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山 名 |
荒瀬山(297m) 高塔山(345m) 天登山(382m) | 山口県周南市熊毛 |
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登山日 | 2008年2月10日(日) 晴れ |
周南市高水より望む(撮影日05/12/03)
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参加者 | 単独 | |
コース | 松原八幡宮(10時)〜取り付き(10:05)〜(10:20)47号鉄塔分岐(10:35)〜荒瀬山分岐(10:40)〜杵埼山(10:50)〜(10:55)たつ岩分岐(11:05)〜(11:06)荒瀬山(11:10)〜鞍部巡視路合流(11:30)〜(11:35)高塔山(11:40)〜43号鉄塔(12:05)〜林道出合(12:15)〜(12:20)天登山取り付き(12:25)〜(12:40)42号鉄塔(13:30)〜(13:50)天登山(14:00)〜(14:20)林道終点 | |
ガイド | 光の山日記(林道から天登山への取り付き)を参考にしました。有難うございました。 | |
お弁当 | 42号鉄塔で食べました(候補としては高塔山山頂44号鉄塔、天登山展望所) | |
駐車場 | 出発地の松原八幡宮まで送ってもらいました。下山後は実家まで徒歩。 | |
トイレ | 松原八幡宮(お参りとお賽銭を忘れずに!) | |
まとめ | 久し振りに山行きの機会が巡ってきた。2月に入っても寒い日が続いていたが、今日は日差しに恵まれて山の上でのんびりとくつろぐことができた。ただ吹く風は未だ冷たく春の訪れはまだまだ先のようです。 |
所用で山口県光市の実家に帰るついでに近場の山に登りました。県道光・玖珂線沿いに「松原八幡宮」の大きな案内板が立っているので目的の場所はすぐに判ります。位置的には三丘温泉と黒岩峡の間になります。
松原八幡の大鳥居を潜り石段を登っていくと広場のようなところがあり、そこが駐車場として使われているようだ。車は左側の車道から上ってくるんだろう。広場の片隅に「自然記念物・松原八幡宮樹林」の大きな案内板が立っているので学習する。 【自然記念物・松原八幡宮樹林】 松原八幡宮の樹林は、コジイ、ヤマモモ、イチイガシ、アラカシ、コナラ等の高木層、アベマキ、ヤブニッケイ、タブノキ、ソヨゴ、サカキ等の亜高木層、ウラジロノキ、ヒサカキ等の低木層、マルバベニシダ、シュンラン、サンヨウアオイ、クチナシ、マンリョウ等の草本層で厚生されており、極層に達しつつある。本樹林はこの地域の原植生を示す貴重なものであり…以下、略(案内板より抜粋) |
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松原八幡宮入口(手前が光市) |
駐車場の右手から坂道を登ってもよいが、本殿の右手にある物置のような建物の裏から巡視路(登山道)へと入っていきます。左にヒノキの植林地を見ながら雑木林の尾根道を登っていきます。 取り付きから15分で中電の鉄塔標識がある。ここで間違えて左の47号鉄塔方面の道に入ってしまった。竹ヤブの中をトラバース気味に下っていくので、おかしいなと思ったが!47号鉄塔からは下っていく道しかないので諦めて引き返す。ロス時間15分。 |
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本殿右手の物置の奥が取り付き | 鉄塔標識(左47号、直進46号鉄塔) |
この山は竹が随分奥の方まで入り込んでいる。右に谷を見ながら斜面を登っていき、谷を右に回り込んで尾根に出ると、二つ目の鉄塔標識に出合う。尾根先端の方の50m先に46号鉄塔が立っているのが見える。ここは左折します。下るときは注意しておかなければならないポイントだ。 尾根道を2分ほど登ると道が二分し、股のところのヒサカキの木に「←荒瀬山・高塔山→」の手製のプレートが架けられています。直進60度の道は巡視路で、45号鉄塔を経て、高塔山手前の鞍部で登山道と合流する。実際に歩いたことはないが、諸氏のサイトにはそのような記述がある。今日は尾根道を登っていく予定なので、左前方20度の方向に登っていく道に入ります。 |
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荒瀬山分岐(直進は巡視路) |
荒瀬山分岐からは、雑木林の中をジグザグに登っていくと石祠のある杵埼山山頂に着く。展望はない。山頂付近はヒノキが植林されて木は随分大きくなっている。 心持ち下り緩やかに上っていくと、たつ岩分岐。ここも下りに使うときは要注意ポイントだろう。うっかりすると尾根道をたつ岩の方まで行ってしまいそうだ。 |
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石祠のある杵埼山山頂 | たつ(辰)岩分岐の案内標識 |
少し寄り道をして、たつ岩まで足を運んでみる。分岐から尾根道を3分くらい下っていくと、大きな岩があり、岩の上に上がると、西〜北方向にかけてのパノラマが得られ、虎ヶ岳〜熊毛烏帽子岳が見え、その右にも山並みが続いているが山の名前は判らない。烏帽子岳の手前には、夫婦岩山・三丘ヶ岳が近くに見え、その麓には山陽自動車道が走り、島田川が穏やかに流れている。なお、岩はオーバーハング気味なのでくれぐれも足下には注意して下さい。 |
たつ岩分岐まで戻り、そのまま尾根道を登っていくと荒瀬山に着きました。周囲は雑木が茂り殆んど展望は得られないが、僅かに北東側が開け、竜ヶ岳と玖珂の蓮華山が覗いている。 同定をしていると、たつ岩分岐の方から単独行の男性が登ってこられる。こんなマイナーな山で人に会うとは驚き!「今日は天登山まで行く予定。たつ岩を見学してくる。」と言い残して登ってきた道を下っていかれた。その後、この単独行男性と会うことはなかったが、天登山には登られなかったんだろうか? |
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四等三角点が鎮座する荒瀬山 |
荒瀬山からは尾根伝いに高塔山を目指します。踏み跡は明瞭で高塔山までは快適な尾根歩きが続く。右手に虎ヶ岳を見ながら進んでいくと、荒瀬山から6分で一つ目のピークだ。ロープ場のある登りをこなすと、さらに8分で二つ目のピークに着く。ここに来てやっと天登山が顔を出す。すぐ近くに見えるのだが、そこに行くには一旦下らなければならない。小さなコブを過ごしシダの多い道を鞍部まで下っていくと、右手前方から巡視路が合流してきている。巡視路の方がアップダウンが少なく道も良くて楽だろうが、多少しんどくても尾根歩きに勝るものはない! |
高塔山山頂は展望がない。少し南側に進んでいくと左手に天登山方面への下り道がある。直進すると#44号鉄塔が建っていて、西方面の展望が良く、烏帽子岳が見えるが送電線が邪魔をしているのが残念だ。 鉄塔の先にも道があるように見受けたが、自分が登ってきた道以外にもルートがあるんだろうか?今後登る機会が得られたら、そのとき確認してみたい。 |
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高塔山山頂(奥側から登ってきた) | 天登山に向けて下る道(直進は鉄塔) |
高塔山の山頂と44号鉄塔の間にある下り道を下っていく。道はよく整備されており快適に歩けるのが嬉しい。下山途中に東方面が開けていて、玖珂の蓮華山〜塔ヶ森〜枡形山〜岩国の高照寺山が望めるビューポイントがありました。 尾根沿いの道を下り小さなアップダウンを2回繰り返して尾根道を南下すると43号鉄塔に着く。谷間だが左右に天登山と高塔山が見え、その間を送電線が亘っている。鉄塔骨組みの鉄骨に赤マジックで「←こっち」の書き込みがあるので下る方向が容易にわかります。鉄塔の手前で左に鋭角気味に折り返して、ジグザグに急降下していくと鉄塔から6分で谷に下りる。 |
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43号鉄塔から谷に下る道 |
谷沿いの道を南下していき、木橋を渡ると林道に飛び出しました。飛び出した地点は丁度送電線の真下になります。鉄塔標識の先端部分に「←高塔山」の表示あり。 林道を奥へと進んでいき、出合いから2分で黒岩方面への分岐を左に見送ってさらに奥へと上がっていきます。この黒岩分岐にはよく目立つ案内標識がありました。 |
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沢を渡ると林道に出る | 黒岩峡への分岐を左に見送る |
黒岩分岐の先で心持ち右カーブすると、天登山への巡視路入口が見えてきました。鉄塔標識の先で右折して沢沿いのスギ林の快適な道を奥へと詰めていき、沢を左岸に渡った先の鉄塔標識のところで右に折り返して斜面に取り付きます。 プラスチック製の階段の段差が高く、しんどい思いをしながら高度を稼いでいくと前方に送電鉄塔が見えてきた。順番からすると42号鉄塔のようだ。 |
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天登山取り付き(巡視路入口) | 沢を渡った先で斜面に取りつく |
42号鉄塔からの眺めはすこぶる良い。南には光市虹ヶ浜海水浴場付近が見え、その右には虎ヶ岳〜大華山・周南コンビナート〜防府市の大平山〜烏帽子岳〜玖珂の蓮華山〜塔ヶ森と続き、270度のパノラマが得られる。尾根に立つと北風が冷たく感じるので、鉄塔南側の窪地で早春の陽光を浴びながら、のんびりとお昼を食べる。のどかだ! | |
42号鉄塔から玖珂町(北東方面)の眺め |
42号鉄塔から尾根伝いに進んでいき、ヒノキ林を通り抜けて鉄塔標識のところで尾根に乗り、プラスチック製の階段が備え付けられた急斜面を登っていく。いつの間にか送電線の下を潜り送電線の東側に出たようで、送電線が右側に見えている。 急斜面を喘ぐと(食後の後だけに特に辛い)天登山の山頂に着く。山頂標識があるだけで展望はないので、鉄塔の向こうにある展望地に急ぐ。展望地からは光市の鶴羽山〜虎ヶ岳〜熊毛烏帽子岳までの間の展望があり、ここで展望を楽しみながら小休止する。 |
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展望のない天登山山頂 |
天登山からは南尾根を下っていく。正面には豊後峰とその向こうに石城山が見え、さらには石城山の左奥に上関半島の付け根にある大星山が見えているが、皇座山はその殆んどが大星山に隠れてしまっている。南西には島田の鶴羽山も見える。 周東町側からバイクの走り回る爆音が聞こえているが、近くにモトクロスが出来るところがあるのだろうか?それにしても五月蠅い。爆音をまき散らす以外に、もっと他にすることはないのか! |
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天登山南斜面から上関半島方面の眺め |
40号鉄塔の左手を下っていくと天登山山頂から20分弱で林道終点に出てきた。ここからは豊後峰の中腹を縫って林道を下っていき周東広域農道に出るのが一般的です。 今回は勝手知ったる(昔はよく歩いた)地元の山道を光市大和町束荷に向けて下っていくことにする。途中までは良い道が続くが東郷山の手前で谷道が二分しているところからヤブ加減となり、そこから100mほどは猛烈なヤブ(矢竹とカズラ)を漕ぐ羽目に陥ってしまった。最初から覚悟していたことではあるが、僅か100mのヤブを抜けるのに20分も費やしてしまった。夕日の滝の手前の車道に出て、そこから車道を下って実家まで帰る。 |
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林道終点からは谷道を下る |
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