HOME | 戻る |
山 名 |
岳山(739m) 前岳(724m) | 広島県府中市上下町 |
---|---|---|
登山日 | 2007年6月10日(日) 曇り時々晴れ |
県道から望む前岳〜岳山
|
参加者 | 夫婦 | |
コース | 斗升登山口(10時15分)〜林道出合(11:30)〜(11:55)稜線に出る(12:00)〜六部岩〜盗人岩分岐(12:10)〜盗人岩〜盗人岩分岐(12:25)〜岳山(12:27)〜(12:40)展望台(12:45)〜前岳三角点(13:05)〜(13:15)行者岩(13:50)〜八丈岩〜(13:55)〜(14:25)斗升登山口 | |
お弁当 | 行者岩で食べました。(多人数なら八丈岩が適しています。) | |
駐車場 | 登山口の50m先の路肩(膨らんだところに10台くらい停められます。) | |
トイレ | 登山口付近にはありません。 | |
まとめ | 田植え(5/27,6/3)がようやく終わり、今日は比和町の福田頭にランを見に行こうと思っていた。口和あたりまでは青空が覗いていたが比和に入ると時雨れてくる。カサベルデに立ち寄り暫く天気の回復を待っていましたが、シトシトと降る雨は一向に止む気配を見せず、福田頭の山頂部もガスに覆われたままで展望も見込めないだろうから、登頂を諦めることにしました。でも、せっかく備北まで足を延ばしたんだから、少し南下して「備南の秀峰」に登ることにしました。 |
庄原市まで戻って国道432号線に乗り、上下町の中心地を過ぎたところで県道24号線に入る。暫く走っていると左手に「岳山登山道」の大きな案内板が立っているのが目に入り車を停めて確認する。そこはメインの斗升登山口ではなく「水永コース」の登山口だった。さらに進んでいくと斗升の集落が見え、道端に「岳山」の案内のあるところから細い道に入っていき、案内標識に従って舗装路を登っていくと岳山登山口に着きました。
登山口には道路の両側に「岳山」の案内標識が立っているので見落とすことはないだろう。ただし今の時期は夏草に埋もれている可能性があるので注意すべし。 登山口を入ると20mで分岐があります。左手220度の沢を渡る道は右回りコースで、右手330度の道が左周りコースです。今回は左周りコースをとり、岳山→前岳の順に登っていくことにしました。 |
||
斗升登山口(カーブの先に駐車) | 登山口を入ると岳山と前岳との分岐 |
ヒノキ林の中を真っ直ぐ西に向かって登っていくと、前方に緑の斜面と横木の階段が見えてくる。林業用道路がここまで上がってきているのだ。階段を上り林道を横断して、反対側の大きな岩の面に「←岳山」の文字が赤スプレーで吹き付けてあるところから再びヒノキ林へと入っていきます。 ヒノキの植林地を抜け、沢を渡り、雑木林へと入っていくと傾斜がきつくなってくる。程なくトラロープのある急斜面が現われ、滑りやすい登山道をロープに掴まって慎重に登っていきます。麓で道を聞いた方から「滑らんように気をつけんさいよ。」と言われたことが、ここにきてようやく理解できました。 |
|
階段を上ると林道終点に出る |
稜線に出ると大きな岩が待ち構えています。裏側に廻るとwelcomeのプレート。地元の小学生の課外授業の成果なんだろうか?微笑ましい!このような工作物ならば、いくらあっても良い・・・そして北側30度の方向からは水永コースが上がってきています。←
これは間違いです。水永コースはもっと先。(2020/05/31) 小休止の後、殆ど消えかかった案内プレートに従って西方向に下っていくと1分で六部岩に着きました。 |
||
welcome岩のある稜線に出る | 六部岩(はさん箱岩) |
六部岩から鞍部まで下り岳山に向けて登り返します。右手には大きな羊が何匹も寝そべっていると思ったら、岩海だった。矢野の岩海が有名な上下町だから、岩海が多いところなんでしょう。登山道には少しササが出てくるが全く気にはなりません。 盗人岩分岐には案内標識が立っているが、文字が反対側に書いてあるので進行方向からは文字が見えないので注意!右折して斜面を標高差にして30mくらい下っていくと盗人岩の上に出て、大岩の左側から下っていくと盗人岩の正面に出る。何枚もの岩が折り重なった岩の間に大きな空間ができている。その空間から向こう側に抜けることができ、盗人岩の周囲を時計回りに一周して稜線に戻る。 |
|
盗人(ぬすっと)岩 |
盗人岩分岐から2分で岳山山頂に着きました。展望のない山頂での楽しみは飲むこと・・・8人くらいの男性グループが広まったところで車座になって宴会中だ。お昼を回っているので挨拶をして先を急ぐ。 岳山から僅か2分で741mピークに着く。案内標識が立っているが、ここの標識も、文字が反対側に書かれているので進行方向からは文字が見えない。何故?設計ミスなのか、それとも、西側の扇原方面から上がってきている登山道を利用する人のためのものなのか?ここは、案内標識の「展望台・前岳・御山Cコース」の指す150度の方向に下っていきます。登山道わきにシライトソウが咲いていた。 |
|
展望のない岳山山頂 |
やがて展望台と名の付く大岩に着く。数個の大きな岩塊で構成された岩の平らな上面からは、南〜西にかけての展望がよく多くの山が見えているのだが山の名前がさっぱりわからない。南東には前岳三角点の山頂部がチョコンと見える。 さて縦走路はどこに?もしかして岩の隙間を通り抜けるのか?そのとおりで身幅制限のありそうな岩の回廊を通って進んでいきます。 |
||
展望台から前岳を望む | 奥の方に進み左に直角に曲がる |
展望台から5分で御山Cコースを右に分け、大きな岩が点在する尾根道を登っていく。左手の斗升側はヒノキ林で右側は雑木林と左右で全く植生が異なるのが印象的だ。急斜面を登るとクマザサの道となり、やがて四等三角点の鎮座するピークに着く。ここからの展望は全くないのでノンストップで通過しました。 三角点ピークで引き返すハイカーが多いと見え、そこからの下りは少し踏み跡が薄くなる。しかしテープは多く尾根歩きなので心配するようなことはありません。そろそろお昼にしたいので、展望のよいところはないかなと進んでいくと、前方が明るくなり行者岩が見えてきた。ここで展望を楽しみながらお昼にする。 |
|
展望のない三角点ピーク |
行者岩からは東〜南にかけて展望がありますが山の名前はさっぱりわかりません。 |
行者岩から少し下ると八丈岩に着く。しまった!ここの方が展望が良い。おまけに大岩テラスの上でゆったりとできる。と思うも後の祭り。ウェルカム岩のあるピークを正面に見ながら、尾根道を辿り大きな岩の間を下っていき、ヒノキ林に突入して、さらにジグザグに下っていく。ヒノキ林を抜け雑木林に入ると左手から沢の音が聞こえてきて、急降下して沢を渡る。 ここからは明瞭な緩やかな道に変わり、谷を回りこんで下っていくと、登山口に帰ってきました。奇岩あり、展望よしで、さすがに「備南の秀峰」と謂われるだけのことはある。道の駅「クロスロード御調」に立ち寄り、そこでおいしい豆腐を買って家路に着く。 |
|
広いテラスの八丈岩 |
ガイド | 展望台 | 毛ぬき岩 | 前岳山頂 | 切り立った岩 |
---|---|---|---|---|
ふるさとの山歩き | クヌギの木から左にとり、10分で岩の頂に出る。岩の透き間を通って下る。 | 緩やかな上り下りを経て25分で毛ぬき岩に着く。三和・新市・福山の山々が一望のもと | 毛ぬき岩から2分下ると「右御山」の分岐に出るが、真っ直ぐ進むと3分で前岳頂上に着く | 前岳からクマザサを分けて下ると切り立った岩の上に出る |
ひろしま百山 | 岳山山頂から30分も行くと毛ぬき岩。コースで最もすぐれた展望地。北方には県北の山々。三和の星居山、福山の蛇円山など素晴らしい眺め | 毛ぬき岩から南下。御山への分岐点から暫く歩けば前岳山頂に着く | 少し下ると絶景の上に出る。南に向いて180度のパノラマ。下山はここから左手にとる | |
新・分県登山ガイド | 一般には前岳までの展望のよい岩のあたりで引き返すことにしよう | しばらく進むと小さな三角点があり、前岳山頂に着く | やがて、毛抜岩、八畳岩などを過ぎ、岩陵を注意して下降する | |
結論 | 案内標識にあった「展望台」のことだろう。当初はここが「毛ぬき岩」だと錯覚していた。 | 確認できませんでした。おそらく今では展望がなくなったのではないだろうか。四等三角点ピーク〜切り立った岩までの間は全く展望なし! | 四等三角点の鎮座する山の、ひとつ先のコブが前岳だろう。プレートの類は確認できなかった。なお、御山へのルートは消失してしまったようである。 | 昼食をとった場所だろう。ひろしま百山では「行者岩」、分県登山ガイドでは「のめり岩」の記載あり |
6月10日(日) この日の県北はどこもかしこも雨模様で、ここ比和町も例外ではない。カサベルデから福田頭方面を望むものの、目指す山はガスに覆われて山容すらはっきり認めることはできない。3年振りにカサベルデの木本館長とお会いして、ランの話などをしながら天候の回復を待ったが、一向に回復の気配を見せないので、登頂を諦めました。自分たちと同様に天気予報を信じて備北までやってきて福田上集会所で登山支度をしている男性3人グループに挨拶をして比和町を後にする。 |