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山 名
野貝原山(719m)
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広島県廿日市市
登山日 2007年3月17日(土) 晴れ 野貝原山
廿日市市平良から望む野貝原山
参加者 夫婦 Hさん
コース 登り:駐車地(9時40分)〜川末橋(9:45)〜取り付き(9:52)〜送電鉄塔(10:00)〜施設内道路(10:45)〜廃墟地区散策〜ピラミッド地区散策〜(12:00)野貝原山
下り:野貝原山(12:50)〜のうが池周回〜下山口(13:35)〜泉水峠(13:50)〜(14:30)駐車地
ガイド 廿日市市の山々」さんのサイトの「野貝原山」を参考にしました。
お弁当 野貝原山山頂で食べました。2名までなら展望のよい塔岩で休憩可能だと思います。
駐車場 川末地区の稚桜宮付近の路肩(何ヶ所かは路肩のふくらんだところがあります。)
トイレ 川末地区にはありません。
まとめ 山頂一帯には1975年に営業を開始し僅か7年間で閉鎖した総合レジャー施設の廃墟や、のうがピラミッドがあり一度は登ってみたいと思っていましたが、明石からの車道がゲートで封鎖されているのを考慮して今まで入山を控えていました。でも純粋な登山だから山の持ち主の人には許してもらうとしよう。

 川末地区に入り駐車場所をどこにしようかと、地区の中の道を上ったり下ったりして、結局は稚桜宮神社付近に停めました。ここからは野貝原山の山頂部に林立する電波塔を望むことはできないので、コンパスで野貝原山を確認する。


川末橋を渡る 川末橋を渡り、舗装林道を進んでいく。川末橋から3分で右に砂防堰堤を過ごし、竹林のふちを回り込んで登っていくと、コンクリート橋があり、その手前が取り付きです。

取り付きには中国電力の鉄塔標識が立っており、頭上に電話ケーブルが横断しているのが目印です。この電話ケーブルは旧電電公社時代に麓の川末から山頂のレジャー施設まで架設されたものだが、現在では使われておらず設備のみが撤去されずに未だ残っている。
取り付き
大迫川に架かる川末橋を渡る 橋の手前が取り付き

取り付きから30mでコンクリート橋を左岸に渡り、杉林の中を進んでいき、大迫川堰堤を右側から乗り越す。スグに道が左右に分かれるが、歩きやすそうな左側の尾根道を登っていくと、展望のよい中電新西広島岩国線17号鉄塔に着く。鉄塔の下を通り抜け、向こう側にある赤テープのところからヒノキ林に入っていきます。

気が付くと電話ケーブルが近くを走っている。この道は旧電電公社時代の電話線巡視路なんだろうか。それとも山道に沿って電話ケーブルを架設したんだろうか?概して歩き易い山道だが、山頂部手前の緩斜面のヒノキ林付近のルートが判り難くなっている。電話ケーブルに沿って道が付いているので、もしも迷うようなことがあったら電話ケーブルを探して進んでいけばよい。取り付きから1時間弱で施設内道路に飛び出す。旧電電公社電柱番号がのうが幹104号のところです。
施設内道路に出る
施設内の舗装路に飛び出す

【2007年4月15日追記】
4月14日に上記川末ルートから登った方の情報によると、電話ケーブルは支持物(木柱)もろとも撤去されて見当たらないとのことです。また、廃墟地区の解体工事が始まっており、廃墟地区の道路の一部が封鎖されているそうです。


廃墟地区 施設内の道路を電波塔が見える方向に進んでいくと廃墟のある地区。左の写真で手に持っているのは雪だるま。建物裏の日陰には10cm近い雪が残っている。先週の日曜日に降った雪だろう。最近頻繁に出没している金属泥棒さんへ「のうが高原に上がって鉄くずなどの目ぼしいものを片付けていただけると廃墟も少しはきれいになるのだが・・・持ち主の方もきっとOKすると思うヨ。」いかがでしょうか?

ここから西に向かって下っていくと、正面に大峯山塊がでっかく見えてきた。西大峯山の左後方には、雪を抱いた寂地山系(右谷山〜寂地山〜吉和冠山)が真っ白く輝いて見える。西中国山地の山は再び冬に逆戻りしてしまったようだ。 
廃墟地区(後方はレストランだと思う)

 荒れ果てた舗装道路の終点のピラミッド入口には案内板は見当たらない。でも「廿日市市の山々」さん作成の資料のコピーがあるので困るようなことはありませんでした。北東コーナー側からピラミッドエリアに入ると、スグに今にも崩れ落ちそうな木橋を渡り、その先で道が二分する。直進の下っていくは塔岩方面で、右前方に登っていく道が三角点です。まずは塔岩を見物する。塔岩からの展望はよく、眼下に明石地区が見え、その後方に船倉山〜大野権現山の稜線が美しい。遠くに目をやると、似島〜江田島〜能美島〜宮島などが瀬戸内海に浮かんでいる。


塔岩からの眺め
塔岩から南方面の眺め(廃墟地区からは経小屋山、大鉢山、傘山が見えていたが、塔岩の標高が低いのでここからは見えない。)

塔岩で展望を楽しんだ後、ピラミッド入口の木橋のところまで戻り、山頂を目指します。山頂に至るコース上には、タイル石、高貴人墳墓、方位石があり、その都度立ち止まって案内板の解説を読んだり、ピラミッドを眺めてうなったりしたりで、山頂に着くまで結構時間がかかってしまった。

1等三角点(補点)のある野貝原山山頂からの展望はほとんど得られず、木の間越しにお情け程度に何とか山並みが見えるといった感じでしょうか。今の時期でこのような状態だから夏場だと展望は期待できそうもありません。時刻は丁度12時なので、ここでお昼にすることにしました。幸いにも雑木が北風を遮ってくれているので、寒さを気にすることなく春の日差しを浴びながらのんびりと食事をとる。
野貝原山
野貝原山山頂の花のお嬢さん

下山は山頂から西に延びる道を下っていく。ヒノキ林の中にはかなりの雪が残っており、空気がひんやりしている。山頂から4分で舗装路に出て右折して下っていくと正面に阿弥陀山〜東郷山が見えるポイントがありました。山頂から10分でのうが高原の外周道路に出てくる。

左折して右手にのうが池を見ながら進んでいくと12分で十字路がある。ここを右折して、のうが池の畔を時計回りに回っていき、のうが池の北側に出て送電線の下を潜った先の中国電力の鉄塔標識の立っているところから、外周道路と別れて泉水峠に向けて下っていきます。最寄りの電柱番号はのうが支120です。外周道路沿いには高圧配電線が通っているので、電線に沿って進んでいけば道を誤ることはありません。
泉水峠への下り口
外周道路から泉水峠への下り口

車道に飛び出す ヒノキ林の中の快適な巡視路を下っていくと爆音が聞こえてきて、手摺りの付いた橋を渡るとサーキット場のところの車道に飛び出した。飛び出し地点には中電の標柱(bP3と14)が立っているのが目印です。

右にとり車道を80m下っていき、右手のだだっ広い広場を突き抜けると泉水峠です。車道から広場の一番奥にテープがあるのが目に入ると思います。また広場の奥から泉水峠までは僅か20mの距離です。
広場を突き抜ける
巡視路から車道に飛び出す 広場を抜けると泉水峠は目と鼻の先

泉水峠 峠には道標(四角形の白い杭に泉水峠と書いてある)がある。直進の登っていく道は極楽寺山方面への縦走路だと思います。ここでは右折して岩の多いガレた道を下っていくと30分くらいで川末の集落に下りてくる。道ばたや畑地には、オオイヌのフグリ、カキドオシ、ミヤマカタバミ、ナズナ、ホトケケノザが咲き乱れ本格的な春の到来を告げている。

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