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山 名 |
市間山(1109m) 立岩山(1135m) | 広島県安芸太田町戸河内 |
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登山日 | 2007年5月20日(日) 快晴 |
天上山より望む(06/05/05写す)
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参加者 | 夫婦 E−やま.netさん | |
コース | 登り:林道登山口(9時55分)〜牛首峠コース合流(10:20)〜市間山(11:10)〜主稜線沿いの山野草探索〜(12:35)立岩山 所要時間2時間40分 下り:立岩山(13:35)〜(14:25)市間山(14:30)〜ハチガ谷の頭(14:45)〜(15:10)林道登山口 所要時間1時間35分 |
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お弁当 | 立岩山山頂で食べました。狭いので詰めて10人くらいまでが限度でしょう。 市間山三角点周辺は刈り払われて広いのだが如何せん展望がありません。 |
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駐車場 | 林道上田吹西平線の登山口(広まったところに5台くらい停められます。) | |
トイレ | 登山口付近にはありません。 | |
まとめ | 朝目覚めると雲ひとつない快晴で、しかも空気が澄んでおり、絶好の山日和を予感させる。こんな好条件の日は1年を通してもそんなにあるものではありません。期待して登った立岩山からは瀬戸内海に浮かぶ島々や遥か呉市後方の山までが見通せました。新緑のブナ林の縦走路も快適であり文句なしの一日でした! |
戸河内の田吹集落から臼谷林道を上っていき、牛首峠の手前で右手の未舗装林道「上田吹西平線」に入り500mくらい走ると左手に登山口があります。登山口のところには広い駐車スペースがあります。おそらく登山者用ではなく林業関係者用に造られたものでしょうが、有難く停めさせて頂く。以前は荒れていた林道上田吹西平線は路面が補修されて走りやすい道に変身していた。
登山口にはマーカーがあるのみで、初めての人には判り難いかもしれないが、路肩が膨らんだところが登山口だと思えばよい。登山口を入るといきなり急な登りが続き、ウォーミングアップ不足の身体には少々負担がかかる。杉と桧の植林地の中を西南西の方向にジグザグに登っていくと、登山口から25分で左手から牛首峠からのルートが合流してくる。 今までは針葉樹林の中を登ってきたが、いきなり左手に広葉樹林が広がってくるので合流したのだと判る。その後はハチガ谷の頭までは、左手に広葉樹林、右手に針葉樹林を見ながら、その境を登っていきます。 |
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左手から牛首峠ルートが合流 |
道ばたには、オトコヨウゾメ、ガマズミ、ギンリョウソウ、サルメンエビネ、シャクなどの花が咲き、目を楽しませてくれる。平坦なハチガ谷の頭付近を過ぎると、新緑のまぶしいササ床のブナ林の中を登っていく道に変わっていきます。ササが出てきましたが、その勢いは大したことはなくササ漕ぎは全く苦にはなりません。むしろ楽しいくらいです。 展望のない市間山はノンストップで通過し、小コブの連続する立岩山への縦走路に入る。時折り谷に下って目ぼしい花はないか探すものの、新たな発見はありませんでした。ここでの花の探索で30分くらいは余計に所要しているだろう。 |
市間山を過ぎてもブナの純林は続き、胴周りが3mはあろうかと思われるようなブナの大木も散見され、心癒される縦走路を立岩山に向けて進んでいきます。しかし樹の上にはクマ棚もあり、この辺りがツキノワグマの棲みかであることは一目瞭然!用心するにこしたことはない。こんなとき多人数であることが心強い。 左右の展望はないが、右手には樹の間越しに十方山の稜線が見え、左手には天上山や東郷山が見えるポイントもある。急登をこなすと1110m台ピークに着き、ここから最終アプローチに入る。立岩山の山頂大岩の南側からイワカガミの咲く岩をよじ登ると昼食予定地の立岩山に着く。 |
狭い山頂からは、眼下に立岩ダム貯水池が見え、その後方に広がるのは匹見町の大神ヶ岳〜黒タキ山〜十方山〜砥石郷山〜臥龍山〜深入山〜阿佐山と西中国山地の名だたる山が一堂に会しているようだ。南東に目を転じると海田湾の向こうに灰ヶ峰や休山などの呉市の山並みまでもが見えている。南には木の間越しに大峯山や三倉岳のボコボコも確認できる。 山頂には既に7人グループが食事中であったが、鍋の残り物や残り汁、飲みかけのコップの中身をそのへんに捨てたり、神聖な三角点の上にコップを置いたりと傍若無人の振る舞いには、あきれ返ってしまいます。その場で注意してもお互いに気まずい思いをするので止めにしておきましたが、我々ハイカーは山の所有者さんらの好意で「山に入らせてもらっている」のだがら、このような行いは慎むべきではないでしょうか! |
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立岩山山頂にて(左後方に市間山) |
下山後、E−やま.netさんに那須ギャラリーに案内していただく。那須地域は豊富な木材に恵まれており、昭和初期ころまで漆器(しっき)の里として盛況を呈していましたが、プラスチック製品の台頭が影響するなどして、衰退の一途を辿っている。 集落の中の空き地でゲートボールに興じるお年寄りの姿が、その歴史を物語っているようだ。 |
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