやマツの交る雑木林で常緑樹が多い。左手には546mピーク東斜面の大岩壁が見えているが、三倉岳〜瓦小屋の稜線は角度の関係で見えていません。

登山口から20分で翁岩があり、その先が三合目標識。さらに登っていくと四合目小屋が見えてきた。ここから見る三本槍(右の写真)は迫ってくる感じ!四合目小屋から少し登り下った先(小屋の約50m先)で右折れして木橋を渡り、Bコースに入っていきます。このA−Bコース横断道は少し荒れています。
三本槍(四合目小屋より)
四合目小屋から三本槍を見上げる

石組みの会談 Bコースに飛び出した地点は胴乱岩のところで、10m先には五合目標識が見えている。少し登ると展望台があるので中腹からの景観を楽しむ。東には特徴的な燕山が望め、南には大竹市の山並みが左右に展開し、山座同定を始めるといつまでたっても終わりそうもないので早々に切り上げて先に進む。

六合目10:25、七合目10:33、八合目10:41と着実に高度を稼いでいく。登山道は、その殆んどが石組みの階段で、基礎部分はコンクリートで固められている。そうでもしないと急峻な山道は、いとも簡単に崩れてしまうので、やむを得ない措置なんだろう。しかし、どこまでも続く階段道は足腰に負担がかかってしまいます。三倉岳がきつい山と言われているのは、ここにあるような気がする。
延々と続く石組みの階段

鞍部 八合目標識から程なく鞍部に着く。今まで南斜面を登っていたので気付かなかったが風が強く、斜面を吹き上げてくるようだ!右に登れば朝日岳(上の岳)だが今回はパスして、左手の中岳に向かう。

アレアレ十数名のグループで鎖場は大渋滞。これは仕方のないこと。鎖場の上の展望地(天狗の踊り場)のところで先に行かせてもらう。中岳は西側を除き270度のパノラマ。こちらは頂上が狭いので写真を撮っただけで次の下の岳に向かう。
中岳
朝日岳と中岳の間の鞍部 強風が吹きつける中岳

鎖場 少し下り、長〜い鎖場を上がっていくと夕陽岳(下の岳)に着く。こちらは山頂部がいくつもの大岩で構成されていて、大勢のグループが同時に食事をするだけのスペースは充分ある。眺望のほうは、少しだけ樹木が展望を遮るものの、立つ位置を変えながら移動していくと全ての方向を望むことが出来る。

羅漢山や西中国山地は厚い雲に覆われている。今日は県北の山の天気はよろしくないようです。大峰山も姿を見せない。そのかわり南半分は比較的遠くまで見通すことができ、大竹市内の山が幾重にも折り重なっているのがよく判る。山口県の周防大島や東海岸沿いの山もはっきり見て取れます。三倉岳〜瓦小屋に至る稜線はスグそこに見えている。
コの字型の足場の付いた鎖場

夕陽岳からのパノラマ(県中部から北部にかけては雲が広がり視界は悪いが、南半分の眺めは申し分ありません。)

夕陽岳から九合目小屋まで下り、登り返すと三倉岳に着く。北北東60度の方向に道があるが、これは九合目小屋からの、もう一方の登山コースらしい。利用したことがないので、どのようについているのかは不明なり。山頂からの展望はないので、早々に縦走にかかることにして、西に下る道に入ります。

三倉岳から瓦小屋までは、ずっと尾根歩きなので難しいところはありませんが、最初のコブで左に直角に曲がるのを忘れずにおけば良い。うっかり直進してはいけません。灯籠岩まではアップダウンも少ないので気楽に歩けます。
九合目小屋
ペシャンコになった九合目小屋

灯籠岩分岐 三倉岳から数えて二つ目のピークを下っていくと右手に灯籠岩がある。分岐には、枯れた立ち木に「灯籠岩見晴台」の手製のプレートが架けられているので、右手を注意していれば気付くでしょう。

一番高い岩の上に上がると夕陽岳が近くに見える。反対側には眼下に冠岳が見える。瓦小屋山方面も良く見える。岩の上は広く多人数でもOKだが傾斜がついているので長時間の休憩には不向きです。
夕陽岳(灯籠岩より)
灯籠岩分岐と案内プレート 灯籠岩は夕陽岳の展望台

瓦小屋山(灯籠岩より) 灯籠岩のてっぺんから展望を楽しんだ後、縦走路に戻り、急な岩場を下っていきます。鞍部まで下っていくと左手にAコースに通じる道(だと思う)が下っている。

灌木帯をベロ尾根まで登っていくと雑木林の中へと入っていき、気持ちのよい道が続きます。ロープ場を上がると背後に灯籠岩や下の岳が見え、間もなく630m台ピークに着きました。ここまで灯籠岩から25分。
灯籠岩から瓦小屋方面を望む

630m台ピークから少し下り登り返すと瓦小屋山に着く。三角点付近は雑木に覆われ展望がないが、南側の岩場からは眼下に栗林の集落が広がり、左右180度のパノラマが得られる。

さほど広くはないが平らな岩のテラスが二つあり、お弁当を広げるのに適しています。ここで大竹市の山や山口県東部の山を眺めながらお昼にしました。
栗林の集落(瓦小屋山より)
瓦小屋山から栗林の集落を見下ろす

瓦小屋山より北方面の眺め 瓦小屋山から南方面の眺め
瓦小屋山から木の間越しに灯籠岩〜夕陽岳を望む 南には特徴のある烏帽子岩と630m台ピークが見える

下山口 岩の間を下りていく。ロープがあるが頼るほどではありません。鞍部から少し登り返すと左手に栗谷方面の下山口がある。そこから2分ほどで630mピークに着く。展望は西側が開けている程度で、羅漢山が見えている。先ほどまで雲に隠れていたが、ようやく姿を見せてくれた。ガイドブックには「地元ではこちらの方を瓦小屋山と呼んでいる」とのことで、成程、見苦しい登頂記念プレートが樹木の幹や枝に何枚も架かっている。

栗谷へ1時間の案内標識のあるところから尾根道を下っていく。この尾根ではミツバツツジ?やザイフリボクの花を多く見かける。谷にはタムシバの白い花も多い。登山道は全体的にシダ道なので、夏場は少し苦しい…ですね。
栗谷への下山口

巡視路に出る 巡視路に下りると俄然良い道になる。栗林から瓦小屋山に向けて登るときは、左右にあるの案内標識に従って登山道に入っていけば良い。登山口にも案内標識(右の写真ですが暗くて判りにくい)があります。

瓦小屋山登山口からスタート地点の神ヶ原駐車場に20分くらいで戻る。三本槍は午後の日差しを浴びて明るく輝いていた。帰りにマロンの里に立ち寄ると祭りで賑わっていた。
瓦小屋山登山口
巡視路に出ると良い道に変わる 栗林の瓦小屋山登山口

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