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山 名 |
寂地山(1337m) | 山口県岩国市錦町 |
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登山日 | 2007年4月29日(日) 快晴 |
容谷山より寂地山系を望む
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参加者 | 夫婦 Hさん (お昼から特別参加…E−やま.netさん) | |
コース | 登り:寂地峡コース⇒寂地峡P(8時30分)〜竜生橋(8:50)〜(9:20)水車小屋跡(9:25)〜タイコ谷入口(9:50)〜(10:30)みのこし峠(10:35)〜寂地1.2km標識(11:05)〜南寂地山(11:25)〜(11:45)寂地山 所要時間3時間15分 下り:寂地山(13:00)〜後冠山分岐(13:30)〜冠山分岐(13:45)〜羅漢展望地(14:00)〜ロープ場(14:25)〜(15:25)松の木峠 所要時間2時間25分 |
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お弁当 | 寂地山山頂で食べました。(ただし展望はありません。) | |
駐車場 | 寂地峡(第2駐車場、臨時駐車場を含めおよそ100台くらいです。) | |
トイレ | 寂地峡売店横(もちろん水洗です) 松の木峠スキー場トイレ(水道故障中でした) | |
まとめ | 今年も世間のみの大型連休が始まりました。今週は寂地山でのカタクリ鑑賞です。ピストンはなるべくしたくないし、でも寂地林道コースは階段が多く林道歩きも辛いし、残るは寂地峡〜松の木峠への縦走でしょうか。となると久し振りに折りたたみ式自転車の出番です。たまにゃあ使ってやらんと錆びついてしまう。 |
中国自動車道を吉和ICで降り、ドライブイン吉和に隣接しているヤマザキストアーでお昼を調達する。松の木峠で自転車をデポし寂地峡に着いたのが8時20分で、ぎりぎりのタイミングで第一駐車場に駐車することができました。第二駐車場には大阪ナンバーの大型観光バスが入っており、カタクリシーズンのこの山の人気の高さが覗えます。売店の前で体操と点呼をしている団体さんに先んじて出発する。
寂地峡コースの登山口は、「日本の滝百選・五竜の滝」の石碑のところです。小橋を渡りBコースに入り遊歩道を登っていきます。赤い手摺りの付いた遊歩道は最初のうちは緩やかだが、やがて天にも上がるような急勾配となり、少々スリリングです。なお足下と頭上にはご用心を! それぞれが特徴的な五つの滝を見物しながら標高100mを一気に上がり、真っ暗な木馬トンネルを抜けると、そこには新緑間近のヤケヤマ谷がハイカーの訪れを待っている。焼山谷川に架かる竜生橋を渡り、寂地山190分の案内標識に従って、焼山谷川の左岸を遡っていきます。 |
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赤い手摺りの階段を登っていく |
水車小屋跡を過ぎると明るい川沿いの道が続き、エイザンスミレ、コチャルメルソウ、タチカメバソウ、タチツボスミレ、チャルメルソウ、ナツトウダイ、ニシノヤマタイミンガサ、ボタンネコノメソウ、ミヤマカタバミ、ヤマエンゴサクなどの花が咲き嬉しくなってくる。 ヤケヤマ谷を詰めていき、タイコ谷とクロナメラ谷出合うヵ所で小橋を渡る。休憩用のベンチが設置してあるが先客が多いので先に進むことにしました。明るいタイコ谷には新たに、ツルカノコソウ、マルバコンロンソウ、ムラサキケマン、ワチガイソウなどが見当たり、じっとかがみ込んで観察するものだから時間ばかり食って前に進まない。あきれ果てた同行人は先に行ってしまい、取り残された自分だけが柴犬を連れた年配のご夫婦に付き合ってもらい、みのこし峠まで登りました。 |
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タイコ谷手前の景色 |
みのこし峠は大入り満員で「足の踏み場もない」とはこのことか!同行人を探すのに苦労するくらいだ!峠付近のカタクリは萎れたものが目立っており、殆ど終わりかけ状態で、大型連休の後半まではもたないだろう。 みのこし峠から寂地山方面に向かい中間点の手前くらいで、「ホームページを出しておられる方でしょう。周南の山でお会いしましたネ。」と声を掛けられる。聞けば光市の虎ヶ岳で出会ったとのことだが、自分には全く覚えがなく大変失礼をしてしまった。最後に「今日の山行記も見て下さい。」と、ちゃっかりPRをして別れる。この男性とは、寂地山頂手前のコルでも再びお会いする。 |
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南寂地山より望む寂地山 |
明るい尾根道には、エンレイソウ、タチカメバソウ、ナツトウダイ、ニワトコ、ミヤマカタバミが咲く。ユキザサも開店準備中で忙しそうだ。南寂地山を過ぎる頃からカタクリの花が多くなり、登山道両側のササ原の奥の方までビッシリと咲いている様が覗える。白いカタクリが咲くところがあるんだが、見落としてしまったようだ。皆さんに申し訳ないことをした。 寂地林道分れまで来ると、そこには思い思いの場所にお弁当を広げているハイカーで溢れ返っている。何と言う人出だ!登山道とカタクリ群生地との間には柵やロープこそないが、木の幹や太い枝を利用した簡易防護柵のようなものがこしらえてあり「入っちゃあいけませんよ」の強い意思表示を感じ取ってしまう。そして山の秩序やルールが崩壊しつつある現状を簡易防護柵に垣間見る。 |
寂地山頂もハイカー(それとも観光客か)でごった返している。もちろん年配の方が多数を占めているが、20代の若い女性や小学生くらいのちっちゃな子どもも散見できる。幸いにも山頂に着いたのが、お昼少し前だったので、山頂の決して広くないスペースの片隅に場所を確保することができた。 場所がないとは単なる言い訳に過ぎないと思うのだが、カタクリの咲く場所に堂々とシートを広げてくつろいでいる輩を見るにつけ、悲しくなってしまう。花は咲かずとも、そこには地下茎(鱗茎)がある筈!貴重な植物の個体数を減らさないためにも各人が気をつけていきたいものです。 |
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松の木峠側から登ってきた「E−やま.net」さんご夫婦と寂地山頂で合流しました。 |
下山は松の木峠を目指す。額々山分岐を右に過ごし、ブナの老木が林立する広葉樹林の中を緩やかに下っていくと白いカタクリが待っていてくれた。実はE−やま.netさんが往路で見つけた場所に案内していただいたまでです。 左手には木の間越しに赤谷山〜大神ヶ岳の特徴のある稜線を見えている。少しだけササが被る東寂地山(大沼山)の南斜面を巻いて下っていくと再び快適な道となり、左手に後冠山分岐を過ごし下っていくと、寂地山から45分で冠分れに着く。 |
今日歩くルートは逆Uの字の馬蹄形をしている。南寂地山付近から下りに使う松の木峠コースが見えたが、今度はその逆で、松の木峠コースから寂地山系が見えている。木立が邪魔をして、すっきりとまではいかないが、小五郎山にすっぽり覆われるような形で、小五郎の左手前に容谷山が浮かんでいるのも判る。 冠分れから暫くは傾斜の緩い明るい尾根道を下っていくので、のんびりと左右に展開する景色を堪能することができます。このような展望が得られるのも、西中国山地の奥深い山が新緑の季節を迎えるまでの、あと僅かの期間だろう。 |
羅漢展望地で小休止する。展望の得られない尾根道だから、このように開けた場所があると救われます。ここから左手にもみの木森林公園や大峯山を見ながら下っていきます。やがて傾斜が急になりロープ場も現われてくる。 多くのハイカーに追い抜かれながら、E−やま.netさんと、過去に登った山・山野草・山菜などの話をしながらマイペースで下っていくと、あっという間に松の木峠に下り立った。デポしておいた自転車で松の木峠からスタート地点の寂地峡までの5.5kmを僅か12分で一気に下る。この間ペタルを漕ぐことはありませんでした。それだけ一気に下りていったということです。 |
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羅漢展望地からの眺め(羅漢山と鬼ヶ城山が重なっている) |
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