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山 名
緑井権現山(397m) 阿武山(586m)
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広島市安佐南区
登山日 2008年1月19日(土) 薄曇り 今日の山
緑井権現山と阿武山(自宅より)
参加者 夫婦
コース 登り:権現山中腹広場(11時15分)〜(11:30)緑井権現山(11:35)〜阿武山入口(11:40)〜鳥越峠(11:50)〜西廻り登山道分岐(11:55)〜西廻り登山道〜北尾根に乗る(12:30)〜(12:55)阿武山 所要時間1時間40分
下り:阿武山(13:40)〜貴船神社〜西廻り登山道分岐(14:10)〜鳥越峠(14:15)〜阿武山入口(14:30)〜車道〜(14:40)権現山中腹広場 所要時間1時間
お弁当 阿武山山頂で食べました。権現山山頂もOKですが…位置的に中途半端か!
駐車場 権現山中腹広場(10台くらい停められます)
トイレ 権現山中腹広場、権現山山頂駐車場(いずれも手洗い水ありません)
まとめ 自宅から毎週のごとく眺めている阿武山。一歩入魂 さんの最近の山行記に阿武山の西廻り登山道が紹介されていた。阿武山の西斜面は人を寄せ付けないような荒々しい急斜面のイメージがあるので、そこに登山ルートが拓かれているとは驚きだ!一体どんな道なんだろうか?

 緑井で旧道(バス道)に入り、グリコ乳業の工場のあるところの信号機を山の方に入っていきます。JR可部線の踏切を渡ると浄水場があり、そこに大きな権現山憩いの森の施設案内板が設置されているので、現在位置や車道の把握をしたらいいでしょう。


中腹広場 離合が困難な車道を登っていくと左手に中腹広場(駐車場とトイレあり。携帯電話の無線中継局が目印になります)があります。今回はここに車を停めることにしました。広場の奥にある「自然展望台・毘沙門天方面」の案内標識のところから遊歩道に入っていきます。

すぐに展望台に下る道を左に過ごすと、その先の「毘沙門天300m、山頂500m」の案内標識のところで毘沙門天からの東廻り遊歩道に乗り、整備された(ジャリを敷き詰めた横木の階段)遊歩道を権現山山頂目指して登っていく。右手には絶えず木の間越しに阿武山が見え、ジグザグの遊歩道が山肌に刻まれているのがよくわかる。
駐車場とトイレのある中腹広場

西廻り登山道が合わさると、権現山山頂のNHK無線中継所左手の三角点ところに飛び出します。

山頂部からは西〜北にかけて、能登呂山〜牛頭山〜龍頭山〜海見山〜可部堂床山が見えています。初日の出のご来光を拝む山として人気の山だから展望はよく、他の方向の山もよく見えます。
権現山山頂からの眺め

阿武山入口 権現山山頂には2基の放送用電波塔が建っている。ひとつはTSSとNHK、もうひとつは広島テレビ、Homeテレビ、RCCの電波塔だ。確か地上デジタル放送用の電波塔が建っている筈なんだが?よく判らない。車道を下っていき右に通信用の電波塔を過ごすと阿武山の入口が見えてきた。

入口の案内標識には「権現山−阿武山−太田川ハイキングコース 阿武山まで2,100m 太田川まで5,000」とある。縦走して太田川まで行くと車道歩きが長いのが玉に瑕。入口は車両が入れないように工夫してあるのが有難い。
阿武山入口(案内標識あり)

鳥越峠 ウッドチップの敷き詰められた遊歩道を下っていく。遊歩道が造られて4年くらい経っているが、当時に比べてウッドチップが柔らかくなっていてフカフカのような感じで足腰に負担がかからない。こりゃあ楽だ!

小さなコブを連続して3つ乗り越すと鳥越峠に着く。直進して登り返すと、鳥越峠から6分で登山道が二分する。ここで左の道をとり、西廻り登山道に入っていきます。分岐のところのナラの幹に私製の案内プレートが掛かっている。
西廻り登山道分岐
鳥越峠(右は七軒茶屋に下る道) 西廻り登山道分岐

左に谷を見ながら、スギの植林地の中を緩やかに登っていき、ササを切り開いた谷を回り込んで尾根を乗り越し、続いてもうひとつの尾根を乗り越す、さらに小さな尾根を乗り越すと左手西方向にゴルフ場が見えてきた。

あたりはヒノキ林へと変わっていき、「川内財産区」の看板が目に付いた。そして登山道も俄然良くなってきて歩きやすい踏まれた道が続く。傾斜もあまりなく等高線に沿ったほぼフラットな道がづっと続いていく。このへんは昔からある植林の道を登山道として共用しているようだ。支尾根を回り込んで進路が北東に変わると螺山が目に飛び込む。
ヒノキ林
ヒノキ林の中のフラットな道

トラバース道からの眺め 螺山の後方には豊平町〜安佐北区の奥の山が左右に展開する。牛ヶ首山、椎谷山、龍頭山はそれぞれに特徴があるので、じっと見ていれば芋蔓式に同定できる。堂床山の手前に福王寺山が見えているが写真では肝心の山頂部がヒノキに邪魔されて見えない。

屈曲点 さらに進んでいくと蛇行する太田川が眼下に見えてきて、その向こうに可部の亀山南の住宅地が広がっている。屈曲点で南西にUターンして北尾根に乗る。左は谷で右はヒノキの植林地だ。超!急斜面を5分くらい登っていくと傾斜も緩やかになってくる。

左手には備前坊山〜阿武山から東に延びる主稜線〜押手山〜白木山が見えてきて、軽いアップダウンを2回繰り返すと、雑木林の向こうにあ阿武山山頂が見えてきた。山頂手前ですれ違った年配の女性(おそらく阿武山の常連さん)が、「この道も登る人が増えた。そのうち道も悪くなるじゃろう。」とこぼしている。確かにそう思うが、地権者の理解によりボランティアの皆さんの手によって拓かれた登山道を大切に利用していきたいものです。
屈曲点(Uターンして尾根に乗る)

山頂標識の真後ろに飛び出すと、山頂は十数名のハイカーでいっぱいだ。今日は空気の透明度が高く、東側の山並みがくっきりと見えました。見える範囲は狭いものの、北東から白木山系〜高鉢山〜長者山から呉娑々宇〜灰ヶ峰〜絵下山までがぐるりと見渡せ、肉眼で長者山の反射板がはっきり認められます。ただ、反対の西側は阿武山自身の樹木が邪魔をして殆ど展望がないが、大箒山(だと思う)の右奥に真っ白な山が見える。おそらく掛頭山か大佐山だろう。

今日は日差しには恵まれないが、無風なので体感温度が下がらず寒く感じない。展望を肴にのんびりとお昼を食べていたら、あれほど賑わっていた山頂は自分たちだけになってしまった。
阿武山山頂
阿武山山頂にて

阿武山山頂からの眺め
阿武山山頂からの眺め(白木山をはじめとした広島市を代表する山が向陽町の団地を取り囲んでいる)

健在な登山道 下山は本コース(一番ポピュラーなコース)を下る。磁北方位294度に恐羅漢山が見え、ズームで引き寄せると、白い雪の線が交錯したスキー場のゲレンデが…雪は充分あるようですネ。新春に降った雪が消えずに残っているんだろう。

ウッドチップの敷かれたジグザグの遊歩道と並行して、尾根沿いを昔からある登山道が下っているので、この未だ健在な登山道を下っていく。鳥越峠を通過し車道に出た頃には日が陰リ薄暗くなってきた。広島の市街地を見ながら、のんびりと車道を下りスタート地点の中腹広場に戻る。
未だ健在な登山道を下る

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