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山 名
忠四郎山(604m) 大鉢山(530m)
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広島県大竹市
登山日 2008年1月14日(成人の日) 快晴 今日の山
大竹市小方から望む
参加者 単独
コース 三ツ石林道の錦竜分れ (5分) 入山禁止看板 (7) Y字巡視路 (5) 大鉢山取り付き (2) 忠四郎山取り付き (25) 展望岩分岐 (10) 沢を渡る (5) 尾根に出る (5) 尾根道Y分岐 (5) 林道合流 (10) 忠四郎山 (5) 展望岩ピーク (10) 塩見峠 (10) 鞍部 (10) 展望岩分岐 (15) 540m台ピーク (10) 大鉢山登山道出合 (5) 大鉢山 (15) 大鉢山直下の尾根に出る (20) 大鉢山登山口 (15) 三ツ石林道の錦竜分れ
お弁当 大鉢山山頂で食べました。(他には忠四郎山手前の展望岩ピークがあります)
駐車場 三ツ石林道奥の道幅が膨らんだところ(錦竜分れの300mくらい手前)に停めました。駐車可能なところは何ヶ所もあります。
トイレ 登山口付近にはありません。
まとめ 大鉢山と忠四郎山の間にバイパス道はないものかと常々思っていたが、いろんなサイトにそれらしき情報がチラホラ載っているではないか。とりあえず自分の足で確かめてみることにしました。今回はルート探索が目的だったので、至るところで道草をくってしまい時刻は参考にならないので、区間ごとの所要時間を掲載することにしました。

 大竹市の新町陸橋付近に、忠四郎山〜大鉢山が見えるポイントがあり、そこから見る今朝の山は、雲ひとつない澄んだ青空に映えている。三ツ石町に入り離合に苦労しそうな狭い林道を登っていき駐車しても問題なさそうなところを探して駐車する。


入山禁止の看板 駐車地から林道を詰めていくと並行に走る2本の送電線が見えてきます。手前の送電線の真下に、右に登っていく巡視路がある。この道は錦竜公園方面に通じていて、大竹山の会が設置した「←錦竜公園」の赤い案内標識が立っています。

三ツ石川を右岸に渡り登っていくと「入山禁止」の看板がある。無理をすれば車はここまで入ることができ、当日も1台の車が停まっていて、年配の二人連れの方が登山準備中でした。この二人連れの方は大鉢山の岩登りに来られたとのことで、何時間かのちに大鉢山の岩壁の下で出会うことになる。入山禁止の看板の先で林道は二分するので、左の道(送電線沿いの道)をとります。なお右の道は大鉢山と米小屋山の間の谷道を遡っていく道で今も健在だと思います。
入山禁止の看板の先で左の道へ

巡視路Y分岐 砂防堰堤を左に過ごし、次いで、送電鉄塔への巡視路を右に分けると、入山禁止の看板から7分で巡視路Y分岐がある。左手南西方向に延びる巡視路の方が良い道なので、そちらの方に行きそうだが、ここでは右手西方向への道へ入ります。

中電の鉄塔標識に、青色のマジックで案内書きがあるので確認するとよいでしょう。ただ鉄塔標識が取り替えられたとき、この案内書きが残るとは思えないので、標識に書かれた内容は頼りにしない方が良いかも。
鉄塔標識
巡視路Y分岐は右の道へ 鉄塔標識

大鉢山取り付き 送電線の下を潜って山側に出ると右手に大鉢山の取り付きがある。案内標識はあるが写真では判りにくい。今日はここを直進する。

大鉢山分岐から2分で、大竹山の会の「下山路」の赤い案内標識があり、その5m先が忠四郎山の取り付きです。中電の鉄塔標識の立っているところで右折して斜面を登っていきます。前方に見えている鉄塔の方に下っていく道に入ってはいけません。
忠四郎山取り付き
大鉢山の取り付き 忠四郎山の取り付き

岩の多い道 取り付きからは浅い羊歯の道が続き、花崗岩の岩場や滑りやすいまさ土の道が交互に現われて登るのにやけに時間がかかってしまう。右手には大鉢山のピークが見え、振り返ると南側の展望が大きく開けます。

標高500mくらいまで登り、トラバース気味に西に進んでいくと展望地分岐がある。小さな案内プレートの文字(展○○)はかすれて読み取れない。赤テープもあるので、注意していればおそらく気付くでしょう。
展望地分岐
岩の多い道を登っていく 展望地分岐(右に登っていくと展望地)

鞍部手前の分岐 左手に忠四郎山を見ながら、羊歯の深い540m台ピークの西斜面を巻いて北方向に進み、少し下っていくと右手に分岐(写真では判りにくい。帰りにこの道から出てくる)がある。

ここは直進してスグ目の前に見える沢を渡り、崩落防止用のプラスチック製の防護ネットが張られている斜面を登っていくと尾根に出る。ここにも大竹山の会の「←下山路」の案内標識がある。有難いことです。
尾根に出る
鞍部(沢)手前の分岐 尾根に出たところ

Y分岐 尾根に出て1分で分岐があるので右折(直進の西に下る道は×です)して北に向かう。さらに3分でY字路がある。ここはどちらに行ってもよいが今回は左手の尾根道に入りました。なお、右に行くと5分で塩見峠に出ます。

傾斜の少ない尾根道を登っていくと5分で塩見峠からの林道と合流するので、そこからは荒れた林道を登っていきます。
林道合流
Y分岐(左は尾根道、右は塩見峠) 塩見峠からの林道と合流する

忠四郎山の二つ北側のピークを左から巻いて、次いで展望岩ピークを右から巻くと、次のピークが忠四郎山だ。山頂からは北側の展望があり羅漢山、三倉岳、寂地山系が見えているに過ぎない。引き返して展望岩ピークの山頂部にある展望岩から展望を楽しむ。

視界良好で四国まで見えそうな澄んだ空だ!展望岩からは、阿弥陀山〜東郷山〜傘山〜経小屋山〜弥山〜能美島の宇根山〜瀬戸内海と大竹市の臨海コンビナート群〜周防大島〜銭壺山〜高照寺山〜氷室岳までの範囲が見えます。遠くには野呂山などが見えていますが写真でははっきりしません。
忠四郎山頂
あまり展望がない忠四郎山頂

展望岩からの眺め
展望岩からの眺め(笛吹山〜大鉢山の稜線が手に取るように近くに見えている。トップの小方から写した写真と見比べると良い)

塩見峠 展望岩ピークから林道に下りて、林道を下っていくと4分で尾根道分岐まで戻ってくる。直進が尾根道で登りに使った道だが、ここは緩やかに左カーブして林道を塩見峠に向けて下っていく。途中に右手に塩見峠に直接下るショートカット道がある。NTTの茅の原無線中継所を見ながら下っていくと、尾根分岐から6分で塩見峠に着く。

峠から北に下れば茅の原牧場の手前の車道に出て、さらに下れば谷和の集落です。
案内プレート
三叉路になっている塩見峠 手製の案内プレート

谷道 ここから南南西の方向に下っている下山道(トラバース道)を辿れば尾根道と合流するのだが、今回はバイパス道の探索をするために荒れた谷道(この道とショートカット道を含めれば塩見峠は五差路ということになるが・・・)を下りました。少し泥濘んで湿地のようになっているところを渡り、さらに下っていくと鞍部付近で登山道に合流(5段上の写真)する。

塩見峠から合流するまでの間で、540m台ピークに上がる道がないか探しながら下っていったが判らなかった。今後の宿題とします。
塩見峠から谷道を下る

来た道を展望地分岐(6段上の写真)まで戻り、展望地を目指してまさ土の滑りやすい道を登っていきます。3分で展望地らしきところに着き、岩の上からの展望を楽しみます。

東には大鉢山の岩塊が間近に見え、広島市内の呉娑々宇、鉾取山系〜宮島〜野呂山〜能美島〜倉橋島〜瀬戸内海〜周防大島〜銭壺山〜高照寺山〜塔ヶ森〜蓮華山〜物見ヶ岳〜忠四郎の南尾根と続く。蓮華山の右奥に見える山は熊毛の烏帽子岳だろう。大竹のコンビナートの向こうに未だ訪れたことのない阿多田島がポツンと浮かんでいる。
展望地
展望地(岩の上からの眺めが良い)

忠四郎(展望地の少し上より) 展望地から540m台ピークに向けて、左手に忠四郎山の稜線を見ながら緩やかに登っていく。踏み跡は明瞭とは言えないが随所にテープがあり、道迷いを起こすようなことはないだろう。

雑木林の中に入ると眺望はなくなるが、ピーク付近まで登ってくると西側が開けて、再び忠四郎が見えてくる。

シダの道 540m台ピークで右に直角に折れると、今度は笛吹山〜大鉢山が近くに見えてくる。だんだん羊歯が深くなってくると間もなく鞍部まで下りきって沢を連続して2回渡り、南に振れると山火防止の丸い看板のあるY分岐が見えてきた。大鉢山の登山道だ。

ここで右にUターンすると2分で大鉢山と笛吹山を結ぶ尾根にでる。右折して3分で大鉢山に着きました。
Y分岐
深いシダの道を下っていく 尾根手前のY字分岐

大鉢山山頂 大鉢山は地形図に名前が載ってなく、三角点もない山で、単なる普通のピークと考えがちであるが、大きな岩塊の山頂は特異な形をしていて遠くからでもそれと判る。また山頂からの眺望も申し分なく、眺めて良し・登って良しの山だろう。

位置的には宮島の絶好の展望台と言える。弥山・駒ヶ林・前峠山が自宅から見るのとは逆に並んでいるので何となく変な感じはするが!少し北側に下ると笛吹山、大峰山、傘山なども見えるが、こちら側は展望が良いとはいえません。誰もいない山頂でのんびりとお昼にする。
展望のよい大鉢山山頂

宮島(大鉢山より)
大鉢山山頂から宮島を見下ろす。こちらからは朱塗りの大鳥居や厳島神社は見えません。

谷道から尾根へ 登って来た道をY字分岐まで戻り、そこからさらに下っていくと沢に出合うので、左岸沿いの道(沢床を歩くところもある)を慎重に下っていくと、大鉢山直下の尾根に出てくる。ここから羊歯の道を20分ほど下ると鉄塔沿いの道に出て、朝方登ってきた道を下ると駐車地に戻ってきました。

車が1台増えていて、持ち主の男女5人混成グループが中丸山(初めて聞く名前の山)から下りて休憩中!話をするうちに以前、半四郎山の山頂で出会った方たちとわかりました。教えてもらうまで思い出せなくてすみませんでした。それからおいしいクリーム入りの鯛焼きを頂き有難うございました。自分と同じ広島市内に在住とのこと、次回は市内近場の里山でバッタリというのもいいですネ。
谷道から大鉢山直下の尾根に出る

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